2007年の3月27日より、「飯豊の空の下から・・・ 」を書き始めて10年が過ぎました。
何をしていたって時間だけは過ぎて行くのですから、10年を過ぎる時もいつかはやって来るには違いなかったのでしたが、それが今日という日だったというわけです。
とても長い時間だと思います。
決してあっという間なんかではなかった・・・。
中でも、東日本大震災と原発の過酷事故を間に挟んでいることは、前後の時間が完全に分断されていると感じさせます。
ちょうどその時、私自身も還暦でしたし、本当に長い長い10年でした。
さて、長い時間続けて来たのはいいのですが、その意義と言うか中身はどうか・・・。
まあ、食工房の広告媒体としての役割は、十分果たして来たしこれからも果たし続けるだろうという点では、私の中では一定の意義はあったと思っています。
あとはプラスアルファと言うか、皆さまにとってどうであっても、私自身として心の中の伝えるべき何かを伝えることが出来たか・・・、それがあとの半分なのですね。
そう考えると、近頃はいつも時間に追われていて、じっくりと言葉を選び文章を練るだけの余裕がありません。
尤も、作家ではありませんし、文章書きが本業でもありませんから、別に何を残さなくてもいいはずなのですが、出来れば自分の子や孫たちに、あとになって「ああ、そうだったんだ・・・。」と受け止めてもらえるような何かがあってもいいのじゃないか・・・、そんなことを思うのですね。
本当はブログなんかじゃない方がいいのかも知れません。
半分は必要に迫られつつ、半分は残せる何かを思いつつ、続けて来たこの10年でありました。
何はともあれ、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。