月別アーカイブ: 2018年6月

母が亡くなりました

早や一昨日のことになりましたが6月9日(土)の午後、初夏の明るい光が差し込む自宅の部屋にて、母が静かに旅立って行きました。
望みどおりに自宅で、家族に見守られながらの最期でした。

火葬場の都合などにより、お葬式は明後日6月13日になります。
そしてこれまでずっと、一人で母を介護して来た妹が大変大きなショックを受けている様子ですので、その後も少しの間こちらに居てやりたいと思っています。
それから、福島に帰って気合を入れます。

今までは、福島にて母のことに気を揉む日々でしたが、今度は高知にて食工房の仕事のことに気を揉んでいます。
まあしかし、これはいたし方ありません。

そのようなわけで、今しばらくの間お暇をいただきたく、皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

高知に来ています

つい先日は、今月いっぱいは大丈夫・・・と思っていましたが、そこは何しろ高齢のことですから急変もあるのですね。
昨日連絡が入って、とりあえず駆けつける一幕となりました。

口からの飲み食いは最早難しい状況、点滴も受け付けなくなりました。
これ以上は本人も苦しいことばかりが多くなりますので、点滴も止めました。

喉の吸引だけは、窒息の恐れがありますので、最後まで続けなくてはなりませんが・・・。
(これがかなり痛かったり辛かったりするのですが、こればかりは仕方ありません。)

点滴を止めて48時間が過ぎたところ、今のところは意識もありますし意思の疎通も出来ています。
時々、一緒に童謡を歌ったりすることもあります。

しかし先はもうありません。
出来るだけ苦しまずに静かに、旅立って行ってくれることだけを願って見守っています。

ところで、今回は私一人で来ていますので、食工房は営業続行しています。
娘たちが、張り切って自分たちの仕事として引き受けてくれました。

カミさんも、出過ぎないスタンスでそれをサポートしてくれています。
良い経験になると思っています。

明日は、パン焼きです。
皆様のご来店ご利用をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

今年の畑は、今までに増して良い出来です

食工房

ライ麦の背の高さがひときわ目立つ区画が、我が食工房の農園です。


食工房

初めの頃、難しくてなかなか増やせなかったネギも、この頃はちゃんと翌年へ苗を残せるようになりました。


食工房

昨日植えたばかりのトウモロコシ第一弾
一週間後に第二弾、さらに遅れて第三弾を準備中です。


食工房

カボチャの苗も植えました。
かぼちゃあんぱんまで、あと100日くらいでしょうか。


食工房

この一角は全面トラクターで耕転しています。


食工房

ここはさつまいもです。
無事に活着しています。
青草をたっぷり敷き詰めたのが良かったようです。


麦ラボ

スペルト小麦が開花中
収穫が楽しみです。


食工房

今年のじゃがいもは、今までで最高と言える生育ぶりです。
毎日、毎日、根気強くテントウムシダマシを捕殺したのが良かった!


食工房

きゅうりも無事に活着したようです。
夏には、欠かせない食材ですからね。

私は、畑に出て作業することは、食工房の仕事の一環と考えています。
そしてそれは、他のどんな娯楽よりも楽しくて喜びの多い、リクレーションの側面も持ち合わせています。

はからずも広大な農地を預かることになった今年、農機具も少しずつ中古を探すなどして集めているところです。
件のトラクターは、まだロータリーがありませんが、それとは別に小形のトラクターが、古いものですが当分使用可能な状態で手に入りました。
早速、具合の悪いところを整備して、一昨日から使用しています。

これまでは、機械を使わなくても鍬一本でやれる程度の畑だったので、機械を使わないことに少しこだわってもいました。
しかしこのニ三年で気が付いたことが一つあって、それは蟻がとても増えたということです。

蟻なんか何の害にもならないと思われますか・・・?
どうしてどうして!これがなかなかのクセ者で、植えたばかりの苗を食いちぎったりするのです。
アブラムシを護るなど、他にもいろいろ悪さをすることがありますので、どうしようか・・・と思っていました。

そして、何故こんなに蟻が多くなったのだろうと考えていて、一つ気がつきました。
鍬で耕すだけだと、地下の蟻の巣はほとんどダメージを受けない・・・ってことなんですね。
だからいくらでも繁殖するのです。

例えば年に一回くらい、畑全面を機械で深いところまで一気に高速で耕転すると、蟻の繁殖を抑えられるのではないかと思ったのですね。

それに、鍬一本で半日かかる面積を、10分もあれば完璧に耕せるのですから、浮いた時間に他の部分にいくらでも手をかけることが出来ます。
今年の夏あたりに早速効果が現れるかどうか、結果を待っています。

自然農法も、それはそれでいいのですが、手を抜くためでなく手を尽くす時間を生み出すために、使えるところは機械を使う・・・、これもまた一つの方法ではないでしょうか。
農業は、奥が深くまたとても楽しみの多い仕事だと思っています。

気を揉む日々、忙しい毎日

郷里の母が、ゆるい坂道を下って行くように、少しずつ少しずつ終わりに近づいて行っています。

しかし生命力というものはとても強いもののようで、点滴と吸引(喉)以外特に医療的処置を受けず、薬の処方もほとんど止めてしまっているのに、まだまだ意識はあって意思の疎通も出来ています。

尤も、睡眠時間がどんどん増えて、一日大方眠っていることが多くなって来ました。

いつまで持つだろうか・・・、この次いつ行けばいいだろうか・・・、そんなことを考えながら、気を揉みつつ、毎日の忙しさに耐えています。

往診の先生や看護師さんの見立てによれば、今月いっぱいはまだ大丈夫なのでは・・・と言うことなので、6月は臨時休業せずに7月の移転休業まで頑張ることにしました。
母も、そうやって頑張ってくれていることですし・・・。
すべては、一番善い時に成就するのであることを信じています。

ライ麦のドライフラワー

麦ラボ

まだ成長しているものの少ない中で、圧倒的な存在感を発しています。


麦ラボ

一段と高さと太さが増して逞しくなりました。


麦ラボ

下から見上げるととうもろこしを思わせる高さがあります。


麦ラボ

晴れれば、この状態で天日乾燥

今年も、ライ麦のドライフラワーを作っています。
開花が終わって実が入り始めた直後を狙って、今日、刈り取りをしました。

見栄えの良さと、仕上がりの綺麗さのバランスを考えると、この時期が良いのではないかと思っています。
さらに試行錯誤もあると思いますが。

乾燥は、初めのうちは外で天日に当てて乾かします。
雨が降る時は、シートで覆ってしのぎます。
少しくらいの雨なら、カビが発生することもありません。

そこそこ水分が少なくなったら、屋内の乾燥した場所を選んで仕上げの乾燥をします。
今年から、新しい住まいの倉庫の屋根裏空間が最高の乾燥場所として使えるので、仕上がりの良さを期待しています。

この後、ライ麦に続いてその他の麦も、ドライフラワーにしてみようと思っています。
見栄えの良いデュラム小麦も、少しでもいいから試してみたいですね。

出来上がったら、皆さまにお届けしたいと思っています。
どうぞお楽しみに。

今年は、熊出没の当たり年らしい

すでに2ヶ月以上前から、熊の出没に対して警戒しています。
今のところ、我が家の近辺では熊出没の痕跡を発見していません。
尤も、見つけることが出来ていないだけかも知れませんが・・・。

ところが広く会津管内を見渡してみると、会津若松市内などで立て続けに熊が出没しているのですね。
喜多方市内も同様で、家のすぐ前に熊が現れて、家族皆で目撃したという話しも聞きました。
とにかく件数が、今年はけた外れに多いのです。

この夏以降、私たちが引っ越した後のこの家の裏手は、どうなることでしょう。
もう間違いなく直に動物たちのエリアになります。
熊、猿、鹿、カモシカ、猪・・・、もはや防ぎ様も無くなります。

何とかしたいけど、私の力だけではどうにもなりません。
まわりの方々の意識がどこまで追い付くか・・・、それが一番の問題です。

そう思って、今までコツコツと草刈りや焚き火や花火を鳴らすこと、またあたりの見回りなどを絶えず行ってきました。

そんな事どもの効用が、一体いつどのように認められることになるのか、「気づいた時には、遅いんだ!」にならないことを願っています。

ああ、それにしても・・・、行政やメディアなどから伝わって来る、熊に対する警戒の仕方や出会ってしまった時の対処法などが、いつまでたっても同じことしか言わないことに、いい加減ガッカリさせられます。

尤も、臨機応変の対処をと言ったところで、熊のことをほとんど知ることのない一般市民は、何をどうしたらいいのか手も足も出ないでしょう。
こんなことからして、すでにヤバいんですよ。

かくいう私も、重々警戒怠りなく過ごさなくては・・・。