月別アーカイブ: 2018年9月

台風の被害の少ないことを・・・

今年は、猛暑と言い、台風の発生数と言い、豪雨また逆に少雨、何もかもが記録的です。

今回の台風21号が、郷里の高知を直撃するコースで進んで来ています。
もう昨日から、母亡き後一人で暮らしている妹が、不安を訴えています。
近くなら、いろいろ備えをしに行くところですが、福島からでは如何ともし難くただ気を揉むばかりの私です。
願わくは、少しでも被害の少ないことをと、祈るしかありません。

一方こちら会津でも、多少の影響はあるかも知れません。
明日午後から明後日にかけて、接近して来るようです。
雨や風への備えは必要かも知れません。

このところ、ほとんど出かけることも無く一所に居て大工仕事ばかりしていますので、外の様子も確かめに行きません。
今日、すぐ隣の集落で熊が目撃されたと、防災無線放送が告げていました。
高野の旧宅の裏山もどんな様子なのか、気にはなっても何も出来ません。

工事が一段落したら、一日時間を取っていろいろしなくてはならないことが山積みになっています。
やはり今年は、何か特別な廻りになっていると感じます。

この一年が無事に過ぎたら、来年は少しは落ち着きたいと思っている私です。
その前に、まずは台風が過ぎるまでは・・・。

本職に、助言をいただく

今日から、天井を張っています。
建築は、骨組みだけの時は進みが見えませんが、面が仕上がって来るといかにも進んだような感じになってうれしいものです。
まあしかし、上向きの作業は、工程の中では一番大変なところです。

娘二人の手を借りながら四苦八苦しているところへ、いつもよく来てくださるご常連さん(木工のお仕事をしている)がお友達を連れて来られました。
9月になったことだし、営業再開の告知はないけどどんな様子かな・・・と、覗きにいらっしゃいました。
そして一緒に来られた方が、なんと本職の大工さんでした。

私たちが難渋しているのを目の当たりにされて放っておけないと思われたのでしょうか、二人していろいろ手を貸してくださいました。
その上、工程のこと、材料のこと、道具のこと、施工のことなど、細かいノウハウを手ほどきしてくださいました。

いや、助かったの何の・・・!あまりのタイミングの良さに、お帰りになった後、娘たちと「良かったねー!いいタイミングだったね・・・」と、何度も何度も口をついてその言葉が出るのでした。

もし今日が無かったら、この先どれほど苦労したことか・・・、それを思うと全く冷や汗ものでした。
運がいいですね、私。
ありがたいことこの上ありません。

その後、地元のお得意さまが、やはり様子を見にいらっしゃいました。
無理はしないように、でも食工房のパンを早く食べたい・・・と、励ましてくださいました。

明日も、がんばります。

他所のパンを食べる

2ヶ月間の休業で、自家用のパンのストックも底を突きました。
そこで、後学のため他所のパンを買って食べることにして、あちらこちらから取り寄せています。

前々から気になっていたパン屋さん、ネット上で検索して探し当てたパン屋さんなど、いろいろ試しています。
選定のキーワードは、自家製酵母、全粒粉、ライ麦、スペルト小麦など。

他所のパンを食べると、食工房のパンのキャラクターが改めてよく分かるのですね。
まあ当然ではあります。

皆それぞれに個性的で、それぞれにお得意様をつかんでいるのだと思いますが、食工房も含めて、自家製酵母のパン屋は、酵母の発酵の維持管理に日々苦労しているということです。

皆さまにはお分かりにならないかも知れませんが、仕事で毎日自家製酵母に触っていると、他所のパン屋さんがどんな仕事をしているのか、どのあたりに苦心しているのかが、パンを食べただけで分かるのですね。

ご承知の通り、ただ今食工房は休業中ですが、酵母の維持管理だけは、この間もずっと休むことなく続けています。

パンを焼かないので、使わずに残った酵母は畑の堆肥の発酵剤になります。
これはこれで、素晴らしい有機循環です。

さてこれで営業再開したら、久しぶりに召し上がる食工房のパンを、皆さまにどのように感じていただけるか・・・、怖い様な楽しみな様な、しかしある意味自信を持って営業再開に臨みたいと思っています。

どうぞ今しばらくのご猶予をいただきますよう、よろしくお願いいたします。