新しい工房でパン焼きが始まって早や二週間、おかげさまで酵母の調子も上々です。
今日はまた一段とパンの出来が良かったので、備忘録を兼ねてご報告に及ぶ次第です。
パンの出来は、良くも悪くも酵母次第といつも申し上げることですが、今日は特に堅焼き黒パンが良い出来でした。
中でも特大サイズ(通常サイズ二本分)は、香ばしく硬さのある皮と厚みのある中身の食べ応えに、大きな満足感を得られます。
おいしいスープがあれぱ。もう言うことはありません。
パンだからと言って、何も洋風でなくてもいいのです。
豚汁などもいい相性です。
ちなみに堅焼き黒パンは、ライ麦全粒粉を33%、国内産小麦粉67%、そしてキャラウェイシード(スパイス)を入れて焼いています。
生地の発酵は、成形までの一次発酵が3時間余り、成形後30~45分で釜に入れます。
焼きは二度焼きで、25分焼いて一旦外に出し、完全に冷ましてからもう一度25分焼きます。
こうすることで、皮の張りを厚くし中の水分を抜いて、このパン独特の風味と食感が得られます。
それから話が前後しますが、生地の発酵に関しては、ほど良い酸味が出るくらいまで十分に熟度を上げる必要があります。
皮が厚いこと、中の水分が少ないこと、わずかながら酸味を帯びていること、これらの作用により、このパンは特別長持ちします。
時間とともに食感は変化しますが、二週間くらいは十分おいしく食べられます。
日数が経過してすっかり固くなってしまった後でも、蒸し器に入れて蒸すと、柔らかい食感になります。
もちろん焼き立てが一番ですが、二三日後くらいまでは、焼き立てに近い風味と食感をお楽しみいただけます。
日々の食卓の中心に置いていただけるパンとして、自信を持っておすすめいたします。
他にもおすすめしたいパンがいろいろありますが、また別な機会に。
雪が降り始めました。
明日は、真っ白でしょうか。
兵庫の松原の連れ合いさん、毎度お世話になっております。
この度も、ご利用ありがとうございました。
堅焼き黒パンのファンの方は、やはり似たような嗜好をお持ちなのではないかと思えます。
多くの方が、スープがおいしくなるパンだと評してくださっています。
小麦丸も、その傾向のパンであることは確かですので、いつかお試しくださいね。
で、件の娘は、私と連れ合いの6番目の子です。
四十にして授かった子なので、そのような印象は止むを得ませんね。
余談ですが、この子の四つ上の姉が、事実上の食工房の製造主任ということになっています。
よろしくお願いいたします。
堅焼き黒パン特大は、写真で見るだけでもなかなかの破壊力ですね。
私は一発でハートを撃ち抜かれてしまいました。
わが家でも野菜たっぷり具沢山の「味噌汁」と堅焼き黒パンを普通に食べます。
はじめに食べた時には「なんでこんなに味噌汁に合うんだ!!」と驚愕しました。
でも「合うんだから仕方がない」ですよね。具沢山の味噌汁の方がよく合う気がするのは「豚汁押し」の幹雄さんと共通かも知れませんね。
隣にある小麦丸も美味しそうです。近い内に小麦丸VSスペルト小麦丸の「どっちを食べたら良いのか小丸(困る)戦争」が勃発しそうですね。私もぜひ食べ比べをしてみたいものです。
・・・で、その下で「特大堅焼き」を手にして、はにかんだ笑顔にエクボと泣きぼくろが印象的なお嬢さんは、誰なのでしょう?幹雄さんと真知子さんのお子さん?にしては若過ぎる気がしますからお孫さん?でもお孫さんにしては大き過ぎる?・・・スミマセン。特大堅焼き黒パンよりもそちらに喰いついてはいけませんね(笑)。
素敵な看板娘さんを見て「食工房のパンを食べて育つと、こんなに素敵が若者に育つのか」とその効能に恐れをなしております。
本日午後遅くに食工房のパンが届きました。残念ながら、届いたのが夕方だったので今日の食事には間に合いませんでしたが、明日は朝から美味しいパンをいただきます。
一緒に入っていた真知子さんのメッセージもたいへん暖かく、それだけで心がいっぱいになりました。今夜は幸せな気持ちで床に着くことができそうです。
兵庫もここ数日、北風が寒さを運んできています。
遠く福島の雪の下ですくすく育ってゆく小麦たちを想いながら、明日の朝は幹雄真知子ご夫妻とご家族の皆様の「努力の結晶」を謹んでいただきたいと思います。