日別アーカイブ: 2018年12月25日

旧宅一区切り

今日は、この季節にはよほど珍しい、穏やかな晴れとなりました。
小春日和と言ってもいいと思うほど、空気も和んでいました。

そんな空の下、今まで長い間お世話になった旧宅の最後の雪囲いが設置完了しました。
今後出入りが出来なくなりますので、残っていた荷物を運び出し、ゴミも処理しました。

尤も、中にはまだいくらかの荷物とゴミが残っているのですが、一応これで一区切りです。
年内にもう一度片づけと清掃をして、明け渡す予定です。

裏のお稲荷さまも、上の娘がきれいに掃除していました。
帰り際娘が、「このあと誰が、お稲荷さまをきれいにしてくれるのかな・・・」と呟きました。

多分、私たちのあとに、この家に住む人はいないでしょう。
「お家もさみしいだろうねぇ」と私も思います。

すぐ近くではありますので、何かの折にはお稲荷さまに詣でて、掃除くらいしてあげられたらいいのですが。
家の方は、このまま朽ちて行くことになるかも知れません。
そしていつか取り壊されることでしょう。

家とか土地とか、人間社会ではただの物件に過ぎませんが、私からすれば、目には見えなくてもそこに宿っている人がちゃんと居て、その方々との縁によってその場所に誘われたり、また離れることになったりするのだと思っています。
この場所には、まだすべて終わったわけではない縁を感じていますので、この先もいろいろ関りがあるのかも知れません。
畑には麦も植わっていることですし・・・。

いずれにしても、もう雪が降っても大丈夫!
それだけでも、安心して眠れます。
今日も、いい一日でした。