今日、今年最後のパン焼きをしました。
最期と言うこともあって、仕込みは最近にない量になりました。
酵母の調子は、新工房で作業するようになって以来、尻上がりに良くなって来て、今日は今まで以上に良い香りがしていました。
屋外には、換気扇から吐き出されたその香りが漂って、あたり一帯パンの焼ける香ばしい香りに満ちてました。
動物たちに嗅ぎつけられたら、ヤバいかも知れませんね!?
パンの出来は、もちろん今年一番でした。
有終の美を飾ることが出来たと思っています。
振り返れば半年前、移転のための休業直前、新たな場所でパンを焼く日までの道のりの遠さを感じ、実は途方もない計画かも知れないと不安に思ったこともありました。
以来5ヶ月、途中何度も、本当にここでパンを焼く日が来るのか・・・と、自信を失いそうになりました。
しかし今日、最高の出来で最後のパン焼きを終えることが出来て思うことは、あきらめないでコツコツやっていれば何とかなるものだ・・・どころか、ちゃんと結果を出せるということなのですね。
もうどうにも間に合わない・・・、投げ出すしかないと思っていたことも、結局何とかやり遂げられましたから。
まあ、予定より3ヶ月近く遅れはしましたが、シュトレンの製造だけは間に合わせることが出来ましたし・・・。
もうちょっと自分を信じてもいいのかなと思えるようになったことが、今年の一番の私の収穫かも知れません。
だから来年も、もっともっとがんばります。
★食工房は、12月30日(日)まで営業します。