月別アーカイブ: 2018年12月

暖冬でしょうか

このところのお天気を見て、降水量が多いと感じています。
しかし降って来るのは雪よりも雨のことの方が多く、当然気温も高めです。

先日降った雪が、根雪になるのかと思っていたらそうでもなく、畑のあちこちに再び地面が顔を出しています。
やはり暖冬なのでしょうか。

昨夜から今朝まで、ほとんど切れ目なく雨が降っていました。
今朝は、その前に少し降り積もっていた雪が、雨水を吸い込んでシャーベット状になっていました。

それにしてもシャーベット状とよく言いますが、大根おろしと言った方がずっと当たっています。
こちらの店の前の敷地はコンクリートで舗装されていて、車の出入りには具合がいいのですが、今朝の様子だと、大根おろしの海の中に車を止めることになりますから、長靴を履いていなければ車から降りることが出来ない状態でした。

それでは申し訳ありませんから、今朝はまず一番に、あたり一面に深さ10cm近くあったその大根おろしを取り除きました。

こちらでは機械力を使えますので、そんなに大変ではありませんが、それでも朝めし前というわけには行きません。
機械だけでは不完全で、やはり人力で仕上げをしなければなりませんでした。
でもそのおかげで、体が温まりました。

舗装でない地面なら水はしみ込んで行きますから、こんなことにはならないのですが、これはこれで仕方ありません。
雪対策も、その場その場の状況次第で、対応が変わるということなのですね。

ところで今週末は、雪も無く穏やかに過ぎてくれそうです。
皆さまのご来店をお待ちしております。

雪だるまをつくりたい

雪だるま

山暮らしも最後の頃、娘たちがつくった雪だるま

昨日から今朝にかけて、15cm余りの降雪がありました。
日中は止んだり雨だったりしていましたが、夕方からまた雪になりました。

今朝までに降った雪は除雪して片付けてしまいましたが、雪を見ながら思ったことは、「雪だるまをつくりたい。」でした。

以前山暮らしをしていた頃は、子どもたちと何度も沢山雪だるまをつくって遊びました。
雪だるまが出来ると、何だか家族が増えたような気がして、本当に楽しかった・・・。

ですから今度は、店の前に雪だるまをつくって、皆さまをお迎え出来たら楽しいだろうな・・・と思うのですね。
しかしながら如何にせん、今は、時間が無いのが何とも皮肉です。

でも、年末はしょうがないけど、来年、年が明けたら、やってみようかな・・・。
出来るかも知れない・・・と思っています。

休日返上

12月中は、一度か二度、休日を返上して仕事をすることになります。
まあ、暇で仕方がない時もあるのですから、こんな時もなければ回りません。

今日は、スコーンを5個入り×110袋分焼いて、シュトレンの包装をして、あと片付けが終わって、ほぼ一日かかりました。
集落の会計の仕事もありましたので、今日はあまり気が休まる暇がありませんでした。
今、ちょっとの合間に、まったりとしているところです。

外は雪が降って少し積もったようです。
明日の朝は、除雪車が出動するかも知れません。
雪に降り込められると、かえって落ち着いていいのですが、そこまで積もってくれるかどうか・・・。

忙しい年末も、あと少しでおしまいです。
もう一息、がんばらなくてはなりません。
ではでは。

風邪も少しずつ回復して行くようです

今回の風邪は、しつこかったですね。
一度良くなりかけて、もう一度別の風邪が来たような経過を辿りました。

今日は午前中、このままでは一日もたないという感じがしていましたが、午後少し昼寝をした後は次第に元気になって、体が闘っているという感覚があり、しっかりとした心持ちになって来ました。
明日は、また一段回復すると思います。

今日はそんな調子でしたが、それでもシュトレンを60個焼いて、後始末までやりました。
明日は仕上げ工程と、それから明後日休日返上でスコーン焼きをすることになったので、そのためのバター切り工程が入りました。
スコーン5個入り×100袋+αです。

これだけがんばれる元気のもとは何?でしょう。
それは、5ヶ月近くもの間休業したのに、多くのお客さまがちゃんと待っていてくださったばかりか、他でパンを買うことも無く過ごしておられたという話しが、一つや二つのみならず聞こえて来たからです。

改めて、皆さまの食生活に寄与することの責任の重さを思い知りました。
と同時に、確信と誇りを以てこの仕事に当たるべきとの自覚を促されたような気がします。
がんばります。

食べ応えのある食感

食工房のパンの目指すところは、詰まるところ食べ応えのある食感ということになります。

例えば、食工房の看板商品の一つは堅焼き黒パンですが、別に硬さを売り物にしたいわけではありません。
世の中には、もっと硬いパンがいくらでも存在します。

そうではなくて、あごの力を使ってしっかり噛みしめて、穀物の風味を堪能していただくためのほど良い食感があのくらいになっているということです。

食パンやロールパンなら、ある程度柔らかさも欲しいですから、上手に膨らませて柔らかい食感が出せるように工夫をします。
でも一番大切にしているのは、穀物の風味が味わえること、食べることの満足感を得られることです。

だから、どのパンにも共通の考え方として、食べ応えのある食感なのです。

それからもう一つ、天然発酵と言うか自家培養の発酵プロセスは不確定要素が多く、うまく行けば複雑で深みのある風味を出すことが出来ますが、下手をすれば雑味が多く食べにくい風味になってしまいます。

雑味が出るということは、雑菌の関与が疑われる場合もありますから、出来るだけ避けたいことです。

食工房には、食工房として理想の発酵状態と熟度があって、それを規定として管理しています。
もちろんこれがなかなか難しくて、いつも四苦八苦しているのですが・・・。

もう私が言いたいことはお分かりと思いますが、雑味のない、食べ応えのある食感のパン、それが食工房のパンだと申し上げます。

シュトレン、追加製造決定

今年は何の告知もしないままシュトレンシーズンに入ってしまいました。
にもかかわらず、多くの方からご注文ご用命をいただき、早々に製造予定数を超えてしまいました。

そこで、お届けまたはお引き渡しの期日が遅くなっても良い方を対象に、新たにご注文を承ります。
ご注文の締め切りは、12月20日です。
この日までにいただいた新たなご注文の数だけ追加製造いたします。
余裕は設けませんので、あらかじめご了承願います。

出荷またはお引き渡しの期日は、12月26日以降になります。
年内にお受け取りに来られる方、30日まで店を開けております。

その後は、来年営業再開後にご来店ください。
営業再開は、1月10日(木)の予定です。

発送出荷をご希望の方は、年内の最終出荷日は30日です。
来年は、1月8日以降ご希望に添って出荷いたします。

ギフトのご用命も承ります。
ご相談ください。

星明りに心震える

一昨日、昨日、風邪を引いていました。

風邪は引くもの、やり過ごすもの、と思っていますので、必要最低限のことだけして、あとは暖かくして寝て過ごしました。

まだ十分回復したとは言えない体でパン焼きの朝を迎えることになりましたが、午前3時に起きることは出来ました。

着替えて、ちょっとふらつく体に注意しながら外に出た時、空を見て心が震えました。
満天の星空でした。
本当に久しぶりの星明りでした。

月もない真っ暗な夜でも、星さえ出ていればその微かな明かりを頼りに外を歩くことが出来るのを知っている私は、一瞬我を忘れて空を見上げていました。
私が勝手に自分の守護神だと思い入れているシリウス(天狼の別名があります)が南正面に光っていました。
その右隣にはオリオンが、振り返れば北東の空に北斗七星が上って来るところでした。

今季節は、間もなく冬至を迎える冬の入り口ですが、真夜中の空は一足先に春の星座が登場しているのです。
時は巡り、季節は巡り、また新しい年がやって来る前ぶれのようです。
そして私もまた一つ歳をとるというわけです。

話変わって、今日のパン焼きは、上々の出来でした。
娘たちの働きが大きかったことは、言うまでもありませんが。
配達も無事終えて、あとは寝るだけです。

風邪を早く治します。

一週間の終わり

食工房の営業の一週間の終わりです。
明日と明後日は、定休日です。

早いです。超特急です。
目が回りそうです。

まあしかし、今年は特別ですからね。

泣いても笑っても12月はあと20日でおしまいです。
がんばります。

食工房は、この新たな場所で新たな決意を以て、皆さまの心と体の養いに資する糧としてのパンを提供すべく、精進してまいります。

降雪、思ったほどでもなく

今日は、初雪と言って良いでしょう、うっすらと雪化粧の朝を迎えました。

本当は、除雪車が出動するくらいの積雪になるかも知れないと思っていましたので、ちょっと拍子抜けの感じもありました。
道路にはもちろん、雪のかけらもありませんでした。

明日にかけても一時雪との予報が出ていますが、大したことはなさそうです。
しかし寒さの方は増して来るようです。

今日もすでに相当な冷え込みで、シュトレンづくりには好適な環境となりました。
次々いただくご注文に間に合わせるべく、目下奮闘中です。

しかしそれでも、もうこの後のご注文は、クリスマス前のお届けは不可能となりました。
年末か来年早々のお届けで良ければ、との条件付きでご注文を受け付けています。

5ヶ月近くも休業したのに、こうして多くの食工房ファンが支えてくださるありがたさを、しみじみと身に染みて味わっております。

堅焼き黒パン・特大

堅焼き黒パン・特大

堅焼き黒パン・大2本分のボリュームです。


堅焼き黒パン・特大

手前の天板は、堅焼き黒パン・大と特大
奥の天板は、小麦丸
特大の大きさがお分かりいただけると思います。


堅焼き黒パン・特大

堅焼き黒パン・特大サイズはいかがですか。


小麦丸

こちらは小麦丸です。
スペルトバージョンではありません。


ライ麦入り角食パン

ライ麦入り角食パン


飯豊山食パン

飯豊山食パン

新しい工房でパン焼きが始まって早や二週間、おかげさまで酵母の調子も上々です。
今日はまた一段とパンの出来が良かったので、備忘録を兼ねてご報告に及ぶ次第です。

パンの出来は、良くも悪くも酵母次第といつも申し上げることですが、今日は特に堅焼き黒パンが良い出来でした。

中でも特大サイズ(通常サイズ二本分)は、香ばしく硬さのある皮と厚みのある中身の食べ応えに、大きな満足感を得られます。
おいしいスープがあれぱ。もう言うことはありません。

パンだからと言って、何も洋風でなくてもいいのです。
豚汁などもいい相性です。

ちなみに堅焼き黒パンは、ライ麦全粒粉を33%、国内産小麦粉67%、そしてキャラウェイシード(スパイス)を入れて焼いています。
生地の発酵は、成形までの一次発酵が3時間余り、成形後30~45分で釜に入れます。

焼きは二度焼きで、25分焼いて一旦外に出し、完全に冷ましてからもう一度25分焼きます。
こうすることで、皮の張りを厚くし中の水分を抜いて、このパン独特の風味と食感が得られます。

それから話が前後しますが、生地の発酵に関しては、ほど良い酸味が出るくらいまで十分に熟度を上げる必要があります。
皮が厚いこと、中の水分が少ないこと、わずかながら酸味を帯びていること、これらの作用により、このパンは特別長持ちします。

時間とともに食感は変化しますが、二週間くらいは十分おいしく食べられます。
日数が経過してすっかり固くなってしまった後でも、蒸し器に入れて蒸すと、柔らかい食感になります。

もちろん焼き立てが一番ですが、二三日後くらいまでは、焼き立てに近い風味と食感をお楽しみいただけます。

日々の食卓の中心に置いていただけるパンとして、自信を持っておすすめいたします。

他にもおすすめしたいパンがいろいろありますが、また別な機会に。


雪が降り始めました。
明日は、真っ白でしょうか。