商品開発の話しです。
大麦を作っている農家さんがいて、食工房でもお世話になっていることは、すでに皆さまご存知の通りです。
その農家さんが、大麦を焙煎してコーヒーのようなものに加工して販売しているものを見つけたと言って、持って来てくださいました。<参照>
ほぅ!いやこれは、最近しばらく休んでいますが、ライ麦コーヒーと同じじゃないか!と思った次第。
そして、こういうものが注目されるようになったのか・・・と。
食工房は、20年くらい早過ぎたようですね。
否、それにしても、すごい値段で売っていますね!
で、農家さんのご提案もあって、同じ大麦でもモチ麦(大麦のもち種)で、もっといいものが出来ないだろうか?というわけで、開発に乗り出したというわけです。
しばらく使っていなかった、あのポン菓子焙煎機を久しぶりに動かして、今度は大麦を焙煎してみました。
ライ麦とはまた違った火の通り方をするようで、初めてということもあってちょっと手間取りましたが、まあまあうまく行きました。
そして飲んでみての感想は、ライ麦コーヒーとよく似ていますが、もっと甘みがあって結構おいしいじゃないか!というものでした。
これはひょっとしたらイケるかも知れない、そんな可能性を感じました。
焙煎されたモチ麦(大麦のもち種)麦茶と違うのは、外殻を精麦によって一部取り除いていること。
粗挽きしたものです。
どなたに見せても、コーヒーと全く見分けがつかないと仰います。
マキネッタ各種 左から 1~2人用・3~4人用・5~6人用
ムギ・ラ・テの場合、粉は満杯にしてはいけない!2~3割程度膨らみ代を残しておくこと。
マキネッタで抽出したところ
抽出液です。見た目は、まるきりフレンチローストでやったのと同じです。
苦みもほとんど同じ程度です。
試飲された方全員が絶賛の味です。
子どもも安心して飲める、ノンカフェイン。
※画像は、あとから追加しました。
特に良かったのが、マキネッタ(直火式のエスプレッソポット)で抽出してカフェ・ラ・テならぬムギ・ラ・テにして飲む方法。
コーヒー豆は、深炒りすると酸味が消えて香ばしさと苦みだけの味になりますが、それは大麦を焙煎したものに酷似しています。
ムギ・ラ・テは、カフェ・ラ・テに比べてもそん色ないと言うか、また違ったおいしさがあります。
否、もっとおいしいかも知れない・・・。
それにノンカフェインですから、カフェインを取りたくない方のニーズも満たすことになります。
明日の午後、件の農家さんもいらっしゃるそうなので、ムギ・ラ・テの大試飲会になればいいなと思います。
ご興味のある方は、ぜひご来店ください。