ライ麦の脱穀、出来ました

麦ラボ

コンバインの刈り取り機能は使用せず、脱穀機部分のみを動かしました。
自走するので、作業する場所の間近まで寄せながら進められます。


麦ラボ

2019年産中島第二圃場のライ麦です。
この後、乾燥機に入れて水分調節しながら、ゴミも飛ばします。
それから精麦機にかけてクリーニングしてから製粉です。

やりました!
早朝3時からお昼までパン焼き仕事をして、昼食の後、速攻で圃場に機械を移動して脱穀作業にかかりました。

いつ雨が降り出すかもしれない空模様の下、先に刈り取りをした第二圃場の分のライ麦は、脱穀作業が終わりました。

今年は、やはり雨のせいで品質が良いとは言えない収穫になったのが、ちょっと残念と言うか悔しいところです。
土壌も準備不足で、質的に十分ではありませんでしたから、この結果はその割にしたらまあまあではないかと思います。
来シーズンは、もっとずっと良い出来にしたいと意気込んでいます。

それにしても、一粒の麦の種からパンになってお皿の上に乗るまでの道のりの遠さを、改めて思い知りますね。
もう本当に、霞がかかって見えないほど遠い・・・。
これが機械力も何もない昔のことなら、その苦労は如何ばかりか・・・。

今日、疲れ切った体でそのことを考えていたら、頭の中にありありと想い浮かぶのですね。
昔の人は、命を養う食べ物を手に入れるために、逆に命をすり減らす毎日だったのだろうと。
だから、長生きなんか出来なかった・・・。
でもその代わり、中身の濃い日々だったろうとも。

ちなみに、今日のパンも良かったんですよ。
心の底から、皆さんに食べていただきたい!と、そう思っています。

そして今日の、この中身の濃い一日を過ごせたことに、沸々と感謝の気持ちが湧いて来る私です。
今夜は、多分死んだように眠れるでしょう。

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