月別アーカイブ: 2020年9月

ライ麦の発芽確認

麦ラボ

先ず目に飛び込んで来たのがこの情景、思わず「おー!」と声を上げる私でした。


麦ラボ

何度見ても、喜びと安堵そして込み上げて来る感動があります。

9月15日に高野第2圃場に播いたライ麦の芽が出ました。

実は昨日の夕方、発芽しているのを確認していましたが、暗くなり始めていたため写真は撮れませんでした。
今日の日中、改めて撮影ついでに再確認して来ました。

生命の誕生と言うか、発動、全く見事です。
来年の収穫の風景が目に浮かびました。
何度見ても、見るたびに新たな感動を味わいます。

画像ご覧になってお分かりになると思いますが、同じ圃場の中に区画を分けて設定した試験栽培区の麦たちも発芽していました。
この後、すぐとなりのデュラム小麦も発芽して来ると思います。

後発の中島圃場は、今日の段階ではまだ発芽は確認出来ていませんが、心安んじて待つのみです。
明日明後日のうちに、残りの二枚の圃場にも種まきが出来ると思います。

今、私が実感を強くしているのは、自然の計らいを味方につけるために、どう振る舞えば良いのか、それが分かった!そんな感じです。
もちろん、分かってもそれをちゃんと実行しなくてはダメなんですけどね。

百姓は、本当に奥が深くて面白いです。
パンをおいしくする道でもありますから。
麦、万歳!

コロナはいっそう身近に迫っている

相変わらず新規感染者の確認が相次いでいます。
安定して減少傾向になるにはどう言った条件が必要なのか、多くの市民は分かりかねている・・・、そんな感じがします。

政府などの施策(公)がいくら完璧でも(もちろん完璧ではないのですが)、もう一つ、我々一人一人の対策が完璧でなければ、効果は上がりません。
感染症とはそういうものであると理解すべきです。

しかしながら、そこのところがどうも心許ないと言うか、あてになりません。
5月の緊急事態宣言の頃に比べても、今の方がはるかにリスクのレベルは高いと思います。

あの頃は、会津にはまだ感染者はいませんでしたが、8月19日に初めて感染者が出て以来一ヶ月足らずの間に36人です。
リスクは一気に身辺に迫って来たと感じます。
皆さん、もっと緊張感を持ってもいいのじゃないかと思いますが、相変わらずマスクをしないで人と対面している人もいますし、消毒液を携行している人は、未だに一人も見かけません。

まだまだ増え続けることは避けられないでしょう。
不特定の方が出入りする店舗を営業している者として、今後なお一層感染対策を徹底したいと思っています。

そして、ご来店くださる皆さまにもお願いいたします。
体調がよろしくない時、発熱時には、ご来店そのものをお控えください。
入店の際は、マスクをご着用ください。
手指の消毒は、確実に実行してください。
以上3点、よろしくお願いいたします。

予定通り、ライ麦播きました

麦ラボ

中島第2圃場播種作業中
整地作業に1時間、麦播きに約2時間かかりました。


麦ラボ

ライ麦を播き終えた中島第2圃場

今日は、いつものパン焼きだけでもそこそこ負荷の大きい一日になるのですが、プラス麦播きという大イベントをこなしました。
私、あと10日ほどで69歳になる前期高齢者ですから、このくらいのことでもやれば出来るという体の健康を、殊更ありがたく感じないではいられませんでした。

今度こそ、一年分に間に合うだけの収穫が成るものと思います。
何はともあれ、先ずは発芽を確認してから、詳細をご報告いたします。

今年の麦播きは、あと二つの圃場が残っています。
明日からお天気が崩れてしばらく雨続きになるようですから、どうしたものか・・・。
時間的にはまだ少しの猶予はありますから、様子を見ていることにしましょう。

残りの二つの圃場には、ライ小麦と南部小麦を播く予定です。
いずれにしても、今月中には終えたいと思っています。

それにしても今日は、くたびれました。

パン焼きもこなしつつ麦播きを

麦ラボ

整地が終わって種まき作業直前の中島第3圃場


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刈り取りの時コンバインが効率良く作業出来るように考えて播き筋を決めています。

明日は、定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。

すでに今日のうちから、酵母種の仕込み、粉の計量など支度に忙しくしていました。

それでも、娘たちと役割を分担しながら、大きな圃場にスペルト小麦を播く段取りを着け、昼食を挟んで前後合わせて3時間ほど費やして、スペルト小麦の種まきが無事終わりました。

このように昨日と今日は大変上首尾ですすみましたが、この先のお天気がとても微妙で、下手をするとライ麦が播き遅れになりそうです。
そこで、明日もう一日晴天が続くとの予報に、明日はパン焼きをこなしつつ時間をやりくりして、ライ麦を播くことにしました。

何しろ自然が相手の農業ですから、こういう行き掛かりになることは当然あり得るわけで、明日に向かって今からテンションが上がっている私です。

この後は、気合いを入れて寝なくては・・・!?
ではでは。

なお明日は、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

麦播き始まる

麦ラボ

高野第一圃場にデュラム小麦を播いています。


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高野第二圃場にライ麦を播いています。
後方の一角に試験栽培区を整備しているのは、上の娘です。


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種まき機、その名も「ごんべえ」
圃場がきれいに整地されていないと、押しても前に進みません。
2年前は、ロープをかけて前から引っ張ってもらいました。

この先のお天気を睨んで、今日から始めることにしました。
麦播き、つまり麦の種まきです。

今日は先ず、条件が整っている高野圃場に、デュラム小麦、ライ麦(採種用)、そして一角に試験栽培区を設定して11品種の種子更新用の種まきを行いました。

デュラム小麦とライ麦は、手押し式の種まき機「ごんべえ」を使いましたが、これがまた大変良く出来た機械で、溝切りと種まきと土寄せと鎮圧、これを同時に連続して実行出来るのです。
高野圃場は、2枚合わせても4a程度の面積ですから、1時間もかからないで終わりました。

とは言うものの、2年前は圃場の整備が間に合わず、この種まき機を押して進むことが出来ませんでした。
苦肉の策で、ロープをかけて上の娘に前から引っ張ってもらったものです。
今では圃場の整備が進んで土質も良くなり、整地もきれいに出来るようになりましたので、本当に楽に一人で軽く押して進むことが出来るようになりました。

麦ラボ

二年前の麦播き
後ろから押すだけではうまく進まないので、前からも引っ張っています。

その一方で、一角に設定した試験栽培区は、一列または1/2列を三角鍬を使って手作業で溝切り、種まき、土寄せ、鎮圧の4つの工程を一つずつ進めて行きますから、これだけでたっぷり1時間はかかりました。
尤もこれは麦ラボの重要な研究業務ですから、それだけの時間をかける価値はあるのです。
来年の成果が楽しみです。

さてこうして、スタートを切った麦播き、この後は大きな圃場が待っています。
直前にもう一度トラクターで耕うん整地してから種を播きます。

稲作だと田植えがスタートですが、麦は直接圃場に種まきするので、麦播きが事始めであり重要な節目です。
本当なら神事も行うべきところですが、特にその心得もありませんので、天を仰ぎ地に触れてお願いをしました。

きっとうまく行きます!
発芽が確認出来たら、百姓三年生進級です。

明日と明後日は定休日です

明日と明後日は定休日です。
お間違えのございませんように。

このお知らせをするのも、何だか久しぶりですね。
やっといつものペースに戻りました。

明日は運転免許証の更新手続きに行ってまいります。
お天気が良いようなので、畑もやると思います。

今、会津では、福島県内でも初めてになる、医療機関でのクラスター発生があったため、多くの方の心に動揺が起こっているのではないかと思います。

この際私たちに出来ることは、三密の回避、手洗い、うがい、マスクの着用です。
それに加えて、消毒液の携行があれば完璧です。

これらを着実に実行出来るなら、コロナもインフルエンザも両方同時に防げます。

感染症対策の基本は、私たち一人一人の防護であることを、先ず肝に銘じておきたいと思います。

種まきのタイミングを待っています

麦ラボ

左側が第2圃場と第3圃場をつなげて第2圃場としたところ、右側は近所の農家さんから借り上げた圃場で第3圃場となりました。
二つの圃場を合わせて約25aの面積があります。

もうすぐ麦の種まきです。
圃場の準備は出来ています。

もう少し気温が下がった方が良いので、季節が進むのを待っています。

しかしそうしている間にも、台風が来たりして大雨が降るかも知れません。

今日の夕方、ほんの一時でしたが物凄い豪雨に見舞われました。
時間雨量50ミリを超えていたと思います。

ちょうど畑に居ましたので、圃場の様子を観察していました。
場所によって、5分もしないうちに水が溜まって来ました。

今シーズンから新たに借地することになった数ヶ所のうち、元水田で低地の場所が一箇所、水浸しになってしまいました。
ま、年々土壌改良するしかありませんね。

そして今年3シーズン目を迎える元水田の第2圃場は、今ではすっかり水はけが良くなっていて、降っている最中は水たまりが出来ていましたが、止んですぐに水が引いて行きました。
泥濘にもならず固まりもせず、畑地として理想の土壌になってくれたようです。

麦を作ること自体が土壌改良に寄与することになるそうですから、麦作は農地の使い方として大変優れた作戦なのですね。
家は、この先も麦しか作りませんが、後々何を作っても良く出来る畑になることは間違いありません。

おいしいパンに直結していて、やりがいと喜びに満ちた、良い仕事をさせていただいています。

三々五々、ご来店感謝の一日

本日は、思っていたようなお天気の崩れは無く、過ごしやすい日中でした。

今朝一番のお客さまは、全く突然お出でくださった新潟のご常連さんでした。
この前にいらしたのはかれこれ半年近くも前のことで、聞けば、ここ一ヶ月間の休業のこともご存じなく、コロナ禍の下、本当にどこにもお出かけにらなかったそうです。

それだけに、久しぶりの外出先に食工房を思い出してくださったことに、涙が出るほどうれしくありがたいと思いました。
否、営業再開が間に合って本当に良かった・・・。

それから三々五々、間をおいてお客さまがお見えになりました。
込み合わず途切れず、ちょうど良いペースでした。

ご来店くださいました皆さま方、本当にありがとうございました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

折しも今、会津では、感染者が相次いでおり、昨日は地域の中核医療機関で職員と患者双方同時に感染が確認され、緊張感が増しています。

店内改装して正解でした。
食工房は、今後も引き続き感染防護に努めます。

そして、明日も皆さまのご来店をお待ちいたします。

明日もおいしいパンを

不安定な空模様、突然の大雨も降ります。
かと思えば、強い日差しと蒸し暑さ、しかし季節は確実に秋に向かっています。
朝晩はずい分涼しくなりました。

体も楽です。
食欲も戻って来ますね。
真夏の暑さの時は、さすがにパンに手が伸びない時もありましたが、もうそんなこともありません。

新麦になって、全粒粉の入ったパンの風味が特別好ましく感じられます。
焼き立てはさすがにおいしいです。

堅焼き黒パンはもちろんなですが、スペルト小麦丸がまたいいですね。
唸るおいしさと言ったらいいのでしょうか、とにかくうまい!

今日は、おいしいパンが焼けるよう、酵母の調整に念を入れていました。
明日も、おいしいパンを焼けそうです。

皆さまのご来店、お待ちしております。

まずは常連さんから

食工房

商品陳列台を挟んで対面販売形式です。
間に透明フィルムでパーテーションを設置しています。
しかし、見た目が良くないですねぇ。
もっとお金をかけられるなら、アクリルパネルにしたかった。


食工房

レジ台直近に換気扇設置
お客さま用マイバッグ等詰め替え作業台も設置しました。
パーテーションは、天井からワイヤーで吊るしています。

久しぶりの店舗営業でした。
再開の告知はブログだけでしたから、どのくらいの方に伝わったのか、開けて見なければ分からない状況でした。

そんな中、今日お出でくださったのは常連の方お二方でした。

それにしても狭い店内です。
今までなら、狭くてもにぎやかな店先が好ましいと、私たちもお客さまも納得していた雰囲気がありましたが、コロナウイルスが蔓延している状況の下では、そうした価値観や了解は全く逆になってしまいました。
いかにも手狭な店内となってしまいましたが、当分このスタイルで行くしかありません。

これからうんと稼いで、いつの日か増築拡張出来るようがんばります。
今後とも食工房をよろしくお願いいたします。