イタリアのパン、フォカッチャは、ずいぶん前から知ってはいましたが、造ってみたいという意欲は今一つ湧きませんでした。
北欧系のパンに興味が偏っていたからかも知れません。
それが変わったのは、デュラム小麦を栽培し始めてからです。
初めの数粒から、茶碗一杯になり、バケツ一杯になり、そして今年は20kgほど収穫し、精麦製粉を経てセモリナ粉を得ることが出来ました。
そこまで来て、やっとイタリアのパンに目が向いて来たというわけです。
何という回り道!
まあでも、それが食工房流です。
前置きが長くなりましたが、本日のフォカッチャの出来上がりはいかが相成りましたか・・・?
ご覧の画像のとおりです。
で、食味食感はどうだったかと言うと、食感はふんわりもっちりで問題なし。
食味は・・・、これが面白いことに、マカロニやスパゲティの味がするのですね。
まあ当然と言えば当然ですが、パンになってもデュラムはデュラムの味がするのだな・・・ということで、この小麦がデュラム小麦であることは間違いないと確認した次第。
ただ、今年の収穫はわずかしかありませんので、販売まで行けるかどうか分かりません。
次はグリッシーニの食工房版とも言えるバタービスケットをデュラム小麦粉配合で造ってみます。
ちなみに、フォカッチャの試食品、まだ沢山あります。
明日ご来店いただければ、差し上げます。