一昨日、箱罠に捉えられた熊、どの個体であったかは別にして、他にもう一頭いるはずと思っていました。
その証拠が今朝見つかりました。
昨日まで無かった足跡が、すぐ近くの畑に付きました。
大きさからして、先日麦畑で種まきをしていた日に見つけたものと同じサイズです。
やはりこれが本命なのではないかな・・・と思う私です。
それにしても、22cmというサイズ、土の沈み具合から推定される体重、いずれにしてもツキノワグマとしては十分大型の成獣であることは間違いありません。
そしてそこからは離れた場所である高野圃場の近くにも、同じ個体のものと推測される大きな足跡が二ヶ所、往復しているところを発見しました。
草むらを漕いだ跡もあり、可能性として下の中島から上がって来た、または下って行ったのではないか・・・と言うより、日常的に往復しているのではないかと思っています。
実は、まだこの他にも数ヶ所、草むらを漕いだ跡を発見しており、これらの痕跡を地図上に落として見ると、この熊の行動範囲がいったいどこまで広がっているのか、驚かざるを得ません。
今日は日曜日でしたが、予告なく市の獣害対策担当の方が訪ねて来られましたので、ちょうど良い機会と、これらの痕跡をすべてご案内しました。
明日にも、早速手が打たれるものと思います。
今夜も、もみ殻燻炭を作りながら煙を立てています。
食工房の明かりも点けっぱなしにしておきます。
でも今度の一頭が捕まれば、今シーズンはとりあえず安心出来るのではないかと思っています。
それから皆さま、ニュースなどですでにご存じかと思いますが、喜多方駅のすぐ近くの市街地で熊が出没しケガ人が出ました。
そして、逃げたその熊を見つけることが出来ないまま二日が過ぎています。
全く驚くやら、呆れるやら・・・。
私は、今後こうしたことがあちこちで度々起こるようになると思っています。
何故かって?
それは、人間が自分たちの周りの自然に、あまりにも関心と注意を払っていないからです。