月別アーカイブ: 2022年5月

雨休み

今日は一日雨模様、外で何かすることは全く出来ませんでした。

事務仕事などに時間を費やし、また電気柵事業のための団体名義の貯金口座開設の手続きに時間を取られたりしているうちに大方一日が終わりました。

メリハリのない一日にかえって疲れを感じ、夕方の一時ソファーに横になってまどろみました。
この後は、もう何もしないで早めに寝ることとしましょう。

話は全く変わりますが、ウクライナのこと、忘れていません!
寄付も続けていますし、ニュースも注視しています。
世界が無関心に傾けば、プーチンを利するだけです。

この戦争が長引くにつれ、世界各国の本音が見え隠れするようになったと思っています。
トルコやインドは、油断が出来ない国のようですし、ハンガリーもちよっといただけません。
そして最も危険なのは中国です。

以前、世界の不幸はみんなアメリカのせいだと思った時もありましたが、そんな単純な話ではないことは、もっと理解しておくべきでした。

いずれ誰の目にも明らかになります。
今後のウクライナの趨勢が、日本も含めた世界の平和と安全保障に直結していることは間違いありません。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げますが、食工房は、明日と明後日は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。
今日は、昨日の電気柵の記事に画像を追加しました。
備忘録として、残すのが目的ですが、皆さまにもご覧いただければ幸いです。
里山の風景を連想していただけると思います。

麦ラボ

南部小麦の穂が膨らみ始めました。


麦ラボ

定点観測 220530

電気柵完成稼働開始

獣害対策

第一エリアと本体1号機


獣害対策

第2エリア 本体2号機


獣害対策

1号機も2号機と同仕様です。
電柵器本体は、ニュージランド製
日本国内では、「未来のあぐり」社(本社 福島市)が販売しています。


獣害対策

道路右側の圃場が飛び地になっているため、地中線でつないでいます。


獣害対策

地中埋設線の処理1


獣害対策

地中埋設線の処理2


獣害対策

わざわざ道路沿いを回しています。
圃場は斜面の下です。


獣害対策

斜面に沿った設置方法
起伏を避けながら、出来るだけ緩やかに上下します。


獣害対策

飛び地になっている圃場から道路方向を見ています。


獣害対策

中島第3圃場を取り込みながら川沿いの堤防の上を進みます。


獣害対策

ここから分岐して、再び川沿いへと進みます。
ここまでの電気柵は、食工房が4月に設置したものをそのまま利用しています。


獣害対策

ここからさらに川沿いの堤防の上を進みます。


獣害対策

設置完了前に被害が出た圃場です。
ここをポケット状に囲いました。
とりあえず、撤去しないで置きます。


獣害対策

このゲートから先は、堤防の外側を進みます。
対策上もその方が有利です。


獣害対策

川沿い堤防の上を進みます。
左下の水田は、昨年イノシシの被害に遭いました。


獣害対策

堤防の上に植えられた立派な栗の木
これも獣害から守らねばなりません。


獣害対策

一昨年の秋、この栗の木に巨大熊がやって来た。<参照>


獣害対策

川沿いはとりあえずここまで。
後々、先へ延ばす予定。


獣害対策

将来の延長に備えて、碍子の配置と線の撮り回しをしています。


獣害対策

川沿いを離れて、堤防下へと下り勾配
作業道を中に取り込んで、使い勝手が良いように計らっています。


獣害対策

コーナーは、線の張力によって曲げられてしまうので、竹製の支柱を使用しました。
別途碍子が必要です。


獣害対策

起伏の多い地形ですが、何とか工夫して通過


獣害対策

道路下の水路沿いに設置
左方向に進んで、本体のある場所に戻ります。
一周約850m


獣害対策

このゲートは、電気柵稼働中でも安全に開閉可能です。


獣害対策

稼働中でも安全に開閉出来るゲートの接続方法
中間碍子を使用


獣害対策

この出入口ゲートのパーツは、自作しました。


麦ラボ

第2エリア 
電気柵は、手前の道路沿いをずっと先から回り込んで、耕作放棄地の後ろを通っています。


獣害対策

右側耕作放棄地も取り込むように設置


獣害対策

耕作放棄地も取り込むことで、領域全体から追い出す作戦です。


獣害対策

耕作放棄地の後ろの電柵線を確認出来ます。


獣害対策

第2エリア 1


獣害対策

第2エリア 2


獣害対策

第2エリア 3


獣害対策

電気柵設置警告表示は、義務付けられています。
公道沿いは、20m間隔だそうです。

本日は朝から、当地区の耕作者の方々と一緒に電気柵設置作業の最終工程を実施し、午前中の早いうちに終えることが出来ました。

その後は私一人で、細かい調整や出入口ゲートの仕上げなどに時間を費やして、午後にはすべて完成、稼働テストも終えることが出来ました。

早速今夜から稼働開始しています。

これで予定していた全領域が電気柵の内側になりました。
獣たちがどのような動きをするのか、興味津々というところです。

これまでの経験からすれば、対策対応の手薄なところへと移動して行くはずですので、どこか別の場所で深刻な被害が発生したりするかも知れません。

特に、家の周りは警戒する必要があります。
それをやり過ごせば、一応当地区から獣たちの影響を排除で来たことになります。
尤も、それでおしまいになるわけではなく、いつまでも油断は出来ませんが・・・。

そこで、今回の取り組みが順調に進みましたので、さらに刈り払いの範囲を広げることにしました。
見通しを良くして、獣たちに警戒させると同時に、私たちにとっては眺めが良くなるというご利益もあるわけです。

里山景観の復活ですね。
獣害対策という思いがけないところから、そこへつながって行くということになりました。

そして、圃場から住居周りへと電気柵を延ばすことも考えています。

自分たちの暮らす環境を自分たちで良くして行く、大切な事だと気づかせてもらいました。

明日も電気柵設置

何故、これほど獣害対策に一生懸命になるのか、それは昨年すでに一本の記事にして申し上げています。<参照>

今年は、喜多方市の補助金を獲得して、当中島地区の圃場全体を電気柵で囲う事業を実施中です。
明日で、設置作業は終わります。
あとは、降雪期までの間、保守管理が仕事になります。

今年、一気に圃場全体を囲いましたから、獣たちの動きが変わるだろうと予想しています。
他所の地区では、電気柵を設置していない家の周りに出没するようになったとの話も聞いています。

この次は、家の周りも電気柵か・・・!と、ご近所さんたちと喋っています。
そりはまあ半ば冗談だとしても、本当に必要となるかも知れません。
何にせよ結果的には、この地域から獣たちを追い出すことに成功すればいいと言う話です。

こういう場所に住んでいると、獣害対策はこれで終わりという時が来ることはなくずっと続くわけですが、それでもストレスを感じずに効果も上げられるようになるはずと、それは確信しています。

明日は、半ば楽しみながら作業していると思います。

圃場は無事

麦ラボ

中島第2圃場 ライ麦

昨夜から今朝にかけて、何か誰かやって来るかと思いましたが、ずっと雨模様だったせいでしょうか、何者も現れませんでした。

獣たちも、わざわざ好き好んで雨には濡れたくないということなのでしょうか。
あるいは、増水した川を渡れなかったか・・・。(川の向こうから来るのだとしたら・・・ですが)

いずれにせよ、昨日被害の出た圃場は電気柵で囲いましたから、もう中に侵入することは出来ません。
ま、めでたし、めでたし!というわけで、あとは明後日日曜日の完成を待つこととなりました。
取りかかるのが遅れた割には、首尾よく進めることが出来たと、胸を撫で下ろしているところです。

さてさて、明日もまたパン焼きの日です。
ご来店の折には、ぜひ麦畑を見ていらしてください。
店のすぐ近くですので、ご案内いたします。
皆さまのご来店を、心よりお待ちいたしております。

電気柵、未完成部分で被害発生

獣害対策のための電気柵設置事業も、この次の日曜日には完成する予定です。
必要な下準備はすでに終わり、残った区間の支柱立てと電線張りが約300mほどです。

ただ、そこが繋がっていないために、無防備なエリアがかなりな面積あるのです。
昨夜から今朝にかけて、その中の小さな圃場に植えてあるじゃがいもが荒らされました。
犯人は、疑うことなくイノシシと断定出来ました。

一昨日の記事で、このあたりには定住していないようだと申し上げましたが、それに違いは無いとしても、もう一つ言い忘れていましたが、オスは単独で広範囲を移動するのですね。
ですから、早い時期に先ずやって来るのはオスが一頭で、ということが多いのです。
今朝の被害は、まさにそれでした。
大きな足跡は、遠目には熊かと思うほど大きく見えましたが、近寄って見れば二本蹄の後がくっきりと残っており、立派な体格のイノシシに間違いありません。

今日は、仕事が一区切りついた夕方から、その小さな圃場を囲うように電気柵を回しました。
臨時の追加作業になりましたが、これ以上被害を出すわけには行きません。
中には、まだじゃがいもが残っていますし、他にも里芋、さつまいもなど、沢山植えてあるのです。

多分今夜もやって来るに違いありませんので、監視カメラも仕掛けて置きました。
明日の朝、何が捉えられているか、楽しみです。

明日は、パン焼きです

二日間の定休日も瞬く間に過ぎ去り、明日はまた営業モードに戻ります。
パン焼きの日です。
いつもどおりで、特に変わったことはありませんが、おいしいパンが焼けるはずです。

酵母種の管理温度を低温にして時間をかけるようにしてから、風味が良くなったと思っています。
これは、お客さまの評価つまり売れ行きにも反映されています。

これから夏に向かう季節、低温管理はドゥコンディショナーが本領発揮する仕事です。
場合によっては、室温放置でも高温に過ぎることがあり得ますので、冬場と夏場では発想を逆転させなくてはなりません。

今のところ、作業場には冷房は設備していませんので、窓を開けて換気をするわけですが、外気が30℃を超える時は、ドゥコンディショナーのローテーションに苦労することになりそうです。

さて、その気温の上昇に伴い、一部のメニューを休止いたします。
他でもありません、小豆あんパン「漉乃あん丸」です。
明日製造分と土曜日製造分で終了です。

また、今週製造分から、パンと焼き菓子類、全品目の賞味期間も変更いたします。
それぞれ設定はいろいろですので、お買い求めの際にお尋ねください。
あるいは、賞味期限シールをご確認ください。

明日のご来店、お待ちしております。

日が長くなって来ました

夏至まで一ヶ月足らずとなったこの頃、すっかり日が長くなったと感じます。
午後7時でも、明かりを持たずに外を自由に歩き回れます。
朝は、午前4時を過ぎれば早や薄明るくなっています。

電気柵の夜間モードで見ると、今日あたりは夕方の稼働開始が午後7時頃、停止は午前4時半頃です。

このあたりの農家さんたちは、午前5時には畑に出て来ますし、夕方は午後7時前まで畑にいます。
日中は昼寝をする人もいますが、昼食後も休まず働くことが多いのも確かです。
全くよく働くものだと感心させられます。

私もその働きぶりあやかろうと、定休日の今日、午前6時前から電気柵の設置作業の続きを開始、朝食を挟んでお昼前まで外で汗をかきました。
特に前半は、本体を設置するための架台を埋設するために、石ころ混じりの硬い地面に深さ70cmの穴を二つ掘ったのですが、これが効きましたね。

午後は、一時間ばかり所用で街まで出かけましたが、その後は一部の圃場を除草耕耘(緑肥すき込み)しました。
それから3時のお茶の時間も忘れて、また電気柵の続きを。
結局、午後6時半頃まで、今日はほぼ一日中、畑または畑の周辺で何かしらの作業をしていました。

そして、夕食も終わり風呂にも入って、今頃になって筋肉痛です。
否、無理もありません。

でも、明日の早朝も、出来れば刈り払い作業をしたいと思っています。

スッキリ目が覚めて、気持ち良く起きられるかどうか・・・ですね。

ではでは。

獣害対策を通して、いろいろな事を学んでいる

山間の暮らしは、獣たちとの付き合いが日常茶飯です。
クマ、サル、イノシシ、カモシカ、シカ、キツネ、タヌキ、ハクビシン、アナグマ、その他にもまだまだいます。

これらの獣たちの多くが、農作物に害を及ぼします。
また、私たちの暮らしそのものにも、様々な影響を及ぼします。
クマやイノシシなどの大型獣は、遭遇した場合はこちらの生命に危険が及ぶこともあります。

そんな状況ですから、当然いつも対策を迫られています。
初めのうちは、何でそんな面倒な事を思ったものですが、獣たちとの付き合いが長くなるに連れ、いろいろな事を学んでいます。

昨年、イノシシに散々泣かされたことは記憶に新しいのですが、そこで今年は早いうちから警戒していました。
しかし、今までのところ、この中島地区にはイノシシは出没していません。

川を挟んだ向こう側には出没しているので、川を渡って来てもおかしくないのです。
雪融けで水量が多かった時はそれが理由だと思っていましたが、水量が落ち着いてからも来ないので、何故だろう・・・?と思っていました。

でも、その訳が分かりました。
春はイノシシの出産の時期で、授乳期間中に遠出をしない(出来ない)のは当然のことでした。
増してや川を渡ってこちら側にやって来ることは無かったわけです。

と言うことは、逆に、こちらのエリアには定住しているイノシシはいなかったということになります。
昨年の対策は、それなりに効果を上げていたということですね。
イノシシ的にみれば、ここは子育てをするのに安全な場所ではないと判断したということですから。

しかし、これから先は油断は出来ません。
もうすでに近隣では被害が出始めていて、植えたばかりのじゃがいもを掘り返されるという被害も聞き及んでいます。

ま、今年は地域全体を電気柵で囲いましたから、イノシシの奴らはやって来るなり、がっかりするはずです。

とにかく、そうやって徹底的に嫌がられるようにしていくことです。
クマに対しても、サルに対しても、それぞれ相手に通じる作戦を立てて実行して行くことですね。

そのためには、獣たちの生態に詳しくなることが何より必須です。
実は、そういう勉強は、大きな楽しみでもあると分かって来ました。

この先何があっても、山間の暮らしが嫌になるということはなさそうです。

電気柵半ば完成へ

獣害対策

カーブのずっと先まで両側を電気柵に挟まれて、ここは「中島電柵通り」ということに。


獣害対策

電柵器本体、シールドバッテリー、チャージコントローラーを耐候プラボックスに収納し、ソーラーパネルは上部に設置。
今回の事業に合わせて導入した新システムです。
電柵器本体は、二ユージランド製の優れものです。
架台は、私の自作。


獣害対策

本体近影(電源スイッチはOFFの状態)
動作は、夜間モードで使用します。
日中は早朝から夕方まで、誰かしら畑に出ていますので、休止でも良い。

日曜日の今日、お勤めがお休みの方の参加もいただき、近くの子どもたちのお手伝いも加わって総勢8人で、電気柵の設置作業をやりました。

私を除けば手慣れている人はいませんでしたが、それでも結構いいペースで進みました。
日頃、農作業や建設作業などをこなしている手にかかれば、電気柵の設置など難しくないということなのですね。

今日は、二つあるエリアのうちの一つがほぼ完成し、今夜から試験稼働中です。
もう一つのエリアも、一部食工房の麦畑の周りはすでに出来上がっていて稼働中でしたが、今日さらに稼働範囲が広がりました。

昨年、長いもの種芋をすっかり喰われ、その上にじゃがいももさつまいもも全滅させられて悔しい思いをしたおばあちゃんの畑も、今年はイノシシが来る前に囲うことが出来ました。

来週の日曜にはすべて完成する予定です。

皆さんと一緒に作業するのは日曜に限られるので、それ以外の平日は、私がボチボチと一人でやれる範囲で進めます。
食工房の仕事もありますから、本当に合間合間の作業です。
でも、何とかイノシシが来るまでに、間に合うと思います。