明日は、新ライ麦のパンを

麦ラボ

中島第2圃場にて
ライ麦を播く私

一昨日の記事ですでに触れていますが、今日の仕込み作業でその新ライ麦の全粒粉を計量している時、しみじみと込み上げて来る喜びはやはり特別でした。

先ず、少しだけ残っていた昨年産の全粒粉を、プンパニッケルに使うザワータイク用に計量の途中わずかに足りなくなり、そこから新ライ麦の粉になりました。
以降、ライ麦入り角食パン、堅焼き黒パンの粉をそれぞれ計量しました。

思い返せば一年前の今頃、暑い最中に草を刈り、堆肥を撒き、トラクターで耕耘して圃場を整備していました。
その後、種蒔きまでに数回耕耘し直してそれから種蒔き、麦踏みでした。

一冬越して春からは、再生して来た麦の間に混ざって生えている雑草、特にカラスノエンドウなどマメ科の雑草の幼生を摘んで歩いたり、周辺の雑草対策をしたり、管理のためにすることは沢山あります。

電気柵の維持管理もずっと付いて回ります。
厄介なのは、降雪期までに完全撤去し、雪融け後は除草対策をしてまた最初から設置し直さなければならないことです。

そして、収穫期の頃のお天気に対応して臨機応変に必要な作業をすること。

こうした苦労の一つ一つが、今この目の前にあるライ麦全粒粉に凝縮しているのだと思うと、何か込み上げてくるものを感じます。
喜び、嬉しさ、幸せ、すべての言葉を用いてもなお表現し切れません。

明日は、最後の工程のパン焼きでしくじらないよう、油断しないで臨みます。
ま、失敗するなんて思っていませんが。

そして、皆さまのご来店をお待ちしております。

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