すっかり枯れ色になって気も焦るライ麦の様子でしたが、改めてよく観察して見ればまだまだ粒が軟らかく、収穫作業には早過ぎるとの結論に達しました。
このところの晴天続きで強い日差しに焼かれ、表面だけが日焼けして色付いたということのようです。
茎はまだ水分を吸い上げており、活動を停止していない様子です。
これでは実も硬くなることが出来ません。
と言うか、まだ仕上がっていないと言うことなのですね。
この後雨が降ることが分かっていましたから、今日がチャンスと気が逸りましたが、そうは問屋が卸しませんでした。
台風もやって来ることですし、もう一度雨風に晒されることは避けられなくなりましたが、ここは腹を括って時を待つことにしました。
それにしても、麦作りに限らず農作業は、毎年毎年違う状況に対応しなければならないことを思い知らされますね。
そしてその経験の一部始終を記憶記録して決して忘れず、どんな状況にも対応出来るように備えて行く賢さが是非とも必要です。
そんなわけで、雨の予報も出ている明日は、食工房の製造仕事にしっかり打ち込むことになりました。