月別アーカイブ: 2022年8月

本日は晴天、多忙の一日

貴重な晴れ間を生かそうと、今日は多忙の一日となりました。

先ず朝は、集落にある熊野神社の内外の清掃作業でした。
来週。年に一度の例大祭が執り行われるため、それに合わせて事前にきれいにして置こうとというものです。

これは自主参加で強制ではありませんが、大半の世帯から参加があります。
田舎ならではの神仏に対するスタンスを感じる瞬間です。
私は、むしろ好ましい印象をもって受けとめています。

来週の例大祭には、私も集落の役員の一人として参加します。
御神酒やお供え物を用意したり、お務めをしてくださる宮司さんに収める初穂料や氏子の負担金、またいただくお札の代金など金銭の用意も私の役目です。

で、早朝のうちにその清掃作業も終わり、その後は食工房の製造仕事に精を出しました。
おつまみカレー、ジンジャークッキーなどを焼きました。

その後は、計量包装作業、後片付けを娘たちに任せて、畑に出ました。
圃場の一つに、刻んで置いた麦わらを撒き散らす作業を1時間余り、それから耕作放棄地の草刈り作業も。

先日の豪雨災害で中島第1圃場が現状使えないので、代替地として昨年まで耕作放棄地だった所を了解を得て開墾することにしました。
地形的にも一番高い場所にあり、今回の水害も全く影響を受けませんでした。
そして電気柵設置の折にここも取り込んでおり、生えていた灌木や竹などはすべて撤去してありましたので、あとは草刈りと耕耘だけで良い状態です。
長年かかって堆積した有機質がたっぷりあって、野菜などが良く出来るだろうと期待しています。

今日はそこの草刈りを終わらせましたので、明日にもトラクターを入れて耕耘することにしています。

明日も晴天が続くようなので、忙しい一日になりそうです。

三々五々、ご来店御礼の一日

予報通りではありませんでしたが、午後から雨が降り出した今日、それでも三々五々ご来店のお客さまが相次ぎました。
皆さまには、焼き立てのパンをお渡しすることが出来て、私たちとしてもうれしい一日でした。

このところのコロナ禍第7波が収まる様子もなく、日々新規感染者数の最多記録を更新している状況の下、お出かけにも多少の躊躇があるのではと思います。
食工房では、皆さまに安心してご来店いただけるよう、出来る限りの手を尽くしています。

皆さまにお願いしているのは、入店の際のマスク着用、検温、アルコールによる手指消毒、複数組のお客さまの同時入店をお断りすることです。

店側の対応としては、商品はケースに入れて販売し、お客さまのお求めに応じてその都度お渡ししています。
レジ周りは、スタッフとお客さまの間をパーテーションで仕切っています。
直上には換気扇を設置してあります。
また店内には、次亜塩素酸水の噴霧を実施しています。
レジスターの現金収納箱には、次亜塩素酸水を含ませたペーパータオルを敷いて、現金の消毒も試みています。(ある程度の効果は期待出来る)
もちろん、スタッフもお客様対応の際には、手指消毒を励行しています。

その他、製造作業場の衛生管理、発送出荷梱包作業での衛生管理など、考えうる範囲の全てのリスクに対し留意しています。
ま、どこまでやっても完全はあり得ませんが、最小限のリスクを目指しています。
一応、お客さまをお迎えする対応としては、合格点をいただけるのでは・・・と思っています。

皆さまには、入店の際手指消毒や検温など、少しばかりお手を煩わせるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

明日も、ご来店お待ちしております。

一日晴れて、明日また雨

お盆を過ぎれば東北の夏は終わりと、よく聞かされた覚えがありますが、今年はまさにその通りになったようです。

周期的に変わるお天気、すっかり涼しくなって、秋がやって来たような気さえするここ数日です。

今日は一日晴れましたが、もはや真夏の暑さではありませんでした。
ミンミンゼミも、鳴き方が何かに急かされているようにせわしなく聴こえます。

そして早くも明日はまた雨のようです。
食工房は、いつものようにパン焼きの日です。

お昼頃から、焼き立てのパンあります。
皆さまのご来店、お待ちしております。

電気柵被害調査の連絡あり

今回の水害で壊滅的な被害を受けた電気柵、復旧に向けた支援は得られないものかと思っていました。
そうしたところ、今日、役場の獣害担当の方から電話をいただきました。

電気柵についても相当な被害が出ているようなので、その実態を調査することになったとのこと。
中島にも、明日現場を見に来ていただけることになりました。

実際に何らかの支援が得られるかどうかはこれからなのですが、可能性はあるとのことでした。
もし実現すれば、大きな一歩ですね。

ま、いろいろなことがこれから少しずつ進んで行くと思います。
間に合うこともあれば、間に合わないこともあるでしょう。
それは仕方ありません。

それよりも、今日のパンの出来がとても良かったことを素直に喜びたいですね。
家の麦は裏切りませんから。

俄然、やる気が出て来た私です。
単純・・・!

明日から営業再開です

スペルト小麦

スペルト小麦丸
スペルト小麦全粒粉50%

夏季休業も本日まで、明日からまた営業再開いたします。

私たちとしては、直前の豪雨災害で長かったような短かったような、変な時間が過ぎました。
当初はハイテンションで、さあ何とかしなくちゃ!と張り切っていましたが、少しくらいのがんばりなど全く通用しないことが分かるにつれ、さすがにガックリ来ています。

とは言え、明日から営業再開する以上、そちらに集中しなくてはなりません。
気持ちの切り替えが大事ですね。

そこは長い人生の中で鍛えられたと思っていますから、戸惑いはありません。
ビシッと気合いを入れてまいります。

明日もまた雨がちの一日になりそうですが、おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

暑さも和らいで、パン食に気持ちが向くかも知れません。
どうぞよろしくお願いいたします。

お休みは今日まで

夏季休業は明日までとお知らせしておりますが、私たち店の者はお休みは今日まで、明日は早や営業再開に向けて仕込み作業にかかります。

お休みの間にしておきたかった圃場整備は、ほとんど進みませんでした。
毎年違うお天気模様はある程度承知ですが、8月の一番いい時に雨続きというのも、会津では珍しいかも知れません。

それでも今日は午前中お天気もまあまあでしたし、最後のチャンスだと思って圃場に入りました。
トラクターが出入りするあぜ道に横傾斜が付いていて危ない箇所がありましたので、そこを借りてあった重機を使って修正しました。

それから、圃場の一つに水はけのための排水溝を付けたあと、ライ麦の第2圃場に埋もれているビニールシート(洪水に流されて来たもの)を掘り出そうとしましたが、辿り着く前に泥に足を取られて重機が動けなくなりました。

まだまだ固まっていなかったのですね。
初めのうちはズイズイ進んだのですが、中ほどから急に軟らかくなっていました。
さあ大変!何とかして出さないと、この後また雨が降るとの予報でしたから。

しかしそこはバックホウです。
ブームとアームとバケットそして旋回プラス前進と後退の動作を組み合わせ、少しずつ匍匐前進で地面の硬いところまで出ることが出来ました。
そして泥まみれになった機体を家まで戻して、高圧洗浄機できれいにしました。

しかし、肝心の掘り出し作業は全く出来ませんでした。
あとは、手作業でやるしかないと思っています。

まあ何と言うか、ドタバタの一日でした。
明日からまた食工房モードで仕事です。

今頃になって、じわっと悔しい!

今日も雨模様の一日でした。
頭を切り替えて、食工房の仕事に精を出していました。

それは良かったのですが、あの洪水直後の緊張し切った頭も少し冷静になって今頃になると、何だか知りませんがじわーっと悔しい思いがわいて来るのですね。

自然相手なのですから、誰に文句を言っても始まりません。
それは分かっているのですが・・・。

逆にいつまで待っても、泥や流木に覆いつくされた圃場や壊れた堤防が、自然に元に戻ることはありませんし。
全部、自分たちで何とかしなくてはなりませんから。

悔しいですねぇ。
賢いはずの人間が、もうちょっと何とかならなかったのかなー・・・と。

休業後半は雨模様

夏期休業中に圃場整備を進める予定のところ、思いがけない水害のおかげで復旧から始めることになりました。
とは言え、我が圃場もですが、まわりの被害も含めてまだまだ復旧の手も付いていないところがほとんどです。
あっちもこっちも、被災直後のままです。
お天気が良ければまだしも、ここに来て雨模様の日が続きそうです。

電気柵の復旧も、目途が立ちません。
使えるものをずい分回収したものの、新たにそこそこ費用もかかりそうなことから、仲間内全員の同意が得られるかどうか、これからの課題です。
公的支援が得られるかどうかにも左右されると思います。
私としては、麦を守るために単独でも圃場を囲うつもりですので、迷いはありませんが。

それはいいのですが、この段階で雨が続いたのでは、乾き切らない圃場を耕すことも出来ません。
結局休みの間に終わらないので、この後食工房の営業の合間に少しずつ進めるしかありません。
うまい具合にお天気に恵まれることを祈っています。

そんなこともあって、今日は雨模様の一日を食工房の仕事をして過ごしました。
こちらも、やる事は山積みなので、それが少しかたづいて良かった!というところです。

休業もあと3日です。
願わくは、この後災害になるほどの豪雨にならないことを・・・。

途方もない被害

中島

中島第3圃場
表面だけ乾いてひび割れていますが、下はズブズブです。


中島

ほんの一部を掘り出しただけでこの山です。
大きなものは、長さ6mにも達します。


中島

中島第1圃場 深さ40cmを超える泥に覆われています。
さつま芋の蔓が、息も絶え絶えに必死に生き残ろうとしていますが、多分ダメです。


中島

泥水の上に浮いた状態で固まったのでしょう。
蔓も葉もクチャクチャに縮れて枯れて腐り始めています。
まだ熟成が足りていないので、今収穫してもどうにもなりません。
このまま腐るのを待つだけです。


中島

左端の木の枝にゴミが引っかかっています。
そこまで水が上がった証拠です。
堤防より上のことは間違いありません。


中島

辰ヶ原橋下流右岸
コンバインが流れ着いています。
被災者は我が集落の農家さん、大損害です。


中島

辰ヶ原橋
橋脚は完全に水没していたものと思われます。
橋げたまで水流が達した可能性もあります。


中島

辰ヶ原橋
上から見ると、堤防もまわりの圃場も橋よりずっと低い位置にあることが分かりますね。
まわりに水があふれたおかげで、橋は流されずに済んだかも知れません。


中島

辰ヶ原橋右岸 橋脚の基礎下がえぐられています。
洪水が長時間に及んでいれば、ここが抜けた可能性もあります。

被害の詳細が分かるにつれ、その途方も無さに愕然としています。
運が悪かったのかも知れないし、逆に、運が良かったのかも知れません。
つまり、こんなにひどい・・一方で、この程度で済んだ・・・と、両方の思いが交差しています。

食工房の圃場に関して言えば、中島第1圃場と第3圃場は壊滅的で、今年の作付けは出来ないと思います。
しかし、それ以外の6つの圃場は、何とかなりそうです。

整備完了までの道のりは遠いですが、順調に行けば百姓5年生への進級も夢ではありません。
希望をもって進みたいと思っています。

まわりの農家さんは、ちょうど稲の出穂期に泥水を被り、その後田に水を入れられない状況が続いていますので、今年の収穫はほとんど見込みが無い状況です。

小豆のおばあちゃんの畑はさらにひどく、もはや再開はあきらめたと言っています。
お歳を考えれば、無理もありません。
全くかける言葉さえ失っている私です。

この後、また台風の影響もありそうな雲行き、一体どうなることでしょう。
でも、自然相手ということは、こういうことなのですね。
否応はありません。
ただ淡々と頑張るだけです。

明日から夏季休業

明日8月9日~次週8月17日まで、夏季休業させていただきます。
製造も販売もすべて休みます。
店は開けておりませんので、お間違えのございませんようよろしくお願いいたします。

インターネット上の販売サイトは、特に休業設定しませんのでご注文は可能ですが、対応は夏季休業明け以降になりますので、予めご了承ください。

さて今日も、圃場の復旧作業に汗を流していました。
電気柵の一部が復旧し、稼働させています。
まだ一周囲っていませんが、山側の侵入ルートは遮断出来ています。

まだまだ先が長い作業です。
泥水が入った圃場はまだ乾いておらず、沼ッてしまうため中に入ることも出来ません。

かぼちゃもさつまいもも、その深い泥の下に埋まっています。
今シーズンは、かぼちゃあんぱんと柚子きんとん丸は無しということになりました。

ま、休業中にどこまで出来るか分かりませんが、終わらなければ食工房の仕事の合間に続きをやるしかありません。
9月末頃の種まきに間に合えばいいという話なので。

何しろ長い時間を要する作業なので、度々休憩を取りながらやっています。
明日もがんばります。