月別アーカイブ: 2022年9月

雨の多さに気を揉みつつ

東北の秋は、意外に雨が多いのだそうですね。
ただ、今年は夏のうちから雨続きのような感じがしています。

8月初めの大水害のあと、圃場の乾き具合は今一つ進みません。
特に山際は、水が湧いて来るようですね。

後ろに飯豊山という大きな山が控えていますから、たっぷり降った雨が地下にどれほど潜ったことか知れません。
そうした地下水脈から、じわじわと水が湧いて来るのでしょうね。

何日か晴天が続くと表面は乾きますが、少しを探ってみるとじっとりと湿気っています。
なかなか、サクサクとした土に戻ってくれません。

それでも、間を空けて耕耘して空気を含ませるようにしています。
少しずつですが、種まきが出来そうな状態に近づきつつあります。

明日から数日間晴天になりそうなので、何とか進めたいと思いつつ、食工房の仕事もこなさなければなりませんので、時間の割振りに頭を悩ましています。
それでも、まあ何とかなるとは思っていますが。

先ずは明日はパン焼きからです。
ここはしっかり気合を入れてまいります。
皆さまのご来店をお待ちしております。

ライ麦ごはんの素、再販売中

ライ麦ごはんの素

吸水が速くなるよう、少し精麦しています。
重量比で5%減程度です。


ライ麦ごはん

生の時に比べて、ごはんに炊くとおいしそうな色合いになりますね。

今年はライ麦が豊作だったので、しばらくの間お休みしていたライ麦ごはんの素の販売を再開しています。
すでに、オンラインストア にも上がっていますので、ご確認ください。

雑穀ご飯の一つとして、普通に白米と一緒に炊飯器で炊けます。
プチプチ食感とほのかな甘みが食欲をそそります。
栄養的には、低カロリーで繊維質が豊富なので、腸活食としてもお役に立ちます。
10~15%混合だと食べやすいです。

一部の方には、すでに熱烈にご指示をいただいていますが、まだお試しになっていない方、是非お試しください。

500g1袋 540円にて販売中です。 ★オンラインストア商品ページへ

食工房のパンは

食工房

ウクライナのパン
ウクライナのパンの情報サイトから引用
引用元 https://www.tomsk.ru/news/view/147564-Vse-chto-nuzhno-znat-o-khlebe-polza-i-vred-kak-vybrat-i-khranit

パンを世界各国の言葉で言うと何と言うか、インターネットの翻訳機能を使って調べてみました。

パン 日本語
Bread 英語
Brot ドイツ語
Pain フランス語
Pan de ○○ スペイン語
Brød デンマーク語
Bröd スウェーデン語
Leipä フィンランド語
Хліб ウクライナ語

と、まあ、こんなところ。

で、それぞれの言語でネット検索すると、各国のパンがいろいろ出て来ます。
画像も沢山見られますので、次々調べて行くと、どうも見たことのあるパンが沢山出て来ます。

あっ、それ、食工房のパンじゃない?
というわけで、食工房のパンはユーロ圏のパンなのですね。

否、私も娘たちも、海外経験はありませんし、どこかその系統のパン屋で修業したこともありません。
でも、そうなっちゃった!んですね。

いつだったか、国際交流協会主催のイベントに呼ばれて出店したことがありましたが、お客さまにここはどこの国のブースですか?と尋ねられたという一件、我々は何人だと思われたんでしょうかね。

とまあ、食工房はちよっと珍しい、でも面白いパン屋です。

明日も、おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

おつまみカレーが人気商品に

発売間もない新商品ということもあると思いますが、焼き菓子「おつまみカレー」が売れてます。

クッキー類は種類が多いので、週替わりでローテーションを組んで在庫が偏らないようにしていますが、おつまみカレーだけは毎週焼いているって感じです。

この焼き菓子と言うかクッキーと言うか、スナック菓子なんですけど、これの味を決定づけているのは、何と言っても食工房のカリーマサラなんですね。

このカリーマサラが、我ながら本当に良く出来ていると、感心しています。
自画自賛とかではなく、自分の手を離れた一般商品として見ても、良く出来ていると評価しています。

私のスパイスいじりも、20代前半に始まってもう50年近くになるのですよ。
大体今のレシピの基礎が出来てからでも約30年、その後多くの方から評価とフィードバックを得ながら、数回バージョンアップしています。
一番最近では、昨年のバージョンアップで陳皮(ミカンの皮)の粉末を加えています。

と、まあ、自慢話になってしまいましたが、「おつまみカレー」まだの方は、是非一度お試しください。

さてさて、明日と明後日は食工房の定休日、店はお休みです。
お間違えのございませんように。

明日は今日に続いて晴れるようですから、圃場の整備に汗を流すつもりです。

麦の国ウクライナに想いを馳せながらトラクターに乗って・・・。

そうそう、ちなみにウクライナへの支援ですが、パンの売り上げが振るわなかったので、7月と8月は定額にしてそれぞれ1回100ドルずつ、ウクライナ政府の募金サイトへ直接送金しました。

皆さまにお買い上げいただいたひばりのパンの分も、もちろんその中に含んでいます。


на Святвечір – Награш band / クリスマスイブの日に – ナグラシュバンド

災害一ヶ月

8月3日の夜から4日未明にかけて降り続いた集中豪雨による災害から一ヶ月が経ちました。
時間の経過とともに詳しい被害の実態が分かるにつれ、その凄まじさに驚いています。
全くすごい!の一言に尽きます。
我が藤沢集落だって凄いことになったのですが、これがまわりの至る所で同様かそれ以上だというのも驚きです。

それにしても、8月3日の深夜、中島の圃場はほとんどすべて水没していて、あたり一帯が濁流の海のようになっていたわけで、出来れば見ておきたかった・・・。

あの夜は、豪雨の中、合羽を着てやっと下の様子が見えるところまで行ったのですが、懐中電灯の明かりでは全体の浸水の様子を見ることは出来ませんでした。
推測の域を出ませんが、中島第2圃場で2mくらい、中島第1圃場では3mを超える水位になっていたものと思われます。

状況としては、辰ヶ原橋に引っかかった流木などで堰止湖が出来、堤防を越えて大量の水と土砂と流木が流れ込んだ後、しばらくしてその堰止湖が抜けて一気に水が引いた勢いで、小屋やコンバインなどが川に向かって流されたものと思われます。

物凄い光景だったでしょうね。

水が流れた方向は、草や木がなぎ倒されている方向でだいたい見当が付きます。

それにしても今回の災害では、人的被害が無かったことが先ず何より幸いでした。
それから、辰ヶ原橋が落ちなかったことですね。
相川橋も流木が突き刺さりましたが、持ち堪えました。

あとは復旧が待たれるわけですが、余りの被害の規模の大きさに、対応が追い付いていません。
いろいろな条件を加味して優先順位が決まり、それに従って工事が始まるのでしょうが、この一ヶ月の動きとしては、被害の確認と測量などに止まっています。
着工までには、まだまだ長い時間を要すると思います。

その間、私たちは私たちに出来ることを進めて行きます。

電気柵の復旧、今日もまた一歩進みました。

麦の種まきの準備も進んでいます。

新たに開墾した圃場には、娘がキャベツの植え付けをしました。
あとは大根と白菜だそうです。

もちろん、食工房の仕事もこなしながら。

気落ちなんかしていませんので、ご心配なく。


ЧИ ВІРИШ ТИ – Награш band 「信じますか」- ナグラシュバンド

電気柵復旧に一歩踏み出す

なかなか埒の明かない電気柵の復旧ですが、今日から一歩踏み出しました。

被害直後、ごく一部ですが復旧出来たところは今も稼働していますが、そこから先は遠い道のりです。
特に、川沿いのエリアは、土手が損傷しているためルート変更が必要です。

今日は、土砂流入が著しい第3圃場を避けて臨時ルートを決め、途上の草の刈り払いや流れ込んだゴミなどの片づけをやりました。
とりあえずでも、麦の圃場は守りたいので。

一方、稲は間もなく収穫期になりますが、今のところイノシシの出没は免れています。
周辺では出没しているところもあるようですが、中島にはまだ来ていません。

いろいろ理由はあると思いますが、洪水のせいであたりの風景が一変してしまっていますので、獣たちも慎重に動いているのだと思います。
イノシシは、中でも特に用心深い性格ですから。

一度電気柵に触れて感電すると、もうそのエリアに近づくことさえしなくなります。
そして、電気柵もどきの紐を張っただけの畑にも、近づこうとしないようです。

ただし油断は禁物で、何かのはずみでそういったものや、たまたま稼働停止中の電気柵に触れて何事も無いことを覚えれば、突進して囲みを破ることも躊躇しません。
ですので、稼働は24時間連続です。

また、囲みは一周して閉じていなければ意味がありません。
その意味でも、早く塞いでしまいたいところです。

ま、一歩ずつですが、着実に。

イノシシたちに、今、電気柵が不備な事を知られないうちに・・・。

明日はパンを焼いて、それから・・・

明日土曜日は、またパン焼きの日になります。
お昼前後から順次焼き上がります。

堅焼き黒パンなどハード系のパンは、午後2時頃の焼き上がりとなります。

皆さまのご来店をお待ちしております。

パン焼きが終わったら、その後は麦の種まきをするために圃場の整備を進めます。
少しずつですが、着実に進んでいます。

ただ一つ心配なのは、電気柵が復旧していないことです。
種蒔きした後にクマや猪などの大きな獣に歩かれると、台無しになってしまいます。

こちらもボチボチやっているのですが、公的な支援が得られるかも知れませんので、その沙汰を待っているところです。
間に合って欲しいですが、いよいよとなったら自前で材料を買ってでも復旧させたいと思っています。

監視カメラには、ほとんど毎日のように獣たちの姿が映ります。
この前のクマの後は、タヌキがほぼ毎夜、はぐれサルも一匹この付近に居着いているようです。

サルは、昼間に出て来るので、映像もカラーで鮮明です。
立派な体格の雄であることが一目瞭然です。

もちろん、見つけたら爆音花火を直撃して徹底的に威嚇し追い払います。
「いつでも」「どこでも」「何をしていても」必ず追い払う!
それが猿対応の鉄則です。

最近は、サルの方でも私たちを認識しているようで、姿を見ただけで逃げて行きます。
ただし、私たちが居なくなればすぐにまた出て来る調子の良さと言うか図々しさはサルの性格ですから、こちらもそのつもりで付き合うことにしています。
キリが無いけど、仕方ありません。
サルというのはそういう生き物なので。

クマやイノシシはまたそれぞれ全然違う性格なのですが、その話はまた別の機会に。

ではでは。

獣害対策

大きなフグリがぶら下がっています。
立派な体格の雄です。

生き物なんだもの

会津に来た当初、クマがいる場所に住むようになるのだからと、少し緊張感を覚えた記憶があります。

そして、実際にクマの被害を経験し捕獲現場や駆除現場を見聞する機会もあり、最近また獣害対策の当事者にもなるに至って気がついたと言うか思っていることがあります。

初めの頃、毎日毎夜野生動物のリスクに対応して緊張感を維持しなければならないなんて、大変過ぎる!全く余計な仕事を・・・と思ったものです。
しかしその後、クマやサルやイノシシと対峙する中で、彼らの生態に理解が及ぶに連れ、人間だけが自然界の外で何も知らずにただ能天気に生きているだけだと思い知らされました。

広く自然界を見回せば、どんな生き物も常に喰うか喰われるかの関係の中にあり、喰う方も喰われる方も共に命を懸けて事に臨んでいるのですね。
それ以外に生きのびるための方法はあり得ません。

生存は、即ち闘いなのであり、緊張の連続に違いないのです。
人間にあっても、たとえ文明の城の中に逃げ込んでも、決して逃れることの出来ない宿命だと思っています。

だって、私たちもまた生き物なんだもの!

恐らく、この世界で一番弱い生き物の人間は、その代わりに知恵を授けられたのですから、そこにこそ人間の使命と役割もあるはず。

獣たちに導かれ、今大きな気づきを授かりつつある私です。