草取り、刈払い、焼き払い、除草剤

圃場や周辺の雑草をコントロールすることは、農業の基本中の基本です。
完ぺきに一本の草も生やさないほどにする必要はありませんが、まあ大まかに言えば、雑草はやたらに茂らせないのが上策です。

先ず第一は、手で草を抜くことです。
作物が植わっている状態では、それ以外の方法は取れません。

圃場の周りは、時々刈り払いをすればOKです。

収穫が終わった後の片づけの時、あるいは春一番に耕す前などには、焼き払いをして残渣を燃やすと同時に熱によって落ちている種を無力化します。

これらをうまく繰り返して行けば、数年するうちに大した苦労無く雑草の繁茂をコントロール出来るようになります。

一方、電気柵の下の地面は、一定の幅で完璧に除草されていなくてはなりませんので、除草剤も使用します。

除草剤には、地上部だけを枯らすタイプ、根まで枯らすタイプの2種類ありますので、状況により使い分けています。
商品名で言えば「ザクサ」と「ラウンドアップ・マックスロード」の2種類を使っています。

農薬は、使わないのが原則でやって来ましたが、獣害対策のために使うことになってしまいました。
ま、作物には影響する場所ではないので、何も心配はしていません。

一方、除草剤の使い方にもいろいろとノウハウがあって、薬剤の選択、濃度、散布時期などの設定によって効果が左右されます。

やはり、創意工夫と手間暇を惜しまない態度は、ここでも重要になるというのが面白いところですね。
化学の勉強をしておいて良かったと思っている私です。

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