今日も一日晴れ間は見えず、寒かったですね。
融け残った雪が凍って、カチカチになっていました。
しかし、鳥や獣たちは春を感じているのか、動きが活発になっています。
多くの生き物たちが繁殖期を迎える春ですからね。
それでちょっと面白いと言うか珍しい事が起きつつあります。
クマタカと思しき猛禽が、この付近に度々現れ、どうやら人家直近の木立の上に巣をかけようとしているみたいです。
そのせいで、カラスが追い払われて騒ぎになっている模様です。
クマタカを見たことは以前山暮らしをしていた頃に何度かあり、まず見間違うことは無いと思っています。
こんな人里周辺でクマタカが営巣行動するということは、きっと何か理由があるに違いないのです。
これは推測ですが、クマやサルなど木に上る大型の獣が生息域を広げている現状の下、鳥たちは大きいものから小さいものまで、すべて危機にさらされています。
ここ数年、家の周りに小鳥たちがやたらに増えてにぎやかになっているのですが、それはそうした脅威から逃れるために人間の側にいた方が安全だということを学習したからだと思っています。
もちろん、鳥たちは人間をよく見ています。
自分たちに害を及ぼさない人間を見分けてもいます。
で、クマタカが何らかの学習をして、人里周辺で営巣活動するようになったのだとしたら、これはもう動物学上の大事件でしょう。
でも、それはあり得る話だと私は思います。
なお今後も邪魔しないよう注意深く観察を続けます。