日別アーカイブ: 2024年3月19日

シカ、現る

獣害対策

まだ明るさが残る18:00直前、4頭のメスがやって来ました。



シカは好奇心旺盛のようです。
ほとんど用心もなくカメラに接触しに近づきますね。
罠にかけるのは、案外簡単かも知れません。
獣害対策

メスが現れて15分後、後を追うようにオスが通過して行きました。



まだ昨年の角が落ちていませんね。
間もなく落ちるのでしょうか。
獣害対策

画像クリックで拡大表示します。

トレイルカメラに初めてニホンジカの姿が映りました。
それも、メスとオスの両方が相前後して現れました。
メスは4頭連れ立って現れ、その少し後に追いかけるようにオスがやって来ました。

シカは体高が高いせいもあって大きくみえますね。
実際、大型犬よりも大きいのではないでしょうか。

このまま放置すれば確実に数が増えて、サルの群れ並みにシカの姿を見ることになりそうです。
農作物も無事では済みません。

3段張りの電気柵では、飛び越えられる可能性が大です。
5段張りで最上段の高さが1.5mは必要です。

一昨年、イノシシとクマ対策用に設置した電気柵ですが、シカに対応するためには支柱はすべて取替える必要があります。
その費用もまた数十万円かかります。

そうまでして農作物を守って引き合うのか?と言われれば、「いいえ・・・」というしかありません。
でも、経済的合理性だけではないのですよ。
私が麦を作るのも、まわりの農家の方が米や野菜を作るのも、そうすることによって自分たちの生活全体が守られるという側面があるからです。

何度か申し上げたと思いますが、獣たちを相手にしての生活の安全保障上の問題なのです。
こういう場所に暮らす以上、避けて通れない課題です。
何とかしなければなりません。

もちろん、駆除することも並行しなければなりません。
でもそちらは、行政主導で猟友会の方々の尽力にお任せすることになります。
私たちに出来ることは、防衛と情報提供です。

今日は早速、画像と映像を収めたUSBメモリーを、役場の獣害対策担当者にお渡しして来ました。
近所の猟友会のメンバーの方にも、プリントした画像を渡しておきました。
近々、駆除に向けて動いてくださるでしょう。

私も、今日から、電気柵のライン変更を計画して、そのための下ごしらえを開始しました。