奥の方からやって来たように見えるが、実は脇から入り込んで来たのかも知れない。
朝、足跡を発見した地点に、トレイルカメラを設置。
早速、意外にも現れたのは、親子連れ3頭だった。
画像栗区で拡大表示します。
もうとっくに子グマを離したものと思っていましたが、昨夜親子グマ3頭連れが歩く姿をトレイルカメラが捉えていました。
実は、昨日の足跡の主が誰なのか気になりましたので、№1カメラの位置を変更していました。
早速その夜にも現れたというわけですが、意外にも親子グマ3頭連れでした。
足跡の主とは、多分違います。
画面の奥から現れたところから映像は始まっていますが、その前の経路は分かりません。
ずっと奥からまっすぐ近づいて来たか、横方向から入って来たかですが、付近の踏み跡などから推測すると、画面右手方向から進入してこちらに向かって来たものと考えられます。
そして、再び向きを変えて向かった先にはクワの巨木があり、そこに落ちている大量のクワの実がお目当てだったのでしょう。
帰り道は別なところを通ったか、あるいはそのまま近くに潜んでいたか分かりませんが、映像は一方向一本のみでした。
クマが撮影されたのは今日はここだけで、全体的にクマたちの動きは繁殖期と言うこともあり、とてもダイナミックになっています。
今日は、また役場に獣害対策担当を訪ね、重ねて駆除を要請して来ました。
尤も、法的制約がいろいろあり、担当も頭を抱えているようです。
例えば、子グマは駆除の対象にしないとの決まりがあって、箱罠などに子グマが入った時は、そのまま付近の山に放獣となります。
遠くに放したのでは生き延びられないかも知れないので、親グマいる付近に放すわけですね。
これでは、全くたまったものではありません。
否、子グマこそ淘汰しておくべきでしょう。
数年先には、確実にそれも人に慣れてしまった危険度数倍の個体となって、私たちの脅威となるはずです。
その昔、クマも狩猟の対象として積極的に狩られていた頃は、資源保護の意味合いから子グマを含め母子連れは殺さないという掟があったのですが、今はそのような意味はとうに失われてしまっています。
その他、人家の付近では発砲禁止、夜間の発砲禁止などが、その場その場の状況を考慮することなく一律に適用されるため、みすみす駆除のチャンスを逃しています。
これなどは、警察の不作為による弊害です。
本当に何もかもががんじがらめで、話になりません。
とまあ、憤ってもどうにもならないのですね。
深呼吸して、また明日からの営業に備えなくてはなりません。