月別アーカイブ: 2024年7月

臨時休業のお知らせ

来週の話になりますが、7/26(金)と7/27(土)の2日間、臨時休業いたします。
店は閉まっておりますので、お間違えのございませんようよろしくお願いいたします。

7/28(日)、7/29(月)は通常営業いたします。

なお明日7/20(土)は、いつも通りパンを焼いて皆さまのご来店をお待ちしております。

日中は晴れの予報が出ておりますが、相変わらず不安定な空模様のようです。
蒸し暑い一日になるかと思われますが、ご来店いただければ幸いです。
冷たい麦茶など用意いたします。


朗報!

麦ラボ

2024年産 ライ麦原穀 デオキシニバレノール残留値検査結果


麦ラボ

2024年産 スペルト小麦原穀 デオキシニバレノール残留値検査結果

来ました!
つい先ほど、日本穀物検定協会よりFAXにて検査結果の速報が届きました。
結果は、画像をご覧のとおりです。
ライ麦、スペルト小麦ともに、検出限界以下で不検出との結果でした。
今年も無農薬でしたし、雨がちの収穫期を迎えていましたから正直不安でしたが、検出限界0.05mg/kg以下とはこれはうれしい驚きです。
早速、ライ麦ごはんの素の再販準備に取りかかります。

ライ麦ごはんの素はいつ再販?

ライ麦ごはん

ライ麦ごはんの素10%ほど入れて炊きました。

度々、複数のお客さまからお問い合わせをいただいています。
関心の高さを感じます。

もういつでも用意出来る態勢にはあるのですが、肝心のカビ毒検査がまだ完了していません。

近々速報が届くことになっていますが、今日のところははまだ届いていません。
これをクリアしないことには、始まりません。

もし、基準値オーバーの結果が出たらアウトです。
一年間の苦労が水の泡、考えたくもないですね。
まあ、出来は悪くなかったと思っていますから、希望を持って知らせを待っています。
というわけで、今しばらくお待ちください。

ちなみに、ここ2回ほど購入品のライ麦全粒粉を使って、プンパニッケルや堅焼き黒パンを焼きましたが、やっぱり自家産のライ麦の方がおいしいと感じます。

手前味噌、自惚れと言われようと、この実感は譲れません。
これも、自家産解禁となれば、証明してお見せいたします。

コロナ感染症が拡大しているらしい

5類に移行して以来、最大の流行状態になっていると報道されています。
尤も、3類の時のように自治体ごとの最新情報が毎日発表されることはありませんので、詳細はもちろんのこと大まかな傾向さえ掴みかねています。

そんなこともあって、食工房では今でも次亜塩素酸水の噴霧は実施していますし、店頭ではマスク着用で接客しています。
お客さまのマスク着用は各人のご判断に委ね、手指消毒もアルコールの用意だけしておいてあとはお客さま任せです。
検温器も置いてありますが、これもご使用は各人のご判断に任せています。

メディアが伝える情報によれば、現在拡大しているウイルスは、重症化リスクがインフルエンザ以下程度とのことですから、仮に感染したとしてもそれほど恐れる必要はないのかも知れません。
ま、基本的な感染症対策を実行していれば、あとは殊更神経質になることも無いと思います。

今後の状況次第で、またマスク着用あるいは手指消毒、検温などをお願いすることになるかも知れませんが、当面今まで通りでまいります。

さて、明日はまた定休日明けパン焼きの木曜日です。

お天気の方が今一つスッキリしないようですが、皆さまのご来店をお待ちしております。

クール便体制に移行します

間もなく梅雨明けになると思います。
来週は気温も高くなりそうです。

そこで、予てお知らせしていました通り、通販の出荷をクール便体制に移行します。

通常運賃にクール料金が上乗せされることになりますが、お買い上げ金額3,500円以上の時はクール便サポートクーポンを利用出来ますので、実質クール料金は無料になり、通常運賃分のみのご負担となります。
クーポンコードは、cool789 です。 食工房オンラインストア、ハンドメイドマーケット”Creema” ともに共通です。
それぞれ、精算画面にてクーポンコードを入力してください。

さらに、お買い上げ金額8,000円以上になれば、クール料金も含め運賃無料となります。
※クーポンの適用は不要です。

夏の暑さによる品質劣化を防ぎつつ、皆さまのお手元に食工房のパンをお届けするための取り組みです。

ご利用のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、体制切り替えのため、本日この後一定時間サイトを閉鎖してメンテ作業を行います。

明日と明後日は定休です

毎度申し上げて恐縮です。
明日7/16(火)と7/17(水)の2日間、食工房は定休日休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

このところもうずっと雨模様のお天気が続いて、思えばそんな合い間のわずかの晴れ間によく麦刈りが出来たものだと、まるで奇跡のようです。

まあでも、いつも何とかなるとは思っていて、だいたいその通りになって来ていますから、これからもいつも希望だけは捨てないように頑張りたいと思います。

今、ライ麦とスペルト小麦のカビ毒検査を受検中で、結果を待っているところです。
多分、基準値クリアと思ってはいますが、もしわずかでも超えればアウトですから、結果通知が来るまでは落ち着いて眠れません。
ま、希望を持って待つことにいたします。

この際、通信の編集も、やっと始めました。
気持ちを切り替えて行きます。

賞味期間を短縮します

7月になって、今はまだ梅雨明け前なのでさほどでもないのですが、これから8月にかけてさらに9月になっても、暑い日が続くことになります。

例年この季節は、パンも焼き菓子も賞味期間を短くしています。
一部すでにその対応に切り替えていて、これから製造する分はすべて夏対応の賞味期限が表示されますので、ご注意ください。
別途一覧表のpdfファイルを掲載しておきますので、ご参照いただければ幸いです。 品目別賞味期間一覧表2407

暑い夏、うれしいことも楽しいこともいっぱいありますが、食品製造業にとっては商品劣化が早い厳しい季節でもあります。

それからもう一つ別件ですが、7月8月9月の間、気温が30℃を超えた日にご来店くださった方は、ポイントカードの点数をいつもの2倍差し上げます。

また通販ご利用の方は、クール便発送が規定となり運賃が変わります。
ただし、3,500円以上のお買い上げご注文は、クール料金が無料となるクーポンを利用出来ます。

こちらへの切り替えは、ただいま準備中です。
そのため、近々1日程度時間をいただき、その間オンラインストアを閉鎖するタイミングがありますので予めご了承ください。

以上、よろしくお願いいたします。

早く梅雨が明けてほしい

もう7月も半ばに差しかかっています。
早ければ梅雨明けの声を聞くことも珍しくありません。

しかし今年は、どうも梅雨がまだまだ後を引きそうです。
明日から少し晴れ間の見える日が増えて来る予報になっているので、梅雨明けも間近か!と気が逸りましたが、天気図を見たらそうではなく、前線が南に下がって梅雨の中休み状態になるみたいです。

その後また前線の北上で大雨が降ったりして、それからやっと梅雨明けでしょうか。

とりあえず、今週末から月曜まで3連休は、不安定ながら晴れ間の見えるお天気で推移しそうです。

そして明日は、概ね晴れのお天気で久しぶりに気持ち良く過ごせそうです。

おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

ゆめちからを作付けしてみたい!

麦ラボ

長いノゲがあるのですね。見た目もなかなかいいじゃないですか!

ゆめちからという小麦の品種があります。
日本国内産の小麦の中で、外国産の強力粉と比較しても全く遜色のない強力粉がとれる小麦です。

現在北海道が主力生産地ですが、本州でも作付けの成功事例がありますので、福島県なら問題なく作付け可能と思われます。

病気に強く収穫も安定していて、作りやすい品種だと評価されています。
しかも、種苗法上でも完全にオープンソースとなっていて、すぐに種を購入出来ることも分かりました。
もちろん、その後の自家採種もOKです。

否、それなら食工房でやらない手はありませんね。
パン用として主力で生産に取り組んでも良いくらいです。
と言うか、周辺の農家さんにも声をかけたいですね。

製粉は、私が利用しているような製麺所レベルでもいいので、まずはとにかく自家産のゆめちからでパンを焼くところまで辿り着きたいと思います。

早速、この秋に種まきをするつもりです。

否、大きな楽しみを見つけました!

ひぐらし鳴く

実は今日が初めてではありませんが、今し方そぼ降る雨の中、ひぐらしの鳴き声が印象的に聴こえました。

私の中では、ひぐらしは夏の始まりを告げる声、子ども時代うれしい夏休みが始まる頃の記憶に繋がっています。

今、ちょうど麦刈りが終わって一安心している時に、ひぐらしの声はやわらかく労を労ってくれるのですね。

昨日までに、調製の終わったライ麦、南部小麦、スペルト小麦をすべて雪室に入庫完了しましたので、なおいっそう感無量です。

さて、その充実した気持ちを胸に、明日はまたパン焼きです。

今日の仕込みで、昨年度産のライ麦はほぼ使い切りました。
今年度産のライ麦がすでにあるのですが、前にも申し上げた通り、購入品のライ麦全粒粉を用意済みなので、そちらを使い切るまでお預けです。
この際、自家産との違いを再確認したいと思っています。

明日もおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

麦作り雑感

今年で6回目となる麦の収穫をほぼ終えました。
ほぼというのは、稲架かけしたまま取り残されたデュラム小麦が、長雨に打たれて多分ダメになってしまうと見込まれるからです。
それは、コンバインの故障による結果なので、ある意味仕方ないこととして受け止めています。

麦作りをして来て学びそして分かって来たことについて、幾つかまとめてみたいと思います。

まず、日本の気候風土では、秋播きで初夏に収穫期を迎える麦は、それがちょうど梅雨の時期と重なるため、幾つもの難しい課題が生じることになります。
最低でも雨が降っていない日が2日程度続いて圃場が乾かなければ、刈り取りは出来ません。

次に、刈り取った麦はすぐに脱穀して乾燥機に入れ、素早く水分を抜かないとカビの発生など品質劣化のリスクが大きくなります。
そのためにコンバインが活躍することになります。

昔のように、手刈り、稲架かけ天日干し、足踏み脱穀、唐箕選別と時間をかけることは、うまく行けば最高かも知れませんが、逆に常に品質を損なうリスクに直面することにもなります。

実用的な量の麦の収穫を目指すなら、耕耘のためのトラクター、播種機、中耕のための管理機、収穫のためのコンバイン、乾燥機、籾摺り機、選別機くらいを最低でも用意して臨む必要があります。

そして、夏に向かうこの時期に収穫した麦は保管も難しく、暑い夏の時期に一気に品質を損なってしまう可能性が大きいのですね。
今は、穀物用の低温倉庫に預けることも出来ますし、自前で冷蔵保管庫を用意すれば、費用はかかるにしても万全な保管が可能です。

逆に言えば、それらの機械設備の用意があれば、梅雨時の不安定な天気の下でも順調に収穫作業が出来、その後も年間通じて品質の良好な原穀を供給出来るわけですから、国産の麦作りは今後発展の余地が大きいと言えます。

で、食工房では、それらを一応一通り用意して臨んで来たわけで、自己評価にはなりますが年々収量、品質ともに概ね向上して来ています。

今後の課題としては、需要に見合うためにまだまだ作付け面積を増やしたい考えがありますので、それに対応した機械力の充実を実現しなくてはなりません。

耕作地は、周囲に空いている圃場がありますから、そこを借りることで満たすことが出来るでしょう。

百姓6年生もこの夏の圃場整備をクリアして、秋の播種に漕ぎつければめでたく卒業です。
次は、百姓中学一年生です。