月別アーカイブ: 2024年11月

古代小麦麺、再入荷

麦ラボ

お子さまも安心して召し上がれます。
離乳食にもおすすめです。

スペルト小麦でつくったうどん、それが古代小麦麺です。

モチモチ食感と小麦の香り濃厚な味わい、夏は冷やしつけ麺で冬は煮込みで、またいろいろな具材と一緒に油いため、どんな食べ方でもOK。

コシヒカリでおいしいご飯が炊けるのと同じように、古代小麦麺は麺そのものが基本的においしい。

ゆでている時から、食欲をそそる良い香りが漂います。
まあ、こんなにも違うか!というくらい。
食べた後の満足感は、最高です。

で、一つご注意申し上げたいことは、しっかりと最低15分間はゆでることです。
煮崩れの心配は無用です。

少し軟らかいかなと思うまで茹でた後冷たい水に晒せば、ぎゅっと締まって素晴らしい食感になります。
そこから熱いおつゆに入れても、煮込んでも、煮崩れることなく最後まで食感を楽しめます。

これで、500g1袋5食分で650円。
高いか安いか、食べて見てからご判断を。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げまして恐縮です。
明日11/12(火)と明後日11/13(水)の2日間、食工房は定休日となっております。
店は営業しておりませんので、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

今日は、シュトレンの第1回製造分が仕上がり、包装してコンテナに収納しました。
この後、約1週間から10日間おいて熟成させれば、おいしく食べられます。
そこから先日数が経つにつれ、味も香りも食感も少しずつ変化し、それぞれの良さを楽しむことが可能です。

ここで、敢えて食工房のシュトレンの「売り」を申し上げるとすれば、「香り」の良さということになります。

どこのシュトレンも、それぞれ各お店ごとに香りに工夫を凝らしているとは思いますが、食工房のシュトレンの香りのポイントは、まず自家製の文旦ピールの香りです。
これは他店のものには、まず無いと言って良い個性です。

そして、独自にブレンドしたシュトレンスパイスの香り、ラム酒とバニラオイルの香り、それからレーズン、ミックスナッツ、自家製酵母、スペルト小麦など素材の香りも加わって、華やか且つ深みのある香りを生み出すことに成功しています。

その心は、皆さまを晴れ晴れとした明るい気持ちにすることです。

香りの力、感じていただけると思います。

※1/2カットは、店頭販売のみです。

寒さ待ち、残業

今日は、予定通りシュトレンを焼いて、後工程まで終わらせました。

それはいいのですが、午後1時前に焼き上がったシュトレンが十分冷めるまで、待っている時間の長かったこと!

季節の進みが遅れているのか、温暖化の現われか、それは分かりませんが、11月の今ごろにしては気温が高いような気がします。

シュトレンの後工程では、表面にまず融かしたバターそしてグラニュー糖を付けて固まるのを待ちます。
この時冷え込みが足りないと、短時間で固まり切らず仕上がりが悪くなります。

今日は、気温が下がりそして室温も下がるまで待ち、結局後工程は午後8時前から始まりました。
そしてつい先ほど終わったばかり、この後それをコンテナに収納するためにもう一度作業場に行きます。

長い一日でした。
まだ終わっていませんが。

明日はいよいよシュトレン

予定通り明日、今シーズン初のシュトレン製造に取りかかります。
材料の仕込みは、今日のうちに終わらせました。

今日は、早朝3時起きでパン焼きの準備から始まり、午後には配達、戻ってからシュトレンの仕込み。二人の娘たちと私の3人総がかりでやって、午後8時過ぎまでかかりました。

明日も早朝から、まずは生地をこねるところから始まります。

シュトレンづくりのいいところは、工程を追って次々といい香りに包まれながら作業出来ることです。
その気分の良さだけでも、この仕事をやっていて良かったと思うほどです。
ここは、つくり手の私たちだけに与えられるご褒美というところでしょうか。

ま、それはそれとして、明日も大仕事になりますので、早めに床に就くことといたします。

ではでは。

寒くなって来ました

シュトレン

写真だと分かりにくいですが、日本国内で製造されているシュトレンの中では、とびきり大きい方に入ると思います。

このところやっと、冬の到来も近いことを思わせる寒さを感じるようになって来ました。
シュトレンつくりにも取りかかれそうです。

予定では、明後日に初シュトレンです。
もうすでに材料の調達、包装資材の調達など、次々準備が整っています。

その前に、まずは明日のパン焼きです。
明日は、すぐ翌日のシュトレンで使用する酵母種を用意するために、残りを多めにして早い時間に新しい種を立ち上げ明後日に備えます。
緊張感の高い段取りになります。

ま、毎年同じことをやっていますので、その場になれば手と体が覚えていてスムーズに進むと思います。

こうして食工房が忙しくなって来ましたので、畑の方はさすがに手が回りません。
麦も越冬体勢に入りましたので、しばらくは手を出さなくても良いようです。

とは言え、もう少しやっておきたいことがあったのですが、タイムアウトとなりました。

明日はスコーンです

スコーン

会津のべこの乳とバターの風味、しっとり柔らかな食感が特長です。


スコーン

簡単に上下に割れます。
おすすめは、間に馬路村の柚子ジャムまたは柚子マーマレードを挟んで!

食工房のスコーンは、開業以来ずっと売れっ子の看板商品です。

2006年、2007年にアイルランドから来日し、会津で開催したアイリッシュコンサートに出演してくれたホイッスルの名手ショーン・ライアンが、打ち上げの時に食工房のスコーンを食べて「これはボクが家でつくって食べているいつものスコーンと同じだよ。」と言って喜んだという、うれしい出来事がありました。

それ以来、このレシピにますます自信を持ってつくり続けた来た経緯があるのです。
そしてさらにおいしく、また食感を良くするために細かい所に工夫を加え今に至ります。

食工房のスコーンは、サクサクというよりはしっとり系で、どんな食べ方にも対応出来るよう甘さをひかえています。

フルーツジャムなら何でもOK、メイプルシップなどもGOOD!、飲み物なら紅茶はもちろんコーヒーにも合います。
日本茶でもOK。
おやつ用の一品として、とても使い勝手の良いアイテムです。

おいしく召し上がっていただくために、オーブントースターと電子レンジを使って焼き戻していただく方法をお勧めしています。
おいしい焼き戻し方のリーフレットも差し上げています。
明日は、焼き立てをお求めいただけます!

このブログをご覧の方には、以下、スコーンの焼き戻し方をご覧いただきましょう。


スコーンの焼き戻し方

スコーンの焼き戻し方

オーブントースターにて、約一分間焙ります。

冷たく硬くなってしまったスコーン。
先ずは、しっかり予熱したオーブントースターで、1分間ほど焙ります。
表面が熱くなり、パリッと硬くなります。
☆焦げ目が付く一歩手前で止めるのがコツです。

スコーンの焼き戻し方

電子レンジにて、約15秒間加熱

次に、皿に乗せて電子レンジで、15秒間加熱します。
(もし一度に2~3個かそれ以上の時は、時間を延ばします。ただし、20~25秒間くらいまでにしてください。)
☆加熱の順序は、決して逆にしないように!うまく行きません。
これでほぼ完璧に焼き立ての状態に戻っています。

スコーンの焼き戻し方

切るまでもなく、簡単に上下に割れます。

うまく焼き戻すと、このように簡単に上下に割れます。
中から湯気が立って、いかにも焼き立て!

スコーンの焼き戻し方

ジャムやクリームなどを挟んでお召し上がりください。

ジャムやクリームを添えるなど、お好きなアレンジでお召し上がりください。
これと同じやり方で、マフィンやロールパンも焼き戻せます。

ご注意

この方法が通用するのは、一度だけです。
焼き戻したものは、すぐにお召し上がりください。
繰り返し焼き戻すと、水分が抜けてパサパサ、コチコチになってしまいます。

明日のパン焼き

カネリプッラ

カネリプッラ
フィンランドスタイルのシナモンロールです。

酵母種の調製が上手く行っています。
熟度を正確に見られるようになったからです。
特に、黒パン系の出来がとても良くなりました。

自分でいうのも何ですが、本当においしい!
食パンやロールパンも、もちろん悪くありませんよ。

それからカネリプッラについて一言。

先日ラジオで聞いた話ですが、フィンランドのシナモンロールが世界一おいしいという話題に触れていました。

まあ・・・、世界一と言ってもいいのかな・・・。

巻き方が独特ですね。
それから、シナモンロールと言いながら、実はカルダモンを結構利かせています。
これがまたとてもいい香りのハーモニーを醸し出しています。

食工房のカネリプッラは、つまりフィンランド語でシナモンロールのことを指します。
そして中身も、フィンランドのオリジナルに出来るだけ近づけて、少しだけ日本人の私たちの好みにも合うよう手を加えています。

明日も、もちろん焼きますよ。
それから一昨日ご紹介したプンパニッケル。
個性豊かな顔ぶれで、皆さまのご来店をお待ちしています。

シュトレンを子どもに食べさせても大丈夫か、との疑問Ⅱ

※1/2カットは、店頭販売のみです。

今から7年前に掲載した同タイトルの記事が、先月あたりからアクセスが増えています。

否、いまだに理解されていないのですね。
シュトレンにおけるドライフルーツのラム酒漬けは、必ずしも規定ではないということです。

半年以上一年間も漬け込むなど、何か別のものと勘違いしているのではないかと思います。
これでアルコールが残っているから子どもには食べさせるな!というのが定説になるなんて、何かおかしいと思いませんか。
クリスマスにちなんだ焼き菓子なのですから、子どもも含めて家族皆で楽しめるもののはずでしょう。

食工房のシュトレンは、いつも申し上げているように、子どもたちも安心して食べられるシュトレンです。
ドイツの伝統的でごく普通のレシピを採用し、スパイスの使い方だけ日本人向けにアレンジし直して、そして食工房だけのサプライズでスペルト小麦の全粒粉をミックスしてつくっています。

もうかれこれ19年間もつくり続けていますので、子どもたちのファンも沢山います。
大きくなって大人になってからも、食工房のシュトレンを覚えていてくれて、ちゃんとご注文が入ります。
ですから、今年もいつものとおりのシュトレンをつくる準備しています。

で、材料代がものすごく値上がりして、もうめちゃくちゃ大変なことになっているので、少し値上げさせていただきました。

今年も、多くの方に喜んでいただけるのではないかと、つくる方の私たちも楽しみにしています。

プンパニッケルの味わい深さ

プンパニッケル

これがプンパニッケル
あまり膨らまないように、わざと穴をあけています。
そうしないと、中が陥没してしまうのです。

ドイツのパンの代表的なものの一つと言えば、プンパニッケルでしょう。
ドイツパンの看板を揚げているパン屋さんなら、必ずと言って良いくらいプンパニッケルをメニューに入れています。

そのプンパニッケルの中身ですが、まず基本はライ麦全粒粉100%であることです。
尤も、パン屋さんによっては小麦粉を20%くらいミックスする例も見られます。
食工房では、自家産のライ麦を自家製粉したものを100%使用しています。

そしてプンパニッケルのもう一つの特徴は、ザワータイクと呼ばれる乳酸菌の割合の多い独特の酵母種を仕立てることです。
このザワータイクが、プンパニッケル特有の酸味を含んだ深い味わいを生み出します。

ザワータイクの種起こしは、粗挽きのライ麦全粒粉でやるのが昔からのやり方で、食工房もそのやり方を学んで踏襲しています。

ザワータイクの出来不出来は、直接プンパニッケルの品質にかかわりますので、これまで幾多の試行錯誤を繰り返しながら、現在の味わいに辿り着いています。

パンセットの中に一押しで入れたのも、このプンパニッケルです。

最近はザワータイクの出来も安定していて、食工房のプンパニッケルの味わい深さはどこにも負けないと自負する次第です。

しかしまたこれは好みの分かれるパンでもありますので、どなたにもおすすめと言うわけには行きません。
もうすでにその味わいの虜になっている方はもちろんですが、そう聞いて逆に興味をそそられたまだの方も、ぜひ食工房のプンパニッケルを召し上がって見てください。

おいしい食べ方なども、また別の機会にお伝えしたいと思います。

ちなみに一つだけ上げさせていただくと、バターとの相性がとてもいいので、薄くスライスしてバターをたっぷり塗り、ワインと一緒に召し上がって見てください。
きっと頷かれるはずです。

この秋、クマの報告が少ないと思いませんか

もちろんこれは、当藤沢集落の状況であり、私のブログの中の話です。

思い返せば昨年の秋は、クマ出没ラッシュで大騒ぎでした。
人家への侵入一歩手前の危機的状況でした。

あれから一年、ずっと出来ることは何でもやるという方針で対策して来ました。
もちろん、すべて的を得ていたかどうかは分かりません。

今年5月から7月にかけて繁殖期の頃は、立て続けに親子連れを含む複数のクマが出没しましたから、とても緊張した覚えがあります。
一人で、畑の外れの藪に近付くなど、怖くて出来ませんでした。

そして夏、クマの気配が遠のいた間に、ひたすら周辺の藪の刈り払いを行い、秋を迎えました。

9月の終わり頃に一度だけ出没がありましたが、その後は今日までずっと出没を確認出来ていません。
4ヶ所設置してあるトレイルカメラは、いずれももう一ヶ月以上の間クマに関してはノーヒットです。

一体どこへ行ったのでしょう。
絶対にいなくなったわけはありませんから。

この前も申し上げましたが、山の実りは大豊作なので、人のいる場所に出て来なくても済んでいるということなのでしょうか。

ところが、他の地区ではクマの出没は減っていないと聞きます。
また全国的には、今年は昨年に比べてもクマの出没件数は飛躍的に増加しています。

この我が藤沢集落の状況は、ある意味対策が功を奏していると言えるのかどうか、そこはまだ分かりません。

来年になって、また繁殖シーズンの頃、今年と明らかに違って良い状況になっていれば、初めてその結果が見えるのかも知れません。

いずれにしても、クマの数を減らしてもらわないことには、いつまで経っても安全は約束されません。

ちなみに、今シーズンはこれまでに、当地内で3頭捕獲駆除されています。
4頭目の駆除も申請し罠の設置をしましたが、期間内に捕獲出来なかったようです。

ま、獣害対策に終わりは無いと思っているので、今後も出来ることは何でもやり続けます。