中島通信」カテゴリーアーカイブ

いつまでも暑い

朝夕に限ればもう秋の気配が漂っていますが、これが日中となるとその暑さはこの季節のものではありません。
まるで真夏です。

今日も、日の当たるところに出るのに勇気がいるほどの暑さでした。
屋根の塗装をしている職人さんの大変さは、察するに余りありました。

一方食工房の仕事は屋内ですから、直射日光に焼かれないだけましですが、暑さの影響はいろいろな品目製造工程に影響を及ぼしています。

バターを使う焼き菓子は、生地の調製の時にすでにバターが溶けだす温度の下での作業となりますから、その他の材料も前以て冷却して置いてから作業しています。
一方でそうすることによって結露を呼びますから、水分量を予め少なめにしておくなど配慮が必要です。

日も短くなって確実に季節は進んでいるはずなのですが、この暑さはいつまで・・・、麦の種まきもまだまだ先のことになりそうです。
畑では、まだ今も雑草の繁茂が旺盛です。

とりあえず、箱罠設置で一区切り

相変わらずクマ出没の危険が去ったわけではありませんが、今日、箱罠が設置され、とりあえず一区切りです。

ご近所さんたちも、蜜蜂の巣箱を片付けたようです。
圃場も家のまわりも電気柵で囲いましたし、刈り払いは確実に進めていますので、防衛という側面では出来ることは全てやっている思っています。

市民の私たちが出来ることは、防衛することまででそれ以上は守備範囲外ですから、あとは行政に任せるしかありません。

さて、明日もまたパン焼きです。
早朝午前3時はまだ真っ暗で獣たちの時間ですから、明るいLEDライトとピストル(スターター用)を持って外に出ます。

明日も、おいしいパンが焼けることと思います。
クマさんにもいいにおいがしていることでしょう。
でも、一欠けらだって上げません。当たり前ですが。

そして、皆さまのご来店、お待ちしております。

3夜連続クマ出没


獣害対策

立ち上がった高さは、大人の身長と大体同じくらいです。


獣害対策

★画像クリックで拡大表示します。
昨日までの画像では、№3カメラと蜜蜂巣箱の位置が間違っていましたので、修正しています。

今日もまた熊の話です。

こうした記録は、後に貴重な資料となる可能性がありますので、その意味でも重要だと思っています。
私自身の備忘録としても。

さて昨夜は、隣家の蜜蜂の巣箱を荒らしている現場の一部始終を撮影することに成功しました。
ショットはこの場所だけで合計46あり、静止画像が23動画が23です。
今日は、その中の一部を公開しています。

昨夜は、この他にもう1頭出没していて、別なところで蜜蜂の巣箱を荒らしています。

ところで、この蜂蜜はクマの捕獲用の罠を仕掛ける際の餌として利用するために採集していたものだそうです。
しかし、先にクマに取られてしまっては意味がありませんね。
もっと用心して防御を固くしておく必要があったと思いますし、場所も人家の側で管理するのはいかにも危険です。

ま、それは今後の課題として、件の熊は4時間近い長時間隣家の裏手に滞在していたわけで、物置のガラス窓にも手をかけて開け、中のにおいをかいでいます。

こうした行動は、やがて物置や住居への侵入につながります。
今回、トレイルカメラでいち早く捉えることが出来たのは幸運でした。

何本かの映像の中には、食工房の敷地方向に向かったシーンがあって緊張しましたが、電気柵に気づいたのかすぐに戻っています。

しかしこの次は家が狙われるのは必至と思っていましたので、今日は、食工房を含むわが家の敷地全体を電気柵で囲いました。

今夜も、緊張感漂う夜となります。

今日も熊の話です

獣害対策

獣たちの交通の要衝となっているポイントです。



獣害対策

昨夜と全く同じコースで進入



獣害対策

舗装道路の上に出て来ると、さすがに緊張感が漂います。



獣害対策

中島地区の一番外れに位置します。
ここは、あらゆる獣たちが通り道にしている交通の要衝です。


獣害対策

№2カメラの前を通過してどこに向かったか、今回明らかになりました。
№4カメラがそれを捉えています。

先日は、続けて出没しないのが普通だとお伝えしましたが、今回は二夜続けてやって来ました。

意外だったのは、昨日の1頭目と思われる個体がやって来たことです。
縄張り争いをうまく避けたのではないでしょうか。

昨夜も近所の家の裏の蜜蜂の巣箱が荒らされ、きれいにかけらも残さず舐め切った残骸が残されていたとのこと。
しかし、なお監視を続けないと真相は分かりません。

我々としては、こうしてクマがいつでもそばにいる状況が続くのは、どうしたってまずいに決まっています。

獣害対策担当とも相談しましたが、今回人家から遠く離れた場所(№1カメラ設置個所)でも出没が確認されましたので、罠をかけるとしたらそこ以外にないだろうという結論になりつつあります。

今回のことでも分かりますが、クマが多過ぎるのです。
このあたりの山は、決して貧相な生態系ではありません。
広葉樹の割合が多く、クマにとっても楽園のはずです。
だから、どんどん繁殖して数が増えているのです。

あぶれ出したクマが、押し出されるように農作物のある人里に近付き、意外にも人間は無抵抗であることを察知した結果、遠慮なく人里を活動領域にしてしまったということです。
今のうちに、クマにはっきりと分かる形で圧力をかけないと、我々は生活領域を乗っ取られてしまうことになります。

生息数の管理も当然重要課題です。
しかし、市民の我々にはその手段が一切与えられておらず、むしろ動物愛護の論調が駆除を妨害する有様ですから、どうにもなりません。

我々が肌身で感じている危機感を、どうしたら理解してもらえるのか、動物たちの真の生態をどのようにして伝えられるのか、ただただもどかしい思いが募ります。

1週間のご無沙汰



獣害対策

45分後に、2頭目がやって来ました。
断然、1頭目と大きさが違います。



獣害対策

画像クリックで拡大します。

9/2の出没から丸1週間、予想した通りお約束通り、クマがやって来ました。

で、今回驚いたのは、2頭現れたことです。
どうした事情か、いろいろと推測は出来ますが、今のところ真相は分かりません。

画像と映像を見ていただくと分かりますが、1頭目が9/2に現れたのと同じ個体で間違いないと思います。
後を追って現れた個体は、一回り以上大きい個体で、プロフィールは今一つ分かりませんが、昨年一度出没している可能性があります。

そして今回、蜜蜂の巣箱がもう一つ荒らされました。

どちらのクマの仕業なのか、これも推測の域を出ませんが、1頭目が先に手を出していたところに2頭目が現れて横取り、たいらげた後逃げた1頭目を追跡したのではないかと思われます。
縄張り争いが展開されたのではないでしょうか。
今後の出没を、範囲を広げて監視する必要があります。

ちなみに今日、4台目のカメラを追加設置しました。
現在、№1カメラは辰ヶ原橋たもとの土手に、№3カメラは隣家の蜜蜂の巣箱前に、そして№4カメラを道路沿いのこぎ跡を望む位置に設置しています。

今日は、出没の状況を画像にまとめて資料を作成しました。

明日、トレイルカメラの画像映像ファイルと共に役場に提出して来ます。

先日のクマの仕業!

9/2(土)の深夜に至近距離内にクマが出没したことはすでに報告しています。
<参照>

多分その時のクマの仕業だと思われますが、隣家の家の裏に置いてあった蜜蜂の巣箱が荒らされていたことに、今日になって気が付いたと家の方から報告がありました。

巣箱と言っても、大きな丸太の中が腐って抜けて洞になったもので、一抱えくらいもある大きさのものです。
このあたりの農家さんは、こうした巣箱を用意して天然の蜜蜂を呼び込み、蜂蜜を集めることをよくやります。

当然、クマを誘うことになりますし、実際に荒らされる被害も少なくありません。
それでも、蜂蜜は魅力なのですね。

このお家では、数年前にも一度クマの被害に遭っています。
家の敷地内で蜂蜜の採集をするのは危険なのですが、昔の方の認識は違うようです。

これからは認識を改めていただいて、巣箱の移動をお願いしなくてはなりません。

さて、あれから一週間ずっと静かでしたが、今夜あたりが出没のタイミングです。
監視カメラがスタンバイしています。
上手くヒットするかどうか分かりませんが、監視を続けます。

それはそれとして、明日はパン焼きの土曜日、食工房はいつものように営業中です。

なお、ご来店時にクマに遭遇する心配はまずありませんので、どうぞ安心してご来店ください。

ご来店、お待ちしております。

汗をかかない一日

昨日の雨から一日過ぎて、今日はスッキリ晴れはしなかったもののお天気は回復しました。

蒸し暑くなるのかなと思っていましたが、それほどのこともなく、汗をほとんどかくこともなく一日が過ぎました。

夕方にはすっかり涼しくなりましたので、パン焼き仕事が終わって配達も終わった後、さらに外で農作業をする余裕がありました。
ただ、日没が早くなって来ていますから、時間にすれば1時間くらいしかありません。

過ごしやすくなるのと同時に日が短くなっていますので、一日を長く使えるというわけには行きません。
まあ、仕方がありませんね。

涼しくなったせいでしょうか、パンを買い求めにいらっしゃるお客さまも少しずつ戻って来ています。

動きやすくなれば、私たちも忙しくなるというわけで、ありがたい時間を過ごしています。

久しぶりの雨

私の記憶では、多分、7月の下旬から8月いっぱいそして昨日まで、大方晴れまたは曇りで猛暑続き、たまに通り雨が降っても地面は乾いたままでした。

そして今日、本当に久しぶりに雨らしい雨が降りました。
畑の土も水分を含んで黒々として見えます。

しかしこれも今日一日だけのことのようで、明日から先はまた晴れや曇りで高温の日が続くようです。

ちなみに昨年の今頃はと言えば、雨が多くて畑が耕せないとボヤいていました。
年によってこれほどまでに様子が違うのですから、臨機応変の範囲も半端ではありません。

今年の麦播きの時期は何時になるだろうかと、長期予報を見たりしながら思案しているところです。
これも多分ですが、遅めのタイミングで良いのではないかと思っています。
何でも、11月頃までずっと気温は高めで推移するとの予報が出ています。

一方、明日はパン焼きですが、水道水の温度が僅かですが低くなりましたね。
季節は確実に進んでいることを実感させます。

酵母やパン生地の温度管理も室温に近い温度設定になります。
ただし室温放置は安定感がないので、やはりドゥコンディショナーで管理します。

明日もおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

役場の対応

昨日、午前中に役場の獣害対策担当に電話をかけました。
詳細を報告し、現場を見に来て欲しいとお願いしました。

すぐに担当の方が駆けつけてくださり、私は現場を案内しました。
そして、画像と映像のデータを差し上げました。

以前だと、トレイルカメラに映っただけでは、捕獲許可の対象にすらなりませんでしたが、今回はもっと本気で対応してくださるようです。
※直接人が目撃した情報でないと、取り上げてもらえませんでした。

こういうことは、地道に繰り返し押して行かないと前に進まないのですね。
今回は、トレイルカメラの画像を県への捕獲許可申請書類に添付すると言っていました。

ただ、今回は場所が人家に近過ぎるため、捕獲しても銃による駆除が出来ないため、別な場所で捕獲が出来ないか、クマの動きをもう少し観察しようということになりました。

今回のクマがどこから来てどこへ行ったか、行動を把握するためには、トレイルカメラの設置場所がとても重要です。

今、合計3台のトレイルカメラが稼働していますが、さらに1台、また1台と数を増やしたいと思っています。

明日の朝の点検で何がヒットしているか、不安のような楽しみのようなとても微妙な心境です。

一週間の疲れ

食工房の営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日です。

それにしても、いろいろあるものです。
イノシシの出没があり、それが止まったと思ったら次はクマです。

食工房の本業に打ち込みたいところなのに、そうやって脇へ手を取られるものですから、何だかこの一週間、どっと疲れを感じてしまいました。

やっぱり、クマが近くをウロウロするなんてことは、とても安心していられるものではありません。

一方対応に奔走していると、緊張感に対応してアドレナリンが分泌されるのでしょうか、妙な高揚感を味わうのですね。
どうしたってクマに勝たなくてはならないので、この高揚感は大切かも知れないと思っています。

トレイルカメラのチェックに行く時も、こうした緊張感と高揚感を同時に味わいます。
それが自分たちの生活と生命の安全に直結しているからですね。

この頃ですが、田舎暮らしの醍醐味とは、むしろこのような出来事を通して生きていることを強く感じることにあるのではないかと思うようになりました。

ちなみに、昨夜はクマはやって来ませんでした。
クマは、普通だと一度訪れた場所は、その後1週間くらい間を空けてまたやって来ることが多いので、この次の出没を予想しながらクマにメッセージを送る手段を考えています。