中島通信」カテゴリーアーカイブ

今夜もクマか?

獣害対策

想定通り、柿の木の根元に現れたクマ
個体識別は今一つ定かではありません。


獣害対策

p6に現れたクマのその後の行動確認するために、p6-2地点を設定した。



獣害対策

この位置で草藪に侵入するのが、お決まりのコースになっているようです。
霧が発生して映像がぼやけており、個体識別も判然としません。


獣害対策

このコースの前後の行動を把握したい。
とりあえずp9地点にカメラを置いた。


昨夜もまたクマが出没しました。

P6地点から道路を渡った所にある柿の木を狙ってp6-2地点を設定したところ、早速、お客さまがやって来ました。
クマが一頭。

しかし、このクマはp6を通らずにここに来ています。
この夜は、数時間前にp8地点にクマが出没していましたから、その後こちらに回って来た可能性もありますが、どこを通って、その間何をしながら、その行動を把握したいものです。

新たなカメラポイントを検討しています。
限られた数のカメラを、移動しながら使い回しています。
今夜も、どれかのカメラがまたクマの姿を捉えているかも知れません。

クマ出没、続く

獣害対策

二日前とは違う個体です。



一昨日の夜に続いて昨夜もクマが出没しました。

場所は、一昨日と同じp6地点です。
時間はこの前より少し遅い時間帯でしたが、問題はこの二頭が別な個体の可能性が高いことです。

ツキノワグマの特徴として、胸の位置にある白い三日月上の斑紋が一頭ごとに違うことが知られていますが、この二頭は歩いて行く時の月の輪の見え方が違っています。
別な個体と考えて、ほぼ間違いありません。

道路向かいの柿の木には、もう一つ新しい掻き傷が付いていました。
一本の柿の木を、二頭のクマが争っているという図式になります。

つまりこれは、このあたり一帯を二頭の個体が縄張り争いをしているということです。
こんな狭い範囲で・・・、明らかにクマの数が増え過ぎています。

これから、栗と柿の季節になりますから、クマたちはそれを求めて人里に侵入して来ます。
というより、何年も前から、もうすでに定番のコースに入っているはずです。

今日は役場の獣害担当に現場を見に来てくださるようお願いし、猟友会の隊長、当行政区の区長、役場の担当者、そして私の4人で実際に現場をつぶさに見て回りました。
結果、早速箱罠を仕掛けることになりました。

ただ問題は、罠で捕獲する場合、どの個体が捕まるかは不確実なので、狙った個体ではない別のクマがかかる可能性もあります。
私的には、何頭かかってもすべて駆除していただけるなら、かえってありがたいのですが、そうは行かないでしょう。

全く、危険と隣り合わせの日常生活になっています。
その意味では、戦争と同じです。
いつも命がけです。

さてさて、明日は定休日明け、パン焼きの日だというのに、夜中に起き出すのもハラハラ、ドキドキです。

クマ出没、250831

獣害対策

人家の直近、集落内p6地点に現れたクマ
二週間前にも同じ状況で侵入している。


獣害対策

道路に出た後、道路を渡って向かいにある柿の木を見に行ったらしい。


獣害対策

獣害対策

高野p8地点に現れたクマ
左手の草やぶに入っていった。


獣害対策

一昨日夜半、クマが出没しています。
後々のための記録ということで取り上げておきます。

藤沢集落の中でも住宅の直近p6地点に、山側からクマが侵入しました。
時刻が19:15と早い時間帯で、暗くなってすぐですし、その日はほんの30分前まで近くの畑で電気柵の設置作業をしていました。
私の推測ですが、早くからクマは近傍に潜んでいて、人がいなくなるのを待っていた可能性があります。

その後の足取りは分かりませんが、3時間20分後には100mくらい離れた高野のp8地点に一頭のクマが現れています。
同一個体だろうと思われますが、少し距離が遠い位置で撮影されているため、確実なところは不明です。

このクマは、それから1時間ほどして同じ草やぶから出て来て、道を辿って奥の方へと見えなくなる様子が撮影されています。

そろそろ栗やクルミ、柿などが熟してくる頃ですから、自分の獲得エリアを主張してにおいを付けて回っているのでしょう。
柿の木には、真新しい引っ掻き傷も見られました。

そのクマの動きに対応するように、今日は高野に電柵を設置完了しました。
そして、クマの通り道や滞在位置になっていた草やぶを刈り払い、風景がガラリと変わりました。
クマは、これには確実に反応するはずなので、今後の動向を監視したいと思っています。

あと今日は、役場にこのことを報告しに行きました。
まず現場を見に来ること、そして確実な駆除をお願いして来ました。

暑さ和らぐ

全国各地、まだまだ猛暑が続いているところが多いのですが、こちら東北はすでに暑さも和らぎ始めています。

今日は、このあたりでは曇り空で直射日光が差さなかったこともあり、お昼頃畑に出て軽作業しましたが、暑さは全く気にならず、汗もほとんどかきませんでした。

夏至から二ヶ月が過ぎ、もう秋のお彼岸が近づいているのですから、日照時間が短くなり日の差す角度も南に傾いて、お日さまの力は弱くなっています。

上の娘の報告によると、渡り鳥の一種が南に向かって移動して行くのを確認したそうです。
そう言えば、ツバメもいつの間にかいなくなっています。

暑い!暑い!と言っている間にも、季節は確実に移って行っているのですね。
ぼんやりしてないで、麦の種まきに備えなくては・・・。

パンも焼かなくては・・・。

おかげさまで、夏バテなしで秋を迎えられそうです。

食欲の秋が楽しみです。

高知は、遠くなりにけり

私の出身が高知県であることは、もう何度も申し上げて来たことです。

22歳まで高知に居ましたが、その後単身で東京に出、首都圏で16年間過ごしました。
そして福島に移住して来たのが36年前でした。
会津には、22年前に移って来ました。

こうして見ると、生まれ故郷の高知にいた時間は、一番長いわけではないのですね。
しかし、幼なじみや同級生や親類縁者の多くが今も健在であり、高知は私にとって今でも大切な故郷です。

コロナ禍の前までは、毎年一度は帰省していた高知でしたが、今年の3月まで6年間出かけていませんでした。
その間に私も七十を越えました。
そしてその間に、頼りにしていた交通機関の高速バスの運行がすっかり模様替えになってしまい、私のような高齢者にとって、以前の様に安上がりに快適に移動出来る手段ではなくなりました。

今年は出費を覚悟で新幹線を利用しましたが、体は楽だったけれどお財布は大変・・・でした。
そして今はまだいいですが、もっと高齢になれば、移動そのものが大変になるでしょうから、ふるさと高知はいずれ帰りたくても帰れない場所になるのは定めと受け止めています。

ここ会津を第二の故郷と定め、居を構えて畑まで耕す人生を選んでいる以上、それはもうすべて納得しています。

ですが、年を取ると、何と言うか里心が付く瞬間があるのですね。
こんな心境になるとは思っていませんでした。

でも、いいのです。
私の父も、残した著作の中で、死んだら吉野川を渡ってふるさとの山へ帰るのだと言っていましたから。

私も、いずれこの人生が終わったら、これまで足跡を付けて来た場所場所を辿って、そしてふるさと高知の山に帰ろうと思っています。

父が残した著作「玉蜀黍」より:「渡し舟」

私ブログ 2010.03.28 の記事 「帰途へ」

今日は、クマとイノシシ

p1地点に現れたクマ、これは多分コードネーム「ナッツ」に間違いありません。

p8地点に現れたイノシシは、4頭の子を連れていました。
すでにずい分育っているようです。

獣害対策

クマそしてイノシシが、別々の場所に時間をおいて現れています。
彼らのその後の行動を掴まなくてはなりません。

昨日の夜半から日連れが変わる時間帯、近くの圃場や耕作放棄地に、クマとイノシシが現れました。

トレイルカメラの台数を増やしたからというもの、獣たちの姿は毎日どこかの地点で捉えられています。
誰も目撃していなくても、ちゃんと近くに潜んで居て、夜になったらそこらじゅうを歩き回っているのですね。

いつも申し上げていますが、夜の間動き回るものの日中は潜んでいるなら、状況はまだいい方なのです。
これが、日中人の目に触れるようになった時は、危険度という点において一段階線を越えたと見なくてはなりません。

本当は、手を打つなら今のうちなのですが、行政はこの段階では腰が重いのですね。

何ともやりきれない気持ちで、ただ見ているしかありません。

昨日、カメラをさらに1台増やしました。

毎日日にち、クマのニュースの上がらぬ日はない

自宅より50m以内(直線距離)を歩くクマ コードネーム「ナッツ」
実は、大変危険な状況です。

獣害対策

集落内人家の至近距離内
ただし、10mくらいの段差がある。

このところ、テレビのニュース、ネット上のニュースサイトなど、どこを見ても聞いても、クマの人身被害に関わるニュースが、最低でも毎日1件は上がります。
その場所も、九州と四国、あと千葉県を除けば全国各地至る所。
中でも北海道と東北地方は、件数が多いですね。 
それだけクマが沢山いる場所なのだということになります。

しかし、こんなにクマに脅かされる日常が現実になると想像出来ていた人が、一体どれほどいたでしょうか。

私は、もうずいぶん前から、こうした現実がやって来ることを、ずっと申し上げて来ました。
そして、言った通りになって行くことをとても悔しく残念に思いながら、状況はさらに悪くなることを否定出来ないでいます。

実は、クマだけじゃない、その他の動物たちも、このままではすべて人に何らかの害を及ぼす害獣になってしまうことを危惧しているのです。

つまりこれは、向き合う人間の側の問題だということです。
ただし、よく言われるような人間活動の軋轢とか、そういうことを言っているのではありません。

私たちは今、動物たちの生態や行動の意味を理解出来ず、向き合うための知恵を放棄している状態にあります。
一般の人々も、日々研究しているはずの専門家も、これが分からないのですね・・・。

自然から離れて生活するようになって久しい人間社会の住人達は、もはや野性と向き合う術を知りません。
狩猟の現場にいる人たちの中の一部の方々に、辛うじて残っているだけかも知れません。

もう時間はありません。
認識が改まること、法律が改まることを望みます。
その前に、自分が犠牲になることは、私は断じて御免被ります。

お休みも、あと一日

麦ラボ

トラクターの運転席より前方

長いと思った夏季休業も、過ぎて見ればあっという間でした。
何しろ、休みとは言え毎日、この暑い中で農作業でしたから。

それでも頭の中に描いていた、このくらいは終わらせたい・・・という目標に対し、達成は50%そこそこに止まりました。

まあ、無理もありません。
そもそもが欲張り過ぎ、歳を考えなくてはいけませんね。

やり残した分は、これからも合い間を見ながら少しずつ進めて行きます。
幸い時間的猶予は、まだあります。

新しいトラクターも、大活躍しています。
今までなかった新しい機能が装備されているおかげで、仕事が早くしかも仕上がりはずっといいのです。
炎天下でも、エアコンを効かせた車内で楽々操作、土ぼこりを吸い込むこともなく、健康にも良いと感じます。

尤も、トラクターに乗っている時間は、全体から見ればほんの一時ですから、あとは大半大汗をかきながらの作業でした。
しかしこれが、健康には良い面もあったと思っています。

おかげさまで、熱中症にもならずに何とかこの暑さを乗り切りました。

明日は、もう早や仕込みの日です。
明後日の休業明けに備えます。


ライ麦の検査結果

麦ラボ

2025年産・ライ麦(原穀)検査成績


麦ラボ

2025年産ライ麦(精麦処理済) 検査成績


食工房

上記予定で夏季休業いたします。
ご来店の際は、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。
通販のご注文受付はお休みはありませんが、出荷対応は休業後になります。

罪作りなクマキャラ

クマを可愛い動物として描いたキャラクターは、実に沢山あります。
私たちが良く知っている人気の高いキャラクターと言えば、「クマのプーさん」「りらっくま」「パディントン」そして「くまモン」などなど、その他にも上げればキリがありません。

そして、それらのキャラクターは、例えば絵本になり、ぬいぐるみになり、また着ぐるみになって愛嬌を振りまき、小さな子どもから大人まで、誰もがもうすっかりその愛らしさにヤラれてしまっています。

ご存知の方がどの程度いるか知りませんが、私が一番好きだったクマキャラは、50数年前にNHK教育テレビで放送されていた幼児向け番組「なにしてあそぼう」に登場するこぐまの「ムーくん」です。

当時私は、17~18の生意気盛りの若者でしたが、私の頭はこのムーくんにはすっかりヤラれてしまい、心はもうメロメロでした。
番組の放送時間に間に合うために、ありとあらゆる努力をし、時には学校をサボってもテレビの前に居たものです。

また「あめふりくまのこ」というかわいい歌も好きでした。

それはまあ置いて。

私も含めて多くの人が、少し前まで(否、未だに)、クマを可愛い・・・、否、そこまででなくても、憎めない動物だと思い込んで来た(いる)ことを振り返ると、クマキャラの果たして来た働きというのは、大変な罪作りであったと思うのですね。

あのように完全に毒気を抜かれたクマキャラがいたことで、クマという動物の真の姿が隠されてしまい、誰の目にも触れることが無くなってしまったのではなかったのか?と思う私です。

一方、最近の私は、実際にクマの恐ろしい一面に触れる機会もあり、過去の認識との落差に愕然としています。

しかし、実物のクマにも、クマキャラの元になるような可愛く見える(本当に可愛いかどうかは別にして)一面が確かにあるのですね。
とくに子グマの可愛らしさは、もうほとんどの人が抵抗出来ないほどです。

でも、クマが実際にどうやって生きているかをつぶさに知れば、いくら可愛くても、そのような感情的理由でクマを保護しようなどという気には、到底なれません。
それとこれとは別だと。

子どもたちは、本当は、クマの縫いぐるみが他の動物の縫いぐるみを襲って喰ったり、人形に襲いかかったりする場面を、遊びの中でやればいいのです。
残酷だと言ってそれを避けることは、間違った自然観を植え付けることになると、私は思います。

だから私は、もうプーさんにもパディントンにもくまモンにもそして大好きだったムーくんにも、「さようなら」を言います。

今、旧暦では6月

このニ三日、梅雨のような湿気と雨模様のお天気です。

もうすぐお盆も近づくというのに、このお天気かよ!と思っていたら、今はまだ旧暦の6月半ばだというではありませんか。

うーん、この梅雨模様のお天気も、ある意味無理もないと思えるのですね。
旧暦と言うのは、何とも不思議な影響力を持っているようです。

ということは、この後また猛烈な暑さが戻って来るのでしょうか。
あり得ますね。
9月に入っても、旧暦では7月ですし。

ま、ま、ここ一週間くらいは雨模様の日が多く、猛暑も幾分和らぐ予想になっています。
願わくは、雨が災害にならない程度で済むことです。
降れば土砂降り、川は洪水では、全くたまったものではありません。
晴れて暑い方がまだましです。

このように、極端な気象の変化も、実は温暖化の現れだといいます。
これからは、こんなお天気模様にずっと付き合って行かなくてはならないのでしょうか。

農業は、気苦労の絶えない仕事になりそうです。