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南部小麦の収穫

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軽トラにバインダーを積んで移動、足の遅い機械を長い距離歩かせないで済みます。
農家に必須!軽トラ万歳!


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2022年の収穫状況
稲架の延長が34m、間が空いているところが3ヶ所あります。


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2023年の収穫状況
稲架の延長は57m、しかもすき間はありません。
穂の大きさも大きいです。

昨日は、中島第4圃場の南部小麦を刈り取りました。
そして今日の午前中までかかって稲架にかけ、収穫作業は無事終了しました。

それで驚いたのは、今年の収量が劇的に増えたことでした。
およそ2倍に達しています。

何が違ったかと言うと、今回は化成肥料を併用しています。
昨年は豪雨災害の復旧に時間を取られ、馬糞堆肥を撒くことが出来ませんでした。
その代わり、麦わらを全量細かく刻んですき込み、これだけだと肥料分が少ないので化成肥料を追加しました。
その結果がこれです。

有機が良いと言われるのはもちろん理由があるわけですが、何時でも絶対と言うわけではありません。
小麦は、とにかく肥料を食う作物で、よく肥えた土でないと満足な収穫は得られません。
それは量だけではなく、質も影響を受けます。

今年の南部小麦がどのような品質になっているのか、とても楽しみです。
小麦麺とそれからパンですね。
皆さまも、どうぞおたのしみにしていてください。

さて、2日間の定休日も過ぎて、明日はまたパン焼きの木曜日です。
酵母の仕込みは、先ほど終えています。

明日は早朝3時から作業です。
皆さまのご来店、お待ちしております。

2023.06.13 本日の麦畑

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中島第2圃場のライ麦
収穫期が近づいています。


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中島第4圃場の南部小麦が色付いて来ました。


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南部小麦近影
スペルト小麦に比べても遜色ないほど風味が良く、製麺に適し、製パンも可能です。

定休日の今日は、一日外で農作業に汗を流しました。
蒸し暑いのにはまいりましたが、冷たい水がおいしくて感激しました。

麦畑も、色付き始めました。
中でも早いのは、南部小麦とライ麦です。
南部小麦はゴールド、ライ麦はシルバーという感じでしょうか。
日差しを受けて輝く姿は、誰もが感激します。

収穫まで、あと一ヶ月を切りました。
そろそろ準備を始めないと・・・。

一方、電気柵の守りは、まさに完璧です。

梅雨っぽい一日

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中島第2圃場
「誰かさんと誰かさんが麦畑・・・/ Catch in the rye」
ライ麦畑は、人の背丈を優に超える高さになります。


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ライ麦開花(受粉完了後)近影

梅雨に入ったかと思わせるような湿気っぽい空気、時折雨粒がパラパラと落ちて来て肌寒く、かと思うと薄日が差して蒸し暑く、そんな一日でした。

麦畑は、一番遅いスペルト小麦も穂を出しました。
今の様子を見る限り、このまま順調に行けば、豊作と言って良い上がりになると思います。
尤も、最後の最後まで分からないのではありますが。

それにしてもライ麦の背の高さには、毎年驚かされます。
今年も、人の背丈を優に超えて2mに近いのではないかと思うものも見られます。

だからなんですね。
人が隠れるのには、持って来いです。

そのライ麦の背丈を何とかして低くしようと、昔の人は品種改良に努力したもののようですが、ついに成功しなかったようです。

ま、若い恋人たちには、その方が良かったのではないでしょうか。

ライ麦ごはんの素再販のおしらせ

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ライ麦ごはんの素 500g 540円

今日は、食工房流に言えば「麦仕事」をしていました。
精麦、製粉その他です。

スペルト小麦とライ麦の精麦と製粉、それぞれ全粒粉を10kgずつ。
それから同じく精麦の後、小麦サラダの素を11kg(500g×22)袋詰めしました。
そこまでやって時間切れとなり、ライ麦ごはんの素は明日やります。

そうです、ライ麦ごはんの素を再販します。
限定55袋です。
明日5/15の正午に受注開始です。

食工房オンラインストアでの販売です。
その他、少数ですが店頭販売分があります。

この後また再販出来るかどうか、あくまでもパン用が本命ですから、ライ麦の在庫の減り方次第です。

来年に向けて増産の段取りをしていきたいところです。
そのためには、新たな圃場を確保する必要があります。

どこまでやれるか分かりませんが、がんばりたいと思います。

明日はまた営業です。

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定点観測 2023.05.03
山がすっかり緑色になりました。


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ライ麦の穂が出ました。
2023.05.03 早朝


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ライ麦の穂が出ました。
2023.05.03 午後

ゴールデンウィーク中でしたが、昨日と今日は定休日として休業いたしました。
明日からまた営業モードに戻ります。

一昨日すでにご報告していますが、ライ麦の穂が出ました。
いつもながら感動する情景です。

周辺をイノシシがうろついていますが、電気柵に守られて何の心配もありません。

また、昨年の豪雨水害で被害を受けた圃場なので、運び込まれて堆積した土砂の影響がどう出るか、収穫を見るまで可否は分かりません。

今のところは五分五分、良い影響と悪い影響の両方が見えます。
大量の有機質が供給されたのはプラス、目の細かい土砂ゆえ目詰まりして水はけが悪いのはマイナスです。

毎年毎年、新たな試練と発見があります。
そして少しずつですが、確実に向上しています。
農業は、本当にやりがいのある良い仕事です。

さて、明日もパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。
連休中なので、今までにお目にかかったことの無い初めてのお客さまも見えるかも知れません。
楽しみにしております。

ライ麦の穂が出た!

否、うっかりしてました、見落としてました!
今日、畑見回っていた時、ライ麦が穂を出しているのを見つけました。

それも、一つや二つではなく、沢山、沢山、一斉にです。
いつもの年なら絶対に見逃すことの無い出穂の瞬間が、すでにやって来ていました。

写真を撮りたかったのですが、カメラは持っていなかったし、それに風が強くてブレてしまうので撮れませんでした。
明日、撮影に臨みます。

それにしても早いじゃありませんか!
これは、収穫時期にも影響するでしょうね。

ま、何にしても自然の計らいには逆らわず、時が来たら然るべく動く、これでうまく行くはずです。

さて、明日5/2(火)と5/3(水)は、定休日となっております。
連休中ですが、店は閉まっておりますのでお間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

5/4(木)より通常通り営業再開します。

冷たい強風の一日

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中島の圃場脇のヤマザクラ
一週間遅れて、今満開を迎えた。


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高野圃場 電気柵設置完了

雨こそ降りませんでしたが、今日はまさに春の嵐とも言える強風が吹き荒れました。
しかも北寄りの冷たい風でした。

早朝から午前中いっぱいパン焼きに精を出して、休憩の後畑に出て作業しましたが、分厚い上着を着ないと寒くていられませんでした。

しかしその強風にも負けず、ソメイヨシノより約一週間遅れてヤマザクラが満開となりました。

麦畑は茎立ちが始まり、急激に草丈が伸びて来ています。
あと一ヶ月くらいすれば、穂が出て来ることでしょう。

今日は、高野圃場にも電気柵を張りました。

こちらのデュラム小麦は、昨年の種まきの際、種まき機の覆土設定を誤ったせいで越冬がうまく行かず、ずい分枯らしてしまいました。

それでも半分くらいは残りましたので、来年に向けての種取りは十分出来ると思います。
全く、あってはならない初歩的なミスでした。

一年一作の麦作りですから、あと何回挑戦出来るでしょうか。
百姓は、一作一作に命を懸けてやるべきものと、肝に銘じます。

麦が伸び始めた

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中島第2圃場のライ麦です。
最終的には人の背丈を越えるほどに成長します。

今日はもはや初夏の暖かさでした。
時折寒さが戻ることもあるものの、全体的には季節の進みが早く感じられます。

この一週間くらいの間ですが、麦の茎立ちが始まりました。
写真は、中島第2圃場のライ麦ですが、その他の麦も皆丈が延びて生育の良いところは高さも40cmを超えて来ています。

しかし昨年の豪雨災害のために、どの圃場も馬糞堆肥の投入が出来ず少量の化成肥料のみの施肥なので、収穫の頃にどのような状態になっているのか予想が付きません。

どんな状況でも植物は必ず実を付けますので、そこそこの収穫はあるものと思っていますが、どのくらい・・・となると、穫れて見ないと分からないというのが正直なところです。

ま、案じても仕方がありませんので、天の計らいに任せておきましょう。
我々は、草取りなど地味でも出来ることをコツコツやるだけです。

麦畑の様子

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定点観測 23.04.03


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定点観測(広範囲)2023.04.03
中島圃場、第1~第8まですべてが視界に入っています。


獣害対策

トレイルカメラというものです。
32Mpxの高解像度画像、4Kビデオの撮影が可能です。
しかもバッテリーの消費も最小限で、なかなか優秀です。


獣害対策

電池切れの心配から解放されるためにソーラーシステムを追加しました。
ソーラーパネルに5200mAhのリチウムイオンバッテリーパックが内蔵されています。


獣害対策

設置場所は、このようなところです。
先日、立木を伐採しています。

久しぶりに定点観測です。
麦の緑色が濃くなって来ました。
丈も伸びて、次第に地面が見えなくなって来ました。

ただただ、無事の収穫を祈るのみです。
今のところ獣の害はありません。

ただし、油断するわけには行きません。
電気柵の設置を進めています。
監視カメラも設置しました。

こうした獣害対策は、農家にとっては圃場防衛であり、そのための費用は防衛費とも呼ぶべき出費です。
もはや生活費の中のそこそこの割合を占めるに至っています。

さて、明日と明後日は食工房は定休日です。
店はお休みです。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

明日もさらに晴天が続くようですので、引き続き電気柵の設置作業です。
手間暇はかかりますが、品質の良いライ麦やスペルト小麦、希少価値のある国産デュラム小麦など、それらの収穫が何より楽しみです。

小麦サラダの素、新発売

小麦サラダ

小麦サラダの素 500g 新発売! 550円

先日ご紹介しました小麦サラダですが、インスタグラムでもご紹介したところ、多くの方から反響がありました。

そして今日、件の小麦サラダの素の販売の準備が出来ましたので、皆さまにお知らせ申し上げます。

この製品は、食工房が自前の圃場で収穫したスペルト小麦を、精麦機で15%ほど精麦したものを粒のまま袋詰めしたものです。

容量は500gで脱酸素剤を封入しています。
賞味期間は製造日より6ヶ月となっています。
価格は、1袋550円です。

★用い方について
事前に30分間くらい水に浸してから茹でてください。
20倍量の水で茹で時間は沸騰してから15~30分、お好みの柔らかさになるよう調整してください。

サラダにする時は茹で汁は使いませんので、ザルなどで濾して水切りします。
茹で汁は風味もあるし栄養成分も溶け出していますから、捨ててはもったいないです。

スープベースとして使います。
例えば、コンソメキューブ(コンソメスープの素)などで味付けし、パセリを散らして胡椒を一振りすれば、上等なスープが出来上がります。

また、ゆでた小麦もそのままスープの具材にすることも出来ます。
ひき肉や玉ねぎを炒めたものを加えて、さらに煮込みます。

そして、白米と一緒に炊飯することも出来ます。
ライ麦ごはんの素と同様、また違った風味を楽しめます。

ぜひお試しください。