食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

六条大麦

麦畑

新緑とコントラストを成す、麦秋の眺め
黄金の輝きに勝るとも劣らぬ素晴らしい色合いです。


麦畑

穂を真上から見たところ
ノゲが、きれいに六方向に伸びているのがよく分かります。


麦畑

まさに豊かな稔り!

今日は、微風快晴の空の下、山都町のすぐお隣の地区高郷町の農家さんを訪ねて、刈り取り間近になった大麦の圃場を見せていただきました。

食工房でいつもご好評いただいている大麦パンに使用される大麦は、こちらで生産されたものです。
品種的には、六条大麦でうるち種だそうです。
麦にも、うるちともちの二種あるというのは、今まで知りませんでした。
少し離れた圃場では、もち種の試験栽培も行われていました。

それにしても先ず感激したのは、いち早く麦秋の風景になった大麦畑の美しさでした。
六条というのは、真上から見ると良く分かりますが、茎の周りに六列実が付いているのですね。
ちょうど六角形をなしていて、ノゲも六方向に長く伸びて幾何学的な形状です。

とにかく見た目がにぎやか!
今日は、明るい日差しの下でノゲが光って、まさに最上の麦秋の眺めでした。

こんな素晴らしい風景を見せてもらったのですから、その麦で最高においしいパンを焼かなくては・・・という気にならないわけがありませんね。
本当にありがたい自然の営み!
パン屋も、がんばります。

さつまいもの植え付け

70本の苗を植えました。 すべて順調に育って、1本あたり1.5kg採れるとして105kg!? 獲らぬ狸の何とやら・・・。そううまく行くかどうかは、分かりません。

70本の苗を植えました。
すべて順調に育って、1本あたり1.5kg採れるとして105kg!?
獲らぬ狸の何とやら・・・。そううまく行くかどうかは、分かりません。

今日は良いお天気に恵まれ、畑はあれもこれも植え付けを待っている状況、先日入手したさつまいもの苗も、早や植え頃を過ぎてしまいそうです。
そこで、パン焼き仕事が終わって夕方が近付く時間から、上の娘と二人畑に出て植え付け作業をしました。

畝立てまでは、娘が終わらせてくれていましたので、植え付けのための穴を掘って肥料を入れ、少し埋め戻して良くかき混ぜ水を注いで、それからやっと苗を植え付けます。
丁寧に土をかけて埋め戻したら、もう一度今度はジョウロで水やりして完了です。

今年は、周期的に雨が降っていますので、昨年のような乾燥対策のための敷き草は、とりあえずしていません。
もしこの後少雨傾向になった場合は、青草を刈って敷き詰めます。

順調に育っても、収穫は10月です。
生育期間が長いので、間に除草作業を何回かしなくてはなりません。
ちゃんと収穫しようと思ったら、それなりに手をかけなくてはならない、それが畑の掟です。
でもそれは、ちっとも嫌なことではありませんし、面倒くさいと思ったこともありません。
畑が出来上がって行くのって、楽しいですよ。

さて、柚子きんとん丸まであと何日?
その前にこれから植えるかぼちゃが、さつまいもを追い抜いて先に収穫になります。
ですから、かぼちゃあんぱんの方が先に再開になります。
かぼちゃの植え付けも、実はもう間もなくです。
今、苗床で小さな苗が育っています。

麦がきれいです。

麦

ライ麦です。
穂の高さは、大人の目線よりやや上です。


麦

ノゲの長さが特別長くて、見た目の派手さは一番です。
これは、畑の隅に植えておいた、デュラム小麦です。

漉乃あん丸、製造休止

このところ夏のような暑さが続きます。
これでは、小豆あんは持ちません。
それに、暑くなると、あんぱんは売れなくなります。
そんなわけで、明日を最後にしばらくの間、漉乃あん丸(小豆あんぱん)の製造を休みます。

この次は9月から、ご好評いただいている「かぼちゃあんぱん」が再開となります。
突然のお知らせになりますが、どうぞご了承ください。

たまねぎパンが旬です!

たまねぎパン

たまねぎパン 1個 320円

ただ今、ひかり農園産の新玉ねぎを使っています。
甘くておいしい新玉ねぎをいっぱい入れて焼いています。

そのままでも十分おいしいですが、バターを絡めて食べると最高です。
あと、カレーに合います。
お試しください。

Creema出店で、面白そうな展開

4月初めから始まった、ハンドメイドマーケットプレイスCreemaのフードカテゴリー、食工房も最初から出店するチャンスを得て、もうすぐ2ヶ月になろうとしています。
相変わらず新しい出会いが大半を占める中、おかげさまでリピーターも数人になりました。
多い方は、早や4回目のご利用です。

よろしかったら、ちょっとサイトを覗いて見てください。
Creemaの面白いところは、その店の活況ぶりが外から見えるようになっていることです。
上には上がいますが、食工房の健闘ぶりも垣間見えると思います。

それで最近知ったのですが、今ネット上では、個人が手作りしたもの(主に衣類・アクセサリー・雑貨品など)を自由に販売出来るサイトが数多く立ち上がっているのですね。
その賑わい、過熱ぶりは、なかなかのもののようです。

ほとんどのサイトが、出店すること自体は無料としており、売買が成立した分の一定割合を手数料として徴収する方式なので、とても敷居が低く誰でも気軽に出品販売を試すことが出来るのですね。

私などが申し上げるまでもなく、もうすでにご存知どころかご利用中の方も沢山いらっしゃるでしょう。

ネット上だから出来る、場所・空間に制約されることのない作り手と使い手のつながり、流通に頼らない一対一の取り引き、そのシステムが確実に出来上がりつつあるのが、今という時代なのですね。

そんな中、食品を対象にしているのは、まだまだ数少ないサイトに限られます。
食品を製造して売るためには、それぞれのカテゴリーでの製造許可が必要ですし、取引形態も雑貨品の様には行きません。
逆に、製造許可を得ているということが、品質に責任を持っている証拠にもなりますから、雑貨品などに稀に見られるらしい・・・粗悪品云々・・・という事案が発生する可能性はなくなります。

この、何と言うか、商売の原点でもある売り手と買い手だけの直取り引き、運営サイトは不必要に介入しないやり方、ネットの時代だからこそ可能になった原点回帰だと、私は思うのですね。

ネット販売というと、いかにも新しいやり方、考え方があるように受け取られがちですが、私は基本は何も変わらないと思っています。
要は、造り手として良質の製品を造り続けること、ご注文をくださったお客さまに、感謝を忘れないこと、誠実に対応すること、これだけです。
上手なプロモーションは、あればもちろんいいけれど、本業を疎かにしてまでやることではありません。

これから3ヶ月、半年、さらに一年が過ぎて行く間に、どんな展開になって行くのか、ある意味とても楽しみなことだと、私は思っています。

明日、明後日は、定休日です。

毎度申し上げて、恐縮です。
明日、明後日は、定休日です。
お間違えのございませんよう、ご注意ください。

明日もお天気は良いようで、暑い一日になりそうです。
私は、大方一日草刈り作業になりそうです。
何しろ、家の周りは次第に草薮になりつつあります。
獣対策のためにも、早急に刈り払ってしまわなければなりません。

幸い体調はすこぶる良好ですから、外作業は運動にもなるし、むしろ喜んでやっています。
実は、今日も仕事が終わった後、8kmほど歩いて来ました。
そしてその後日が暮れるまで、草刈りをしていました。

夜は、さすがに、ゆっくり休みます。


お宝・その2

井上憲一フォークロアライブ1974.10 “Railroad Blues”

ご来店ありがとうございました。

本日は、午前中は晴れていたのですが午後は曇り、その後雨が降るという思いがけない変化に慌てました。
しかしその割には、三々五々ご来店のお客さまがお見えになりました。
ご来店くださった方々に尋ねてみましたが、午後のにわか雨は、どうやら山都町のこの辺りだけだったようで、何ともため息の出る話でした。

明日はまた晴れてくれるようです。
新緑がまぶしいさわやかな一日になるといいですね。

ところで明日は、麦畑見学会を予定しておりましたが、結局どなたからもお問い合わせや参加のお申し込みなどはありません。
明日になって誰もお出でにならなければ自然流会とし、私一人で見て参ります。
ご報告は、明日のブログにて。

それでは、明日も引き続きご来店をお待ちしております。

あぁ、早く寝なくては・・・

たった今、作業場で、明日のパン焼きに備えて酵母種の仕込みをして来ました。
これから約6時間後には、一度手入れをします。
砂糖を足して攪拌しなくてはなりません。
それから2時間以内にパン生地の仕込みが始まります。

この2時間ほどの間の様子で、酵母の力を読みます。
いつもベストな状態になるよう、最善を尽くしています。
寝る時間は、あれば良し、酵母が呼んだらすぐ起きる、その覚悟で臨んでいます。

明日も、おいしいパンが焼けるかな・・・と思います。
ご来店お待ちしております。
★地元産小麦でクルミ入りのパンを焼いて、試食していただきます。

バッハ、モーツァルトを聴きながら、パン焼き

喜多方市には、モーツァルトを聴かせて醸した酒が売り出されています。
その名も、「蔵粋」(くらしっく)。

それとは何の関係もありませんが、元々バッハとモーツァルトが好きな私、今日は作業中ずっとバッハとモーツァルトを流していました。

パン生地もその音を聴いていたと言うか、音が生地に何か影響したかしなかったか・・・、それは何とも言えません。
ただ、作業していた私は気分良く、たまにフレーズに酔って気持ちがあっちに行ってしまいそうになることもありましたが、仕事はとてもスムーズに進みました。
パンも、きれいに焼けて、とても満足!

明日はスコーン焼きですが、何を聴きながらやろうかな・・・。

こんなところで好き勝手にやれるのも、個人企業のいいところです。


J.S.バッハ/管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV 1067 アムステルダム バロックオーケストラ

快晴の空の下、ご来店御礼

ライ麦

逆光だと、ノギが光って見えるんですね。
本当に美しい!


ライ麦

今シーズンは、穂が大きく力強いような気がします。

昨日に続いて本日も、快晴でした。
本当に気持ちの良い一日でした。
この空の下、家の畑ではライ麦の穂がピカピカと光っていました。

いい季節ですね。

食工房にも、三々五々ご来店のお客さまがお見えになりました。
何と言うか、ちょうど良いペースで、それぞれ皆さんには時間の許す限りゆっくりと休んで行っていただきました。

それでまた面白かったのは、類は友を呼ぶの倣いでしょうか、どなたも音楽好きでアナログレコード盤を見ては反応してくださるのですね。
これを聴いてみたいと、リクエストいただく場面もありました。
音楽があるおかげで、いろいろと話も弾みます。
偏りはあるものの、これもドコノモリ文庫のライブラリーの一角だと言えるでしょう。

聴いてみたい盤があったら、どうぞご遠慮なくリクエストしてください。
そこそこの大音量で、楽しんでいただけます。

と言うわけで、最後になりましたが、本日のご来店改めて御礼申し上げます。

油のこと

油脂類は、製パン・製菓業にとって欠かすことの出来ない素材です。
食工房では、バター、菜種サラダ油、オリーブ油そしてごま油を使用しています。
このうち菜種サラダ油は、今まで生協で売り出されていた「一番絞り菜種サラダ油」を使用して来ましたが、最近になって何の前ぶれも無く、この「一番絞り菜種サラダ油」が姿を消してしまいました。
代わりに新商品が出て来ましたが、どうも今一つ素性が不明で品質も一般市売品と変わりないようです。
そこで、この菜種サラダ油について再検討し、自然食品店などで品質の良さそうなものを探し数点購入しました。
価格は一挙に3倍にもなりますが、品質は申し分ありません。
今後、業務用の購入単位でどこまでコストを下げられるか、業者を当って交渉してみようと思っています。
では、油が変わって風味や食感は変わらないのか・・・ということですが、まずほとんどお気づきになるほどの変化は無いと申し上げます。
私としては、いささかなりとも悪くなることはないと思っています。
あと、製品価格に影響するのかというご心配があると思いますが、油は素材の一部なので、今回は値上げなどは考えていません。
なお、今後数ヶ月の間、使用される菜種サラダ油の内容が、一定しない可能性があります。
ご理解とご了承をお願いいたします。