食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

シュトレン完売御礼

本日、ご注文があり、残っていた2個が売れました。
本年はこれにて完売となりました。

沢山のご予約ご注文、ありがとうございました。
あとはまた来年ということになります。

食工房、明日は定休日休業で店は休みとなっておりますが、コープあいづ会津管内8店分のシュトレンとスコーンのご注文の配達に出かけます。

その他、ライ麦原穀を雪室より出庫し、全粒粉を挽かなくてはなりません。

あと、かぼちゃあんの加工もあります。(こちらは娘の担当)
何だかんだと休日返上で仕事となります。

まあ、でも、ほんの一時でもくつろぐことは出来ると思います。
まず、朝のコーヒータイムは、特別ゆったりと味わいたいですね。
それがあれば、一日機嫌良く仕事が出来そうです。

いよいよ雪になるようです

11月に一度降雪を見ていますが、その後は暖かい日が多く降っても雨でした。
一度積もった雪もすっかり融けて無くなり、まあ楽なのはいいのですが、これで済むはずはないよなー・・・と思っていました。

やっぱり、雪のシーズンを迎える直前と言うのは、何だか落ち着きません。

で、明日の早朝未明からいよいよ本格的な雪になるようです。
そこから先一週間くらいは、曇りまたは雪の予報が続いていますので、クリスマスの頃には銀世界になっているのかも知れません。

それはそれでまたいいものです。
会津の冬に雪がなくては、何とも絵になりません。

と言うわけで、明日は真っ白な雪景色を見ることになりそうです。
食工房にご来店の方は、ポイント2倍が適用になること間違いありません。

それからシュトレンですが、残り5個になりました。
明日には完売になりそうです。
ありがとうございます。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

シュトレン、残り10個

今年のシュトレン、いよいよ残りあと10個となりました。
追加製造の予定はありませんので、これが完売すればあとはありません。
ご用の方はお急ぎください。

それから収穫の恵みパンセットも順調に捌けています。
こちらも残り10セットほどになりました。
こちらもご用の方はお急ぎください。


年末の営業について

年末は、12/28(木)が最終パン焼きの日です。
12/29(金)はスコーンなどを焼いて、業者さんへの年内最後の納品に回ります。
店の営業は、12/30(土)まで続けます。
ただし、最終日はパン焼きはありません。
在庫品のみの販売です。

年明けの営業については、未定なので続報をお待ちください。
なお、明日も皆さまのご来店をお待ちしております。

クリスマスリース

食工房

2023年 今年もクリスマスリースを飾ることが出来ました。

2023年、今年も店頭にクリスマスリースを飾ることが出来ました。
このリースは、上の娘が毎年新しいものを作っています。

準備は雪融け間もない春に始まります。
まず、やわらかいツルを採集して、すぐに所定の大きさの輪を作ります。

これがリース台になります。
よく乾く場所に吊るして、使う時まで乾燥させておきます。

松かさなどは、日頃から心がけて折々に集めます。

緑の葉と赤い実(野ばらの実)は、作る時になってから集めます。
緑の葉は、すぐに色が変わるものは使えません。
クリスマスリースなので、モミの木の葉がいいと思うところですが、すぐに枯れて色が変わってしまいます。
見た目が似ている伽羅木や杉の葉を使います。
ヒイラギは大丈夫です。
野ばらの実も、少しずつ萎びて行きますが、きれいな赤い色はけっこう長持ちします。

家では、クリスマスを過ぎて新年を迎えた後もしばらくの間飾っておきます。

こうしたものを手作り出来る環境を与えられていることに、とても大きな幸せを感じます。
そして、上の娘がそれを作り出すセンスを養い手技を身に着けて来たことに、感心すると同時に誇りを感じる私です。


古代小麦麺再販のお知らせ

昨年、大変ご好評いただきましたスペルト小麦で造った「古代小麦麺」ですが、今年もまた製麺所に加工をお願いし、それが出来上がって来ました。

早速売り出しますので、ご購入よろしくお願いいたします。

昨年の新発売時は簡易包装でしたが、今回はエージレスパックしています。
★賞味期間は1年間

500g1袋 5食分 580円 です。
数量限定(70袋)です。
お早めにお求めください。

明日のパン焼き

明日はまたパン焼きの日です。
件の自粉食パンに沢山のご注文をいただき、明日は少しがんばらなくてはなりません。

それからもう一つ、スペルト小麦の精製粉を使って食パンをテストします。

この粉は、家で収穫したスペルト小麦を、いつもご紹介している製麺所にお願いして、製麺せずに粉の状態で納品してもらいました。

すでに南部小麦でも同じことをやっていて、これは自粉食パンの材料になっています。
今度はスペルト小麦でも試そうというわけです。

どんな仕上がりになるのか、大いに期待してはいるのですが、とにかく一度焼いて見ないことには分かりません。

スペルト小麦は、殻を剥くのが手間がかかりますが、それさえクリア出来れば普通小麦より作りやすい一面もあります。
何しろ風味は抜群ですから、スペルト小麦の粉を食工房の主力の原材料に出来ないものかと思案中です。

明日の結果が楽しみです。

スパイス、香料の恐ろしい高騰

食工房にとって、欠かすことの出来ない原材料の一つと言うか複数ですが、それがスパイスと香料です。
香料はバニラオイル一つだけですが、スパイスは30種類以上にもなります。

ここ数年の間のことですが、これらの仕入れ価格が徐々に上昇していましたが、この一年くらいの間にさらに急上昇しました。
バニラオイルを例に取ると、業務用1㎏瓶が数年前は4000円台だったものが、一年前に8,000円に、そして今は10,000円超となりました。
スパイスも1.5~2倍を超える価格となっています。

他の材料に比べ大量に使用するものではありませんので、製品価格への影響はこれまで反映させずに済まして来ました。

ただし、カリーマサラのようにスパイスそのものが製品となっているものはそうも行かず、ただ今品切れ中ですが、再販時には大幅な値上げも止むを得ないかも知れません。

そしてその他の製品についても、これまでのように無視するわけにも行かず、原材料全般の値上がりも考慮した上で、来年には商品価格の値上げ改定をお願いすることになります。

どの程度の値上げになるかは、これから詳細を検討の上、最低限に止めたい所存ですので、その節はどうぞよろしくお願いいたします。

シュトレン、お届けしています

先月下旬から、お約束通りシュトレンを出荷しています。
すでにお手元に届き、召し上がった方からのご感想もいただいています。

何と言っても、お子さまもご一緒に安心して召し上がれるシュトレンですから、それがうれしくありがたいとのお声も頂戴しています。

そして一番多いのは、おいしい!の一言です。
つくり手としては、この言葉を聞くのが本望です。

これまで全く存じ上げない方からの突然のご注文もあり、そんな時もこのシュトレンならきっとご期待に応えられるはずと、自身と誇りを持ってお届けしています。

発売以来18年間、レシピの基本を変えることなく、プラスアルファの品質向上を目指して来た成果だと思っています。
今年は、たまたま国産のバターが品不足となったため、ニュージーランド産のグラスフェッドバターに切り替えました。

※牧草だけを飼料に用いて飼育された乳牛のミルクからつくられたバター

ミルクの香りも濃厚なバターです。
シュトレンの味わいにも、プラスになっています。

これからお受け取りになる方も、どうぞお楽しみに。

初雪

天気予報

2023.11.30 の天気予報
大方一日、雪模様になるようです。

風に乗って雪が舞う程度はこれまでにもありましたが、今日は一時的ではありましたが積雪を見ました。
ま、これが初雪と言える降雪でした。

途中から雨に変わり、地面、路面はビシャビシャのシャーベット状になりましたが、この後夜間に気温が下がれば再び雪に変わり、地面も凍って明日の朝にはそこそこの積雪になっていることと思います。

駐車スペースの除雪が必要になるかも知れません。
これでもう冬体制も固まることになります。

ご来店のお客さまには、雪の日ポイント2倍プレゼントが適用となります。
これは、その日朝の時点で降雪を見た時は、その日にご来店くださったお客さまのお買い上げ金額に応じて差し上げているポイントカードの点数を2倍付与するサービスです。
雪の中をご来店くださるのですから、何か一つくらい特典を差し上げたいと、食工房の感謝の気持ちです。

明日は、寒い一日かと思いますが、皆さまのご来店をお待ちしております。
なお、全ての品目が焼き上がるのは午後になります。
かぼちゃあんぱんやカネリプッラ、堅焼き黒パンなどをお求めの方は、午後からゆっくりとお出でになった方が確実です。

どうぞよろしくお願いいたします。

明日と明後日は定休日です

食工房の営業の一週間がまた終わりました。
今週も、多くのご利用いただきまして、ありがとうございました。

明日11/28(火)と11/29(水)の2日間、定休日となっております。
店はお休みとなっておりますので、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

この週は、連日閉店時間を過ぎてなお残業する日が続きました。
シュトレン製造に並行してクッキーやケーキなどの製造も進めました。

今日は、コーヒークッキーとジンジャークッキーでしたが、クッキーの食感を良くするには、品目ごとに違った工夫を凝らしています。

コーヒークッキーは、生地を冷凍して固まらせて置き、それを細かく刻んで天板に並べて焼きます。
ジンジャークッキーは、硬めにこねた生地をローラーで延ばして拡げ、型抜きしたり包丁で切ったりして天板に並べて焼きます。

火力の使い方は最も難しいところで、食工房では、長い焼き時間を取っています。
短いものでも30分、長いものは50分くらいかけています。
ま、その間の詳細については、企業秘密です。

そして、昨日申し上げたスパイスの使い方も、一品一品異なります。
パウダーで使うことが多いですが、ホウルのものをミルで粗挽きして入れることもあります。

種類もいろいろ、ジンジャークッキーだってジンジャーだけってことはありません。
もう一つくらい、違うスパイスが入っています。

コーヒークッキーも2種類の香りを入れています。
そんな工夫が楽しく、皆さまにも喜んでいただけて、とてもいい仕事です。

さて明日は、製麺屋さんに出かけて来ます。
スペルト小麦を古代小麦麺に加工してもらいます。

仕事と言えばこれも仕事ですが、久しぶりに長距離ドライブで目先が変わっていいのです。
お昼も外食にして、気分を変えます。

忙しい合間の、ちょっとしたお楽しみです。
ではでは。

シュトレンから見えるスパイスの効用

今日もシュトレンを焼きました。

午前中に焼き上げたシュトレンは、夕方までかけて完全に冷却した後、とかしバターをつけてグラニュー糖を振りかけ固めます。

それを明日の朝まで置いて落ち着かせ、それから粉砂糖をまぶして仕上げます。
この表面処理は、長期保存のための重要な工程です。

一方それとは別に、中身自体にも防腐剤としての役割を果たすものが調合されています。
それは、シュトレンスパイスと呼ばれる数種類のスパイスを調合したものです。
これが、あのシュトレンの素晴らしい香りの元であると同時に、防腐剤の働きもしてくれるのですね。

食工房では、過去にシュトレンの長期保存テストを何度もしており、一度は賞味期限を一ヶ月以上過ぎた4月に開封試食して全く異常が無かったことをご報告しています。<参照>

それでまた思い出すのですが、チャイをつくる時に使った鍋を洗わずに一日置いてしまったことがありました。
真夏でしたし、牛乳が残っている鍋でしたから、酷いことになっているだろうと覚悟して確かめたところ、嫌な臭いはなくスパイスの良い香りがしていたということがありました。
さすがに口に入れて確かめるまではしませんでしたが、全く支障は無いかに思われました。
この時、スパイスの働きってすごい!と、改めて目を剥いたものです。

胡椒が防腐の効果を持つ貴重なスパイスとして、ヨーロッパで珍重されたことはよく知られていますが、それ以外のスパイスにも、防腐作用だけでなく様々な効能があることが知られています。

食工房は、このスパイスをシュトレンだけでなく、その他の焼き菓子などにも使いこなしています。

この次召し上がる機会がありましたら、少しスパイスのことを気にしてお口に入れてみてください。
どんな香りがするか、そして何が調合されているかご想像ください。