食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

日が短くなって来ました

麦ラボ

第4圃場 南部小麦
麦踏み、中耕後6日経過
倍旧の勢いで成長しています。


麦ラボ

第4圃場 南部小麦近影
麦踏み、中耕後6日経過

もう夕方5時になればあたりは薄暗くなり、外で作業は出来ません。
夏の頃とは逆に、午後の空いた時間に外で農作業をし、夕方になったら食工房で翌日の製造のための仕込み作業や片づけなどを時間いっぱいするという時間の使い方になっています。

早朝も朝露で濡れていますから、結局畑で作業は出来ません。
その時間も、食工房で仕事をすることになります。

季節により、お天気により、臨機応変に仕事を切り替えて行くのが、半農半商成立のポイントだと思っています。

おかげさまで麦も順調に育っています。
パンのご注文も増えて来ています。
忙しさは倍増していますが、気持ちは充実しています。

これから寒くなる季節ですが、心の中は熱くしてがんばります。
そのエネルギーが、パンを通して皆さまに伝わればいいなと思いながら仕事しています。

見に来てください、麦畑の新緑

まわりの景色が日ごとに枯れ葉色になって行く中、麦畑だけが新緑に輝いています。
その美しさは、とても感動的です。

農業は人為を関与させているので本当の自然ではないと揶揄する意見もあるのですが、そんな小賢しい次元をはるかに通り越して、掛け値なしにその美しさに感動する私です。

まあ、よかったら一度見に来てください。
店から3分も歩けば目に入ります。

明日もまた、その麦畑から収穫した小麦やライ麦の粉を使ってパンを焼きます。
そのパンの味わいもお確かめください。

皆さまのご来店を、お待ちしております。

自家産南部小麦は裏切らない!

麦ラボ

自家産南部小麦の角食パン

今日のパン焼きでも、やはり同じく証明してくれました。
自家産の南部小麦の角食パンの出来が、とにかくいいのですね。

生地の段階では、必ずしも吸水がいいとは言えず、少々ベタ付く感じがするのですが、その割には発酵が進んでも生地がダレずに弾力を保っています。
そして焼くと、意外なほど釜伸びしてカサが上がり、型いっぱいに膨らんできれいに角が出ます。

キメも粗くならず、焼き肌はとてもきれいでおいしそうです。
食工房の自家培養酵母種と相性が良いみたいです。

これは私たちにとっては、とても良い結果です。
購入仕入した小麦粉より、自家産の小麦の粉の方が出来の良いパンが焼けるのですから。

今年は、この南部小麦の作付けを2.5倍にしていますので、来年以降に大いに期待が持てる話になって来ました。

あと、ゆめちからという超強力粉の品種も作付けしましたので、そちらの性質がどのようなものか、それもとても楽しみです。

種まきからお皿まで、本当に遠い遠い道のりです。
それを全て自分の手の中に収めようというのですから、苦労は覚悟です。

でも一方で、これは私たちには、大きな大きな楽しみでもあるのです。
健康でいられる幸せ、他人に喜んでもらえるいい仕事をさせてもらっている幸せ。
ますます精進いたします。

明日のパン焼きに備えて仕込み

麦ラボ

新たな定点観測スポットⅡ
電気柵の右側エリアは、大方食工房の麦畑になりました。
左側エリアハウスの後ろに、第8圃場と第2圃場が見えます。

昨夜から今朝にかけて小雨が降り、踏まれた麦たちを労わる様なちょうど良いお湿りになりました。
とにかく、終わらせておいて良かったです。

明日はまた営業再開パン焼きの木曜日ですから、今日は仕込み作業に集中しています。

自家産南部小麦の角食パンを代替定番にしましたので、確保してある南部小麦の粉を振るって計量しました。
それ以外のパンは、いつもの北海道産と岩手産をミックスして使います。

計量していて実感するのは、自家産の素材が確実に増えていることです。
南部小麦の粉、スペルト小麦全粒粉、ライ麦全粒粉、これらを計量する時、しみじみと畑の力、土の力、そして自分たちの手間が報われたことなどへの感慨が湧き起こります。
「いい仕事が出来てるな!幸せだな!」と思える瞬間です。

今日はこの後、次々9時頃に酵母種の最終調製をして終わりです。
明日は、午前3時に起きて作業場に入ります。

パンが焼けるのは、午前11時前から午後1時過ぎにかけて、品目により焼き上がり時間が違いますので、お目当てのパンが焼けているかどうか、気になる方はお電話でご確認ください。

おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

健康でいられることのありがたさ

今日も、食工房の仕事に、また外で農作業に、頭も体も目いっぱい使って働きました。

昨日初めて転圧ローラーを押して圃場の中を何度も行ったり来たりしましたが、今朝は微妙に筋肉痛です。

それでも、今日もまたその重いローラーを押して作業をしていました。
足腰に強い負担がかかっているのがよく分かる状況でした。
でも、何とかそれに耐えられる自分の体が、ありがたくまた誇らしくも思えました。

体は、傷めない程度に最大限負荷をかけて使い続けることが、最高の体力維持方法だといろいろな情報に触れて知りました。
それを出来る限り不断に実践し続けることを自らに課すよう心がけています。

そして、健康維持のもう一つの要素は、他ならぬ「食」です。
食物で体を養生することは、一番二番に大切な事と覚えておかなくてはなりません。

嗜好に任せて、誘われるままに好きなものを食べ漁っていると、大抵は成人病の虜になってしまいます。

最近は科学も進歩して、食事と健康の関係について多くの発見があり、定説が生み出されるに至っています。

そんな中、私が経験上申し上げられることは、まず繊維質の多い食事内容にすることです。
それ以外のことは、私が申し上げなくても皆さまの方がよくご存じでしょう。

さてその繊維質ですが、未精製穀物から摂るのが最も優れた方法であると申し上げます。
カロリーコントロールに大きな役割を果してくれます。
活力を失うことなくダイエット出来て、あらゆる成人病の予防にもつながります。
黒パンで養った私の体が、どんな働きをしているか、近くでご覧の方はよくご存知です。

麦を作るのもそのため、自分だけでなく皆さんの分もです。
食工房のパンを召し上がって、健康維持にお役立てください。

パンセット、ご予約続々

収穫の恵みパンセットのご予約を、続々いただいています。

割引率が大きくお得感が大きいことも当然あると思います。
お一人さま1セット限定ではありますが、一人でも多くの方にご利用いただきたいとの配慮です。

総数50セットを予定しております。
すでに、10セットのご予約をいただいています。

この後、一気に数が増えて来ると思われますので、ご用の方はお早めにお申し込みください。
シュトレンのご予約と併せて、どうぞよろしくお願いいたします。
詳細なご案内は<こちら>をご覧ください。

さて、明日はまたパン焼きの日です。
自家産南部小麦の角食パンの出来が大変良いので、明日は店頭販売用も用意いたします。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

収穫の恵みパンセットの出荷が始まります

2024年収穫の恵みパンセット

明日のパン焼きで、自家産南部小麦の食パンを焼きます。
その他のパンと用意して置いた古代小麦ビスケットなどを詰め合わせて、収穫の恵みパンセットとして梱包し、ご予約の方宛に出荷します。
出荷予定のメールが届いているはずですが、なおよろしくお願いいたします。

またそれに合わせて、来週から収穫の恵みパンセットが終了するまでの間、定番の地粉角食パンに替えて自家産南部小麦の角食パンを臨時定番とします。

価格が変更になります。

地粉角食パン1斤 440円 → 自家産南部小麦の角食パン550円

急なお知らせになりますが、よろしくお願いいたします。

また、古代小麦ビスケット単品の店頭販売及び取引先での販売もありますので、そちらもお引き立てのほどよろしくお願いいたします。

古代小麦ビスケット 85g1袋 550円

明日も、多くの方のご来店を心よりお待ちしております。

明日、明後日は、定休日です

明日10/15(火)と明後日10/16(水)の2日間、食工房は定休日休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

そして明日のお休みは、今シーズン最後の麦の種まきをする予定です。
最後まで残っていたのは、中島第8圃場です。

ここは、粘土質が強くて水はけが悪く、雨が降るとその後しばらくは耕耘作業が出来ません。
さらに、石が多く中には大きなものもあって、注意して作業しないとトラクターが壊れてしまう危険もあるのです。

ここは、3年前までは水田で、別な方が稲作を続けて来ていました。
そこが返還されて食工房の耕作地になり、麦を作付けするために水はけを良くしようと、もみ殻を投入したり、重機を使って地下の硬い粘土の層を壊したり、いろんなことをやりましたが、まだ不完全であるらしく、相変わらず水はけが良くありません。
麦を作り続けることで、年々水はけが良くなるとも言われていますが、地理的な理由によるものかどうか分かりませんが、地下水位が高いみたいです。

そこを何とかどうにか今日までに、麦が播ける程度まで整地することが出来ましたので、明日の日中、ライ麦を追加播種します。
先に播いた分はすでに2週間が経過していて、間もなく麦踏みのタイミングです。

スタートがこんなにずれて大丈夫か?とも思いますが、冬を越して来春新たな成長がスタートする時点で揃うはずなので心配はしていません。
まだまだ気温も高めなので、発芽も確実でしょう。

それでも明日は、何があっても種まきだけは確実に終わらせなくてはなりません。
明日を逃すと、さすがに後がありません。

明日のパン焼き

一週間前に比べても、格段に気温が下がっています。

水道水の水温も真夏の頃に比べて10℃近く下がりました。

室温は暖房と言うか、オーブンの余熱などで暖かくなるよう計らっていますが、それでも朝になると20℃を少し超えるくらいまで下がります。

酵母種やパン生地への対応も、当然のことながら変わります。

まあでも、冷やすよりは暖める方が容易ですし、コントロールも楽ですから、この季節のパン焼きは特別な気を使わなくてもうまく行くことが多いです。

もちろん油断はしませんが、明日もうまく行くはずです。

どちらかというと寒い季節の方が、風味良く仕上がります。

明日もおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

秋晴れが続く予報に期待

喜多方市方面の週刊天気予報10/11~10/16

この2日間降り続いた雨も上がり、明日はくもりから晴れへと回復して行くようです。
そして明後日から先一週間は雨の予報が無く、概ね晴れで経過する予報になっています。

いやー、ぜひともこの予報通りになって欲しいですね。

麦の種まきや発芽した後の成長のこともありますが、何と言っても秋晴れはお出かけの気分を上げますからね。
食工房も、ご来店のお客さまが多くなることを期待しています。

昨日、今日の2日間の定休日が明け、明日からまた営業に戻ります。

涼しくなって来て、パンのご注文も少し増えて来ました。

明日は、いっそう張り切ってパンを焼きます。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。