高野通信」カテゴリーアーカイブ

店主の日々雑感など諸々

もうすぐ夏至

あと一週間で夏至です。
今頃からしばらくの間、一番日が長い季節です。

早く起きて遅く寝る・・・というわけで、どうしたって一日の活動時間が長くなります。
でも私は、外でいろいろ作業出来る時間が長いので、健康的でいいと思っています。

今日は、午前中から夕方まで、ずっと草刈り作業をしていました。
前回の刈り払いから間が開いてしまった所は、もう伸び放題に伸びて茎立ちし蔓を延ばし、すっかり手強くなっていました。

それでも夏至より前という時期が良かったのでしょうか、真夏の頃に比べればまだ柔らかくて楽に切れるのですね。
そして、ここでしっかり刈り払っておけば、後々楽が出来るのです。

おかげさまで、見通しと風通しが良くなりました。
明日は、雨が降りそうだということで、良いタイミングでした。

ビールが出来ているようです。

仕込みタンクの中で、この5日ほどの間に、ビールが醸成されつつあるようです。
今日は、液を少量取り出して、味覚によるテストを試みました。
頼りは、私の舌先三寸いわゆるベロメーターです。

その結果は、若干糖度が残っているものの、アルコール分もしっかり生成されているようです。
何より今回は、ホップの香りが素晴らしい!
フルーティーそのものです。

遅くても今度の定休日にはボトリングしたいので、少しだけ加温して発酵を加速することにしました。
このところ低温でしたから。

明日は、オリ引き工程をする予定。
ビールづくりのマニュアル本などにはありませんが、私独自の考えでこの工程を入れています。
私の酵母には、この方法がいいように思います。
何にしても、出来たビールがうまければそれでよし!

とりあえず、明日を楽しみにしていましょう。
成りかけビール、うまかった!です。

脱ネット休暇なんてやってたんだ・・・

今となっては、一日としてPCの前に座らない日はありません。
営業上のあらゆる局面で、PCは重要なツールです。
製品ラベルの印刷、毎日の経理、月一回の通信編集、そして毎日毎時のメールチェックとオンラインストア のチェック、さらにもう一つブログでした。

便利でなくてはならない道具のPC、しかしこれが自らの毎日を忙しくしている原因でもあることは、否定しようもありません。
とは言え、当面何とかやりくりしてこなしていく以外ないでしょう。

2007年夏の頃のブログで、4日間PCの電源を抜いたままにして過ごした、とありました。
へえー・・・、確かに覚えているけど、そんなことが出来たんだ・・・!と、妙に感心してしまいます。
そして、現状を少し見直してもいいのじゃないか・・・と、考え込んでいます。
件の記事は、<こちら>です。
当時と比べれば、ディスプレーは大画面の液晶パネルですし、作業環境はずっと快適にはなっているのですけどね・・・。

飯豊日和

飯豊の空の下から・・・

水田に映る飯豊山
この風景は、ごく限られた今だけの風景です。


麦畑通信

大麦も色づいて来ました。


高野通信

庭のアヤメが元気です。
毎年の手入れのおかげで、少しずつ増えています。

昨日のうちから、今日は絶好のお天気だと分かっていました。
今日は朝から、ピカピカの晴天です。

まずは早朝5時に起き出して、気になっていた、昨日猪が出没した場所と周辺をパトロールしました。
間近にお住いの方が外にいましたので、お話しを聞くことが出来ました。

そうしたら、昨日の猪は初めてだけど、熊や猿は以前から出没しているとのことでした。
私がいる高野とは川一本隔たっていますが、高野では今のところ、熊も猿も猪も出没の証拠は見つかりません。

まわりの方々も、高野は静かだな・・・と気づき始めているようです。
とは言え、もうすでに四方八方ぐるりと獣の圧力に囲まれています。

まわりのどの集落でも、熊、猿、猪、鹿、カモシカの目撃情報や出没の証拠情報が報告されています。
この先、どうやって防御出来るのだろうか・・・と、暗中模索の日々が続きます。

それはさておいて・・・。
今日は定休日で時間は自由です。

こんな絶好のチャンスを逃す手はありません。
飯豊山は、全容を見せています。

やることはいろいろあるけれど、とにかくカメラを準備して出かけました。
おかげさまで、ブログヘッダー用とPCデスクトップ用、それからブログ記事用にいい写真が撮れました。

帰り道、大麦の様子も見て来ました。
収穫はもう少し先のようですが、黄金色に色づき始めていました。

そして、庭のアヤメを眺めながら、外でコーヒータイム。
今はまだ、蚊やアブ、ブヨなどの刺す虫がいないので、外にいても快適です。

そして夜・・・もうこのあとは、デスクワークですね。
IIDEの編集です。
日中も少し進めてはいたのですよ。
がんばらなくては・・・。

あ、ビールも発酵し始めたようです。
詳しいことはまた後日。

ではでは。

ちゃんと降るんだね

雨降り

遠くに、ライ麦が見えているのが分かりますか。
この雨が上がったら、麦が開花します。

昨日から雨が降っています。
今は小休止していますが、この後また降って来るようです。

先ずは昨日、小ぬか雨と言われる、まるで霧吹きしているような柔らかくて細い水滴が、畑やまわりの木々に降り注いでいました。
本当にありがたい計らいです。
いきなりまとまった雨では、乾き切った地面は水を含み切れずに大半流れてしまいますし、蒔かれた種や植えられた苗のためにも良くないのですね。

しかし、もう少し降ってくれてもいいのにね・・・と思っているうちに、昨日の夜半から本降りになりました。
朝、地面も草木もたっぷりと水分を吸収し、すっかり潤って生き生きとしていました。

一昨日まで、水やりが欠かせなかった苗も、これで一気に根付くことでしょう。
家の中で一番親身に植物の世話をしている上の娘が、「ちゃんと降るんだね・・・。」と感慨深げに言いました。
「地球のお母さんは、ありがたいねぇ・・・。」と私。

カエルたちの声が、一層元気に響いています。
曰く、両生類が元気なら、この世界は健全だと。

草刈りの一日

気温の高い日が続いて、ふと周りを見回して気が付くこと、それはあたりがいかにも急に草藪になっていることです。

一週間前に草刈りしたところは、さすがにまだ地面が見え隠れしていますが、手を付けていない所は草丈が膝のあたりまで達し、中にはもう人の背丈に近いものさえあります。

とにかく草刈りしなくては・・・。
藪にしておくと、野生動物の侵入を許してしまいます。

2014年夏の熊騒動以後、家の周囲を徹底的に刈り払っています。
春から秋までの間に、多いところは5回、少ないところでも3回は刈ります。
面積は、2000坪くらいにはなると思います。

我が家の敷地ではない裏手の山林も、地主の了解を得て笹や葛、野ばらなどを刈り払い、立ち枯れした木も片づけています。

そのおかげで、ここ二年ほどの間に家のまわりの景色が変わりました。
見通しが良くなり、風通しが良くなり、気持ちの良い環境になりました。

そして、熊の気配は遠のいたようです。
また、猿や鹿も近づいて来ません。
猪も、遠いようです。

代わりに、キツネが住み着くようになり、裏で子育てをしています。
狸もいるようです。

このように、草刈りしただけで周りの様子が変わり、大変興味深く観察しています。

スコーンの大量注文

今月また、ビックメイツさんからスコーンの大量ご注文を賜りました。
東京電力パワーグリッドの企業内販売会にて販売されます。
一般の方が入場出来るかどうか、詳細はお知らせいただいていませんので不明です。

本日は一時、作業場がスコーンで埋めつくされる状況がありました。
ありがたいお計らいと、感謝しています。

今日一日の作業では終えることが出来ませんでしたので、続きを明後日の日曜日に予定しています。
明日は、パン焼きの後、スコーンの下ごしらえです。

しかし、自分で言うのも何ですが、やはり食工房のスコーンはおいしいと思います。
第一に、素材の勝利です。
それから、焼き方のノウハウです。
あとは小さな秘密の工夫も。

朴の花 170519

ホウの花

17.05.19 11:59


ホウの花

17.05.19 14:41


ホウの花

170519 12:00


ホウの花

17.05.19 14:41


ホウの花

17.05.19 14:43

ありがたいコーヒーのご注文

今日がコーヒー焙煎の日だということを知ってか知らずか、お二人の方からそれぞれお電話にてまたファックスにて、コーヒー豆のご注文をいただきました。
急な対応になりましたが、追加の作業も間に合いました。

それで、コーヒー豆の話しになるのですが、ブレンドの中で少量ながら欠かせない役どころとして重宝していたグァテマラ・サンタフェリーサ農園産の、ティピカ・ケニアスタイルダブルウォッシュドが在庫切れとなりました。

仕入れ先にないのはもちろんですが、そもそも農園がこの品目の生産を止めてしまったようです。
今後の入荷の望みが絶たれました。
さて、何としましょう・・・。

食工房が評価を高くするものは、得てして売り切れになったり終了になったりするのですね・・・。どうして・・・?
同農園の別な銘柄を試してみたいと考え、銘柄の選定をしているところです。

そんな事情もあって、先にケニアのティムファクトリーという農園産の豆を入荷しましたが似て非なるもの、やはりキャラクターが違いました。
これはこれでいい豆なのですが。

マラウイ産は・・・?とも思いましたが、これも・・・でした。
やはり、深炒りが向いているような気がします。

そのようなわけで、この後しばらくの間ブレンド二品目が休止になります。


朴の花 170517

今日も、正午前に朴の木のところまで行って来ました。
高いところにあるものは、すでに開花しているものもあるようですが、ただ見上げるばかりです。
この分だと、開花はあとニ三日は先になりそうです。

ホウの花

少しずつですが、確実に膨らんでいます。


ホウの花

こちらは、あまり大きな変化はないように見えます。
でも突然パチッと割れるのじゃないかと思っています。


ホウの花

少し高いところに、もう一つ別の蕾があり、こちらは開花直前です。

朴の花

ホウの花

さらにまた一回り膨らみました。
黒い外皮は、片側はすでに取れてしまっています。
残る方側も、今にも取れそうです。


ホウの花

近くにもう一つ、いいポジションにつぼみがありました。
こちらの方が先に開花するかも知れません。

会津では今、朴の花がちょうど開花時期です。
もちろん場所によって、開花の最中のところもあれば、まだやっと蕾が膨らみ始めたところもあります。

今から20年近くも前の話しになりますが、朴の花のまさに開花の瞬間を捉えた写真を撮ることが出来ました。
しかしそれ以来、一度も朴の花の写真を撮ることが出来ません。
カメラがあっても、時間があっても、状況がそれを許さないと言うか、朴の花が撮らせてくれないのです。

こちらで一度だけ決定的なチャンスがありましたが、この時は開花直前の開きかけた大きな蕾が突然消えてなくなりました。
誰かが持ち去ったか?あるいは猿などが食べるということがあるのでしょうか・・・、未だに真相は謎のままです。

デジタル一眼レフを手に入れて、今年はぜひとも朴の花の写真を撮りたいと、心静かに祈る気持ちで願っていました。
それが通じたのかどうか分かりませんが、今年は蕾の状態から撮り始めることが出来ています。

と言うより許されていると言った方がいいと思っています。
そういう時は、吹いていた風が突然止んで、ピタッと動きが止まるのです。

開花に向けて、いいエクササイズになっています。
このデリケートな自然の営み、開花のプロセスが無事完結するのを見届けたいと願っています。

新緑がきれいです

高野通信

イチョウの葉が、また一回り大きくなりました。


高野通信

陽の光に透ける、イチョウの新緑


高野通信

麦の出穂
まさに、出産の瞬間を思い出します。


高野通信

モミジの新緑です。
枝先のあちこちに、小さい羽のついた種が熟しつつあります。


高野通信

クルミの雄花


高野通信

クルミの雌花
赤い花の付け根の部分が膨らんで、大きな実になります。


高野通信

ああ!この緑のグラデーションがたまりません。


高野通信

様々な色合いの緑色が重なって、輝いているように見えます。


高野通信

藤の花です。
美しいのですが、絡まれた木は最後には枯れて、絡んだ藤蔓もろとも倒れてしまいます。


高野通信

ホウの花芽です。
これから開花まで、毎日通って撮影のチャンスを狙います。


高野通信

豊かな自然は、この世界が人間だけのものではないことを教えてくれる。

ゴールデンウィークも終わり5月も半ばにもなれば、東北でも春から初夏へと季節は移り変わります。
新緑がきれいです。
雪国の新緑は、大地が雪融け水をたっぷり含んでいるので、とてもみずみずしくコントラストも鮮やかな緑のグラデーションが、目を楽しませてくれます。

今日の写真は、いずれも家のまわり500m以内の風景です。
仕事の合間の休憩時間に、散歩しながら撮って来ました。
ありふれた目立たないものの中にも、心を動かされる情景が、至る所に散らばっています。

地球のお母さんの声が聴こえるような気がします。
「いつも私の側にいなさい・・・」と。