脱ネットの4日間

5日間ブログをお休みしましたが、内4日間は脱ネット状態でした。
PCは、電源を抜いたままにしていました。
こんなことを申し上げて、誤解しないでいただきたいのですが、PCのない4日間は正直心地良かったです。
山暮らしをしていた時の感覚が、ほんのちょっとだけですが、戻った感じを味わいました。
ネットコミュニケーションは、とっても便利で役に立つし、有意義だと思っていますが、無ければ無いで昔の方法に戻れば良いだけだと思っています。
もちろん、同じようには行きませんが・・・。
そんなことも考えながら、この4日の間に、日頃ご無沙汰している方に残暑見舞いのハガキを何通か書きました。
「パンだより9月号」の草稿も、大きな紙に4Bの鉛筆でサラサラと書いて見ましたが、いきなり画面に向かうよりもずっと能率的で疲労感がない感じがします。
結局のところ人間は、便利な手段を手に入れると、その分だけ多くのことをやってしまうことになって、決してヒマにはならないようですね。
私の場合だと、商売上、品質表示ラベルなどを細々と製品毎に作成しなくてはならないので、PCは手放すことが出来ないどころか完全に依存している状況です。
そしてカラーも使えるとなれば、彩りも工夫したくなりますし、いろいろな画像処理も可能となれば、益々やることが増える一方です。
選択肢が多いということは、つまり忙しくなるってことなのですね。
自分の必要を冷静に測って付き合わないと、秒単位で時間の奴隷になりそうです。
そうでなくても体は目いっぱい忙しいのですから・・・。

さて本日は、5日ぶりに食工房の製造仕事を再開しました。
作業場に漂うパン生地の匂いと、先に焼き上がったパンの香ばしい匂いが混ざって、店の中いっぱいに広がります。
そして、半端生地のかけらを焼いたものをちょっとつまみ食いする時、パン屋をやっていて一番幸せを感じる瞬間ですね。
皆さまのご来店、お待ちしております。