食工房の料理ノート」カテゴリーアーカイブ

パンご飯・2


今日の写真は、いずれも手ブレしてピントが甘いです。ご容赦!
パン食と和風の惣菜は、意外にイケます。



あっさり塩味ですが、牡蠣のうまみだけはかなり濃厚。
牛乳も入れたので意外にお腹に重く、
お代わりは1杯で足りました。



スープが温かいので、冷たいグリーンサラダも
それなりに心地良くお腹に収まりました。


 


昨日に続いて台所に立った私です。
気が向くと、しばらくの間熱くなる習性があります。
明日のことも、もう考えています。
しかし、明日までです。
明後日はパン焼きで、到底そんなエネルギーは残っていないはずですから。

さて本日の夕食は、やはりパンを主食にスープと副菜を二品、グリーンサラダも付けてみました。
パンは、角食パンのバタートースト、堅焼き黒パン、プンパニッケルの3種類、それにカマンベールチーズを一切れ添えました。
プンパニッケルには、これ以上相性の良いものは見つかりません。
最高です!

スープは、前以て鶏ガラと野菜でスープストックを取っておいたものをベースにして、白菜と牡蠣と豆腐のスープを造りました。
豆腐は、よく水切りした後フライパンでしっかり油炒めして、挽き肉状にしてから使います。
牛乳と日本酒、それからローレルと胡椒も入れて、牡蠣の生臭みをキャンセルします。
調味は塩だけです。

それに昨日造ったきんぴらゴボウを残しておいたものと、今日造ったひじきと糸こんにゃくと油揚げの煮物です。
ひじきの煮物は、初めにフライパンにごま油を熱し、ちりめんじゃこを一つまみ放り込んで炒め香ばしい香りが出てから、ひじきと糸こんにゃくを炒めます。
しょうゆだけで、薄い味付けにしています。

グリーンサラダだけは、連れ合いが造ってくれました。
サニーレタスとスライスオニオン、それにオイルサーディンを細かくほぐしたものを加えています。
ドレッシングは、オリーブ油と酢とポメリマスタード<参照>と後はよく見ていなかったので分かりません。
さっぱりしていて、美味しかったです。

後は、いつものように文旦でした。

挽き肉とナス科のカリーソース

チリーソースのつくり方をと思っていましたが、その前にカリーソースを一品。
トマトもですが、ナスも今頃になってどんどん採れるし、またおいしいんですね。
秋ナスって言うでしょう。
うちの畑でも、ナスがいっぱい出来ています。
そこで、鶏の挽き肉と昨日のトマトを合わせて、カリーソースをつくりました。
今回は玉ねぎは使わないで、ナスとトマト、つまり両方ともナス科の植物と言うわけで、挽き肉とナス科のカリーソースになりました。




さて、ナスは皮が入ると色が黒っぽくなりますので、皮をむいて使います。
火が通りやすい大きさに刻んで、水にさらしてアクを抜いてから、バターを溶かしておいた鍋に入れて炒めます。
そして、途中から湯を注して煮込みます。
時々突き崩しながら、完全に煮崩れてくるまで時間をかけます。




その間に、フライパンにオリーブ油を熱し、鶏挽き肉を炒めます。
弱火で、丁寧にほぐしながら、火を入れて行きます。
ナスが十分煮崩れて甘みが出たら、挽き肉を合わせます。




一度煮立ててから、トマト(ペーストにしておいたもの)を加えます。
トマトが入ると焦げ付きやすくなりますので、続けてかき混ぜていなくてはなりません。
煮立ってきたら、塩とカリーマサラ、そしてチャツネ(以前つくっておいたもの)を入れて調味します。
味が馴染むまでに少し時間がかかりますので、様子を見ながら、少しずつ濃くして行きます。
辛さは、時間が経つと落ち着いて来るので、最初は強めにしておくくらいでも大丈夫。



一晩おいてからが、グンとおいしくなります。
実は、明日のカフェクラブのお振る舞いです。

カリーソース vol.5

今回のカリーソースは、日本の国民食とまで言われるようになったカレーライスのカレーを、食工房流につくってみました。
市販の固形のカレールウを入れる代わりにすること。
そこにご注目!
ではつくりかたです。




 


今回は豚バラ肉を使います。
野菜はオーソドックスに、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、それからズッキーニです。
だいたい20人分くらいとして、豚バラ肉800g、玉ねぎ(大)2個、人参(中)3本、ジャガイモ(中)6、7個、ズッキーニ(中)1本。
  ※写真のズッキーニは、大きかったので、半分だけ使いました。
これは、あくまでも目安です。お好み次第でどのようにでも変えていただいて結構です。
野菜は煮込んだ時に崩れるので、大ぶりに刻んでおきます。




豚バラ肉は、角切りして少量のオリーブ油で炒め、しっかりと油(ラード)を出しておきます。
その油を使って、ズッキーニ以外の野菜を炒めます。
ズッキーニは、すぐに火が通って軟らかくなりますので、やはり油炒めして別にしておきます。




鍋に炒めた材料を入れ、水を2.5リットルくらい入れ、ベイリーフを5枚浮かべて煮込みにかかります。
はじめは強火で、煮立ってきたら弱火で、ジャガイモに火が通るくらいになったら、ズッキーニも入れます。


 




そこに、玉ねぎのソースベース(玉ねぎ2kg分)とトマトペースト(1カップ少々)それからプラムのチャツネ1/2カップを入れます。
チャツネが写っていませんね。
実は、入れ忘れました!あれほど気合いを入れてつくったのに・・・。
    ※チャツネの記事は<こちら>




きれいに混ざったら、一煮立ちさせて味付けをします。





使うのは、カリーマサラと塩だけです。
塩・大さじ6~7、カリーマサラ・大さじ山盛り5~6。
今回、プラムのチャツネを入れ忘れましたが、それでもこれだけで、十分過ぎるくらいおいしく出来ました。
いろいろ他のものを入れる前に、まずこのシンプルな味付けを味わってみてください。


それから今回は、カルダモンライスも炊いてみました。
全くの食工房流です。




白米7カップに対し、スパイスは、カルダモン7個(サヤごと)、カシア(シナモン)2片、黒胡椒粒14粒。
もっとずっと多くても良いのですが、先ずこのくらいから、お好みに合うかどうか試してください。
スパイスを入れる以外は、普通のご飯の炊き方です。




ご飯を炊くときに入れたスパイスは、食べてもおいしく
ありませんので、香りだけ楽しんでください。



見た目は普通のカレーでも、食べる前からスパイシーな香りが漂います。
辛いだけではない、様々な薬効もあるスパイスのパフォーマンスを、どうぞ存分に味わってみてください。
カレーは、夏の健康食です。
さて、玉ねぎのソースベースでつくるカリーソースは、今回で一段落です。
次回は、同じ材料でチリーソースをつくります。
どうぞお楽しみに!

プラムのチャツネ

次のカリーソースレシピのために、プラムのチャツネをつくりました。
大した手間ではないので、クッキー焼きの作業の合間に様子を見ながら、併行して出来ました。

チャツネというのは、主に果実を使ってつくるソースのようなジャムのようなあるいはペーストのようなもので、必ずと入って良いくらいスパイスワークがしてあり、いろいろな料理の付け合せや隠し味に使える調味料的性質も合わせ持っています。





製菓材料として仕入れた、業務用オーガニックドライプラム


今日つくったプラムのチャツネは、私流オリジナルです。
プラムは、ドライフルーツになったものを使います。
いわゆるプルーンのことですが、市販のものは、水分を戻して軟らかくし、固まらないように表面に油をかけてありますので使いません。
自然食品店で売っている、オーガニックのものを使います。
種抜きしたものでも種ありのものでもどちらでも結構です。
ただし種ありのものは、後で種を拾い出さなくてはなりませんが・・・。




もうお馴染みになった?いつもの鍋です。


ドライプラム(種なし)約500gを鍋に入れ、たっぷり被るくらい水を入れて火にかけます。
皮が破れて煮崩れるまでは焦げる心配はありませんので、煮立ってくるまでは強火で、煮立ってからは弱火で、良く膨らんで軟らかくなるまで煮ます。
かき混ぜる必要はありませんが、火が強すぎると水気が無くなって焦げますから、時々様子を見ることは忘れないでください。




甘酸っぱい、良い香りがただよいます。
写真を撮るためにフタを開けていますが、
煮ている最中は、もちろんフタをしています。


軟らかくなったら、スパイスを加えます。
シナモン 小さじ1
カルダモン 小さじ1/2
ブラックペパー 小さじ1/2
クローブ 耳かき3杯




スパイスのレシピは、アイディアとセンスの世界。
独創性や遊び心を、思いっ切り働かせてください。


ここから先は、ヘラで潰すようにかき混ぜながら、焦がさないように煮ます。
蒸発が早くて煮詰まりすぎる時は、注し水して結構です。
軟らかくほぐれて、ジャム状になったら出来上がりです。




思わず一舐め!すぐに黒パンが頭に浮かびました。



裏ごしまでする必要はありませんが、滑らかな食感をお望みなら、フードプロセサーにかけてください。
出来上がったものは、ガラスビンに入れて、冷蔵庫で保存してください。




これだけあれば、カリーソース100皿分に使えます。



日持ちの良いものにしたい時は、酢を入れて酸味の効いた味に仕上げるといいです。(酢 100cc)
あるいは、梅干しを1個入れるという手もあります。
また、生のスモモからつくるのも良いと思います。
アンズや白桃、黄桃でも出来ます。
ナスやトマトのチャツネもあるそうです。

 食べ方、使い方
パン(特に黒パン)に、そのまま塗って食べるとおいしいです。
肉料理の調味、サラダドレッシングの調味、そしてカリーソースの調味に使えます。

カリーソース vol.4

 キーマ・ダルカリー
前回のダルカリーの応用編です。
※ダルカリーの記事は <こちら>
からご覧いただけます。
豆のカリーに、さらに鶏の挽き肉が入ります。

つくり方は、途中までダルカリーと同じです。
ひよこ豆のダル、レンズ豆のダルを1カップずつ用意します。
やはり、火の通り難いひよこ豆の方から、先に煮始めます。
また今回は、トマトペーストを用意しましたので、水を多めにします。
煮ている時の火力やかき混ぜ方で蒸発量が違って来ますので、水分量は適宜調節してください。(2~2.5リットルくらい。)
豆が煮えるところまでは、前回と同じです。





 


併行して、鶏の挽き肉をオリーブ油で炒めます。
 鶏挽き肉 約400g オリーブ油 大さじ3
弱火で、丁寧にほぐしながら火を通します。
そして、豆が煮えたところへ一緒にします。

さらに煮ながら、玉ねぎのソースベース、トマトペーストを順次加えます。
 玉ねぎのソースベース 玉ねぎ1㎏分  トマトペースト 1カップ
焦げないよう、丁寧にかき混ぜるのを忘れないでください。

一度煮立ったら、それ以上長時間煮込む必要はありません。
すでに時間をかけて下ごしらえした材料ばかりですから・・・。




最後に、塩・大さじ2.5、カリーマサラ・大さじ山盛り3を加えます。





何も考えずに、ドサッと放り込んでいただいて結構です。
かき混ぜれば、すぐに馴染んでしまいます。
もし時間がある時は、1時間くらい放置してからもう一回煮直してみてください。
辛さが少し大人しくなって、味のバランスが良くなります。




やはり、一時間半ほどで出来上がりました。
これで10皿分はあります。



ちなみに、インドでは比較的鶏肉を使うことが多いのですが、これはヒンドゥー教徒は牛を食べない、イスラム教徒は豚を食べないことから、多勢の食事には、どちらにとっても禁忌品でない鶏肉を使うのが無難だからだそうです。




実は、昨日の夕食でした。
初収穫のキュウリのサラダを添えました。


さて、これまでにご紹介した3種類のカリーソースは、基本的に同じ傾向の味であることにお気づきの方もいると思います。
いずれも、玉ねぎとトマトがベースになっているからです。

この次もう一回同じソースベースで、肉や野菜を沢山入れて、私たちが普段「カレー」と呼んでいるものをつくってみます。
既製品のカレールウを使うのより、格段においしくてスパイシーなカレーにご期待ください。

カリーソース vol.3

 ひよこ豆とレンズ豆のダルカリー

ダルカリーとは、別名豆のカレーとも呼ばれていますが、ダルというのは、豆の皮をむいて火が通りやすいように加工したもののことを言います。
インドでは、いろいろな種類の豆があって、それぞれダルに加工されたものがあります。
ひよこ豆(チャナ)、レンズ豆(マスール)、緑豆(ムング)、黒小豆(ウーラット)などなど多数。
スープやカリーソースにも使いますが、さらに粉に挽いて水で練り、蒸し菓子や揚げせんべいのようなものもつくります。





黄色いのがひよこ豆、オレンジ色のがレンズ豆


 


今回は、ひよこ豆とレンズ豆のダルを使います。
ひよこ豆は、ホール(原形)のものも仕入れましたので見比べてください。
ホール(原形)のひよこ豆は、とにかく煮崩れしないので、煮豆にするとホクホクしてとてもおいしいです。
それから今回は、肉も魚も一切使いませんが、とてもおいしく出来ます。
きっと驚かれると思います。
ベジタリアンの方も、安心して召し上がれます。






調理時間は、一時間少々です。


まずはひよこ豆のダル1カップ、レンズ豆のダル1カップを計量し、水1リットルと共に火の通り難いひよこ豆の方から先に煮始めます。
煮立ってきたらアクをすくい取り、少し煮込んでからレンズ豆と水0.5リットルを加えます。
両方とも軟らかくなったら、トマトジュースを0.5リットル加えます。
トマトペーストがある時は、水を0.5リットル、トマトペーストを1カップでもいいです。
それから、玉ねぎのソースベース(玉ねぎ1㎏分)を加え、焦げないようにかき混ぜながら煮ます。




意外にあっけなく出来上がります。



一煮立ちしたら、塩(大さじ1~1.5)とカリーマサラ(大さじ2~3)で調味して、これで出来上がりです。
1皿分100ccのレードルで1杯として10皿分です。
このように、玉ねぎのソースベースがちゃんと出来ていれば、至って簡単においしいカリーソースがつくれます。
また、トマトペーストがなくても、トマトジュースかトマトピュレーで代用出来ます。
そう思って、今回はトマトジュースでやってみました。




自家菜園の野菜で作ったグリーンサラダを添えています。



今回は、黄色いご飯にしないで、普通に炊いた白米飯です。
カルダモン(鞘ごと)や黒胡椒(粒)などを入れて炊き込み、スパイシーな香りご飯にすることも出来ます。




食工房のナンは、おいしいとご好評いただいています。


ナンは、軽く焼き直して溶かしバターを塗ります。
食べやすい大きさにちぎって、カリーソースをすくい取りながら口に運びます。
おいしいですよ!

 お忘れなく!
なんと言っても、食工房のカリーマサラが味の決め手です。
1袋で60皿分のカリーソースが出来てしまう、超お徳用! 
1袋 100g 900円で販売しています。


カリーソース vol.2

チキンマサラとターメリックライス

先ずは我が家の定番 №1 食工房流チキンマサラです。
そしてターメリックライス。
インドでは、黄色は目出度い色として、好んで使われます。




鶏肉は骨付き手羽元を使います。
一皿に一本、今回は20皿分として20本用意しました。
今回使った鍋は、直径30cm容量8リットルですが、もっと小さいものでも間に合います。
水を3リットル、骨付き手羽元肉を20本入れ、ベイリーフ(月桂樹の葉・ロリエあるいはローレルとも言いますね。)を3枚浮かべて、中火で煮込みます。
沸騰して来たら、アクをすくい取ります。





弱火にして10分くらい煮込んだら、玉ねぎのソースベースを入れます。(玉ねぎ2㎏分)
冷凍のまま放り込んで、かき混ぜ溶かしながら煮込んでいます。
きれいに溶けたら、ゆるゆるとかき混ぜながら、もう一度煮立って来るまで煮込みます。
次にトマトペーストを入れます。(350g)
トマトから下ごしらえすることも出来ますが、今はまだ出盛りではないので、業務用トマトペーストを使いました。

※トマトから下ごしらえする方法も、時期になったらやります。

焦げやすくなっていますから、この間ずっとかき混ぜています。




トマトペーストを入れた後もう一度煮立ったら、いよいよカリーマサラと塩を入れて仕上げます。

「食工房のカリーマサラ」 約33gと塩大さじ3杯が目安。

カリーマサラも塩も、そのまま直に入れて大丈夫です。
カリーマサラをバターなどでローストする方もいると思いますが、食工房のカリーマサラは、調合する前にスパイスをオーブンでサウナ(高温浴)してありますので、そのまま使っていただいた方が良いと思います。
カリーマサラがきれいに混ざって馴染むまで、かき混ぜながら煮込みます。
以上でカリーソースは出来上がりです。




ターメリックライスを炊く間、火を止めて休ませておきます。





米は、水洗いした後ザルに上げて水気を切り、さらに風通しの良いところに広げて乾かします。
フライパンにバターとオリーブ油を熱し、米を入れて焦がさないように注意しながら炒ります。
米1カップに付き、バター10gオリーブ油5ccくらいが目安。
炒り上がったら一度完全に冷まします。
その後、スパイスと一緒に釜に入れ水加減をして炊きます。
ターメリックは米2カップに付き大さじ1杯弱、カルダモンを小さじ1/4入れます。(いずれもパウダースパイス)
※ターメリックだけだと、ちょっと土臭い感じがしますが、カルダモンを少し加えることで、甘みのある上品な香りになります。

水加減は、米と同量を目安に調整してください。
もし、インディカ米が手に入るなら、パラッとした感じに炊き上がって、さらに気分が出ると思います。
ターメリックライスが炊き上がったら、カリーソースをもう一度煮立つまで加熱して、いよいよ皿に盛り付けます。




この場合、ソース1皿分は180ccのレードル1杯の勘定です。
野菜サラダなどを添えてお楽しみください。
あと口には、ヨーグルトなどがあればまたいいと思います。
次回(来週末の予定)は、レンズ豆とひよこ豆を使って、ダルカリーをつくります。

カリーソース vol.1

今日はやっと念願叶って、カリーソースにとりかかりました。
取り寄せた材料もほぼ揃いました。
これから何回かに分けて、食工房のカリーソースレシピをご紹介します。

先ずは玉ねぎから
食工房のカリーソースは、基本的にインド風です。
知り合いのインド人がやっているインド料理のお店の味をかなり意識しています。
それで、玉ねぎは何より先ず重要な素材です。
玉ねぎで、しっかりとソースベースをつくって置くと、後々何をつくる時も便利なので、一度に沢山つくりだめします。





 


今回は、農民連から玉ねぎを10㎏仕入れて来ました。
これを一回で調理して、カリーソース100皿分のソースベースをつくりました。
一般家庭では、これほどの量は無理かと思いますが、3㎏くらいなら可能でしょう。
量はともかく、やり方は参考になると思います。
玉ねぎは、刻んだものを長く空気に晒しておくと、苦みが出て来ます。
少量の時は、すぐに火が通るので問題ありませんが、大量の時は、いきなりバターで炒めるより、刻んだ端から少量の湯を沸かした鍋に次々入れて、先に蒸し煮して手早く火を通します。





火が通って玉ねぎの色が透明になって来たら、バターとオリーブ油を加えます。
玉ねぎ10㎏に対し、バター1ポンド(450g)オリーブ油1カップ入れました。
今回、バターは無塩のものを使用していますが、もちろん有塩でも結構です。
初めのうちは水分が出て焦げ付く心配はありませんので、強火でどんどん水分を飛ばします。
それでも時々かき混ぜています。
後半は弱火にして休みなくかき混ぜていないと、すぐに焦げます。
ヘラで底擦りするようにしっかり混ぜ続けます。
約1時間半くらいのご辛抱・・・。



あとで水分を飛ばして、しっかりと炒めます。
段ボール箱1杯10㎏の玉ねぎが、ご覧の
とおりのカサになってしまいます。




これで、カリーソース20皿分



出来上がったソースベースは、一回分ずつ小分けして袋に詰め冷凍保存します。
本日はここまで。

明日は、これを使って「チキンマサラ」をつくります。