カリーソース vol.5

今回のカリーソースは、日本の国民食とまで言われるようになったカレーライスのカレーを、食工房流につくってみました。
市販の固形のカレールウを入れる代わりにすること。
そこにご注目!
ではつくりかたです。




 


今回は豚バラ肉を使います。
野菜はオーソドックスに、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、それからズッキーニです。
だいたい20人分くらいとして、豚バラ肉800g、玉ねぎ(大)2個、人参(中)3本、ジャガイモ(中)6、7個、ズッキーニ(中)1本。
  ※写真のズッキーニは、大きかったので、半分だけ使いました。
これは、あくまでも目安です。お好み次第でどのようにでも変えていただいて結構です。
野菜は煮込んだ時に崩れるので、大ぶりに刻んでおきます。




豚バラ肉は、角切りして少量のオリーブ油で炒め、しっかりと油(ラード)を出しておきます。
その油を使って、ズッキーニ以外の野菜を炒めます。
ズッキーニは、すぐに火が通って軟らかくなりますので、やはり油炒めして別にしておきます。




鍋に炒めた材料を入れ、水を2.5リットルくらい入れ、ベイリーフを5枚浮かべて煮込みにかかります。
はじめは強火で、煮立ってきたら弱火で、ジャガイモに火が通るくらいになったら、ズッキーニも入れます。


 




そこに、玉ねぎのソースベース(玉ねぎ2kg分)とトマトペースト(1カップ少々)それからプラムのチャツネ1/2カップを入れます。
チャツネが写っていませんね。
実は、入れ忘れました!あれほど気合いを入れてつくったのに・・・。
    ※チャツネの記事は<こちら>




きれいに混ざったら、一煮立ちさせて味付けをします。





使うのは、カリーマサラと塩だけです。
塩・大さじ6~7、カリーマサラ・大さじ山盛り5~6。
今回、プラムのチャツネを入れ忘れましたが、それでもこれだけで、十分過ぎるくらいおいしく出来ました。
いろいろ他のものを入れる前に、まずこのシンプルな味付けを味わってみてください。


それから今回は、カルダモンライスも炊いてみました。
全くの食工房流です。




白米7カップに対し、スパイスは、カルダモン7個(サヤごと)、カシア(シナモン)2片、黒胡椒粒14粒。
もっとずっと多くても良いのですが、先ずこのくらいから、お好みに合うかどうか試してください。
スパイスを入れる以外は、普通のご飯の炊き方です。




ご飯を炊くときに入れたスパイスは、食べてもおいしく
ありませんので、香りだけ楽しんでください。



見た目は普通のカレーでも、食べる前からスパイシーな香りが漂います。
辛いだけではない、様々な薬効もあるスパイスのパフォーマンスを、どうぞ存分に味わってみてください。
カレーは、夏の健康食です。
さて、玉ねぎのソースベースでつくるカリーソースは、今回で一段落です。
次回は、同じ材料でチリーソースをつくります。
どうぞお楽しみに!