憂鬱な日々

ウクライナが酷い目に遭っています。
今、ロシアがウクライナに対してやっていることは、国が国に対するやり方として、最悪の所業です。
これからしばらくの間、目を覆いたくなるような、耳を塞ぎたくなるような惨劇が続くことになるでしょう。

遠い日本にいる私には、これといって何も出来ることがありません。
ただただ憂鬱な気持ちになるばかりです。

一方、そんな大変なことが起っている同じ時間、私は明日のパン焼きに備えて支度をしていました。

まさに、こうして仕事に打ち込むことが出来るのは、この国が平和だからこそ可能な事です。
何とありがたい、幸せなことでしょう!

今の私に出来ることは、この実感をいつまでも忘れないでいることです。
その心でいれば、人を恨んだり、人を欺いたりすることはありませんから。
それが、私の平和運動のやり方かも知れない・・・と。

戦争が始まった

他でもありません。
ロシアが、隣国ウクライナに対し武力侵攻を開始しました。

世界は、固唾を飲んで注視しています。

当のロシアは、「これは侵攻ではない。」と言っていますが、この間の経緯を見ればそんな言い分は通らないことは、私にだってわかります。
21世紀のこの世界で、欲しいものを武力で奪うことを是とする国があるのは、まさに脅威です。

果たしてロシアの国民が、プーチンや政府や軍をどのくらい信頼しているのかいないのか、日本の私たちに分かるはずもありませんが、少なくともこの理不尽で愚かとも思える行動を止められなかった(いろいろな意味で)のですね。
ロシアとは、そういう国であることを、今後私たちは意に留めておく必要があります。

日本からは遠い外国のウクライナですが、そこで始まったこの戦争は、日本にも無関係ではありません。
ロシアとは北方領土問題を抱えているわが日本ですが、領土交渉なんかロシアから見れば、日本だけが勝手に期待している茶番劇としか映っていないのでしょう。
一昨年には、領土割譲禁止関連法を成立させています。

ウクライナの現状を見て、むしろ私たちは、北海道のことを心配しなくてはならないのではないでしょうか。

ロシアという国は、他国に対し、どうやったら何を取れるだろうか、常にそこに注目している国だと思わざるを得ません。

自由と平和は、湯水のようにタダではありません。
呑気に平和ボケしている場合ではないと思います。

明日から、また営業の一週間が始まります

二日間の定休日も過ぎて、明日からまた営業の一週間が始まります。
木曜日は、毎週パン焼きの日と決まっています。

支度は、すでに今日のうちから取りかかっています。
少し前、午後8時頃に、酵母種の最終工程をセットして来たところです。
そして3時間後の午後11時前頃に、上の娘がエアレーション(曝気)のためにかき混ぜに行きます。

私は、明日の午前3時に起きてすぐに工房に入り、酵母種の手入れをします。
実際にパン生地をこねるまで、もう2時間ほど、追加の糖分を与えて発酵を促します。

この酵母種の仕上がりの状態次第で、その日のパンの出来がほとんど決まってしまいます。
ですから、何回やっても毎回気を抜くわけには行きません。
ま、うまく行くだろうとは思っていますが。

さて、今週はここ数日移動性高気圧がゆっくり通過して行くらしいので、大きなお天気の崩れはないものと見ています。
寒さはある程度仕方が無いとしても、春が近づいたことを感じられるのではないかと楽しみにしています。

コロナ禍も落ち着いて、皆さまのお出かけの気分も上がるような日常が一日も早くやって来ますように・・・!

パンとコーヒーと本のマルシェ

パンとコーヒーと本のマルシェ

イベントのご案内です。
首都圏横浜市内で、継続的に「パンとコーヒーのマルシェ」というイベントを展開している団体からお誘いをいただき、来る3月6日(日)に商品の出品という形で参加いたします。

会場は、最近注目されているブックマンションという本を取り扱うコミュニティースペースで、そこのオープンスペースを生かして「パンとコーヒーと本のマルシェ」が開催されます。

本を選びながらコーヒーが飲めてパンも買える、なかなかおもしろい企画だと思います。

そしてこれが今回が初めてではなく、すでに4回開催されていて今回はvol.5ということで5回目の開催となるのですね。
昨年7月の第1回目から、このコロナ禍の下で確実に回を重ねて来ている実績とその実力に感服させられる私です。

実は、2019年の11月にこの団体が主催する「横浜・黄金町パンとコーヒーマルシェ」に、同12月に「黄金町クリスマスパンマルシェ」に、それぞれ出品参加させていただいています。
そのご縁で、今回のお誘いとなったというわけです。

イベント詳細については、とても分かりやすく親切できれいで見栄えの良いホームページが設置されていますので、どうぞそちらをご覧ください。 <3.6sunパンとコーヒーと本のマルシェvol.5>
横浜近辺にお住まいの方、また当日この方面にお出での方、ぜひお立ち寄りください。

冬の寒さ、もうしばらく

明日2月22日の天気予報

寒い日が続いています。
雪も降ります。
この寒さは、今月いっぱいは続くようです。

明日と明後日の二日間、食工房は定休日です。
明日はお休みなのですが、天気予報では丸々一日降雪のようです。

何処に出かける予定もありませんが、雪の量によっては、逆に除雪作業に時間を費やすことになるかも知れません。

まあそれでも、もうあと少しの辛抱です。
春はそこまで来ていると感じます。

せめて気持ちだけでも明るくして、しばらく遠のいているIIDEの編集にも取りかからないといけませんね。

でも、それはまあ、明日になって見ないと分かりません。

ただ今外は雪、時々吹雪いています。
とりあえず今夜は、好きな音楽など聴いて過ごします。


例えば、こんなの

食工房のクッキー、コーヒークッキー編

コーヒークッキー

天板は、欧州天板(600×400)
この1枚に390個並んでいる


コーヒークッキー

焼成中半 扉の隙間から蒸気が吹き出しているのが見えます。


コーヒークッキー

一回の作業で焼けるのがこの量 120g×21袋分
がんばれば、もう少し沢山出来ますが・・・。

食工房は、現在4種類のクッキーを焼いています。
ジンジャークッキー、ナッツクッキー、コーヒークッキー、どろんこクッキーです。

どれも皆味や食感が異なりそれぞれに個性的です。
材料のレシピが異なるのはもちろんですが、成形方法や焼き方も全くと言って良いほど異なります。

実は、コーヒークッキーをお気に入りのお客さまからお訊ねがあって、あの一口サイズの小粒の形にするのにどうやっているのか?何か特別な道具か機械を使っているのか?それとも手作業で・・・?と。

そこで、企業秘密でない部分をギリギリまで公開しちゃいます。

まず成形法ですが、使う道具は絞り袋と包丁のみ、天板には一つずつ指でつまんで並べて行きます。
400mm×600mmの欧州天板1枚当たり390個くらい並びます。
これを約6枚分成形して並べます。

作業時間は、材料の計量から成形完了釜入れまで、2人で全行程合計3時間半くらいかかります。
焼き時間は30分くらい。
幸いオーブンが大きいので、それでも上下2段使って一度に焼き上がります。
その後、計量包装に小1時間。
これで21袋分ですから、上代売り上げ換算で9,450円の仕事です。

それはさておき、このコーヒークッキーは、食工房のクッキーの中でも一番完成度が高いと思っています。
ポイントは、まず第一に硬さがありながらサクッと崩れる食感です。
口の中にまとわりつく不愉快な粉っぽさもありません。
そして、コーヒークッキーの名に恥じない、素晴らしいコーヒーの香りがすることです。
自家焙煎のフルシティーローストの豆を使っています。

ですから、コーヒークッキーを焼く時の満足感は、特別なものがあります。

忙しい時はつい品切れさせてしまうクッキー類ですが、閑散期の今はほぼ全品目揃っております。
是非、ご賞味ください。

とにかく、パンは焼けた

本当にいろいろなことがあります。

足元ではコロナ禍の影響、世界では緊迫のウクライナ情勢、また、オリンピックは華やかに開催されていますが一方で物議の連続とか、そんな中、とにかくパンは焼けました。

上出来でした。

お客さまも見えました。

感謝、感謝!

明日はどんな一日に。

今年も高知に行けそうもない

土佐ネタ日記

生まれ故郷 高知県土佐郡土佐町土居地区 2013年頃

昨年、一昨年と二年続けて、郷里の高知に帰省していません。

言うまでもなくコロナ禍の影響です。
最後に行ったのは2019年で、この時は前年に亡くなった母の納骨でした。
それ以来、行っていないのです。

毎年の恒例になっていたのに、それに、出かける理由でもあった母が亡くなり、何だか不思議な気分です。

故郷では、親戚や友人知人もお互いに歳を取り、また亡くなる人もあり、自分だっていつまで高知に出かける元気があるものか、それも分かりません。

今度から行く度に、会う人会う人皆に「これが最後になるかも知れない」と、それが別れの挨拶になるでしょう。

そんなことを思いながら、ブログに残してある高知での滞在の記録を読み返している私です。

「土佐ネタ日記1」 「土佐ネタ日記2」

また大雪に

昨夜から今朝にかけてはそこそこの降雪で、いちおう駐車スペースの除雪はやりましたが、それ以外何も支障はありませんでした。

そして今日は、夕方からどんどん雪が積もっています。
明日の朝までには、相当なカサになるとの予報も出されています。

尤も、雪に関しては、降るべき時にしっかり降って厚い根雪になってもらった方が、畑の作物にとっても、野山の植物たちにとってもいいのです。

雪が残っている間は、植物たちの成長にブレーキがかかっています。
春も進んで十分暖かくなって、遅霜の心配も無くなる頃に最後の雪が消えるのが理想です。

そしてその雪融け水を吸って、雪国の春の植物たちは、まるで爆発するかのように一斉に成長を始めます。
それこそ、何もかもが一変にです。

人間の私たちも、その季節の動きを利用して、耕したり、種を播いたり、苗を植え付けたりします。
麦は、秋からすでに雪の下で越冬していますから、春はまず一番に勢い付きます。

そして忘れてはならないのが、害を及ぼす獣たちとの戦いです。
今年も、厳しい戦いになると思っています。

今夜の雪は、その雪融けを少し先へ延ばしてくれることでしょう。
もうしばらく休息の日々が続きます。

総会資料の作成

行政区の会計役をしていることはすでにお話していますので、ご承知のことと思います。

毎年この時期になると、3月の定例総会に向けて会計の決算の報告書と来年度の予算書の作成をしなければなりません。
その他、区長がまとめた事業報告や事業計画、その他諸々の事項を一冊の資料に編集して印刷製本するのが、会計の仕事と言うことになっています。

まあ、私としては手慣れた仕事ではあるし、パソコンでやればそう大変な作業でもありません。
今月の内には原稿データも揃って、来月の初めには完成する運びです。

総会が3月中旬と決まっていますので、その一週間前に役員を集めて事前打ち合わせをすることになっており、その時に仕上がった資料を見せて了承してもらいます。

さて、明日からまた営業モードに戻ります。
パン焼きの木曜日です。

気合いは入っているのですが、仕込みはかなり少なめです。
店売りはあまり見込めませんし、業者さんへの納品もここに来て一段と萎んでいます。
通販だけがまあまあというところで、助かっています。

オミクロンの影響は、もうしばらくは続くのでしょう。
我慢、我慢と、自らに言い聞かせつつ、がんばります。

明日は雪の一日となりそうですが、皆さまのご来店、お待ちしております。
ポイント2倍は、まず間違いありません。