初雪、そして冬の嵐

今日の早朝未明の頃、それまで降っていた雨が雪に変わったようです。
朝起きて見ると、あたりは一面白くなっていました。

「あぁ、とうとう来たか!」と、がっかりするのが半分、よしっ!と気合が入るのが半分でした。
その後、雨になりましたが風は冷たく、もうここから先は情け容赦のない寒さの季節なんだと、空を見上げる私でした。

これから先の季節は、獣害対策も今までとは違う局面を迎えます。
雪の中では、くくり罠や箱罠は使えません。
電気柵も、役に立ちません。

一方、雪の上には足跡が付き、冬枯れで見通しも良いので、獣を追うのは容易になります。
狩猟も解禁されますから、積極的に狩って数を減らす良い機会です。

しかし、狩猟をする人は年々少なくなっていますし、経験豊富なマタギと呼ばれる狩猟者はさらに少ないのです。

つい先日、道路沿いに設置してあった電気柵を、除雪車の通行のために撤去しましたが、早くもその翌日には麦畑の中にイノシシが侵入した跡を発見しています。

全く先が思いやられます。
と言っても、差し当たり私に出来ることは、被害の旨を届け出ることくらいです。

それはそれとして、明日のパン焼きに備えて仕込みをしなくてはなりません。
この季節は、パン屋にとって稼ぎ時なのです。
安心してお正月を迎えるために、がんばらなくてはなりません。

さぁぁぁ!、やるぞぉぉぉ!

明日の皆さまのご来店、心よりお待ちしております。
なお、シュトレンの試食品を提供いたします。
皆さまそれぞれにお持ち帰りいただけるよう、小さく切り分けて個包装したものをご用意しております。

コロナの行方、どうなるんでしょう

否、わが日本の中だけ見る分には、ものすごく減少して終息に近づいているようにも見えるのですが、世界の状況は全く逆で、ヨーロッパ各国は軒並み急拡大の様相です。

今わが国で、一日あたり数十人にまで減った新規感染者が、再び一日当たり数万人にまで増えることがあるとしたら、これはもう私たち一人一人がどれだけ愚かなんだという証拠にしかなりません。

先日のニュースの映像で、感染急拡大のヨーロッパのどこかの国の若者が、政府が再び行動制限やマスク着用の義務を打ち出したことに抗議して、大規模な街頭デモを繰り広げているのを見ましたが、私などは、いくら何でもそれは無いだろう!と思ったものですが、皆さまは如何思われますか。

この先数ヶ月の、わが日本の動向に多大な関心を抱いている私です。

明日と明後日は定休日です

明日は11月23日は国民の祝日「勤労感謝の日」ですね。
食工房は、毎週火曜日と水曜日が定休日となっておりますので、休業しております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ところで、勤労感謝の日は、以前は皇室の新嘗祭が行われる祭日だったのですね。

その名残りでしょうか、農村部のこの集落では、この日新穀感謝祭という祭事が出雲神社にて行われ、集落内にいる社総代の方が出向きます。
帰りには、申し込み世帯分のお札を与って来て、その足で各世帯に配ります。

こうした祭事は他にも年数回あって、集落内には熊野神社、古峯神社、おんば様など社や祠があちらこちらにあります。
また各家の屋敷内にもお稲荷様の祠があります。
村人は皆氏子であり、その中から社総代3名が選ばれ、行事の数々に役目を果たします。

こうした信仰は、人々の暮らしの背景となっており、アニミズムに結び付いていると言えます。
私には、とてもしっくり来る自然な感覚です。

集落の会計にも、ちゃんと祭典費という科目が設けられており、年間そこそこの額の支出が行われます。
もちろんそこで、宗教の自由がどうのこうのと目くじら立てる人などいません。

こうしたことが、ここでの暮らしの居心地の良さの源だと、私は思っています。

会計監査

私が、集落の会計役をやっていることはすでにご報告申し上げていますが、今日は本年度上期の会計監査を受けました。
そのための準備などで、昨日はブログも休みました。

今日は、夜7時から集会所で監査が行われ、先ほど終わって帰って来ました。

小さな集落の会計ですから、膨大と言うほどの規模ではありませんが、煩雑さにおいて規模は関係ないのですね。
食工房の仕事もしながら、ちょっと余計な仕事もしているわけで、今日はいささかのミスもあり時間がかかってしまいました。

今期で4年目ですから、来年度は是非とも交代してもらいたいと思っています。
小さい集落、少ない人口、何をやるにも引き受け手がいないという事情もありますが、いつまでも同じ人間が担当するのは良くありません。

それは置いて、ただ今シュトレンの製造がどんどん進んでいます。
先に製造した分がほど良く熟成して来ましたので、もう間もなく試食品を差し上げられると思います。

コロナ以前には、店頭にて試食していただき、それに合わせてコーヒーサービスもやったものですが、そうしたことも全く出来なくなってしまいました。
ご来店のお客さまには、予め小さくカットしたシュトレンを小袋に包装して用意して置き、それをお渡ししたいと考えています。

こんなちょっとしたことでも、コロナ禍の影響は大きいですね。
お客さまとのコミュニケーションが、疎遠になってしまうような気がします。

昨年の店舗改装以前と比較して、お客さまの滞留時間は確実に短くなっていますし。
コロナ禍が完全終息した時、また店舗改装して元に戻しましょうか・・・、そんなこともチラッと頭の隅に浮かびます。
出来る出来ないは別にしてですが。

明日もう一日営業して、明後日は祝日ですが定休日休業です。

明日のご来店、お待ちしております。

明日も、栗パイ

今週いっぱいで秋も終わりそうです。
来週から冬の寒さになると、予報ではそう告げています。

すでに除雪車も、定位置にて待機しています。
あちらのお宅でこちらのお宅でも、雪囲いの設置が急ピッチで進んでいるようです。

我が家も、今日また少し作業して、食工房の裏側の雪囲いの設置を途中まで進めました。
明日また少し作業して、いいところまで終わると思います。

あともう一つの降雪前の仕事は、電気柵の撤去です。
特に公道沿いは、除雪車走行の支障になりますから、明後日くらいまでには撤去する予定です。

始まるまではいろいろと気を揉む冬支度ですが、一旦手を下せば思っているよりはトントン進んで、一つ終える度に安心の心持になって行きます。
何事も最後まで粘り強くやり遂げることの大切さを、雪国会津で学んだ私です。

さて、明日はまた、娘たちが栗パイを焼いて皆さまをお待ちするそうです。
この頃は、ご近所の方も覚えてくださっていて、「あれはないの?」と栗パイをご所望いただきます。
お一人で10個もお買い求めくださる方もいらっしゃいます。
ちなみに、焼き上がりは、おやつの頃になります。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

コロナ禍、今後の行方

日本国内では、このところずっと減少傾向の新規感染者数です。

しかしながら、もうこれで安心かと言うと、そうも言い切れない不安要素が残っています。
世界では、再び感染急拡大の状況になってしまった国がいくつもあって、予断を許しません。

ワクチン接種が済んでいても、なお感染のリスク(ブレークスルー感染)もあるわけで、諸外国の例を見聞きするにつけ、やはりそこは個々人の基本的感染対策のレベルが物を言うのだと思います。
その点、日本は、日本人は、うまく切り抜けて来ていると言えるのじゃないでしょうか。

でも、ここで油断してはいけないのですね。
今盛んに警告されている第6波の到来を未然に防ぐためには、もうしばらくの間個々人の基本的感染対策は継続していた方が良いと思います。
その上で、行動の自粛や制限は、少しずつ解除して行っても良いのではないでしょうか。

福島県では、今日まで8日連続で新規感染者0が続いています。
この流れを確実なものにしたいですね。
そうなれば、より多くの方が安心して来県されると思います。

経済も回して行かないと生活が破綻してしまいますから、広く世界の状況を見つつ自分の足元だけは救われないように、慎重且つ大胆に。

一週ごとに寒く

秋も終わりの今頃は、一週ごとに寒くなって行きます。
先週よりは今週、今週よりは来週といった具合に。
予報では、来週は一段と強い寒気が南下して来るので、平地でも降雪の可能性があるそうです。

もうそろそろ雪も近いと思っていましたが、サッと一回降られるまでは、何となくも覚悟が決まらないと言うか落ち着かない気分なのですね。
雪囲いもまだまだ途中ですし・・・。

で、今日は、もうこれが最後かも知れないという穏やかな小春日和でした。
外回りの仕事も少しは出来ましたが、明日のパン焼きの仕込みなど定休日明け営業再開に向けての仕事がメインですから、ちよっと恨めしい気分も・・・。

まあでも、パン屋はパンを焼かなくては始まりませんから、しっかり気合を入れて準備を整えています。

収穫の恵みパンセットもご注文が入っています。
おかげさまで、残りあとわずかとなりました。

その中で、最近皆さまからご注目いただいているのが、プンパニッケルです。
ライ麦100%でやや酸味のある特徴的な風味が持ち味です。
この風味にはまる方が、少なからずいらっしゃるようです。

食工房的には、何と言っても自前の材料だけでつくれる自給自足のパンですから、それがまず一番の大きな喜びなのですね。
明日も、10本分の材料を仕込んでいます。

その他、いつもの定番品13品目もご用意して、皆さまのご来店をお待ちいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

PCメンテナンス

今や無くてはならない道具となったPC(パソコン)ですが、どんな機械もそうであるように、永久不変完璧に動くものではありません。
高度な電子機器であるPCは、それこそものすごく複雑な構成により出来上がっています。

その部分品の中には、比較的短期間で消耗するものもあります。
デジタルデータは永久不変に保存可能なはずですが、それを記憶している媒体が永久不変ではないので、複数の媒体に記憶させたり、一定期間ごとに新しい媒体に移し替えるなどの方法を取らなくてはなりません。

で、その筆頭がハードディスクです。
これが不調を来たすと、PCの動作そのものが不能となりますから大変です。

しかし、それほど重要な部品の割には意外に寿命が短く、すでにその前から小さな不調を訴えます。
それに気がついたら、頃合いを見て機能不全に陥る前に交換しなくてはなりません。
だいたい2、3年くらいのスパンです。

家には、業務で使用するPCが2台あっていずれもデスクトップ型と言われる大きなガタイの本体とディスプレー、キーボード等、全ての構成物はバラバラです。
ですから、ハードディスクの交換も、比較的簡単に出来ます。

ただ、中に入っているデータを移し変えるのは結構大変です。
特に、OSを含むシステムデータの移行は、以前ご紹介したことのある専用機器または専用のアプリケーションに頼らざるを得ません。

今回は、M.2 NVMe SSDというチューインガム1枚と同じくらいのサイズのメモリー(これがハードディスクの代わりで、容量も1TBもある。)でしたから、私が持っていた機器では対応出来ず、専用アプリケーションを購入して臨みました。

件のPCには、このメモリーが2枚装着出来るようになっており、最初から入っていた1枚に新しい1枚を追加して、この2つの間でクローン作成を行いました。
使用したアプリケーションは、EaseUS Todo Backup というもので、1年間のサブスクリプションで3,590円です。

作業は、まずWindowsが立ち上がっている状態でEaseUS Todo Backupを起動します。

設定メニューの中からクローン作成を選びます。

ソースディスク、ターゲットディスクを順に選択し、必要に応じて細かい指定をしてスタートボタンをクリックします。

あとは、完了まで15分ほど待っているだけです。

完了のメッセージが出たら画面を閉じ、一旦PCをシャットダウンします。

その後再び電源を入れPCを起動させます。

メーカーロゴが出たら、Windowsが起動する前にF2キーを連打してUEFI画面にアクセスします。

Boot Menuを選択し、起動ディスクを新しいディスクに指定して設定を保存し画面を閉じます。

PCは自動的に再起動します。
Windowsが立ち上がったら、エクスプローラーでPCのCディスクのプロパティーを見て、新しいディスクから起動していることを確認します。

とまあ、こんなことも自分でやるものですから、時間がいくらあっても足りなくなるのは道理ですね。
これもまた私流の生き方なので、仕方ありません。

あぁ、写真とか撮っておけば、もっと興味を持っていただけたかも知れませんね。
今回、ちょっと備忘録ということで、どうもあいすみません。

どうやら、明日も休日返上に

毎度申し上げて恐縮ですが、食工房は、明日と明後日は定休日休業となっております。
店は閉まっておりますので、お間違えのございませんように、よろしくお願いいたします。

で、私どもは、先週に引き続き休日返上で食工房の仕事をします。
かぼちゃあんぱん用にかぼちゃの餡加工と今日のうちに出来なかったシュトレンの袋詰め作業を、多分午前中いっぱいくらいかかってやることになると思います。
後片付けまで入れると、結局大方一日かかるかも知れません。

せっかくの休みに、どこかに出かけたりとか、そういう楽しみはないわけですが、まあそんなに失望しているわけでもありません。

娘たちは大変かもしれません。
でも、本心はどうだか分かりませんが、気持ち良く付き合ってくれています。
おいしいパンやお菓子が焼けさえすれば、と言いながら。

本当の豊かさ

近所のおばあちゃんたちから、野菜をいただくことがよくあります。
今頃なら、白菜と大根、カブにネギなどです。
もちろん我が家でも、大根も白菜も植えています。
でもおばあちゃん曰く、「いっぱい出来て始末に困るから、良かったら食べてくなんしょ。」と。
大根と白菜は、保存して置いて冬の間ずっと食べられますので、ありがたくいただきます。

それにしても、そんなに沢山あるなら売ればいいのにと思いますが、市場に出荷するほどの量があるわけでは無く、自分で売るにしても手だてがありません。

そしてまた曰く「おらぁ、野菜なんの買ったことねえから、値段も何も分かんねぇ!」と。

そうなんです、野菜だけじゃありません。
お米も豆も芋も、口に入るものはほとんど自分でつくるか、山から採って来るかして間に合っているのです。
そして、漬物も味噌も自分でつくります。
つい先日も、大根漬けをいただいばかりです。
また昨日は、息子さんが山で採って来たという天然なめこ(なめ茸)をいただきました。

そうかと思うと、このあたりの農家さんは、皆さん自分で作付けした蕎麦を自家製粉して、自分で手打ち蕎麦を打ったりするのですね。
本業の蕎麦屋さんもびっくりの腕前、そば粉100%でつなぎは使いません。
私も、このうまい蕎麦を、もう何度もご相伴に与っています。

自給自足なんていう前からすでに自給自足なのですね。
そして、どれもこれもがハイクォリティー!
「本当の豊かさ」って、こういうことを指して言うのですよね。

ちなみに、我が家では麦ですね。
これが、パンになりお菓子になり稼ぎにもなりますが、ご近所の方々に日頃のご恩返しに番外メニューのお菓子を焼いて振る舞ったりして、皆さんのお仲間に入れていただいています。