寒い冬、燃料費高騰!

北半球の今度の冬は寒くなりそうだと言います。
南米チリ沖でラ・ニーニャと呼ばれる海洋現象が発生しているのがその理由だとか。
昨シーズンも同じ理由で、寒くて雪の多い冬でしたから、今度もほぼそうなることは間違いないのでしょう。

そこへ、このところの原油高騰です。
ガソリン、灯油が高値となっているのは、もう皆さますでにご存じの通り。
ガスも電気も、もうすでに続けて値上がりしています。

エネルギーの需給逼迫は、どうやら世界的な問題らしいですね。
中国のエネルギー買い占めも一つの原因だそうですが、他方、EU諸国が急激に再エネに舵を切るエネルギー政策に失敗して、かえって化石エネルギーに頼らざるを得ない状況に陥っていることもあるそうです。

アメリカも似たような状況の中、バイデンさんは国内の原油増産を認めず、OPECから輸入を増やそうとしている有様だとか。
わが日本は、エネルギー全般すべて輸入頼みですから、とても厳しい状況に晒されているのですね。

この傾向は、今度の冬が終わる来年春頃まで続くと予想されていますから、パン屋の経営も厳しいですが、その前に寒くても暖房を我慢して耐えなくてはならないかも知れません。

あぁ、薪ストーブが・・・。
しかし、今住んでいるこの家は、構造的に薪ストーブの設置は困難です。

それにしても、食べるものと燃料くらいは、手元足元で間に合って行くような生活でありたいと思います。
その点、食べるものはまだ少しは自給出来ているとしても、燃料に関しては全く何も間に合っていません。
これを機会に、真剣に模索して見ようと思います。

冬の到来を告げる嵐

強い季節風に乗って、冷たい雨粒が投げ礫のように飛んで来ます。
かと思うと、雲の切れ間から日が差して、飯豊山の方向に虹が見えたり。

そして日が暮れた今は、暗闇の中で断続的な雨音だけが聞こえて来ます。
私たちは、明日のパン焼きに備えて、作業場と母屋の間を行き来しながら、束の間雨風に打たれ空気のにおいに冬を感じ取ります。

獣たちはどうしているでしょう?
明るい家の中で、温かい食事をいただき、乾いた暖かい布団で眠れる幸せを、殊更のように感じる私です。
明日の早朝午前3時の外の様子は如何に?

麦踏み2021

麦ラボ

中島第2圃場 ライ麦 麦踏み前


麦ラボ

踏み残しが無いように、かと言ってすり足は、麦が傷むので禁物です。

麦ラボ

中島第2圃場 ライ麦 麦踏み中


麦ラボ

必要なのは、根気のみ。

今日から麦踏みをしています。

先ずは、もはや適期を過ぎんとしていた中島第2圃場のライ麦、続いて第3圃場のスペルト小麦、合わせて25aほどの面積でした。

所用時間は、約5時間ほど。
前半は2人で、後半は麦踏み体験したいとやって来た方も加えて4人でやりました。

足で踏みながら歩くのですが、もっと能率的なやり方も無いわけではありません。
しかしこの程度の面積なら、多少の時間をかけても、歩くことで圃場をよく見ることになりますので、例えばカラスノエンドウの芽が出たばかりの幼苗を抜き取ったり、生育のバラつきを把握することも出来ますから、それもまたいいのです。

必要なのは、飽きずにやる根気のみです。
私の場合は、性に合っています。
とてもいいです。

今日は、後半曇って来たものの、概ね晴天で最高の気分でした。
適期を逃さず終えられたことへの安堵と満足も。

明日は、一日ずっと雨になるようです。

今年も、食工房のシュトレンをよろしくお願いいたします。

ただ今、シュトレンのご予約を受け付けております。

毎年、ご好評をいただいて来た食工房のシュトレン、基本レシピはずっと変わりません。
昨年から、ベースになるパン生地にスペルト小麦全粒粉を10%配合し、一段とおいしくなっています。

材料費、光熱費、包装資材費などの上昇により、何もかもが値上げの環境なのですが、食工房はあえて値上げせずにがんばります。

ご予約の受け付けは12月15日まで、お品物のお引き渡しと出荷発送は11月下旬からの予定です。
数量は、300個限定です。

皆さまのご愛顧、どうぞよろしくお願いいたします。
詳しくは、<こちら>をご覧ください。

いきなり寒くなるようです

今日すでに気温が下がって来ていますが、明日の朝は霜が降りる寒さになるようです。

麦は、寒さにはよほど強いので大丈夫とは思いますが、昨日一昨日に発芽したばかりのものは、さすがに心配になります。
まあ、多分大丈夫とは思っていますが・・・。

人間の私たちも、この寒さに対応して重ね着しています。
暖房機のテストもしました。

ご近所の用意周到な方は、早くも除雪機の点検をしていました。
そうなんですね。雪の季節も、もうそんなに遠くは無いってことを思い出してしまいました。

もう以前から申し上げていますが、寒さに向かうこの季節が好きです。
まだもう少し先ですが、時雨降る夜の静けさ、合間にやって来る小春日和の和み、物思う季節でもありますね。

しっかり働いてゆっくり休んで、一歩一歩進みます。
歳を取るのも、またいいものだと思えるようになった私です。

パンセット専用限定品

食工房

南部小麦の精粉を使って焼いたミニサイズ食パン
パンセット専用限定品です。


食工房

南部小麦 ミニサイズ食パン


食工房

百姓4年生進級記念サプライズパンセット
6点詰め合わせ 2,000円

今年初めてまとまった量を収穫することが出来た南部小麦を、佐藤製麺所さんで小麦麺に加工してもらいましたが、その時に一緒にお願いした小麦精粉を使って食パンを焼いてうまく行きましたので、小麦粉がある分だけ、パンセット専用限定品として焼くことにしました。

このパンセットは、百姓4年生進級を皆さまにも喜んでいただこうと企画したものです。
すでにご案内している通り、限定50セットです。

早くもご注文が入り始めていますので、召し上がって見たい方は、お見逃しなくお早めにご連絡ください。
オンラインストアでも、販売開始しています。
どうぞよろしくお願いいたします。

麦の芽、出揃う

麦ラボ

最後に種まきしたところも発芽しました。
ライ小麦1、デュラム小麦2、デュラム小麦3、ライ小麦2を場所割りして播いています。


麦ラボ

中島第4圃場 南部小麦 播種後10日経過

先日までに播種完了していた各種麦すべての発芽を確認しました。
先に播かれてすでに成長を開始しているライ麦とスペルト小麦は、もうすぐ麦踏みの段階です。

つい先日播いたライ小麦やデュラム小麦は、糸のように細い芽の先端がやっと土の上に顔を出したところです。
とにかくこれで発芽不良が無いことを確認出来ましたから、もう一段安心が大きくなった感じです。

自然相手の仕事ですから、何度繰り返しても毎回緊張します。
その代わり、一段階、一段階、進むごとに達成感や満足感そして安心感を味わうことが出来ます。
それがいいのですね。

一方、昨年の努力は、今、パン焼きの現場で報われています。
ライ麦全粒粉やスペルト小麦全粒粉、またデュラム小麦セモリナ粉や南部小麦の精粉などを計量する時のうれしい気持ちは、ちょっと説明する言葉が見つからないほどです。

明日は、いつもの定番品目の他に、テスト品目を2種類予定しています。
うまく行けば、試食していただこうと思っています。

皆さまのご来店をお待ちしております。

イノシシが動き回っている

相変わらずイノシシが動き回っています。

昨夜から今朝にかけて、そこそこ強い降雨となっていましたが、イノシシが出て来て歩き回った痕跡が沢山見つかりました。
仕掛けて置いた監視カメラにも、番いと思しき成獣2頭の姿が映っていました。

ほとんどの獣たちは、雨の最中には出歩かないで雨宿りしていることが多いのですが、イノシシは全く気にもしていないようです。
だいたいが泥浴びが大好きなのですから、濡れることなんか平気なんでしょうね。
麦畑の電気柵の直近にもやって来たようです。

一方で、昨年の今頃あれほど私たちを悩ませた熊は、全くと言って良いくらい出没の痕跡が見つかりません。
バックヤードで一体何が起こっているのか、真相が分かるのはいつになるでしょうか。
そう言えば、猿も来ません。

しかし、最近になって、鹿の鳴き声と思しき音をよく聴くようになりました。
伝え聞いた話ですが、目撃情報もありますので、いることは確かです。
もし鹿が畑に害を及ぼすようになるとしたら、今計画している電気柵は、最初から計画の練り直しとなります。

全く、次から次へと新たな試練が降りかかって来ます。
一昨年は猿、昨年は熊、今年はイノシシ、そして来年は鹿かも知れません。
いやはや、たまりません。

さてさて、明日は定休日明けの木曜日、パンを焼いて皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

紙版・飯豊の空の下から・・・ №68 10月号公開

通信の編集が終わり、pdfファイルを公開いたしました。
いつものように、記事の末尾に設置してあるリンクバナーをクリックしてください。

シュトレンのご予約受付開始のことなど、いろいろお知らせしています。
多くの方にご覧いただければ幸いです。

長期予報の言った通り、10月も半ばを過ぎ来週あたりから一気に気温が下がるようです。
秋が深まります。

食べるものが、いつも以上においしく感じられる季節ですね。
冬に備えて体が対応している、自然の理に適った変化だと思います。

食工房のパンも、皆さまに喜んでいただけるよう、ますます心を込めて焼きますので、ご愛顧のほどどうぞよろしくお願いいたします。

サプライズパンセットのオンラインストアでの販売も、間もなく開始となります。
お見逃しなくご利用いただきますよう、ご案内申し上げます。

それから、今回一押しでご案内しようと思っていた小麦麺ですが、出来上がって来たのが先月17日、以来告知宣伝するまでもなく次々と売れて、もはや在庫も僅かとなってしまいました。

残念ですが、また来年のお楽しみということで、どうぞ悪しからずご了承ください。

ちなみに、明日もう一日定休日休業をいただいて、明後日木曜日から営業再開です。

IIDE編集、追い込み

「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の編集が、最終工程に入りました。

とにかく忙しい毎日の中、いろいろな事を寸刻みに継ぎ足しながら、それぞれ時間に間に合うように完了させて行かなくてはなりません。

実は、電気柵設置補助事業への申請に向けた準備も、そうそう一気には進まず、思い悩んで眠れない夜もありましたが、今日市役所に行って交渉した結果、ほぼこちらの希望通りに実現出来そうな目途が立ち、胸を撫で下ろしているところです。

昨日の種まきの完了もそうですが、やれば出来る、必ず最善の結果が出ると強く信じて努力することですね。
それでも結果が出ない時は、今はその時ではないと納得も行くものです。
「腹をくくる。」とよく言いますが、物事を成し遂げようとする時、「覚悟」はまず何より重要と思い至った私です。

ちなみに、明日と明後日、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんように。