種まき完了、百姓4年生進級

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高野第1圃場 播種前の様子


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高野第1圃場 デュラム小麦を播種
奥は高野第2圃場で、同じくデュラム小麦を播種


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高野第1圃場 播種完了 デュラム小麦
電気柵が間に合いませんので、テープを張り巡らして獣の侵入を防ぎます。
電気柵のような効き目はありませんが、何もしないのに比べればいくらかでも牽制出来ます。


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高野第1圃場(手前)と高野第2圃場(奥) 播種完了 デュラム小麦


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中島第5圃場 播種作業中


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中島第5圃場 ライ小麦1、ライ小麦2、デュラム小麦2、デュラム小麦3を播種
ライ小麦1以外は、食味テスト用に試験栽培


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中島第5圃場 今年は、試験栽培区になりました。


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中島第4圃場 南部小麦
順調に発芽成長しています。


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南部小麦近影


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中島第6圃場 ライ麦
今年から新たに作付けが始まった圃場です。


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中島第6圃場 ライ麦発芽 近影


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中島第6圃場 ライ麦 播種5日目


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中島第2圃場 ライ麦
播種13日目 どんどん青みを増してたくましく成長しています。


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中島第2圃場 ライ麦
2週間後には麦踏みをすることになりそうです。

本日、全ての圃場の種まきが終わりました。
これで、やっと百姓4年生進級が確定いたしました。

先に播いたライ麦やスペルト小麦は、どんどん青みを増して成長中、緑の絨毯のようになりつつあります。

明日以降、お天気が崩れるようなので、ちょうど良い水分補給になり発芽が促されると思います。

収穫の時とはまた違った趣ですが、大きな安心感を味わっています。
このうれしい気持ちと、皆さまへの感謝の気持ちを込めて、サプライズパンセットを発売予定です。
詳細は、後日発表いたします。

何はともあれ、ちよっと一息入れたいと思います。
ではでは。

感染者数、減って来ましたね

他でもありません、新型コロナの新規感染者数が、このところどんどん減少して来ています。

今一その理由が分からないのだそうですが、それでも、まず一番の理由はワクチンでしょう。
接種率は、もはや先進国でもトップクラスに躍り出ましたから。
これは大きいと思います。

あと、そもそも国民一人一人の対策のレベルが、諸外国に比べて高いのじゃないでしょうか。
まあ、一部に全くしょうがないレベルの人もいないわけではないでしょうが、そういう人たちの分までカバー出来る段階に達しつつあるということだと思います。

ワクチン接種に関しては、3回目の接種の目途はすでについているようですから、しかるべき時が来たら、スムーズに接種が進むでしょう。

ワクチン接種が済んで、その上で基本的な感染対策をしているのであれば、どこに出かけて何をするのも、それほど大きなリスクはないと考えてもいいのではないでしょうか。

終わって見れば、多分我が国は、世界の中でもコロナ対応の優等生との評価を受けるでしょう。

もう少しの辛抱と思います。
今度の冬を、大きなピークを作らず、そこそこの感染者数で乗り切れば、そこから先はもう大丈夫でしょう。

ただし、次の新たな感染症が現れなければの話ですが・・・。

ま、ま、何はともあれ、がんばりましょう。

今のうちに

長期予報の言う通り、気温の高い日が続く10月前半です。
しかし、来週にはお天気の流れが変わって、以後急降下で秋が深まりそうです。

あと3箇所残っている種まきを、何とか終わらせたいと思っています。
面積としては大したことは無いので、やればすぐに終わります。

圃場の準備も出来ていますし、あとは少しの時間を捻出出来るかどうかだけです。
でもまあ、最優先でやらなくてはいけませんね。
そして、百姓4年生進級を果たさなくては・・・。

一方、相変わらずイノシシが動き回っているようです。
大きな栗の木の下で栗を食べている様子が、監視カメラに映りました。

掘り跡がないので、熊かな・・・と思いましたが、イノシシでした。
そういうこともあるんですね。
いつでもどこでも掘り返しているわけでは無いのですね。

尤も、さすがに電気柵は突破出来ないでしょう。
おいしいさつまいもを、あげるわけには行きませんよ。
もうすぐ私たちが芋掘りです。

かぼちゃあんぱん再開

かぼちゃあんぱん

かぼちゃあんぱん 1個220円


かぼちゃあんぱん

クリイミィなかぼちゃのあん(フィリング)は、シナモンとカルダモンを効かせてあります。

明日のパン焼きから、かぼちゃあんぱんの製造を再開します。
もう、敢て何も説明しなくても、皆さまご存じのかぼちゃあんぱんです。

で、今年のかぼちゃはとても出来が良く、かぼちゃあんのお味も、それはそれはおいしく出来上がりました。
これから年末までの季節限定商品です。

ぜひぜひ、お見逃しなく!
ご堪能いただければ幸いです。

明日の午後、2時くらいには焼き上がっているはずです。

皆さまのご来店をお松しております。


本日の麦畑

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中島第5圃場(未定)と第6圃場(ライ麦、今シーズンから新規に作付け)


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電気柵ユニット№2
ここでも、DIYが物を言っています。
これでも、メーカーのセット品より安く上がっています。
耐候プラボックスに全て収納し、保護は完璧です。
メーカーセット品に付いていない、チャージコントローラーも入っています。


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中島第4圃場 南部小麦
昨年に引き続き、ここは南部小麦の指定席になりました。


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中島第5圃場 未定
昨年、ライ小麦を作付けしましたが、今年は変更を考えています。


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中島第2圃場のライ麦
葉色がすっかり緑色になりました。


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遠目にもくっきりと緑色の筋が見えます。
とてもきれいです。


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中島第3圃場 スペルト小麦


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スペルト小麦近影
ライ麦と違い、最初から緑色の芽を出して来ます。
発芽3日目です。

IIDE、あと少しのがんばり

IIDEこと、「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の編集をしています。
テキスト原稿は、あと少しのがんばりで終わります。

並行して、先に書けたところにカミさんがイラストを描いています。
表紙の絵も出来ました。

何と言うか、やっぱり紙版はいいなと思います。
今週中には出来そうです。

毎日毎日、やる事が多くて時間がいくらあっても足りませんが、それでも今日は、日中予定していたことは全て完了しました。

この後は、デスクワークを少しやって、後は明日のために休むってことですね。
ではでは。

気持ちの良い晴天

昨日も今日も、まさに秋晴れというら相応しい気持ちの良い晴天でした。
朝からお昼過ぎまでは食工房の製造仕事をし、午後からは外に出て畑仕事をしていました。

麦の種まきがまだ残っています。
面積は大きくありませんが、種類は4種類+試験栽培数種で、そこそこ手間がかかります。

いずれの圃場も、電気柵で囲わなくてはなりませんので、種を播くだけと比較して単純に3倍の時間がかかります。
そのくらい獣害対策は手間暇がかかるということです。

まあそれも仕方が無いと割り切って、秋晴れの空の下で汗をかく気持ち良さを味わっています。
明日は、南部小麦、ライ小麦、ライ麦(追加)、試験栽培品種などを播く予定です。

それが終われば、あとはデュラム小麦で最後です。
来週には、終了出来ると思っています。

一方、先に播いたライ麦は、早や葉色が緑がかって来ていて、どんどん生育しています。
スペルト小麦は、ようやく発芽が揃ったところです。
これからグングン伸びて来るはずです。

いずれも、電気柵のおかげで荒らされずに済んでいて、今はそれが一番うれしいですね。
この実感、皆さまにも分かって欲しいと、切に思います。

さて、食工房の営業の一週間も終わり、明日と明後日はまた定休日です。
早いですね!あっという間の一週間。

コロナもずい分収まって来たようです。
感染対策の徹底、あともう少しの辛抱かと思います。
今ここで緩まないよう、ピリッと気を引き締めてまいりましょうか。

去年の今頃

一年前の今頃は、相次ぐ熊の出没に、ピリピリと緊張しっ放しの毎日でした。

9月から出没が続き、監視カメラにも映りました。
10月2日には、箱罠に熊が一頭かかっています。
それから、至近距離で柿の木に熊が上り下りする様子が、仕掛けて置いた監視カメラに映りました。

以来ずっと冬眠の季節まで、安心することが出来ずに一年が終わりました。
さらにおまけがあり、真冬の雪の中で熊の出没騒ぎも。
全く熊に関しては大当たりでした。

で、今年も春先、初夏の頃と、何度か熊の痕跡を確認していますが、去年あんなに騒いだこの季節になって、何だかピッタリ静かです。
栗もいっぱい成っているのに、食べに来た形跡がありません。

尤も、この後まだまだ熊の出没の可能性は濃厚ですから、いつ何時現れるか、それは分かりません。

イノシシも、ひと頃に比べて出没頻度が下がりました。
以前はほとんど間を開けずに毎日のように出て来ていましたが、ここ4~5日現れていません。

しかしこれも分かりません。
決していなくなったわけではありませんので。

そのような状況の下、この中島地区の耕作者6人で団体を作り、獣害対策の補助金をいただくための準備をしています。

圃場と周囲を含めた一帯を、ぐるっと一まとめに電気柵で囲って、獣を寄せ付けない環境づくりを目指します。
作物を守るためにも、日々の生活の安全を守るためにも、必要不可欠な対策です。
幸い全員の方の協力をいただけることになり、まずは順調なスタートです。

そうやって対策をすれば、獣たちは出て来なくなり、対策が手薄なところへと移動して行きます。
直接数を減らすことは出来ませんが、今のところそれより他に出来る方法がありません。

それでも、何もしないよりはずっといいので、がんばっているところです。
獣害は、やがて全国的に大きな社会問題となることは間違いないだろうと思っている私です。

わずか一日で

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中島第2圃場 ライ麦
遠目にもはっきり見えます。


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電気柵に囲われているので、獣の侵入はありません。


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小雨が降る中、先端に小さな水滴が乗っている様子がとてもかわいらしく見えます。

昨日は、つま楊枝の先端ほどの大きさの棒状だった新芽は、今朝にはもうご覧の画像のような姿になっていました。

その動きの速さと力強さに、目を見張らずにはいられません。
あと2週間も経てば、麦踏みをすることになります。

私たち人間がやったのは、種まきというきっかけを作ったこと、必要な計らいをセットしたら、後は見守るだけです。
そして次の段階に来たら次の手立てをして、また見守るのですね。

働いているのは、お日さまと大地とそして麦自体ですね。
でも、私たち人間も、いろいろと手を貸して役に立つことは出来ます。

そうすることで、私たちは食べさせてもらえるのでもあるわけです。
否、何とありがたい!

今日もおいしいパンが焼けました。
それは、麦の力ですね。

そして、食べた私たちの命に変わります。

私が、麦作りに命を懸ける理由を、お分かりいただけると思います。

ライ麦の発芽

昨夜遅く、雨が降り始め、今朝までそして今も降り続いています。
大雨にはなりませんが、そこそこまとまった雨量になりました。

今朝、合間に圃場の見回りに行ったところ、ライ麦の発芽を確認出来ました。
赤紫色の爪楊枝の先ほどの芽が、土の上に一斉に顔を出していました。

雨の中で、カメラも持って行きませんでしたから、画像をお見せすることは出来ませんが、もう何度もご紹介したことのあるあの情景に、また改めて感激を味わいました。

新しい命の芽吹き、そのか細くデリケートな一方で力強くたくましく見える姿は、何度見てもその感動が薄れることはありません。

そんな情景に、とても大きな力をもらっている私です。
明日のパン焼きも、自然と気合が入ります。

ちなみに、となりの圃場のスペルト小麦は、かたい殻に包まれているからでしょう、まだ土の中で準備をしているようです。

スペルト小麦の香り

スペルト小麦は、現在広く生産されている普通小麦の先祖に当たる麦で、古代小麦とも呼ばれます。

収穫後脱穀した時点で硬い殻に包まった状態のため、これを剥いて中身を取り出すのは物凄く大変な作業です。

今は、米用の籾摺り機で簡単に剥くことが出来ますが、昔の人はこの苦労を何とかしようと脱穀と同時に殻が飛ぶはだか麦にするために、ありとあらゆる品種改良の努力を重ねて、今の小麦を作り出したのです。

それにもかかわらず、スペルト小麦は忘れ去られることはありませんでした。
それどころか、新しい技術で簡単に殻を除去することが出来るようになると、俄然注目度が上がりました。

というのも、スペルト小麦は特別風味が良いのです。
特筆すべきはその香りで、それを言葉で表現するのはとても難しいのですが、麦芽の香りに最も特徴があることは間違いないようです。

食工房のパンだと、スペルト小麦丸がスペルト小麦全粒粉50%ですから、ほとんどストレートにその香りを感じることが出来ます。

今年産のスペルト小麦は、今まで以上にその香りが強いように感じます。
出来が良かったということでしょうか。
麦の品質が、ストレートにパンの品質に響いて来ることを、今まさに実感しています。

ところで、麦にもいろいろ種類があって、それぞれ性格の違いがありますし育て方も違います。
3年やって見て、おぼろげながらそれが分かって来ました。
来年に向けての課題として、それぞれの麦に合わせた育成法を考えて世話をして行きたいと思っています。

麦の品質が上がれば、もちろんそれを活かすために、パンの技術も向上しなくてはなりません。
ま、いつまでも終わりのない物語のように。