朝夕は涼しく

暑い日が続きます。
残暑と言うには厳し過ぎる暑さかも知れません。

しかし日は確実に短くなって来ています。
夏至の頃と比較すると、日没は1時間くらいは早くなったのではないでしょうか。

そのせいもあると思いますが、夕方になると涼しい風が吹いて来ます。
日中の暑さも一気に忘れさせてくれる気持ちの良い風です。

朝は、霧が立ってひんやりと冷たい空気があたりを満たしています。
やっぱり、山の中はいいな・・・と感じる瞬間です。

明日は、早朝3時からパン焼き仕事です。
窓越しに、夜が明けて行く風景を眺めながらの作業です。

そんな時、少しではありますが、窓の外で突然センサーライトが点いて熊の姿が・・・、なんてことも無いわけでは無いと一応警戒はしています。

酵母のいいにおいは、熊も大好き!
でもそれは、おいしいパンが焼ける証でもありますから。
ま、絶対に味見はさせません、絶対に!

明日も、おいしいパンが焼ける手はずです。
皆さまのご来店をお待ちしております。

戻り夏

梅雨が明けて夏が来た!そんな感覚を思い出させる昨日今日です。
明日はさらに暑くなりそうです。

まだ整備の終わっていない圃場があります。
先日の豪雨で水浸しになっています。

早く乾いてくれるよう、晴天が続くことを祈っています。
一度耕耘すれば、その後はずっと良くなりますから。

一方、昨年のブログ記事や書き留めておいた記録などを読み返しながら、また気象に関する長期予報などを見ながら、今年の種まきの日程を思案しています。

今年は、昨年よりは少し遅らせることになると思っています。
10月中も気温が高めで推移するとの予報ですから、9月の内に播くのは早過ぎるかも知れません。

いずれにしても、その時その場の状況次第です。
経験が物を言います。

百姓4年生へ進級、無事合格するように、毎日畑に通って土やまわりの草木を観察しています。

明日もよろしくお願いいたします。

明日は、二日間の定休日明け、営業再開となります。

皆さまのご来店をお待ちしておりますと、申し上げるのはいいのですが、新型コロナの状況はもはや酷いことになっていて、遠方からのご来店はもちろんのこと、お近くの方でも外出を敬遠される方は多いと思われますので、多くの方のご来店は望むべくもありません。
なかなか厳しい経営環境となっております。

ワクチン接種が進めば状況は良くなると言う予想もありましたが、そのワクチン接種がここに来て足踏み状態だというのですから、どうにも困りました。
今、人流を減らすために外出自粛を呼びかけるのではなく外出制限(ロックダウン)のような強制力を伴う措置を検討すべきとの意見が出て来ていますが、私は、同じ強制力を行使するのであればワクチン接種を義務化する方が、はるかに効果が高いと思っています。

いずれにせよすぐに状況が変わることはありそうもありません。

皆さまに置かれましては、無理の無いご判断の上で食工房にご来店いただけるのであれば、大変ありがたく幸いに存じます。
もちろん、店内の感染対策には念には念を入れて対処しております。

小麦麺の再開に向けて

以前ご好評いただき、その後中断しているにも関わらず、度々お問い合わせやリクエストをいただいているのが、他ならぬ”小麦麺”です。

小麦の麵なら”うどん”でいいじゃないかと言われそうですが、まあまあそこは少しばかりのこだわりで、そこいらの”うどん”とは違うのだと主張したいがために”小麦麺”と称しております。

以前は、農家さんに作付けしていただいた小麦を原材料にしていましたが、今回初めて、我が食工房の麦畑にて自ら収穫した小麦を使う運びとなりました。
私的には、大変めでたくまた意義深い小麦麺です。

その加工をお願いしに、今日は、少し離れた滝根町という所にある佐藤製麺所さんに、原材料の南部小麦を持って出かけて来ました。
こちらで、精麦、製粉、製麺まで、一手に引き受けてくださるのです。

農家ご用達の大変便利で、そして今や大変貴重な加工所です。
昔は、界隈に何軒かあったと言われる製粉・製麺加工所ですが、麦を作る農家が減るに連れ、ほとんどが店じまいしてしまいました。

今回、製麺適正が良いと言われる南部小麦を持ち込みましたので、出来上がりがとても楽しみです。
また一部を製粉のままもらうようにしましたので、パンも焼いて見ることが出来ます。
こちらも、とても期待しています。

出来上がり次第、発売となりますので、皆さまもどうぞお楽しみにしていてください。

麦畑の近況

麦ラボ

中島第2圃場
一番広い圃場です。ライ麦の指定席になっています。


麦ラボ

中島第2圃場
今年で4回目の作付けになります。
元水田ですが、今では水はけも良くなり、大変良好な畑地になりました。


麦ラボ

中島第4圃場
元水田ですが、昨年から麦畑になり2年目の今年は、格段に土質が良くなりました。


麦ラボ

中島第4圃場
前日雨が上がったばかりですが、土は固まることなく細かくほぐれました。


麦ラボ

馬糞堆肥の山
中島第4、第5、そして今年から新たに追加される第6の3つの圃場合わせて、2トン車6台分を投入します。

9月末頃の種まきに向けて、着実に圃場の整備を進めています。

工程としては、まず前作の残渣の後片付けです。
今年は、どの圃場も麦わらを焼き払いました。
理由は前にも申し上げましたが、混ざり込んで来た他品種及び雑草の淘汰、病虫害の駆逐、野ネズミ等の駆逐が目的です。

その次が施肥です。
元肥として、馬糞堆肥を投入します。
今回は、収穫まで追肥無しで行くつもりなので、ある程度の量を入れます。
効き目の穏やかな有機肥料のみ、化成肥料は使用しません。
また水のたまりやすい部分に、もみ殻燻炭または灰を投入します。

それから耕耘です。
施肥直後に1回、その後雑草の出具合を見て、1回または2回、そして播種直前に1回、繰り返し耕耘します。

今日までに、面積にして半分くらいを整備完了しましたが、気がついたことがあります。
それは、作付けを繰り返す毎に圃場の土質が良くなって来ていることです。

それがよく分かるのは、トラクターで耕耘している時です。
土が軽くて、エンジンにもロータリーにも余計な負担がかかっていないのが、エンジン音を聞いて分かります。

2年目よりは3年目、3年目よりは4年目と、格段に良くなっています。
努力は確実に報われていることが分かって、とてもうれしいです。

もちろんその結果は、作柄にこそ現れていて、年々収穫された麦の品質も向上しています。

パンや商売をしながら、体と時間を二重に使っての麦作りですが、まだまだ到底止める気なんかにはなりません。
百姓4年生進級を目指して、来年の作に向けて最終工程を頑張っています。

通販のご利用、ありがとうございます

昨日、クーポンコードの告知ミスの件をお知らせし、おわびと訂正を申し上げましたが、直後から通販のご注文を次々いただいております。

いやはや、全く申し訳ございませんでした。

そして、沢山の方からのご注文に、この場を借りまして、厚く厚く御礼申し上げます。

ご注文品は、来週以降順次お届けいたしますので、どうぞお楽しみにお待ちください。

クーポンコード告知ミスの件

いつも通販をご利用いただき、まことにありがとうございます。

今回、食工房オンラインストアにて、閲覧時最初に表示される告知ボードにご案内の「コロナに負けない応援クーポン」のクーポンコードの記載が間違っておりましたので、謹んでおわびと訂正を申し上げます。

LNVpMAHokX → LNVpMAHokx

このような初歩的なミスを、3ヶ月近くも気づかず放置していたことに、いささかショックを感じております。

おわびを兼ねまして、再度適用期間を9月末日まで延長させていただきます。

なお、「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の紙面にご案内した方は、最初から正しい記載となっております。

今後とも、食工房の通販のご利用、どうぞよろしくお願いいたします。

ライ麦ごはんの素再開、スペルト小麦全粒粉新発売

ライ麦ごはんの素の販売を再開いたします。
今年のライ麦の収穫が十分ありましたので、以前ご好評いただき、その後もリクエストをいただいておりましたことから、販売を再開することといたしました。

今回ご用意しましたのは、お徳用500g入のみです。
価格は、490円となっております。
通販サイト(食工房オンラインストア)での取り扱いも再開しております。

もう一つは、新発売のお知らせです。
スペルト小麦全粒粉500g入1袋550円にて新発売です。
こちらは、とりあえず店頭販売のみですが、数日中に通販サイトでの販売も開始する予定です。

ご家庭で、パンやお菓子を手づくりされる方におすすめいたします。

以上2品目、画像の準備が間に合いませんが、後日追加いたします。
ご注文はいつでも可能ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

明日から営業再開

食工房

フォカッチャ

長い夏季休暇をいただきましたが、明日から営業再開いたします。

休業中、休業をご存じない方がご来店くださる例が数件ありましたが、概ね混乱なく過ぎたものと思っております。

一方、お休みの間に済ませるはずであった農作業は、後半の雨天のおかげで、半分以上やり残してしまいました。

明日は、まずパン焼きからスタートです。
すでに今日のうちから酵母の培養をスタートしています。

粉の計量も先ほど終わらせたところですが、全面的に新麦に切り替わり、ライ麦全粒粉やスペルト小麦全粒粉などを計量する時、何か特別な満足感を味わいつつ仕事をしていました。

そしてデュラム小麦のセモリナ粉の計量も、また一段と特別な感慨がありました。
明日は、大量のフォカッチャをご注文にお応えして焼くことになっています。
日本中探しても、まず見つからない、自家産デュラム小麦のフォカッチャです。

明日は、お昼前から次々とパンが焼き上がります。
全ての品目が焼き上がるのは2時過ぎ頃になりますが、早いものはフォカッチャも含めてお昼前にお求めいただける予定です。

折から、感染急拡大が報じられていますが、店内の感染対策を万全にして皆さまのご来店をお待ちしております。

熊とイノシシと猿の微妙な関係

ここ数ヶ月、猿の出没がありません。
決していなくなってしまったわけではないことは分かっています。

たまに、遠くで追い払いの花火の音がすることもありますし、話も聞こえて来ます。
しかし当藤沢地区にはやって来ません。

かわりにイノシシが勢力を伸ばして来ました。
昨年は川の対岸までだったものが、今年は完全にこちら側まで活動範囲になっています。

イノシシの存在が猿を牽制しているのか・・・?と思っています。

そして、昨日熊の出没が確認されて、今度はイノシシが鳴りを潜めました。
今朝も、もうピッタリと、どこかに行ってしまったのでは・・・?と思うくらい静かです。
耕したばかりの畑にも足跡一つ付きません。(中島第2圃場)

一方、熊も、今朝までのところ動いた証拠を掴めません。
昨日、私たちが気づいて大騒ぎしたことに気づいたはずです。

何しろ、やわらかい土に一歩踏み込んだ途端、足跡が付くと気づいて引き返すくらい用心深いようですから。
しかし、きつい斜面に残した上り下りの跡を発見されたことを悟ったのでしょう。

で、この動きで分かる通り、熊が一頭いると、イノシシも猿も共に敬遠するようですね。
熊もイノシシも猿も、同じものを餌にしているし、さらにイノシシも猿も状況次第で熊の獲物になってしまうこともあり得ますから、嫌な相手であることは確かです。

しかし、イノシシや猿が沢山いるのと、熊が一頭いるのとどっちがいい?と言われてもねぇ・・・。

ちなみに、カモシカも姿を消しています。
ツキノワグマが、カモシカを積極的に襲って獲物にしていることは、すでに幾例か確認されています。

この周辺でも以前、後ろ足にけがをした個体を見かけたこともありますし、片目が潰れた個体も見ています。
獣たちの間で、戦国時代が訪れているのかも知れません。