熊が来た!

一昨日、イノシシの害が本格化し始めたとご報告申し上げた田んぼは、今日、電気柵の設置が始まりました。
聞けば、電気柵の資材は、すでに用意済みであったとのこと、手回しの良い話でまずは一安心です。

それは良かったのですが、昨夜から今朝にかけて、家のすぐ近くの畑に熊がやって来たようです。
我が家からは、道路一本隔てているものの十数メートルほどの距離しかありません。

昨年も侵入された畑なのですが、多分同じ個体ではないかと思っています。
熊のことに詳しい元林業関係者の方に一緒に確認していただいたところ、足跡からして熊に間違いはないだろうとのこと、また足跡のサイズからして体長は1メートルを超えていることは確かだと言います。

住民課に朝一で電話しました。
期待はしていませんでしたが、午後になって担当の方が見えました。
さすがに人家の近くと言われて即応せざるを得なかったか・・・と。

早速明日にも箱罠の手配をすると言い残して帰って行かれました。
尤も、人家の直近に罠を仕掛けるのは危険が伴いますので、必要な距離離れた所に設置するそうです。
果たしてそれでうまくお目当ての獲物を捕らえることが出来るのかどうか分かりませんが、お任せする以外に私たちが出来ることはありません。

それよりも、捕まる捕まらないに関わりなく、自分たちの安全のために出来ることを考えて実行しなくてはなりません。
とは言え、丸腰の私たちに出来ることは、実はほとんどありません。
唯一なすべきことは、敢て危険を冒しても、この場所を熊に譲る気はないということを、熊に伝えることです。
どうやったら熊に分からせることが出来るか、難しいけど何とかしなくてはなりません。

今までだってそうでしたが、尚のこと今夜からは、落ち着いて眠ることは出来なくなりました。

パン焼きの日の早朝未明の頃に起き出すのも、状況次第では命がけです。

とりあえずも、先ずは無事に明日の朝が明けますように。

「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」8月号公開

「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」2021年8月 葉月号の編集が完了し、Web上にpdfファイルを公開しました。
記事の末尾にある「飯豊の空の下から・・・ 」のバナーをクリックしてご覧ください。

今回の夏期休業中、周期的に雨天となりましたので、否応なく農作業を中断してデスクワークの時間となり、編集が進みました。
ま、それはそれで良かったのです。

ただし、農作業の方は大半やり残すことになりそうです。
どうやら、休業明けまでお天気は思わしくないようです。

もう一週間、休みが欲しい・・・けど、そうも行きません。
あとは9月の種まきまでに、何とか時間をやりくりしてやり遂げなくてはなりません。

ところで、今雨が上がっていて、明日まで曇りで推移するようです。
雨の後は、獣たちが動きます。

明日は、監視カメラに何か映っているのが見られるかも知れません。
イノシシ?熊?

イノシシの害、本格化

獣害対策

すぐ近くの水田です。
日頃の丁寧な手入れを見て知っていますから、この状況を見るのは本当に辛いです。


獣害対策

今すぐ電気柵を回せば、十分間に合うと思いますが、資材コストと手間の大変さをどう判断されるかです。

稲穂の実りが進むにつれ、イノシシの害が本格化しようとしています。
つい先日は、様子を見に来たか・・・程度でしたが、今朝はもう踏み荒らしの後が見て取れるほどです。
一日一日、被害が広がって行くのを見るのは、とても辛いことです。

このあたりの田んぼは、昨年までは何の被害もありませんでした。
ですから、イノシシの侵入への準備が出来ていません。
本当は、他所の被害を参考に、事前の対策を講じておけば良かったのでしょうが、なかなかそうも行かないのが実情です。

家だって、スペルト小麦の畑は、危なく大きな被害を出す一歩手前まで来てましたから。
やはり当面は、電気柵で囲う以外打つ手はなさそうです。

これから麦の種まきの時期までに、全ての圃場を囲い切るだけの資材を準備しなくてはなりません。
正直、大変です。

でも、麦の自家産を続ける気なら、やるしかありません。
否、何としてでも、やるつもりです。

獣害対策

高電圧発生装置本体
ソーラーパネルとバッテリーを組み合わせて、メンテナンスフリーを実現しています。


獣害対策

感電注意の表示は、設置者の義務です。


獣害対策

柵の内側には、かぼちゃが生い茂っています。


獣害対策

こちらはさつまいもです。
かぼちゃもさつまいもも、ツルが伸びて電線に触れないようにしなければなりません。

獣害対策

電気柵の下は、基本的に草を生やしてはいけません。(草が電線に接触すると、漏電する。)
必然的に、いつもきれいになっているので、かえっていいかも知れません。

そして今日は、一ついいこともありました。
自前のデュラム小麦を使って、生パスタをつくりました。
今日の夕食にそれをいただき、得難い満足感を味わいました。

麦ラボ

しっかりとデュラム小麦の味がします。
食感も、悪くありません。
色合いも、いいのじゃないでしょうか。

肝心のお味と食感ですが、味は悪くなかったですが、もっとおいしくなるはずという評価。
食感も同様で、そこはやはり製粉や製麺に技術的な問題がありそうです。

素材のデュラム小麦自体は、これが日本国内で?と驚かれるくらいのものと、自信を深めているところです。

先日機会があって、件の「瀬戸デュール」を使って製麺されたパスタを購入して試食してみました。
残念ながら、うどんの域を脱し切れない味と食感、また色合い、これを広めるのは難しい・・・と思った次第。

家のデュラムを試してもらいたいものです。
会津産パスタ(アイデュラム)を、必ずや実現させたいと、密かにプランを練っています。

イノシシの挑戦状

獣害

中島第3圃場
この足跡には、もうがっかりさせられてしまいます。
これでは、種まきも出来ません。


獣害

イノシシの足跡です。


獣害

ひょっとして、これは熊のかも・・・?
でも、よく分かりません。

先日の熊の挑戦状の一件、その後も中島第2圃場のあちこちに糞を残しています。
つまり毎夜出没しているということです。
尤も、トウモロコシはすべて収穫して、わずかばかりの末成りが残っているだけですが・・・。

一方、イノシシも活発な動きをしています。
昨日は、一日かけて、中島第3圃場(スペルト小麦)の整備を終わらせました。
一面きれいに耕うんされたやわらかい地面ですから、どんな者が歩いても足跡が残ります。

誰がやって来るのか、今朝は楽しみ半分興味津々で見に行きました。
そうしたら、ありました!なんてものじゃありません。

そこら中足跡の無いところが無いくらい、イノシシが歩き回っていました。
否、熊の足跡もあったかも知れませんが、やわらかい土の上にには足裏の形がきれいに残りませんので、正確に判別出来ませんでした。

ま、しかし、すぐ隣の圃場に糞を残してあったのですから、熊も出没したことは間違いありません。
そしてその熊の糞のほど近くには、イノシシの糞も残っていました。

ははぁ、なるほどね、熊とイノシシはお互いに張り合っているんだな・・・。
そんな状況も想像出来る情景でした。

そしてイノシシは、穂が実り始めた田んぼにも侵入開始していました。
このあたりで一番最初に出穂した圃場は、昨日から今朝までの間にイノシシに侵入され、中を縦横に歩き回られていました。
食害の証拠もありましたので、今後あたりの水田は、すべて被害に遭うと思っていなくてはなりません。

穀物は、米でも麦でも、またソバや大豆でも、すべてイノシシの食事のお品書きにノートされています。
作付けは、食害は必至のものとして受け止め、然るべく防御しないことには収穫は望めません。
今朝の無数の足跡を見て、これはイノシシの挑戦状だと受け取った私です。

では、イノの野郎にどうやってメッセージを送ろうかと思いましたが、どっこいイノシシは熊とは性格が違って、とにかく痛い目に合わせる以外通用する手はありません。

当面、電気柵で囲うってことですね。

あとは、出来るだけ早く捕獲して駆除することです。
だいたいが、イノシシなんてどんどん捕まえて喰っちまえばいいのです。

喰って美味いし、一挙両得ってなもんです。
それに、そもそもが多産なのですから、いなくならない程度に抑えておけば良いのです。

人間たちも、ある意味もっとたくましくならないと、いずれ獣たちに居場所を奪われてしまいます。
そう・・・、肉をよこすなら、少し作物のおこぼれくらい喰わしてやってもいいぞ!と思っている私です。

熊の挑戦状

先日、クマ剥ぎの話をしましたね。<参照>
このあたりに、そこそこ大きな熊がいるってことは、もう間違いないと思っていました。

彼らの大大好物のトウモロコシが、中島第1圃場に80本以上も植えてあります。
どうしたって熊の奴らが見つけないわけはありません。

何もしなければ、全部彼らの獲物です。
そう思って、電気柵を回してあるのです。

圃場には、同じく好物のカボチャもあればサツマイモもあります。
狙っているのはイノシシも同じです。

でも、電気柵は強敵です。
どうしたって突破することは出来ません。
多分、一度や二度は挑戦して感電して、後ずさったはずです。

そして一昨日のこと、それまで気が付きませんでしたが、中島第2圃場(ライ麦)の中の中島第1圃場に近い側、電気柵からほど近い場所に、大きな熊の糞がありました。

ずっと晴天続きだったせいか、乾いて硬くなっていましたが、そんなに古いものではなく一週間以内くらいのものかと思われました。
こんなだだっ広い畑の真ん中にウンコして行くなんて、なんて奴だと思いながらそのままにしておきました。

しかし次の日、すぐ近くに真新しい糞を発見。
中身は、実が入り始めた柔らかい稲の籾でした。

上の娘が、一緒に周囲を見回りながら言うには、この糞は自分の目印として残したものだろう、もちろんその糞を見つけた相手に対するメッセージでもあると。
つまり、分かりやすく言うと、トウモロコシ食べたいです!見つけましたよ!また来ます!と言う。

そうしたら、今日もありました、新しい糞が。
今度のは、少し離れた位置でしたが、大きさなどから同じ個体のものと分かります。

熊は、この噛み付く紐(電線)を張り巡らしているのは人間(私)であることがとっくに分かっています。
だから、これは熊からの挑戦状なのてす。

心して事に当たらなければなりません。
畑の守りが固ければ、次は家に近づいて来るでしょう。

とりあえず今日やったことは、3ヶ所の糞はすべて完全に除去し、川の流れの中に捨てました。
つまり、メッセージは無かったことにしたわけです。

一方でこれは、トウモロコシはお前にはやらん!という私から熊へのメッセージです。
もちろんそこに人間の臭いが残ったでしょうから、この次またやって来れば、熊はそのことを理解すると思います。

今夜から明日以降の熊の行動に注意する必要があります。

いずれ、市の獣害対策担当に報告することになりますが、迅速な対応は期待できませんし、捕獲してもちゃんと殺処分するかどうかも分かりませんし、まずはどうやって自分の命を守るかを考えなくてはなりません。

用心はしています。
しかし、ただ怖気付いているのでは、熊に弱みを見せるだけでのことで、何一ついいことはありません。

今年も、これから寒い冬が来るまで、長い長い熊との戦いのシーズンです。

明日から夏季休業です

すでに告知申し上げておりますとおり、明日8月8日から18日まで、食工房は夏季休業に入ります。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

この期間中に、農作業ともう一つ「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の編集にとりかかります。
またしても3ヶ月空いてしまいました。
今月は、出せると思います。

それでは、19日の営業再開まで、しばらくの間お暇いたします。
本日は早や立秋というわけで、残暑厳しき折から、くれぐれも熱中症などにお気をつけて、お元気にお過ごしください。
もちろん、コロナ感染にも十分お気を付けください。

明後日8月8日から18日まで、夏季休業します

連日猛暑が続いています。
暑い時期はパンの需要も低くなること、またこの時期にしておきたい農作業が沢山あることから、夏季休業をいただくことにしました。
期間は、明後日8月8日(日)から、18日(水)まで11日間です。

うち8月8日のみ、業者さんへの納品がありますので、自分たちの休みとしては10日間です。
台風の来襲もありそうですが、済ませたい農作業が沢山ありますので、お天気しだいで臨機応変に動くためにもこの休暇をうまく使いたいと思っています。

明日は、お休み前の最後のパン焼きです。
明日一日分たけなので、仕込みは少なめですが、皆さまのご来店をお待ちしております。

生協各店にスコーン納品

明日は、コープあいづ全店に、スコーンの納品に回ります。
もちろん、明日焼いたものを届けます。

お盆の期間の販売企画で、チラシにも掲載されるようです。
生協でお買物される方、食工房のスコーンを見かけましたら、どうぞお買い上げのほどよろしくお願いいたします。
プレーンスコーン5個入とカレンツとクルミ入りスコーン・5個入の2品目です。

対象店舗は、ぷらざ店、ひがし店、とねがわ店、しおかわ店、あいおい店、にいでら店、ほんまち店、ばんげ店の全8店舗です。

売り出しは、8月7日からになる予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。

本当に暑い!

暑さにはそれほど弱くはないと思っている私ですが、歳のせいもあるかも知れません、今日は本当に暑い!と感じて、集中力が働かず物忘れも酷く、何をするにも能率が上がりませんでした。

今日の最高気温は、喜多方市で36℃でした。
当然のことながら、冷房していない室内も同じ温度になります。
食工房も冷房はありませんので、36℃を超えていました。

面白かったのは、いつも造っている自家製ヨーグルトが、保温の必要無く室温放置で出来たことでした。
つまり部屋全体が、保温庫の状態だったということになります。

これほど気温が高いと、酵母の発酵にとっては高温過ぎるので、ドゥコンディショナーで冷却しながら管理しています。

今日などは、室温より10℃くらいも低い温度を設定しています。
明日のパン焼きでも、パン生地の発酵管理でドゥコンディショナーのやりくりが難しくなるかも知れません。

尤も、午後には雷雨の予想もありますので、一雨あれば過ごしやすくなるかも知れません。

ま、いろいろありますが、明日も皆さまのご来店をお待ちしております。

こんなメッセージ、出てたんですね・・・

「新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ」
7月30日付で、喜多方市長名でメッセージが出されていたんですね。
ちっとも知りませんでした。
中身は、リンク先をご覧いただきたいと思います。

端折った言い方になることは承知ですが、「他所の人は喜多方に来るな、喜多方の人は他所に行くな。」と、そのように受け取る人が少なくないと思います。

もちろん、正確にはそんなことを言っているわけではありませんが。
県外ナンバーの車を見る目も厳しくなるのでしょうか。

しかし、観光喜多方の経済には、少なからぬ影響が出ることは避けられないでしょうね。
難しい局面だと思います。
感染者を増やしてしまっては何にもなりませんから。

否しかし、この状況は、正直言って堪えますね。
これでもう8月はおしまい、9月から仕切り直しと覚悟した方が良さそうです。
それも、コロナの状況が改善していればの話ですが。

通販のご利用、よろしくお願いいたします。