3度目の緊急事態宣言初日の影響?

もちん福島県は対象地ではありませんが、東京都に出された3度目の緊急事態宣言の影響は、当然のことながらあるものと承知しています。

その事と関係あるのかどうか定かではありませんが、今日は日曜日にしてはご来店のお客さまが極端に少なかったのですね。

間もなくゴールデンウィークになるわけですが、何と言うか何も目出度い感じがしてませんね。

本来なら、遠出のための、日頃会えない人たちとの交流のための、何でもいいから何かするためのまとまった時間が取れるようにと計らった長期休暇、それがゴールデンウィークのはずですが、それらをすべてキャンセルして家の中でじっとしているためのゴールデンウィークになってしまいました。

感染収束のためには止むを得ない選択だったのかも知れませんが、この一年もの長い間にそうならないための方策を立てられなかったのかな・・・と思わずにはいられません。

今度の緊急事態宣言の期限が来る頃を境に、事の次第によって日本の社会が決定的に変わるだろうなとの予感が私にはあります。
あまり目出度い予感ではありませんので、多くは申し上げませんが、決して巻き込まれたくない混乱が起こりそうな気がします。

先ずは、感染しないことを心がける、これに尽きると思っています。

ドゥコン、ピンチ!

2年半前にこの場所に移転新装開店の折、新たに導入したドゥコンことドゥコンディショナーですが、中古品だったせいでしょう、ここ数か月の間に調子が悪くなり、ここに来ていよいよ寿命かも知れないという状況です。

内部の循環送風機や加湿装置が、もう明らかに末期症状を呈しています。
中古品の悲しさですね。
それだって決して安くなかったのですが・・・。
あと何年使えるか、保証は無かったわけで、思ったよりそれが早くやって来たというわけです。

業者さんに修理を依頼して、見積もりを出してもらったところ数十万円はかかりそうだとのこと。
いやいや、これでは修理を頼む決断は出来ません。
もし上手く直ったとしても、その先どのくらいの期間順調に稼働するか、全く保証は無いわけですから。

そこで、新品をリースで導入した場合、どのくらいのコストになるのか、見積もりをお願いしました。

最低でも新たに毎月数万円は稼がなくてはならなくなるでしょうから、その負担に耐えられるかどうかもよく考えて見なくてはなりません。

いやはや、頭の痛いことになりました。

晴天続く

「春に三日の晴れ無し!」と言うそうですね。

春の天気は変化が早いことを言ったのだと思いますが、このところのお天気はそのような例には当てはまらないようです。

この前雨が降った後、すでに4日晴れていますから。
明日もまだこの晴れが続くようですし、この次雨が降りそうなのは来週中半以降との予報です。

否、それならそれで、畑や田んぼの準備もどんどん進みますから、なにも悪いことはありません。

で、明日はまたパン焼きです。
酵母の仕込みも、少し前に最終工程をセットして来ました。
明日の朝は3時起きです。

一方、感染拡大の影響でしょうか、人の動きはちょっと抑制されているようです。
観光客相手のお店は、本当に大変そうです。

食工房も多少の影響は免れません。
首都圏や近県各地からお出でくださるお客さまは、昨年もそうでしたが、ほとんどいないに等しい状況です。

尤も、それに文句を言っても始まりませんから、逆に平穏に過ごせていることに感謝しながら、着実な営業を心がけたいと思います。

早くコロナ禍が収まるように、私は私に出来ることを、皆さまもそれぞれにご自分に出来ることを、お互いに力を合わせて乗り切って行きましょう。

刈払い終えた後に、猪の掘り跡

周辺の藪をどんどん刈り払っています。
畑の周りがスッキリして、見通しも良くなりました。

昨日も灌木の伐採をしたばかりですが、昨夜から今朝までの間に猪がやって来て、そこら中を掘り返して歩き回ったようです。

実は昨年の秋頃から、体格の大きい猪が単独で出没するようになっていて、雪の季節には直接その姿を確認しています。
多分、雄の成獣で、この付近をテリトリーとしているに違いありません。

さて、この猪にどう対応したら良いでしょうか。
畑の周りを囲って防御すること、これは猪以外の獣対策のためにも必須ですから、何とかやり遂げなくてはなりません。

一方、熊の存在は猪にはかなり圧力になるようで、熊が出没すると猪は姿を見せなくなります。
だからと言って、熊と猪と、どっちがいい?と訊かれてもねぇ・・・。
それに、昔みたいに簡単に鉄砲でズドン!というわけに行かなくなりましたし・・・。

肉も魚も喰うくせに、動物愛護なんていうわけの分からん考え方が幅を利かせているおかげで、山間に暮らす私たちには迷惑なことこの上ありません。

さてさて、明日はまたパン焼きです。
獣の出没は気になりますが、構っていられません。
何はともあれ、おいしいパンを焼かなくては・・・。

お天気も良いようですし、皆さまのご来店お待ちしております。

じゃがいも植え、熊の足跡

本日は、お約束通りの晴天、畑の土が乾くのを待って午後から畑に出ました。
じゃがいもの植え付けです。

で、中島第一圃場に行って見ると、雨で洗われて輪郭がぼやけていましたが、熊のモノと思しき足跡を発見。
あまり大きくない成長途上の若い熊のもののようです。
この春、最初の発見となりました。

今年はどのような展開になるのか、正直なところ予想が出来ません。
昨年から、周辺の藪の刈り払いや立木の伐採を進めていて、冬眠から起き出して来た熊から見れば、あたりの様子が一変したように見えるはずですから、そこでどういう行動に出るかなのですね。
何にしても、隠れ場所を無くすことが、まず最優先の対策ですから、その結果に注目しています。

ま、それはそれとして、作物は育てて行かなくてはなりません。
圃場の整備は終わっていましたので、今日は手際良く種芋を植え付けるだけの作業でした。

首尾良く行けば、大方一年間食べる分くらいは収穫出来ますから、やらない手はないのですよ。
この後は、かぼちゃ、さつまいもと、作付けしていきます。
獣害対策に頭を捻りながら。

大物は、熊、猪、カモシカ、猿の他、鹿もいるらしい。
小物は、ハクビシン、アナグマ、タヌキ、ネズミ。
空からは、ハト、スズメ、その他。

一方で、カラスは、付き合い方次第で味方に出来ます。
作物に付く虫を、喰ってくれます。

そして作物にはいたずらをしない、紳士協定を結ぶことも出来ます。
猿や熊などが出没した時は、上空で騒いで知らせてくれます。

カラスは、とても賢い鳥なので、私たちの対応次第で、全く驚くような興味深く面白い行動を見せてくれます。
詳しいお話は、またいずれ追々と。

尤も、都市周辺にいる集団カラスには、その手は通用しません。念のため。

そして、キツネも心強い味方なのですが、そのお話はまた別の機会に。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げて恐縮ですが、明日と明後日は定休日休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

どうやら春の嵐も過ぎ去り、明日からはお天気も良くなるようです。
店は休みですが、私にとっては畑の作業が出来るのでうれしいのが半分、営業日の週末に荒天だったのでそれが残念なのが半分です。
ま、こればかりは自分の思い通りにはなりませんから、臨機応変にその時々に最善を尽くすしかありません。

一方で、話題はコロナですね。
大阪を中心とした関西圏の感染拡大は、遠く離れた東北の一角の私たちとしても、とても気になります。

東京を中心とする首都圏も、いずれ関西圏の後を追うような動きになるだろうと言われていますし、その後は地方に波及して来るということになるかも知れません。

ワクチンの接種はまだまだ時間がかかりそうですし、その効果が現れるのは半年あるいは一年以上先のことになりそうです。

そしてワクチンのあるなしに関わらず、どんな時でも、まずは個々人の感染対策が要であることに変わりはありません。
変異株であろうが、何であろうが、防御の方法は同じです。

その肝は、感染源から遠ざかることです。
例えば、飛沫を吸い込まないこと、物に触れた手指の消毒、人との接触を減らすことなど。
ウイルスがどのようにして自分に侵入して来るのか、頭の中でしっかりと想像して防御のためのイメージトレーニングをすることです。

対策のための資材は、マスクであれ、消毒液であれ、その他必要なものは、何でも不足なく入手出来る状況になっていますから、あとは面倒がらずに実践することだけが希望です。

コロナとは、この先も長い付き合いになることは、どうやら間違いありません。

荒天の下、ご来店感謝

本日も雨模様の一日となりました。
未明の頃、ものすごい暴風雨で目が覚めましたが、日中も風を伴った降雨で嵐の様相を呈していました。

そんな荒天の下、ご来店くださる方が相次ぎました。
開店休業でもおかしくない状況でしたから、ご来店くださいました皆さま方には、この場を借りて改めて特別の感謝を申し上げる次第です。

夜になって、今また外は大荒れの様子です。
それでも明日には、やっと雨も上がって来るようです。
夜が明けたら、畑の様子、周りの様子など、あちこち点検して回らなければなりません。

それにしても、相変わらず激しいお天気の変化です。
これからは、これが新たな日常だと受け止めて過ごして行くしかないのでしょうね。
作物を育てるのも、今までの様には行かないことが多々あるのだろうと思っています。

雨模様の一日

麦ラボ

中島第二圃場のライ麦
第三圃場のスペルト小麦も見えています。

ここしばらく晴れの日が多かったのですが、今日は久しぶりに朝から雨です。
雨量としてもまとまったものになり、まだ明日と明後日頃まで降ったり止んだりのお天気のようです。

この雨の後は、季節が一気に進みそうです。
まわりの木々の様子が変わって来ました。

今、川沿いの柳のやわらかい黄緑色がとてもきれいです。

食工房の窓を開けると、網戸越しですが、刈り払いが進んだ一角に川沿いの柳の木と桜の木が見えています。
この景色が見えるだけでも、おいしいパンが焼けるような気になります。
実際、今日のパンも良く出来ましたし。

雨の中を、間を空けてお一人、またお一人、あるいはご家族で、ご来店くださるお客さまも見えました。
ありがたいありがたい一日、心から感謝を申し上げます。

そして明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

ゴールデンウィーク中の営業について

今年のゴールデンウィーク中は、いつもの食工房のサイクルで営業いたします。
火曜日と水曜日は、定休日休業となります。
したがって、5/4、5/5はお休みです。
また期間中、特別なイベント等は何もございません。

ご承知の通り、コロナの状況が予断を許しませんので、先のことは予定の立てようがありません。
ただ、食工房は飲食店ではありませんので、時短要請や休業要請はないものと思っています。
これまで通り感染対策を行いながら、営業を続けてまいります。
ただ、首都圏方面など遠方からお出でになる方は、昨年同様ほとんどいない状況になりそうです。
止むを得ない状況と受け止めています。

それはそれとして、明日はいつも通りパン焼きの日です。
お天気は下り坂と予報が出ていますが、みなさまのお越しをお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

パンの風味が変わって来た!

最近、食工房のパンの風味が、以前とは少し違ってきていることにお気づきの方がいらっしゃるかも知れません。

昨年までの食工房のパンは、その時々によってバラつきはありますが多少の酸味が伴う傾向がありました。
自家培養酵母では、乳酸菌の関与は自然なもので排除することはとても難しいからです。

逆に、微妙な酸味が特徴となって味わい深さに繋がることもありますから、一概に悪いものとは思っていませんでした。
しかし、菓子パンなどは酸味が無い方が良く、本当はスッキリとした酵母だけの風味を出したかったのですね。

実は今年になってから、酵母の培養時の管理の仕方を少し変えています。
これにより、今までよりずっと酸味が少ない状態を維持することが出来るようになりました。

そうなって見て改めて分かったことですが、やはりパンには酸味がない方が好ましいということです。

プンパニッケルのような酸味が身上のパンでも、酸味は少しある程度で良く、強過ぎる酸味はかえってライ麦の風味を壊してしまうということも分かりました。
ですから、ザワータイクの状態も今までとは同じではありません。

乳酸菌を完全にコントロール下に置くことが、自家培養酵母の一番の課題です。
いずれ顕微鏡を手に入れて、菌体の姿をこの目で確かめてみたいと思っています。

そして、酸味不要のパンには、乳酸菌のいない自家培養酵母を使えるところまでたどり着きたいと思っています。
もうそう遠くない将来、その手法を会得出来ると思っています。