検査は、明後日に

本日、会津保健所に出向き、食品営業許可申請書を提出いたしました。
事前相談をしていたことやこれまで無事故無違反で営業して来たことで、受付は大変スムーズでした。
担当係官も若い方で腰が低く、こちらの話をよく聞いてくれました。

その結果、建物設備の実地検査は、明後日11月14日(水)と決まりました。
食品衛生協会加入の継続手続きその他も同時に済ませ、一時間ほどで完了しました。

まず合格は確実かと思いますが、実際に担当官の合格判断を伺ってから、皆さまにご報告したいと思います。

合格となれば、許可指令の書類が来る前でも、営業再開が可能となります。
ただし、店舗部分が未完成ですし、看板も仕上がっていません。

また営業再開への気持ちの切り替えもしなくてはなりませんし、実際の営業再開日時については、この後一考の上決定いたします。
それまで、今一時お待ちください。

本当に長い長い休業でご迷惑をおかけいたしました。

私も、いっぺんに疲れが出て、ちょっと一息付きたい気分です。

豆ぶち

豆ぶち

何十年と使い込んだ木の棒です。


豆ぶち

さやから外したばかりの小豆


豆ぶち

水洗いした後、広げて乾かします。


豆ぶち

トントン、トントン、豆ぶちの心は・・・?
この頃、私にもそれが分かるような気がしています。

この半月あまりの間、近所のおばあちゃんが豆ぶちをしているのを見ています。
中島に引っ越して来てすぐお隣になったので、庭にシートを敷いてその上にさやに入った小豆を広げ、木の棒で叩いてさやから出す作業をしている様子を、毎日目の当たりにしています。
もちろん雨が降った時は出来ませんが、お天気が良い時は早朝夜明けからトントンと豆をぶつ音がしています。

一粒でも無駄にしないためには、根気強く丁寧にぶたなくてはなりません。
ただ強くぶったのでは、割れたり弾け飛んだりしますから、その加減はなかなか難しそうです。

そうやってさやから外した小豆が、そばの竹で編んだかごに入っていましたが、まだまだゴミが沢山混ざっています。
下の川まで持って行って水洗いするのです。
すると大方のゴミは、浮いて流れます。
また実の入りの悪い粒も浮かんで来ますから、取り除きます。
もうすっかり冷たくなった川の水ですから、作業も大変だと思います。

それから水を切って、日の当たる場所に広げて乾かします。
今日は風も吹いてよく乾いたと思いますが、落ち葉が飛んで来て上に乗ってしまいましたから、あとで取り除かくてはなりませんね。

そしてそれで終わりではありません。
今度は家の中で、時間さえあれば選別をするのです。
虫に喰われたもの、未熟なもの、その他状態の悪いものを取り除きます。

今年は夏のお天気が異常でしたから、小豆の収穫は無いかも知れないと聞かされていたのですが、大方一ヶ月遅れになりましたが、そこそこの収穫があったようです。
しかし粒の状態は必ずしも良くなくて、選別で大きく目減りしそうだとこぼしていました。

そして選別を終えたら、やっと私のところへ持って来てくださるという段取りです。
本当に、手数の多さとかかる時間の長さ、そして何よりおばあちゃんの損得抜きの働きに、ただただ頭が下がります。

こうした仕事をしてくださるおばあちゃんが、私の集落に数人いらっしゃいます。

新小豆がもうすぐ入荷します。

コンクリートが固まるまで

今日はまずは朝一番、うまいコーヒーで気分の良いスタートでした。

今回は、グァテマラ、サンタフェリーサ農園産ティピカダブルウォッシュド・ミディアムロースト。
雑味なく、且つ濃厚な味わいのコーヒーです。
満足、納得、上機嫌。
一杯のコーヒーで、こんなに元気が出るから不思議。

さて今日は、いよいよ最終の最終、入口のサッシ戸の取り付け工事が始まりました。
私があらかじめ作っておいた取付枠木造部分に、若干の修正を施した後、サッシ枠をセット。

敷居部分は土間仕舞いになるので、ここで一旦左官さんの仕事になりました。
ほぼ午前中いっぱいかけて、丁寧にモルタルで仕上げていました。
午後少し固まったところで最後の仕上げをして、あとは二日ほど時間を空けてコンクリートが固まるまで待つということになりました。

そうなんですね。
今日にも戸が入るのではありませんでした。

まあ、ちょっと考えれば分かったはずなのですが、気持ちが逸っていたのですね。
この次週明け月曜日に、ガラス戸をレールの上に乗せて微調整すれば、戸締りが出来るようになります。
それで完成です。

その後、商品棚とレジ台を作ってセットしなくてはなりませんが、もうその前に保健所に申請を出そうと思っています。
検査の日程がどうなるか分かりませんが、それまでに商品棚とレジ台をセット出来れば上首尾ということになります。

営業再開のアナウンスは、今一時お待ちください。
何しろ遅れに遅れた後ですから、最後までどんなトラブルがあるか分からないからです。

長かった・・・と、思わずため息が出ます。

そんなわけで今日は、目先を変えて、雪囲いの設置をやり始めました。
今度から使えることになった除雪機の整備もしています。

今日も妙に暖かい一日でしたが、長い冬の間に雪は必ず降りますので、備えはしておかなくてはなりません。

コーヒー焙煎

昨日からガス工事が始まり、今日終わりました。
これで、必要なインフラ整備が整いました。

ガスボンベの配達は明日になるということでしたが、良い計らいがあったらしく今日のうちに配達になりました。
ガスも使えるようになりましたので、早速コーヒー焙煎機を動かしてみました。
一昨日、この時のために焙煎機の内部清掃をし、生豆も一銘柄選別しておきました。

実はこの焙煎機、排煙のためのブロワーがサイレンのような音を出すので、近所迷惑になっては申し訳ないと思い、事前に隣近所に声をかけ機械を回して音を聞いてもらいました。
先に声をかけたことが良かったのだと思いますが、皆さんとても好意的に受け止めてくださって、了解していただくことが出来ました。
なお、騒音低減の工夫は追及するつもりです。

まあ、それより今まで、あらかじめお断りしているとは言え、電動丸のこや自動カンナなどの騒音に比べれば、ずっと静かではありますが・・・。
およそ街中ではあり得ないことがこの4ヶ月間続いていたというわけで、今回のようなことは今のこの環境でなければとうてい実現不可能でした。

明日は、建具屋さんがサッシ戸を取り付けてくれます。
これで、食工房店舗は概ね完成です。

そして明日は久しぶりに、うまいコーヒーを飲むことが出来ます。


すべてはリズム!の人たち
やっぱりアフリカはすごい!

暖かい一日

何だかんだ言っても、この秋から今までのところ、暖かい日が多いと感じます。
平均気温も高いようです。
山の初冠雪情報も、どこも例年よりかなり遅かったみたいですし。

でも、今朝一番に外に出て嗅いだ空気のにおいは、冬のにおいでした。
と言うことは、やはり暖冬になる可能性が高いのでしょうか。
尤も、冬が暖かいことと雪の量は必ずしも関係がありませんので、豪雪には警戒していた方がいいのかも知れません。

今日は日中ずっと気温が高く、この時期の寒さを感じることはありませんでした。
楽と言えば楽、しかし何だか変。

まだ始まっていないとは言え、シュトレン製造には大変具合が悪い・・・。
バターがしっかり固まってくれませんから、この状況では、もし営業再開していたとしても、シュトレン製造は様子見だったはずです。

一方、曇っていましたが雨は降らなかったので、外で作業するのには好都合でした。
おかげで作業も順調にはかどり、大きな看板のパネルを3枚、小さいのを1枚作りました。

娘が下塗りをしてくれたので、それが乾けばカミさんが絵を描きます。
入口の大看板は支柱も必要なので、今日はそれも立てました。
また大看板は、暗い時は照明が当たるようにするので、あとでそのための工作もします。

移転最終工程は、急ピッチで進んでいます。

ガス屋さんは明日、建具屋さんは明々後日に

今日、電話してみました。

その結果、ガス工事は明日に、入口サッシ戸の取り付けは明々後日になりました。
今週中には、箱が完成です。

あと残っているのは、商品棚とレジ台そして看板です。
それなりに手間はかかりますが、気持ちを楽にしてやれると思います。

来週明け一番で、保健所に申請したいと予定しています。
今、娘たちは、機械設備の清掃や小道具類の置き場所を決めたりして、保健所の検査に備えるとともに、後々使い勝手が良い作業場になるよう手を尽くしています。

そうして全部終わっても、実は、旧工房の返却明け渡しのために大掃除もしなくてはなりません。
これが、かなり手強そうです。
ほとんど処分するものばかりで、また環境センターに何往復もしなくてはなりません。

あと、雪囲いの設置も迫っています。
あぁ・・・、やっぱりくつろぐ暇はなさそうです。

でも、嫌気は差していませんのでご安心ください。
がんばります。


知ってましたか? これは楽しい!

暖かい一日

昨夜から今朝にかけて雨が降りました。

今日の作業予定は、雨だと具合が悪かったので、夜半から気をもんでいました。
しかし夜が明けて見ると、霧が立ち込めていてどうやら晴れてくれそうな気配に安心しました。

その後気持ちよく晴れて、気温もどんどん上がり暖かくなりました。
このあたりで言う「いいあんばい」のお日和でした。

今日は、近所の人を数人頼んで、旧工房からコーヒー焙煎機と精麦機を運んで来ました。
この前、オーブンなどを運んだ時に一緒にお願いすれば訳なかったのですが、設置するスペースが整備出来ていませんでした。

二度手間になりましたが、今日運んだという次第。
これで、食工房の機械設備は全て移動しました。

電気が来ていましたから、すぐに接続して作動テストしてみましたが、問題ありませんでした。
ガス工事が終われば、コーヒー焙煎も再開出来ます。

そう言えば、ガス屋さんが今日来るはずでしたが、お見えになりませんでした。
建具屋さんも、来てくださっても良いはずでしたが、音沙汰無し。
明日にでも、連絡してみましょう。

そうこうしている間にも、こちらは周辺の片づけや看板製作の準備などをしています。
最後まで気をもみながら、相変わらず一日一難で進んでいます。

パン焼きのテスト

食工房

本日は、作業場にて焼き立てのパンで、軽い昼食となりました。


食工房

ピストーラにカボチャペースト、バターをそれぞれ塗って食べました。
飲み物は紅茶。


食工房

定番の堅焼き黒パン・大
今日のテストで、一番上出来だったのがこれ。


食工房

やっとパン屋らしい体裁になって来ました。


食工房

堅焼き黒パン・大

本日は、新しい環境での初めてのパン焼きをしました。

オーブンもミキサーも変わりはしないのですが、作業場は以前とは違います。
天井が少し高くなったこと、面積も若干広くなったこと、出入り口の他に開口部(窓)が3ヶ所あること、これらがどのようにプラスになるかマイナスになるか、様子を見たかったのです。
それから、新たに導入したドゥコンディショナーの仕事ぶりも確認したかったのですね。

今日は、食パン一種類、余り生地のバタール、ピストーラ、レーズンロール、堅焼き黒パン、プンパニッケルを焼きました。

ほとんどうまく行きましたが、食パン生地だけが発酵不調でカサが上がりませんでした。
一番先だったこともあり、室温が低めで生地の仕上がり温度が下がってしまったのと、ドゥコンディショナーの使い方がよく分かっていなくて、生地の温度が十分上がらなかったことが影響したようです。
それでも、風味は悪くありませんでした。

中で一番うまく行ったのが堅焼き黒パン、明日は朝食にこれを食べます。
とても楽しみです。
プンパニッケルも、いいにおいがしていました。

途中、焼き立てのパンで昼食を取りましたが、久しぶりの食工房の味に自画自賛は承知ですが感激。

かつて物置で、埃とカビのにおいがしていた場所が、清潔で明るいパンの焼けるいいにおいがする作業場になったことに、しみじみと深い喜びを噛みしめました。

営業再開まで、もうあと少し。
明日からまた、残りの工程を特急で仕上げます。

飯豊連峰真っ白に

飯豊の空の下から・・・

二階の窓から飯豊連峰の主峰大日岳が見えます。
初冠雪のあと、続けて降雪があったようです。
すっかり白くなりました。


食工房

ただ今、整備中です。
以前の作業場とは、全く異なるレイアウトになりました。
使いやすい作業場にするには、まだまだ工夫が必要です。


食工房

粉を計量中です。
作業台の上に秤が乗って、それらしくなって来ました。


食工房

いつもの作業風景ですが、まだ馴染んでいません。


食工房

酵母を起こして培養中。

先日10月31日が初冠雪だったそうですが、その後続けて降雪があったようで、もうすっかり雪に覆われてしまいました。
私は、それを見ていつも言うのです、「シュトレンみたいだ!」と。

さて明日、いよいよパンを焼きます。
まだ保健所の許可が下りていませんので、あくまでも機械設備のテストです。

でも、ちゃんと焼けると思います。
皆さまには申し訳ありませんが、一足先にいただきます。
あとは近所の皆さまにもお配りして、召し上がっていただこうと思っています。

建築工事がまだ少し残っていますので、営業再開はもうしばらくお待ちいただきます。

そうこうしているうちに、冬支度も迫って来ました。
年内は、くつろぐ時間は無いようです。