寒い一日

ライ麦

ライ麦のドライフラワー乾燥中

6月になって、かえって寒いと感じる日が続いています。
西よりあるいは北寄りの風が強く、雨模様です。

晴れ間が見えたからと思っても、全く油断が出来ません。
わずか1分足らずのうちに、激しい雨が降って来ることが度々です。

その数日前、暑く乾いた晴天が続いていました。
ライ麦のドライフラワーがよく乾いて、大方仕上がっています。

ちょっと気が早いかも・・・と思いましたが、少しずつ皆さまに差し上げることにしました。
穂先をそろえて、少し短めに切っています。
真新しい畳表のようなにおいがします。

あまり沢山は出来なかったので、もう一度早刈りして干してみます。
実が入り始めると乾燥が難しくなるのですが、うまく行けば穂先が大きく成長していますので、見栄えのいいものが出来るはずですが、お天気のこともありますので、どうなるかは分かりません。

さて本日は、冷たい風と時折降って来る雨にも関わらず、三々五々ご来店のお客さまが見えました。
どちらかと言えば、暑い時よりは、パンは売れるのですね。
パン屋にとっては、微妙にありがたいお天気だったかも知れません。

本日のご来店に、改めて感謝を申し上げます。

明日は平日ですが、引き続き皆さまのご来店をお待ちしております。

小麦丸、全粒粉50%で復活

小麦丸

直径 約16cm 高さ 約9cm

小麦丸

山都町産南部小麦・全粒粉50%です。

3年前に、地元山都町産の南部小麦の全粒粉100%のパンを販売していたことを覚えている方、いらっしゃいますでしょうか。
ネーミングが決まらないまま、原材料の小麦が不足する見通しとなり、3ヶ月ほどで終了してしまった経緯がありました。

今回、小麦の在庫が十分あって、今年の収穫も見込める状況となりましたので、全粒粉50%で復活再開することにしました。
少し前、ラード入りのパンの試作をしていた時に採用した配合比です。
油脂分は無添加です。
キャラウェイシードも入れていません。

生地量500gで成形し、一度で焼き上げています。(堅焼き黒パンは、二度焼き)
皮の部分の食感と香ばしさが、パン好きの方のお心をつかむと思います。

商品名は、前回ほぼ決定になっていた「小麦丸」としました。
1個500円にて売り出しです。

早速店頭に並べていますので、よろしくお願いいたします。

何時になるか分かりませんが、将来的には、スペルト小麦に変えて行きたいと思っています。

イベント出店のご案内

べこ乳マルシェ

画像クリックしてください。
pdfファイルが表示されます。

毎年6月恒例となっております、会津中央乳業主催の「べこ乳マルシェ・子牛ふれあい体験」が、今年も開催されます。
食工房も出店いたします。

今回は例年と変わって日曜日ではなく、6月17日・土曜日の開催です。
チラシ画像をご覧ください。

土曜日は、パン焼きの日ですので製造を休むわけには行かず、うちのカミさんが一人で出店します。
なかなか大変かも知れませんので、応援にいらしていただければ、心強いことと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

風邪は引くもの、やり過ごすもの

ここ数日、風邪かな・・・と思える状態で、何となくグズグズしていました。

日頃の心がけで、基礎体力を落とさないように注意していましたので、昨日から今朝にかけてピークだったと思いますが、何とか起き出してパン焼きもこなしました。

ただ何と例えたら良いのでしょう、重い荷物を背負って泥濘を歩いているような辛さがあり、長時間は耐えられません。
熱も出ていたと思います。

普段なら仕事中に腰を下ろすことなどないのですが、今日は時々座って息をつきました。
成形作業が全て終わった後、昼食までの30分間と食後の2時間くらいを寝て過ごしました。

その後コーヒーを飲んで目を覚まし、配達に行って来ました。
今は、まあほとんど良くなったかなと言う状態です。

前にも言いましたけど、風邪を引くのは仕方がないことで完全に防ぐことは出来ないし、その必要もないでしょう。
上手にやり過ごすことが出来ればいいだけだと思っています。

そのためにも、早めに察知することが大切。
そのためには、自身の体調に敏感になっておく日頃の心がけでしょうね。

近頃は、年の功とでも言ったら良いのでしょうか、また気にしているからと言うこともあるかも知れません、極小さな変調にも気づくようになりました。

今日は、もう終わりにして早めに寝ることにしましょう。

スコーンの糸挽き引き現象について

スコーン

焼き立ては、簡単に上下に割れます。
オーブントースターと電子レンジを使って焼き戻してもOK。

最近になって、2名ほどのお客さまから相次いでお問い合わせをいただきました。
それは、スコーン(プレーンスコーン)を食べようとして割ったところ、割れ口に納豆のように糸を引く現象が見られたというものでした。

お一方は、そのまま召し上がって何ともなかったが、これは製品の異常ではないのか?と言うお問い合わせ、もうお一方も同様な現象で、こちらは販売店を経由してご購入いただいたものだったので、販売店の方で返金対応をしていただき、当該品を送り返してもらいました。

到着後、返品された製品を食工房で確認いたしましたが、特に異常はありませんでした。
件の現象を再現するためにいろいろ条件を変えて実験したところ、ある温度帯でこのような現象が発生する可能性があることを確認いたしました。

以前は、このようなお問い合わせはなかったので、最近何か変わったことは・・・と思い出して見ると、まず水分を100%牛乳にしたこと、次に砂糖を若干増やしたことが上げられます。

推測の域を出ませんが、糸引き現象は、小麦のグルテンやデンプン質と牛乳のたんぱく質、そして砂糖(きび砂糖)に含まれる糖蜜などが複合的に作用して、ある温度帯で糸を引くような粘性成分を生み出しているのだと考えています。

ちなみに、冷たくて硬い状態の時や完全に焼き戻して湯気が出るくらい熱い状態では、こうした糸引き現象は確認出来ませんでした。
微妙に温まった状態の時に発生するようです。

とは言え、糸引き現象が100%問題がないかどうかは断言は出来ませんので、製品をお手に取られましたら、まず脱酸素包装の脱気が損なわれていないことをご確認ください。
また焼き戻す際は、十分加熱されるようご注意ください。

なお、製品について不信に思われる状況がありました時は、ご遠慮なくお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
誠意をもって対応いたします。

この記事に関連して、2023年11月15日の最新報告があります。ぜひ、そちらも合わせてご覧ください。


IIDE編集中です。

月末になりました。
IIDEの編集です。
今週いっぱいくらいはかかりそうです。

高郷圃場の大麦

大麦

結実途上の大麦


大麦

六条大麦と呼ばれる所以がお分かりになると思います。


大麦

逆光に輝くノゲがファンタスティック!


大麦

圃場全景(画像クリックで拡大します。)

今日は午後から、同じ喜多方市内の隣町高郷町にある大麦の圃場を見て来ました。
取り組みをしてくださっている農家さんの説明を聞きながら、写真を撮りました。

ちょうど今結実の時期で、麦秋と呼ばれる色づきはもう少し先になります。
収穫は、6月半ば過ぎになる予想だそうです。

今のところ生育は上々で、あとは刈り取り時期のお天気だけが心配だと言っておられました。
小麦やライ麦に比べて、一ヶ月も早い収穫期です。
今年は、順調に行けば300kgくらいは取れそうだとのことでした。

田植えが終わったばかりの水田とは対照的に、間もなく色づいて黄金色に輝き始める麦畑の風景が、私は大好きです。

補助金申請しました

麦を使いこなすために精麦機を導入したいと考え、喜多方市が用意した制度「あきない力向上支援事業補助金」に応募しました。

今日は、圃場を見に行く前に、市役所に出向いて書類の提出と事業の説明をして来ました。
採択の可否は、来月中旬に決定になるそうです。
どうなりますでしょうか・・・。

補助金が出なくても、精麦機はぜひとも欲しいのですが、独力でそれを果たすためには、もう少し売り上げを伸ばさなくてはなりません。
いずれにしても、がんばります。

冷たい風が吹きました

つい先日、30℃超えの真夏日があったかと思えば、今日はもうすっかり肌寒いほどの冷たい風です。

午前中には、まるで時雨を思い出させるような雨が降りました。
季節が2ヶ月以上も逆戻りしてしまったような感じです。

室内で、洗濯物とライ麦のドライフラワーを乾かすために、ファンヒーターを焚いていました。
そして、それを蒸し暑いと感じることもありませんでした。

ライ麦の開花は、ちょっと待った!というところでしょうか。
お天気が良ければ、大麦の圃場を見に行くつもりでしたが、今日は中止しました。
多分、写真撮るのも難しかったろうと思います。

本当に激しいお天気の変化です。
明日は晴れて、一転して気温が上がりそうです。

しかし本州南海上には梅雨前線が出来つつあるようです。
この後それが北上して来て、雨模様のお天気が続くことになるかも知れません。

畑には、さつまいもの苗が植えられたばかりですから、照ったり降ったりが交互にやって来てくれた方が、実のところありがたいのです。

さて本日の食工房は、日曜日ということもあり、ご来店のお客さまもありました。
パンも良く売れてくれて、残り少なくなりました。
ご来店、感謝申し上げます。

そして明日も、ご来店お待ちしております。

ビールも仕込みます

自ビール

ラベルを作りました。

一昨年も昨年も、ちょうど今頃ビールを仕込んでいました。
今年はどうしようか・・・と思っていましたが、やっぱりやることにしました。

自分では1本か2本しか飲まなくて、ほとんど皆さんにプレゼントする用なのですが、それがまた私にとっての楽しみなのです。
今年はどんなモルトを使おうかな・・・、いつも購入しているお店のwebサイトを見ながら思案しています。

今日中には注文して、来週には仕込みにかかかりたいですね。
そうすれば、夏に間に合いますから。

今年は、酵母の状態に一層気を配って、今まで以上にうまいビールをつくりたいですね。
否、出来ると思います!
どうぞお楽しみに。

漉乃あん丸、明日でおしまい

漉乃あん丸

1個220円にて販売中

3月から販売して来ました漉乃あん丸こと食工房のあんパンは、明日の製造を最後に今シーズンの製造を終了します。

6月も目前のこの季節、さすがに無添加の小豆あんの日持ちが心配です。
ご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

この次は9月中旬から、かぼちゃあんパンを再開します。
とは言え、かぼちゃの種を蒔いてやっと芽が出たばかりです。
かぼちゃあんぱんまで、あと何日?
カウントダウンには、まだまだ早過ぎますね。

明日は、最後のあんパンになります。
お好きな方は、どうぞお見逃しなく。

一方、たまねぎパンは今が旬です。
新玉ねぎの甘みと香りがうれしいです!

そしてこのところ、食パンをはじめ、パン全体の風味と食感改良が実現しています。
すでに違いを感じ取ってくださった方もいらっしゃいます。

しっかり安定するまで、がんばります!
まだまだ良くなります。
ご期待ください。

ちゃんと降るんだね

雨降り

遠くに、ライ麦が見えているのが分かりますか。
この雨が上がったら、麦が開花します。

昨日から雨が降っています。
今は小休止していますが、この後また降って来るようです。

先ずは昨日、小ぬか雨と言われる、まるで霧吹きしているような柔らかくて細い水滴が、畑やまわりの木々に降り注いでいました。
本当にありがたい計らいです。
いきなりまとまった雨では、乾き切った地面は水を含み切れずに大半流れてしまいますし、蒔かれた種や植えられた苗のためにも良くないのですね。

しかし、もう少し降ってくれてもいいのにね・・・と思っているうちに、昨日の夜半から本降りになりました。
朝、地面も草木もたっぷりと水分を吸収し、すっかり潤って生き生きとしていました。

一昨日まで、水やりが欠かせなかった苗も、これで一気に根付くことでしょう。
家の中で一番親身に植物の世話をしている上の娘が、「ちゃんと降るんだね・・・。」と感慨深げに言いました。
「地球のお母さんは、ありがたいねぇ・・・。」と私。

カエルたちの声が、一層元気に響いています。
曰く、両生類が元気なら、この世界は健全だと。