福寿草とアズマイチゲ



フクジュソウ
一冬雪の下になっていた地面は、昨年の落ち葉が土に還ろうとしているところ。
色味のない地面に、福寿草の黄色はひときわ明るく輝いて見えます。



アズマイチゲ
わずかな風に、小刻みに揺れてなかなかシャッターチャンスを与えてくれません。



アズマイチゲの小さな花びらも、よく見るととても表情のある凝ったつくりです。



我が家に春を告げる二つの花が、庭の日だまりに咲きました。
何日か前からすでに咲き始めていたようですが、忙しくて気にしている余裕がありませんでした。
今日は午前中、地区の総会があり出席。
お昼過ぎに帰って来て、仕事を始める前にちょっと時間をもらって庭で写真を撮りました。


薄日が差していて、花びらは満開の状態です。
風も弱かったので、いいコンディションでした。
欲を言えばフィルム一眼レフで撮りたいところでしたが、わずかな時間にお店開きをすることも出来ませんので、コンパクトデジカメでササッと撮りました。
福寿草はとてもエネルギッシュに見える花ですね。
まるでお日さまをとり込んだかのように、角度によって、花びらが中から光を放っているように輝いて見えます。
それに比べてアズマイチゲは、繊細可憐なイメージです。
わずかの風で花びらが不規則に小刻みに震え、花同士が笑いさざめきながら、楽しくおしゃべりしているようです。


ところで、この二つの花はどちらもキンポウゲ科なのですね。
キンポウゲ科はそのほとんどが毒草で、その分薬用になったりするのですが、見た目は美しくても食用にはなりません。
福寿草もアズマイチゲも、その例に漏れず毒草です。
ちなみに、猛毒のトリカブトもキンポウゲ科です。
でも見ていると、虫たちはせっせと蜜を集めにやって来ます。
虫たちには害がないのか、それとも蜜には毒が無いのでしょうか。
いずれにしても、私たちの目を楽しませてくれるだけでも、素晴らしい自然の恵みです。


  本日の食工房
今日は、午後からどろんこクッキーを焼き、その後、昨日焼いておいたブラウニーをカットしました。
そして明日は、文旦ピールをつくるのでその仕度。
作業場はずっと、チョコレートとバニラとラムレーズンと文旦ピールの香りに満ち満ちていました。
今日もお天気に誘われて、午後の一時、お客様が次々と見えました。