ミックスナッツ



食工房では、パンや焼き菓子の材料にミックスナッツをよく使います。
中身は、アーモンド、カシュー、クルミの三種類です。
それぞれ硬さや油分の感じが違いますので、別々に下ごしらえしてから、割合を決めてミックスしています。
粒々の感じが、ほどほどに不揃いで、かと言ってあまりゴロゴロするような大きな粒がないように、ずい分手間をかけています。
アーモンドは、本当は生のものを自分でローストしたいのですが、購入単位が大きすぎて手が出せず、ローストされたものを使っています。
硬いので、まず製粉機の挽きをうんと粗くしてざっと通した後、目の粗いふるいでふるい分け、残った方はフードプロセサーでもう一度砕きます。
カシューは、生のものをオーブンで180℃で8分間ローストして冷まし、フードプロセサーにかけます。
一度ふるい分けしてから、残った方をもう一度砕き直してから一緒にします。
クルミは、やはりオーブンで180℃8分間ローストの後、両手で揉んで渋皮を剥離し煽って飛ばします。
それからフードプロセサーにかけて、ふるい分けて、残りをもう一度砕いて、以上でやっと下ごしらえが終わります。
あとは、パンこねミキサーのボウルに全部入れて、攪拌用のビーターを付けて低速で攪拌します。
一度に6kgくらい造りますので、1kgずつ小分けにして冷凍庫で保管します。
このようなミックスナッツは、半加工品として売っていませんので自分で造るしかありませんが、逆にこれが食工房のオリジナルな風味や食感の演出に一役買ってくれています。



 ミックスナッツロール
クルミ入りのロールパンはよく見かけますが、ミックスナッツのは見たことがありません。
これにメイプルシロップをかけて、コーヒーと一緒に召し上がるといいマッチングです。
食事用テーブルロールとして、たいていの料理に合いますのでぜひお試しください。


ちなみに、この他にミックスナッツの入っているメニューは、ナッツクッキー、どろんこクッキー、シマリス君の朝ごはん、森のパン屋のビスケット、ブラウニー、エルフの焼き菓子そしてアニスシードケーキとクリスマス用のシュトレンです。