月別アーカイブ: 2018年9月

体力の限界

日が短くなりました。

午後6時にはもう暗くなります。
夜明けもずいぶん遅くなって、午前5時ではまだ薄暗いです。

一方私も、夜は早々に眠くなりますし、明け方はいつまでも寝ていられそうに眠いのですね。
一旦起き出せば体は動きますが、やはりこれは体力の限界なのかなと。

よくわきまえて自重していないと、ケガや大きな病気の元になるかも知れないと気が付きました。

尤も、飽きるとか嫌になるとか意欲を失うとか、そういう気配は全くありません。
一歩ずつ着実に進めています。

あるお客さまは、「やってれば、必ずいつかは終わるんだから。」と元気づけてくださいました。
いや、まったくその通りです。

毎日毎日、早く営業再開しなくてはと逸る気持ちを抑え抑え、焦る心をなだめなだめ、これは一種精神修行でもありますね。

しかし、いい工房と店が出来上がりそうです。

まだもうちょっとかかるんです

昨日も今日も、最近はお問い合わせのお電話をいただくことが多くなりました。
まあ当然と言えば当然、いくら何でももうそろそろ営業再開したんじゃないか・・・というわけです。

しかしありがたいことだと思っています。
食工房の営業再開を待っていてくださったということですから。
ですから、一日も早くご期待に応えたいと、がんばってはいるのです。

それでも何と言ったら良いのでしょう、何もかも自分でやることの大変さを思い知りつつも、自分が作り上げたいものが実は何であるかが分かって来たのですね。
長い人生の中で、こんなに中身の濃い時間を過ごさせてもらえるのは、多分これが最初でそして最後かも知れないと思っています。

店が出来たら、本当においしいパンを焼きたいと思います。
畑では、心を込めて麦を育てたいと思います。
そうやって命の糧を生み出す喜びを、一切れのパンを通して皆さまと分かち合いたいと思います。

待っていてくださいね。
必ずやり遂げますから。

ちなみに、今日は私の誕生日でした。
67歳になりました。
誕生日のお祝いにと、連れ合いと娘たちから、麦ラボの刺しゅうを施したオーバーオールを一着もらいました。

麦ラボ

娘の勧めに従って記念写真を撮った私、ちょっと緊張しているかも・・・。

また台風がやって来る

この前台風21号が猛威を振るって全国各地に被害を及ぼしたばかりですが、また大きい台風が近づいて来るのですね。
それも、日本列島縦断コースで。
郷里の高知も心配ですし、こちら東北でも油断は出来ません。

私の方は、家が無事なら他にこれと言って被害に遭いそうなものは無いのですが、まわりは皆さん農家ですから、いろいろ心配の種が尽きません。

まだ稲刈りの終わってない田んぼは、雨と風でひどいことになるかも知れません。
園芸農家では、ビニールハウスが風の被害に遭うことも避けられません。

いや、本当に大変です。
とにかくも、被害が少なくて済むことを願うのみです。

話しは変わりますが、この台風が過ぎ去った後、昨日播いたスペルト小麦が芽を出すでしょうか。
とても楽しみです。

スペルト小麦を播きました

麦ラボ

高野の圃場は、長年の努力の甲斐あって、地力のある素晴らしい土になりました。
ここにスペルト小麦を播きます。


麦ラボ

夏の間に虫食いの被害に遭い、幾分損なわれてしまったかも知れない種です。
籾に包まったまま播きますので、状態が分かりません。
取り敢えず、厚播きすることで何とかなると思います。


麦ラボ

今回は発芽率が悪いかも知れませんので、厚播きしています。
それにしても多いか・・・?
この次の列から少し減らしました。

今日はうまい具合に晴れ間が見えましたので、整備してあった高野の圃場に、スペルト小麦を播きました。

建築作業を早めに切り上げ、麦ラボ主査の上の娘と一緒に手作業でやりました。

手押しの種まき機があるのは知っていましたが、とりあえず手に入れていませんし、殻に包まったままのスペルト小麦の種はこの機械が使えません。
時間と手間はちょっと大変ですが、年に一度の作業なので、これも仕方ないか・・・と。

尤も、こういう地道な作業を黙々と熟すのは、実は私、好きなんですね。
ただ、稼ぎにならないから困るのであって、本当は一日中でもやっていたい・・・。

と言うわけで、日も暮れかかる頃になってやっと終わりました。
土にまみれる快感って、ありますね。
世の中に嫌がる人は多いけど、私は好きですね。

Going Muddy Feet !
泥足のまま行けよ!
そんな唄があったのを思い出しました。

そう言えば今日は、排水管の工事で土堀りとコンクリート練りでしたから、こちらも土にまみれました。

IIDE編集終わる

昨日は、IIDEの編集に打ち込んでいるうちに、ブログを書くのを忘れてしまったというお粗末。
そして今日ただ今、編集作業が終わりました。

これから、校正して不備が無ければ印刷発注します。
同時に、pdfファイルを公開します。
今夜中には、見ていただけると思います。

一方建築現場は、昨日から排水工事にかかっています。
今までの大工仕事と違って、今度はコンクリートと格闘です。

いや、固いの何の!
それでも何とか配管を通す穴を3つ貫通させました。
そこにパイプを配置して、外に出すところまでやって今日の作業はおしまい。

お天気次第で、明日は外回りもやりたいし、あけた穴をきれいに塞がなくてはなりません。
コンクリート練りもしなくては・・・。

麦の種まきも、お天気を睨みながらタイミングを計っています。

秋のお彼岸

今日は秋のお彼岸の中日、秋分の日でしたね。
朝からスッキリ晴れて、ちょっと暑さも感じましたが、気持ちの良い一日でした。

風邪もほぼ治って、とにかく外にいるのが心地良かったので、青空の下でカンナかけや溝切りなどをしていました。
工房と店舗の間を仕切る引き戸の枠や鴨居を作って取り付けました。
風邪も治って来たことですし、何はともあれ、一歩一歩進めて行きます。

昨日もそして今日も、お得意さまが訪ねて来てくださいました。
「ブログ見てますよ。焦らないで、早く風邪を治してがんばってください。」など、皆さんそれぞれに言葉は違いましたが、ねぎらいと励ましのお声をかけてくださいました。

過ぎた時間を巻き戻すことは出来ませんから、開き直るわけではありませんが、しっかり準備して皆さまの期待以上の再出発となるようがんばります。

IIDEの編集、もう少しです。

久々にIIDEの編集も

風邪ひいて体力作業は避けたいところなので、この際!と、IIDE(紙版・飯豊の空の下から・・・ )の編集に取りかかりました。

実は、少し前から始めてはいたのですが、遅々として進みませんでした。
昨日と今日の午前中で、いいところまで詰めました。

今日はこの他、トラクターのPTOまわりを確認を兼ねて整備。
ちょっと心配だった箇所に問題がないことを確認出来て、精神衛生が良くなりました。

あと、雨が降っている最中に、排水路の確認をしました。
食工房の排水を流すルートを整備しなくてはなりませんので。

休んでいるようでも、いろいろ細々とこなせましたので、まあ良かった・・・。
明日は、建築作業に戻れるでしょう。

それにしても、食工房のパンを食べたい・・・と、私自身が渇望しています。
早くパンを焼きたい・・・。

休めば治るありがたさ

今日も、大事を取って作業はほとんどしませんでした。
水道屋さんが工事に来ましたので、立ち合いました。

これでまた一歩前進です。
この後、水回りの壁にステンレスを張って、それから機械設備の搬入です。
その次が電気工事の最終工程と水道工事の最終工程。

その間に私は、建具を入れてもらうための下地や二階部分の仕上げ、あと原材料置き場になるスペースの工事をします。
それからまだありました。
排水工事でした。
まだまだ沢山の工程がありますが、先が見えないほど遠くはありません。

風邪の具合も、休養で確実に回復して行くので、ホッとしています。
この歳になると、ただの風邪ならいいけど・・・と不安にもなりますから。

一日二日休んで確実に回復して来るようなら、そこで一安心ということになります。
健康は、まさに何物にも勝る宝と、その大切さを噛みしめています。

風邪です

風邪をひいてしまいました。
ここ数日来、微妙にその気配を感じていましたので、用心はしていたのです。

しかし昨日は、最優先の建築作業を中断して圃場の整備に時間を充てましたから、最高にハイテンションだったことは確かです。
しかも予想以上に作業は捗り結果も良好でしたから、それまでの用心を忘れて早朝から夕方まで、昼寝もせずにちょっと無理をしたのですね。

夜になっていきなりガクッと来ました。
鼻腔に痛みが走り体の節々も痛くなって来ました。
早々に床に就きましたが、夜半には発熱して激しく寝汗をかきました。

今日はもうすっかり観念して、一日中寝ていました。
おかげさまで、ずい分回復しました。
幸い食欲は落ちていませんし、体も少しずつ楽になって来ていますので、明日には現場復帰したいと思っています。

昨日のがんばりで圃場の整備が出来たことが、よほどうれしい私です。
気持ちは明るく前を向いています。

播かぬ種は生えぬ

麦ラボ

これが、スペルト小麦です。
2粒、3粒(条件が整えば4粒)ずつ塊になっています。


麦ラボ

近所の方に、ミニバックホウショベルを貸していただきました。
これで、ススキの大株の根っこを掘り上げます。


麦ラボ

片隅に咲いていた紫色の花を掘り起こして植え替えしました。


麦ラボ

ここは、食工房のライ麦畑になります。

麦の種まきの季節です。
兎にも角にも、播かぬ種は生えぬというわけですから、一年に一度の機会を逃してはなりません。
先ずはライ麦を播くために、第一圃場を整備しました。

ここは長年耕作放棄されていたところなので、ススキの大株がいくつもあって、ウルシやクルミなどの成長の早い木も根を下ろしていました。

近所の方にパワーショベルを貸していただきましたので、機械力にものを言わせてあっという間にそれらを根ごと掘り上げて畑の外に出しました。
また大きなトラクターが入れるよう、進入路も整備しました。

超小型とは言え、重機の力は偉大ですね。
午前中ですべて完了しました。

午後からは、畑地の中にあったアイリスやアヤメなどの植え込みを掘り上げて、畑地の縁に植え替えました。それからトラクターで耕転。
夕方までには、荒れ地だった場所がきれいに整備された圃場になりました。

今月中あるいは来月初旬には、ライ麦の種を播きます。
一方、今まで耕してきた高野の圃場にも、スペルト小麦を播く予定です。