麦播き始まる

麦ラボ

高野第一圃場にデュラム小麦を播いています。


麦ラボ

高野第二圃場にライ麦を播いています。
後方の一角に試験栽培区を整備しているのは、上の娘です。


麦ラボ

種まき機、その名も「ごんべえ」
圃場がきれいに整地されていないと、押しても前に進みません。
2年前は、ロープをかけて前から引っ張ってもらいました。

この先のお天気を睨んで、今日から始めることにしました。
麦播き、つまり麦の種まきです。

今日は先ず、条件が整っている高野圃場に、デュラム小麦、ライ麦(採種用)、そして一角に試験栽培区を設定して11品種の種子更新用の種まきを行いました。

デュラム小麦とライ麦は、手押し式の種まき機「ごんべえ」を使いましたが、これがまた大変良く出来た機械で、溝切りと種まきと土寄せと鎮圧、これを同時に連続して実行出来るのです。
高野圃場は、2枚合わせても4a程度の面積ですから、1時間もかからないで終わりました。

とは言うものの、2年前は圃場の整備が間に合わず、この種まき機を押して進むことが出来ませんでした。
苦肉の策で、ロープをかけて上の娘に前から引っ張ってもらったものです。
今では圃場の整備が進んで土質も良くなり、整地もきれいに出来るようになりましたので、本当に楽に一人で軽く押して進むことが出来るようになりました。

麦ラボ

二年前の麦播き
後ろから押すだけではうまく進まないので、前からも引っ張っています。

その一方で、一角に設定した試験栽培区は、一列または1/2列を三角鍬を使って手作業で溝切り、種まき、土寄せ、鎮圧の4つの工程を一つずつ進めて行きますから、これだけでたっぷり1時間はかかりました。
尤もこれは麦ラボの重要な研究業務ですから、それだけの時間をかける価値はあるのです。
来年の成果が楽しみです。

さてこうして、スタートを切った麦播き、この後は大きな圃場が待っています。
直前にもう一度トラクターで耕うん整地してから種を播きます。

稲作だと田植えがスタートですが、麦は直接圃場に種まきするので、麦播きが事始めであり重要な節目です。
本当なら神事も行うべきところですが、特にその心得もありませんので、天を仰ぎ地に触れてお願いをしました。

きっとうまく行きます!
発芽が確認出来たら、百姓三年生進級です。