投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

カフェクラブの集い、ご参加御礼

今日は、毎月一回恒例の「カフェクラブの集い」を開催いたしました。
幸い今回もお天気に恵まれ、定員一杯の5名さま+子どもさんお二人をお迎えして、楽しくも充実した時間をご一緒に過ごすことが出来ました。
ご参加くださった皆さまに、改めて感謝申し上げます。

何しろ狭い店内なので、定員も5名さま限定の小さなイベントですが、中身のあるイベントにしたいと、いろいろ頭をひねっています。

今日は「酸味のおいしいコーヒー大研究」と題して、酸味の味わいが心地良い銘柄をいくつかご紹介して、それぞれの特長を検証していただきました。
それで今日の一番人気は、ワイン系の「カフェ・ヴィーニョ」という銘柄でした。
やっぱり・・・と、納得の結果ではありました。
私としては、ブレンドの良さも捨て難いものがあったと思いましたが、それだけカフエ・ヴィーニョのパフォーマンスは大きかったということですね。
皆さまも、ぜひ一度お試しください。

コーヒーに併せて、焼き菓子の方もいろいろ召し上がっていただきました。
アプリコットケーキ、アールグレーティーケーキ、ブラウニー、スィートハート、ココリス、そしてみのりのパンでした。
話しがコーヒーの話題に終始して、お菓子に対するご感想やご意見を伺うところまで気が回りませんでしたが、皆さん、コーヒーに合わせてどんどん召し上がってくださいましたので、まあまあ取り合わせは良かったのかなと自己評価しているところです。

来月は、月末に別なイベントが予定に入っていますので、お休みになりそうです。


  パン屋の小麦麺試作へ

沼ノ平産の小麦を使って、麺を造ります。
小麦原穀を持ち込んで、粉や乾麺に加工してもらえる業者を見つけましたので、そこに頼んで加工してもらいます。
美味しいものが出来るのは、以前近所のひぐらし農園の浅見さんが試して分かっているので<参照>、楽しみです。
少し高い価格になると思いますが、売り出す予定です。
その節は、どうぞよろしくお願いいたします。

冬らしい一日


店の前にまだそのまま残っている風船かずらの実ザヤ
枯れて死んだ後もなお、新たな生命の種を護る役割を
果たしている姿に、感銘を受けずにはいられない私です。


 


一週間前、このまま春が来るのかと思わせるほど雪も消えかけていましたが、その後また寒さがやって来て雪も降って、そして昨日から今日にかけては大荒れ模様でした。
何と言ってもまだ2月ですから、この時期に雪が消えて土が顔を出すようだと、その後の寒さで植物が痛めつけられることになります。

小麦などは雪の下に護られて越冬していますから、雪は布団のような役割をしているのですね。
外気が真冬の氷点下の寒さでも、雪の下の地表面はちょうど0度前後に保たれて安定しているので、植物たちが冬眠するにはとても都合がいいのです。
太平洋側のむき出しの凍結した地表では、種以外は越冬出来ないものでも、雪国では十分暖かくなるまで雪に護られ、そして雪が融ければそれはそのまま必要な水の恵みとなって植物たちを潤します。
ですから雪国の春は、植物たちの勢いが違います。

雪国では、何かと言うと迷惑がられる雪ですが、本当はちゃんと役に立っていることを皆知っているので、今年のような雪の少なさには危機感を持っています。
地球温暖化の影響なんでしょうか。
近年の気候変動の大きさは・・・。
来週はまた気温が高くなるらしいですね。
もう少し冬将軍に頑張っていて欲しいと思っている私です。


    本日の食工房
今日は、寒い一日で雪も降っているし、果たしてご来店くださる方があるだろうかと思っていたら、午後少し遅い時間になって、福島から若いお友達が4人連れで押しかけて来てくれました。
そして、元気の素をいっぱい置いて行ってくれました。
ありがとう!


明日は、カフェクラブの集いです。
まだ若干名定員に余裕があります。
参加ご希望の方、これからでも間に合います。
お申し込みは、明日の朝でも大丈夫です。

午後2時より、終了随時。
参加費用は、お一人1000円です。

明日から、閉店時間が変わります。


 


すでにお知らせしておりますとおり、明日(2月20日)より、午後6時閉店とさせていただきます。
どうぞ、お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。

その分、パンの焼き上がり時刻を少しでも早めるよう、すでに取り組んでいます。
今日の現状でも、お昼には大方の品目が焼き上がりました。

今後は、お昼までに全ての品目が焼き上がるよう努力して行きますので、今までより早い時間にいらしてもお待たせすることはないと思います。

余談になりますが、食工房の場合、当日こねて当日焼くスケジュールにしていますので、どう頑張っても朝の焼き上がりは望めません。
今ある設備を活用して出来る範囲で、天然酵母仕込みではこれが精一杯というところですので、今後とも食工房流におつきあいいただきますようよろしくお願いいたします。

本日は、食パン、ロールパン、堅焼き黒パン、プンパニッケル、カネリプッラを焼きました。
明日は、マフィン4種類とスコーン2種類を焼きます。

皆さまのご来店、お待ちしております。

コーヒーブレイクな話題

ネットのニュースを見ていたら、このブログでも習刊・コーヒー通信」のネタ<参照>にもなった元「はっぴいえんど」の鈴木茂が大麻所持の容疑で逮捕されたとか。

「オレと同じ歳だったよな。いい歳して、今頃ガンジャ(大麻の葉)なんかで捕まんなよナ!」と思った次第。
私の世代の者なら、居るところに居れば、ガンジャ狂いが沢山居て、珍しくも何ともなかったのです。

とっくに卒業してて欲しかったナ。
はっきり言って、体にも頭にも悪いヨ!
習慣にならないなんてウソだし、スピリチュアルな用い方が出来てるヤツなんて、先ず滅多にお目にかかれるものじゃありません。

ちょっとお気の毒・・・。

でも、これでかえって知名度が上がったりして。
発売になったばかりの、HQCD が案外売れるんじゃないかな。

少なくともボクは、こんなことがあったからと言って「はっぴいえんど」を嫌いになったりはしないですね。

文旦ピール、出来ました。


コストは、自分たちの手間だけのようなものですから、
ふんだんに使用できます。それが決め手かも。



この色合いと透明感に、いつもうっとりしてしまう私です。


 


今年初めての文旦ピールが出来ました。
今年は、冷凍保存の他にレトルトパックで保存する方法も試してみようと、早速昨日の夜、シールをかけて袋ごとボイルしました。
これだと、常温でも十分一年間保存出来るので、冷凍庫の中が満杯にならずに済みます。
半分くらいはこの方法でやってみようかなと思っています。
そして、お楽しみのシロップも沢山出来ました。

食工房では、マフィンのスィートハートにこのシロップを使いますが、それ以外ではピールのみ使用して、シロップは残ってしまいます。
昨年から、それを小瓶につめて皆さまに差し上げています。
液体マーマレードと呼ぶのが一番お似合いかなと思える味と色合いをしています。
これからしばらくの間、パンを買った方、通販でご注文の方に、お一人一瓶差し上げます。

ちなみに文旦ピールを使っているメニューは、マフィンのスィートハート、ブラウニー、それからアプリコットケーキ、そしてシュトレンです。


   おしらせ
来る20日より、閉店時間を一時間早めて、午後6時閉店とさせていただきます。
すでに「パンだより」にて告知申し上げておりますが、お間違えのないようよろしくお願いいたします。


 「カフェクラブの集い」開催します。
来る22日(日)午後2時より、終了随時。
参加費用、お一人1000円
今回は、コーヒーの酸味について研究します。
酸味の心地良い銘柄、マイルドな味わいの真髄とは?いろいろ発見していただけると思います。


ご参加のお申し込み、受付中。

パンご飯・3


ボリュームがありそうに見えますが、
ベーコン2枚と卵2個を3人で分けました。
パンは、この他にもう2切れほど。



白菜も蕪も甘くて美味しかったです。
堅焼き黒パンの中のキャラウェイが
スープの味にいいアクセントを添えて
くれます。


 


昨日のブログに、冬将軍から「返事はこれだ!」とばかりに、今日は朝から一日雪でした。
何と言ってもまだ2月ですからね。
これで当たり前ですね。

実は、昨日から連れ合いが実家に出かけているので、娘二人と三人で留守番しています。

今日の夕食は、私の当番で先週に引き続いて「パンご飯」でした。
スープは、とにかく白菜があるので、豚肉と玉ねぎと白菜と、今日は蕪もあったので中身がたっぷりの煮物のようなスープになりました。
使い残った生クリームと牛乳も入れましたので、お味は申し分なし!
ジャガイモのフリッタとベーコンエッグも造りました。
どれもこれも油気の多い料理になりましたので、パンは堅焼き黒パンとプンパニッケルに何も付けずに出しました。

そして、冬場は新鮮な緑の野菜がないので、代わりに果物(文旦)とそれから食後少し時間をおいて、夏に乾燥させておいたミントをお茶にして飲みました。
栄養的にもいいバランスだったと思います。
満足な食事が摂れることは、本当にありがたく幸せという感じです。
ちょうど一週間の仕事が終わって、明日は定休日です。
満足、満足。


  本日の食工房

今日は今年初めての文旦ピールづくりをやりました。
昨日の下ごしらえの時点から、店内にはいい香りが立ち込めていました。
そして出来上がった後には、お楽しみのシロップが残っています。

今年も小瓶に詰めて、皆さまに差し上げます。
今日は10本余り出来ました。
パンをお買い上げの方に、お一人一本ずつ差し上げます。
後々まだ何度も造りますので、一旦無くなってもまたあります。
望みを捨てずにご来店ください。


食工房、今週のパン焼きは、木曜日・カネリプッラ、土曜日・クリングラです。
みのりのパンは、土曜日に焼きます。


このところ、慢性的にクッキーが品薄です。
とにかく能力的に限界に来ています。
スタッフを入れるかどうか、決意を促されているような気がしています。

このまま春が来るのかな?

この冬の雪の少なさはちょっと異常です。
何年か前にも、かなり雪が少ない冬がありましたけど、その比ではないような気がします。
気温そのものが高いので、まだ2月も半ばだというのに、木の芽起こしのような雨が降っています。

つい先日まで店の前に屋根から落ちて積もっていた雪は、とうとう消えて無くなってしまいました。
日当たりの良い場所では、早くも福寿草が咲き始めています。
どうも今年はこのまま春に向かっていくのかなと思えます。
でもそうなると、例年ならまだまだ寒さの厳しい時期ですから、突然の寒の戻りが来た時にはダメージが大きいでしょうね。
植物たちがあまり慌てて芽を出さないように、気を揉んでいる私です。

そして一方では、今年の畑の計画も考え始めています。
おかげさまで、大根と白菜とジャガイモは、多分春になって傷みだすまでに食べ切れないくらいありますので、今年はそれ加えてサツマイモやネギその他何でも、挑戦してみようと思っています。
自家用の野菜なんてものは、面積にすれば本当にわずかで事足りるので、環境さえあるならやらないで置く手はありません。

素人百姓でも、一年間野菜を買わないで済ませることは、実現不可能ではないという気がしています。
いよいよ忙しくなることは目に見えていますが、それでもこの楽しみだけは譲れません。
今年は、お楽しみパッケージの中に、野菜を入れられるかも知れませんよ。
どうぞお楽しみに。



昨年夏、鍬を振るう私です。
全身から、「うれしい」を発して
いるのが分かりますか?

続・きびしい時代がやって来る

つい先日、会津ではよく知られた最先端ハイテク企業が、会社更生法適用を申請して倒産したと大騒ぎになっています。
聞くところによれば、昨年12月期は黒字だったとか。
それからわずか2ヶ月足らずの間に急激に経営が悪化して、資金が回らなくなったらしいですね。
このニュースに触れて思ったことですが、最近の産業と経済の構造というのは、砂上の楼閣と言うか、薄氷を踏んでいるような危なっかしさの上に成り立っているのですね。

この前は、薪ストーブに例えてみましたけど<参照>、それより石油ファンヒーターに例えた方が当たっていますね。
スイッチオンですぐに猛烈な火力で部屋を暖めますが、燃料が切れて火が消えたらもうその瞬間から寒々として来ます。
この例えの方が、より近頃の世相を反映していると思います。
つまり何をするにも即効性が重要視される、直ぐ使える人材、直ぐ結果が出るプラン、待つことも溜めることもなく欲しい結果だけを急ぎます。

して見ると、強大に見える資本の力も実は、一足飛びに目的地に行き来するために張った細いワイヤーに吊るされたゴンドラに乗っているようなものだとも思えます。
調子がいい時には、地上を荷を背負って歩いていることがいかにも馬鹿馬鹿しいことに見えるでしょうが、もし途中で目的地が変わってしまったら、もう何の役にも立ちません。
まあ、例え話はそのくらいにしておきましょう。

このニュースを知った時、真っ先に思い浮かんだのは、昨年秋の「国際交流フェスティバル」の時、食工房のブースの後ろでカレー屋さんをやっていた若いインド人の男性の顔でした。
今回のニュースに直接関係あるかどうか知りませんが、彼もまた日本に出稼ぎに来た外国人の一人でした。
日本人よりも安い給料で働いて、会社にとって貢献度が高くても、厳しい状況になれば遠慮なく首を切られるのは、間違いなく彼らです。

グローバリズムに乗っかって企業が多国籍化し、労働者も国境を越えて行き来するようになりましたが、例えば失業などのトラブルの救済などのことになると、しっかりと国境の壁が立ちはだかります。
国家の対応は、儲けには柔軟でも、損失にはとても辛辣になります。
でも、そこに人の生活の如何がかかっているのですから。

こんな状況に、片田舎で小さなパン屋をやっている親父が何が出来ると言うわけではありませんが、それでも自分の暮らし方や物事への望み方を見直すことで、何か少しでも役に立つことがありはしないか?そんなことを思っている私です。

輪ゴムが切れやすくなった!?

気がついたのはここ数年前のことですが、いつの頃からなんでしょうか、輪ゴムがやたらに切れやすくなったと感じます。

商売柄、輪ゴムは頻繁に使用します。
袋に入った使いかけの材料の口を閉じておく時など、たいてい輪ゴムで留めます。
それが、新品の輪ゴムなのに、一回使ってもう一度という時に、いかにもあっさりと切れてしまうことがあるのです。
それも一度や二度ではありません。
割としばしばなのです。

昔私が子どもの頃、ゴム鉄砲を作って遊んだ時など、これ以上引っ張れないところまで、何回引っ張ってもそんなに簡単に切れたりしませんでした。
何回かやっているうちに、一ヶ所か二ヶ所切れかけて来て、それでもしばらくしてからやっと切れたものです。
ですから輪ゴムは、再利用出来る貴重な資材として、入れ物を用意して大事に取って置きました。
それがどうでしょう。

近頃の輪ゴムは、大して強い力で引っ張ったわけでもないのに、いきなりプツンとカッターナイフで切断したような切れ口で切れてしまいます。
それから切れないまでも、すぐに伸びて弾力が無くなりますね。
昔からよく聞く、ちゃんとしたメーカー品ですよ・・・。

あまり気になるので、インターネットで何か情報がないかと探して見ましたが、昔よりずっと切れやすくなったという話しは、一つも出て来ませんでした。
昔も今も、輪ゴムは天然ゴムを原料に作られているらしいのですが、ゴムの質が変わったのでしょうか。
あるいは、何か添加剤のようなものが使われていたのを止めたか、別なものに替えたか、きっと理由があるに違いありません。

たかが輪ゴム一本、幾らするというほどのものではありませんが、あんまり切れやすいとごみが増えて・・・、それより縛ってあったはずのものが輪ゴムが切れてバラけてしまって、散乱したりすると困るのです。
逆にいつまでも切れない輪ゴムだと、作っている会社はつぶれてしまいますね。
バランスはあると思いますけど、それにしても・・・と思うのは私だけでしょうか。

沼ノ平、麦畑通信・1


2008年夏、収穫期を迎えたアオバ小麦


 



2008年11月、芽を出したばかりの麦畑


 



2008年11月、初雪を迎えた麦畑



沼ノ平にある有名な桜
この桜を眺める場所、場所に
麦畑が点在しています。
2008年春


写真撮影  岩橋高明さん 


 


先日、食工房のために小麦とライ麦を作付けしてくださっている方のところへ、お邪魔して来ました。
これからずっと折々に、麦の生長の様子や収穫の風景など、皆さまにお届けして行きたいと思います。
今日は、その第一回です。

今はまだ麦畑は雪の下で何にも見えませんが、昨年撮った写真を提供していただきましたので、早速お目にかけた次第です。

去年は小麦だけで、ライ麦は見られませんが、それはこの後のお楽しみと言うことで・・・。
沼ノ平地区は、山都町の中では比較的標高があり寒暖の差も大きい土地柄のため、作物は何を作っても美味しいものが出来ると言われるそうです。

実際に訪ねてみると、先ず山と谷の景色の美しさ、遠く会津若松を望む眺望の良さに目を奪われます。
そして、田畑が斜面に沿って階段状に広がっている様は、これまた美しいです。
そんなところで畑仕事をするのは、とても気持ちのいい時間だそうです。
美味しいものが出来るわけが分かるような気がします。

これから先4月頃になると、雪が消えるのを待ちかねたように、一斉に緑が芽吹いて来ます。
その頃には、冬を越した小麦もライ麦も勢い良く丈を伸ばし始めるはずです。
夏の収穫がとても楽しみです。

これでライ麦が採れると、プンパニッケルは100%沼ノ平産の原材料で製造することになります。
本当に素晴らしいことです。
この後の麦畑通信を、どうぞお楽しみに。