食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

春うらら



道路沿いの土手に、今年もらっぱ水仙が咲きました。
年々、少しずつ株が増えています。


今日は、昨日にも増して暖かい一日でした。
うららかな晴天に誘われるように、午前中から閉店間際まで三々五々お客さまが見えました。
お天気の影響って、やっぱりありますね。
うちみたいに街中からずっと外れた場所は、尚更かも知れません。

このところ会津若松市方面は、駅カフェさんとさんでお求め下さる方が多くなっているようで、こちらまでお出かけくださる方が、若干少なくなったような気がしています。
それはそれで当然の成り行きですね。

それでも今日みたいな日には、遠方から思い立ってご来店くださる方がいらっしゃいます。
本当にこんな辺鄙な場所まで・・・、ありがたいことです。




今日はやっと、駅カフェのガラス窓のカットにピントが合いました。

それにしても、マニュアルフォーカスもファインダーもない
コンパクトデジカメの哀しさ・・・・。



それでまた今日は私は私で、午後から会津若松市内の玄さんと駅カフェさんに納品に出かけました。
寝不足でしかもポカポカ陽気で、車の運転が大変でしたが、駅カフェさんでアイスコーヒーを一杯いただいて、どうやら無事に帰って来ました。

明日はまた早朝からパン焼きです。
にも関わらず今夜は、「パンだより」の編集が追い込みです。
体調の管理に細心の注意を払いつつ、少しばかり無理をいたします。

明日はまた、皆さまのご来店お待ちいたしております。

「がんばっております。」と言うしか・・・

大変ありがたいことではあるのですが、製造が追いつきません。
特にクッキー類は、決定的に手が足りません。
今日も一日仕事をしていて分かりましたが、本当にいろいろな部分部分に手間をかけているのです。
まあ、それだからこそ他の業者が真似出来ないところにいられるのですが、最近あまりにも品切れが多くて自分でもほとほと参っています。

ここに来てやっと、他のパン屋さんがクッキー類を手がけないわけが分かりました。
パンがちゃんと売れていれば、クッキーなどに手間ひまかけていられないのですね。
悔しい話ですが、今までうちはパンだけじゃ経営が成り立たなかったのです。
それがこのところ、スコーンやパンが少しまともに売れるようになったおかげで、手間のかかるクッキー造りにしわ寄せが行ってしまったわけです。

同じ時間を使うなら、少しでも売り上げにつながるものを採らざるを得ないのが今の状況・・・。
そして商売というのは、ある程度の規模にならないと回っていかないですから、いよいよスタッフを雇う決断をしなくてはならないのかと、自分自身に覚悟を迫っています。
何しろ、電気代だけで一ヶ月5万円を下らないコストですから・・・。

そういうわけで、まだいつからと決めてはいませんが、スタッフを募集したいと思います。
どういう内容の仕事で、どんな待遇で、何人くらい・・・?
人を雇った経験のない私には、皆目見当が付きません。
もしどなたか、食工房で働いてみたい、パンや焼き菓子の仕事を覚えたいという方がいらっしゃるなら、先に声をかけていただいてもいいと思っています。
そこから具体的なことを考えるのも一つの方法かと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


本日の食工房
今日は、どろんこクッキー34袋とエルフの焼き菓子10本を焼いて、その後ミックスナッツを造りました。
食工房では、原材料として使う半加工品(例えばミックスナッツや文旦ピール)も全て自家製しています。
とにかく製品のグレードを上げるために、出来ることは全部やるというのが食工房のスタンスです。




どろんこクッキー ・ エルフの焼き菓子


ミックスナッッを造っているところ




パンこね機を使って砕いたナッツをミックスしています。
その後、小分けして脱酸素包装しておき、必要に応じて
出して来て使います。だいたい二ヶ月に一回くらい造ります。

べこの乳メニュー、ブレイク!



 


会津の食の幸、「会津中央乳業」の低温殺菌牛乳「会津のべこの乳」を原材料にとり入れるようになって、かれこれ4年ほどになります。
最初はプレーンスコーンだけでしたが、その後カネリプッラ(シナモンロール)、クリングラ、そしてバタービスケット、只今4品目が水分の代わりにこのべこの乳を使っています。

おかげさまで最近スコーンを筆頭に評判は上々で、このところ製造量が飛躍的に増えてブレイク状態です。
他のメニューの製造が滞るようになって来ました。
毎週金曜日は、もうほとんどスコーン焼きの日になりつつあります。
やはり原材料の良さが効いているのだと思います。


明日は、同じくべこの乳だけで練った生地を使って、カネリプッラを焼きます。
あの「かもめ食堂」のシナモンロールです。
シナモンに、フィンランドで好んで使われるカルダモンをブレンドしていますので、香りがとてもいいのです。
まだ召し上がったことのない方、ぜひぜひ一度お試しを!


これだけお世話になっている「会津のべこの乳」です。
今度酪農家さんや乳業プラントなどを取材見学させていただこうと考えています。
またその時は、皆さまにもご報告したいと思っています。

お役立ちリンク、まとめてみました。

今日は、パン焼きで忙しかったので、ちょっと手抜きネタで申し訳ありませんが、過去記事の中で後々もお役に立つ記事をノートしてみました。

その1
スコーンの焼き戻し方 <参照>
スコーンだけでなく、マフィンやロールパンにも応用出来ます。


その2
おいしいコーヒーのいれ方・総集編 <参照>
コーヒーのいれ方に関する複数の記事へのリンク集になっています。


その3
文旦ピールのつくり方 <参照>
下ごしらえから仕上がりまで、食工房のノウハウの一端をご紹介しています。


今日はとりあえずこんなところで・・・。

いずれ、食工房のホームページ上にライブラリーのページを作りたいと考えています。
それまでの間、こんな形で皆さまのお役に立てれば幸いです。

あぐりカフェ・完売御礼

本日は予定通り、会津若松市内にて「あぐりカフェ」イベントに出店いたしました。

早朝は雪が降っており天候が危ぶまれましたが、日中は日も差して来るお天気に恵まれ、先ずは上々の人出でした。
食工房にも大勢の方がご来店くださいました。

おかげさまで、午前中には大方の品物が売れてしまい、お昼を少し過ぎた時点でパンと焼き菓子は完売となりました。
この場を借りまして、ご来店くださいました皆々さまに厚く御礼申し上げます。

さて今回は、私にとっては初めての経験で、外からスタッフを登用しました。
ささやかな謝礼しか出せませんでしたが、皆さんとても一生懸命努めてくださって、スタッフがいることでこれほど助けられるとは、正直今まで知りませんでした。

これからの食工房の展開を考える時、どうしても避けて通れない課題として、スタッフを雇用することが求められる時期に差しかかっていることを、今回の経験で改めて勉強させてもらったと思っています。
果たして、正当にお給料を支払ってスタッフを登用出来る事業に成長出来るかどうか、自分の力量も含めていろいろなことが問われていると自覚する私です。

また今回は、初めてご来店くださった方でも、すでに食工房をご存知の方が何人かいらして、食工房の知名度が決して小さくないことを知らされました。
こうなると、しっかりと責任感を自覚してなおのこと良い仕事を心がけなくてはと、緊張感が高まる私でした。

そんなこんなで大変中身の濃い一日を過ごして、家に戻った途端しばらく放心状態になりましたが、すぐにまた気を取り直して洗い物と後片付けに精を出すことが出来たのは、きっとスタッフの方々といいエネルギーの交換が出来ていたからだろうと納得しました。


ところで、このイベントをご来場くださったお客様方はどんな印象でご覧になったのか、後日、「あぐりカフェ」を取り上げたブログ記事などを検索してみようかと思っています。
また関係者を集めて反省会などがあれば、ぜひ参加して今後の参考にもしたいと、意欲満々の私です。

さてさて、またしても写真を撮ることが出来ませんでした。
せめて、スタッフの方々と記念写真の一枚くらい撮っておきたかったなぁと、ちょっと悔やまれます。
この次はきっと・・・。

パタポンのラベルが新しくなりました。



小麦粉に、炒り玄米粉と黒焼きライ麦粉を混ぜて、うすくうすく延して丸く型抜きして、香ばしく焼き上げたパタポン。

名前の由来は、型抜きした丸い生地をパタッとひっくり返して、ポンと天板の上に並べるところから思いついただけですが、その時ちょうど絵本で有名な「マリーちゃんとひつじのパタポン」のお話が頭にあったものですから、何の脈絡もなく絵本の絵を真似して描いたものをラベルに使っていたのです。

でも、「いくら何でもパクリだよね・・・」「絵描きとしては、やっぱりイヤだなァ・・・」と、連れ合いはずっと悩んでいたのです。
そしてやっとアイディアが湧いて、可愛いラベルの絵を描きました。

食工房は何と言っても、我が連れ合いの描くイラストのおかげで、皆さんに覚えていただいている部分が少なからずありますから、今度のラベルもとてもよく出来たなァとうれしい私です。



中身はもちろん、ラベル共々「パタポン」をよろしくお願いいたします。
なお、パタポンについては<こちら>もご覧ください。


それにしても・・・。
クッキーの製造が、全く追いつきません。

今、一週間の内に、二品目か三品目造るのがやっとです。
そして、出来た側から売切れてしまうので、棚はいつもガラガラです。
正直、効率の悪い仕事なので、クッキー造りを優先するわけには行かないのです。
申し訳ありませんが、当分、出来た分だけでご勘弁いただきたいと思っています。

食糧価格が値下げ傾向だとか・・・



沼ノ平産小麦全粒粉配合で、
このところ人気上昇中の「飯豊山食パン」


この4月から、輸入小麦の払い下げ価格が14%余りも値下げになると、少し前の新聞記事で知りました。
それを受けて製パン大手のヤマザキパンは、製品価格の値下げを検討せざるを得ないだろうとコメントしています。

つい一年前、穀物市場の高騰で小麦価格がガンガン上がって、パンの値段も上がったのがまだ記憶に新しいというのに、一体何があったのでしょう?
昨年の高騰の原因が、多分に投機的要因によるものであることは明らかですが、今度の値下がりは逆に投機筋が手を引いたということなのでしょうか。
人の命に関わる食糧や燃料は、投機の対象にしてはならないという申し合わせがどうして出来ないのか、この不条理を私は到底容認出来ません。

それはさておき、今、食料品の価格はどんどん下がっています。
景気が悪くなって、あらゆる市場でモノが売れない傾向が定着してしまった感があり、消費者は毎日の食料品でさえ買い控えているからです。
と言うより、今まで無駄にしていた部分を見直しているだけなのではないでしょうか。
むしろ正常な消費行動になって来たということなのかも知れません。

商売する側からすれば、次々買ってもらわないことにはお金が回りませんから、これからはとても難しい時代に入って行くのだろうと私は思っています。
実際のところ、製造者も販売者も体力勝負の持久戦に入ったと言われています。


ところでこんな状況下でも、食工房の原材料仕入れ価格を見る限り、この一年間値下がりしたものは一つもありません。
そして今回の輸入小麦の価格引下げも、国産小麦の価格には全く影響がないと思えます。
そうなると、世の中に広く売られているパンに比べて、食工房のパンの高価格が際立つことになるかも知れません。

しかしこれは私の予感ですが、これからはモノの値段は、「質」によって何段階にも格差が生じ、例えば一斤100円の食パンと1000円の食パンが、さほど不思議なことでもなく当たり前に売られるようになるのではないかと思っています。
質の高いものは価格も高いのは当然ですが、それでは買える人も限られることになり、それは私にとっては胸が痛むことです。
どのあたりでバランスを取るのか・・・、持続再生産可能なラインと言うなら、まだまだもっと高くしなければ引き合わないというのが現実です。

本当は、これだけ収入の格差を是認するのなら、モノの値段は裕福な人には高く貧乏な人には安くあるべきだと、これは私の個人的な見解ですが、それにしても今の世の中は不条理に満ちていると、憤慨に堪えない私です。

第2回 アグリカフェ のご案内

      


それぞれの画像をクリックすると拡大表示します。


イベントの告知が多くなっております。
春がやって来た証拠かと、やはり気持ちが高揚して来ます。

さて、昨年11月に始めて開催され、大好評をいただきました「アグリカフェ」の第2回目が開催されます。
今回も多数の出店と盛り沢山な企画が予定されています。
今回は会場を野口英世青春広場に移しての開催となります。
食工房も、また出店いたします。
詳しいことは、画面上のチラシをクリックしていただくと、拡大表示にてご覧いただけます。

それで早速で恐縮ですが、食工房よりご案内とおわびです。


まず一点、予定していましたオリジナルスパイスのカリー&ライスは、保健所の許可の関係で今回は出すことが出来ません。
残念ですが、また別な機会を待ちたいと思っています。


準備の手が空いた分、パンや焼き菓子に集中していろいろ揃えますので、どうぞよろしくお願いいたします。
コーヒーはもちろん出しますし、「会津のべこの乳」を使ったコーヒーメニューも考えています。
またスパイシーマサラチャイも出す予定です。
どうぞお楽しみにお出でください。


今日は、先日すでにご案内いたしました「沼ノ平の福寿草まつり」にお出かけになる前後に、食工房にお立ち寄りいただいた方が何組かいらっしゃいました。

こうして地域のイベントの恩恵を受けられるというのは、考えてみると大変ありがたいことです。
いつかチャンスが廻って来ることがあったら、我が集落でも何か出来たらいいのにと思います。

この地で5年頑張ってやっと、これからが始まりだという実感です。
どうぞ今後とも食工房をよろしくお願いいたします。

荒れ模様の一日、ご来店御礼!

季節が行きつ戻りつしているようですね。
今日は朝から荒れ模様で、午後からは気温が下がって雪になりました。
畑も田んぼもすっかり雪が消えたと思ったところへ、少しですけどまた雪が被って束の間の雪景色です。

こんなお天気では・・・と思っていましたら、案外次々とご来店くださる方があり、うれしい気持ちでポイント2倍差し上げました。
それから、文旦ピールシロップも一瓶。
皆さんに喜んでいただきました。


話は変わりますが、食工房のメニュー一覧表が長いこと更新されないままになっていてご迷惑かけましたこと、この場を借りてお詫び申し上げます。
つい先日更新して、ホームページ上に公開いたしました。
あとまだ、コーヒーパンフレットも古いままになっていて、新しいブレンドがノートされていません。
こちらも早いうちに更新いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。


おかげさまで、高知から帰って早々からずっと忙しく、ブログがまた写真なしが多くなってしまって、こちらとしてもさみしい感じがしています。
やっぱりちょっとでも余裕というものは必要だし欲しいですね。


新しくこのブログをご覧になり始めた方、よろしかったら一年前、二年前の記事を少しずつでもご覧いただければ幸いです。


そうそう!あと一つ、高知に行っている間に予想通り10万ヒットを達成いたしました。
まだ、どなたからもお申し出がありませんので、キリ番プレゼントは宙に浮いたままです。
当分保留にしておきます。

やるしかない!の木曜日

再開一日目の木曜日、特に不手際はなかったのですが、それでも妙に時間を食ってしまいました。
いつもよりちょっと仕事量が多いと言えば多かったかも・・・。

それにしても、酵母菌は偉かったですね。
全く裏切ることなく、今日も上々の醗酵状態でした。
飯豊山食パンも気持ち良く膨らんで、先ずは一安心です。

いつも木曜日は、一週間のうちで一番テンションの高い日で、どうにかするとこの日一日で一週間分の仕事をしたようにドドッと疲れが出て、これから一週間持つだろうかと危ぶむことがあります。
そんな時は、とにかく「やるしかない!」と自分自身に言い聞かせることにしています。
いくらパンの出来が良くて気分が良くても、緊張感の持続はそれなりに疲れますから、大切なのは、それに耐えるだけの気力体力を充実させておくことですね。

私にとっても、家族にとっても、この帰郷の一週間の非日常は、良い効果があったと思います。
明日は、また大量のスコーン焼きに挑戦です。



    「沼ノ平の小麦麺」


先日、製麺屋さんから出来上がって来た「沼ノ平の小麦麺」です。
要するにうどんですが、原材料の沼ノ平産アオバ小麦は製麺適性が最高というわけではないので、ここは敢えて「沼ノ平の小麦麺」と名付けることにしました。
原材料の小麦は、農薬を使わず有機肥料だけで収穫されたものです。
いわゆる有機認証は取得していません。 ただし、その事実に間違いはありません。

試食用限定品として、営業利益なし実費価格500g入り1袋、500円で頒布いたします。
ご希望の方は、店頭にてお申し出ください。
遠方の方には、送料を負担していただければお送りいたします。
あまり数がありませんので、召し上がってみたい方はどうぞお早めに。