月別アーカイブ: 2013年7月

あなたは、投票に行きましたか?

参議院議員選挙が終わりましたね。
これから、今夜中には大勢が判明するわけです。
それは、この国がこれからどこに向かうのか、それが決まることだと言っても過言ではありません。

今日あなたは、投票に行きましたか。
またしても投票率の低下が報道されています。
50%は、とても厳しい・・・と。

棄権も一つの意思表示には違いありません。
ただしそれは、「選挙の結果多数を占めた勢力に、白紙委任します。」と言うことと同じです。
ただでさえ少ない有効投票数の中で多数を占めても、それが全有権者の中の多数の支持と同じではないことは、今さら言うまでもないことです。

しかし、当選した人たちは、自分たちは国民の信頼を得て議員に選ばれたのであり、国民の代弁者であり、自分たちの決議は即ち国民の意思でもあると、胸を張ることでしょう。

これでどこかの政党の思惑通りねじれの解消が実現すれば、今後は政治の決定に対する市民の反対運動など、益々以て空しいものとなってしまいます。

どのような結果が出るにしろ、即ち私たちはそのような道を歩んで来た、それを自覚し覚悟を決めるしかありません。

若い頃、政治に無関心であったことへの後悔と自責の念を込めつつ。

豪雨のあと・・・

一昨日の豪雨の被害の様子が、伝わって来ています。
どうやら上流域では大変なことになっているようです。

自分で見に行ってきたわけではありませんので、詳しいことは分かりませんが、一ノ木集落から上流に向かって藤巻方面も川入方面も通行不能、山形県側からトンネルを抜けてこちらに来るルートである川入線は、復旧に一年はかかるとのことです。

うーーむ、何をか言わん・・・ですね。

飯豊山登山のメインルートである山都町からは入れない、ということになりました。
飯豊山、怒らせちゃったのかな・・・。

さてさて、何の脈絡もありませんが、明日は選挙ですね。
明日が、亡国記念日にならないよう、しっかり選挙いたしましょう。

私はその前に、早朝5時から道路の草刈り人足です。
連日早起きなので、早々に寝ることといたします。

ではでは。

雨、上がる

飯豊の空の下から・・・

雨上がり、まだ雲の切れない山頂の上空には秋の雲が・・・。
でも、夏はまだこれからです。
※画像クリックで、拡大表示します。


一昨日から昨日にかけての雨は、よほど凄かったのですね。
ニュースになっていたとは知りませんでした。
被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。

今日は、朝のうちこそ小雨でしたが、その後上がって日が差しました。
午後配達に出た折、昨日の雨は大丈夫だったか?と、行く先々で尋ねられました。

幸い我が家は高台の上なので、水害に遭うことは先ずありません。
尚且つ、後ろに急斜面の山もありませんので、山崩れの心配もありません。
皆さまに、余計な心配をかけずに済みますと、ご説明申し上げた次第。

帰り道、まだ雲の切れない飯豊山と上空の雲の様子が何だか心を揺さぶりましたので、また写真の虫が騒いで道草していました。
飯豊山は、どんな時でも感動的な姿を見せてくれますね。

さて明後日の日曜日は、恒例の百姓市です。
もちろん開催です。
付近の交通も支障ありませんので、どうぞ安心してお出かけください。
皆さまのご来店、生産者一同、心よりお待ちしております。

その前に、選挙もお忘れなく。

百姓市

国道459号線を山都駅方面から来ると、相川郵便局前を過ぎてすぐ、この看板が見えて来ます。


百姓市

100m先の看板から間もなく、こんな感じでやってます。
前方に、藤沢橋の欄干が見えています。


百姓市

国道459号線を喜多方市内見頃方面から、あるいは山形県側から一ノ木を経由で、藤沢橋を渡るとすぐです。

大雨

大雨

直径60cmはありそうな、大きな杉の木が引っかかっていました。

昨日は、穏やかな気持ちで床に就きましたが、その後大雨が降り出したようでした。
滝が落ちるような激しい雨音を聞きながらも、結局眠気には勝てず、ぐっすりと朝まで眠りました。

いつものようにパン生地を仕込んで、その後のしばしの空き時間、雨が止んでいましたので、毎朝の恒例になったジョギングをしに外に出ました。
そして川が見える所まで来た時、水量の只ならぬことに気が付きました。

後で聞いて分かったことですが、上流の集落では床下浸水のお家があったそうで、道路の決壊や橋の流失などもあり、二か所の集落に出入りが出来ない状態になっているとのこと。
その後も断続的に雨は降り続きました。

食工房では、パンを焼いていた午前中に雷によるものと思われる停電があり一瞬焦りましたが、短時間で復旧しましたので大きな支障はありませんでした。

夕方までにまた少し水量が増えたようで、こんなこともあるのだと、写真を撮りました。

それにしても思い出すのは、山暮らしの時のこと。

今回のような大雨の時は、もう必ずと言って良いくらい山道が流失して出入り不能になりました。
それが分かっているので、大雨の予報が出ている時は、車を林道の出口まで出して置くようにしていました。
帰り道はカッパを着て、シャベルで要所、要所に水切りのための溝を掘りながら歩きました。

そして大雨の後は、家に待機させた別のもう一台の車に、チェーンソーとナタ、シャベルにワイヤー、土嚢袋などを積み込んで、道路の点検に出かけます。
倒木があれば切って片付け、決壊した個所は土嚢を作って埋め戻し、崩れかかった土砂を取り除き、水が流れて出来た溝を埋め戻しながら、林道の出口まで4km。

もし自分たちの手に負えない大きな障害箇所があった時は、そこから歩いて出口まで。
それから地域の区長さんに報告し、復旧工事をお願いするのです。

こんなことを14年間。
大雨の度に、これはもうちょっとしたイベントでした。

それを思うと、今住んでいるそこらの道路も橋も良く出来ています。
立派なものです。

毎日何気なく通る道路。
本当は、すごいことなんですよ!これは。

でも、想定を超える災害もあるということは、私たちもその実例を目の当たりにしたばかりですね。
自然との付き合いは、本当の意味で賢くなければ出来ないと思うことしきりです。

雨と寒さもまた・・・

今日は、梅雨寒と言えばよいのでしょうか、あるいはひょっとして夏はもう終わり?と思わせるような、肌寒い一日です。
暑いとすぐに水分補給したくなりますが、今日は何も欲しくなりません。

6月の晴天続きだった頃は、今年も少雨と猛暑の夏!を覚悟しましたが、今日あたりのお天気は何だか様子が違うぞ・・・ってな感じです。
これでは毎年毎年、振り回されてしまいます。
と言うか、いつでも柔軟に対応出来るしなやかさが必要ですね。

でも雨のおかげで、畑は順調です。
晴れればまたぐんと気温が上がるでしょうし、その繰り返しが植物には一番うれしいのではないかと思います。

人間もまた、自然の計らいに添って生きているのが一番!って言うか、それしかないのでは・・・。

それでまた思い立って、夕方、傘をさして散歩に出て見ました。
こんな日は、紫陽花がきれいなんですね。
カメラを持って行かなかったのが、ちょっと悔やまれるくらいに・・・。

そして暗くなり始めた今、ヒグラシの声が聞こえてきます。
どうやら雨が止んでいるらしい・・・。

明日はまた忙しい一日。

しばしのんびり出来るこの瞬間が、ことさらに幸せと感じる私です。

ふと、ナナオの詩を聴いてみたくなりました。

<ラブレター>

えすぺり

えすぺり

お店の外壁に描かれたロゴマークとイラスト
ライトアップも出来るようになっている!


えすぺり

正面入り口
緑の壁面はチョークボードになっていて、今、素敵な詩が書かれています。


えすぺり

素敵なカフェコーナーもあります。
壁の塗装は、ご自分たちでされたそうです。


えすぺり

木製の美しい商品棚に、新鮮な野菜がいっぱい
パンにお菓子、おにぎりなどなど。


えすぺり

この空間は、商品棚を移動すると、小ホールとして使えるようになっています。
厨房もあり、コーヒー、ソフトクリームなどのメニューがあります。


今日は、所用で郡山から中通り方面まで出かけていました。
で、今日の所用の本命ではなかったのですが、出来たばかりの知人のお店を訪ねて来ましたので、ご紹介とご案内を申し上げます。

船引町(現在、田村市)にお住まいで、有機農家で、そして人形劇団を主宰している大河原さん、と言えば福島県内のみならずご存知の方がいらっしゃるはず。
私が阿武隈山中にて山暮らしの最中からの知り合いでもあります。

その大河原さんが、自前の直売店を開店したのです。
実はかく言う私、そのことはつい最近になるまで知りませんでした。
大河原さんの方から、わざわざ会津まで、この食工房までお出でくださって、そのことをお伝えいただきました。
そしてありがたいことに、食工房の製品もお取り扱い商品の一つに、とのお申し出。

それでちょうど一週間前にも、打ち合わせのために開店前のお店にお邪魔していたのです。
今日は、開店4日目のそのお店「えすぺり」に、再びお邪魔して来ました。
実は、食工房の品物は、いろいろこちらの都合もあって、まだ納品申し上げておりませんが、追々入れさせていただく予定です。

それはそれとして、農業をしながら常設の直売店を自前で維持するというのは、どれほど大変なことか、農家あるいは自営業の方なら語らずともお分かりになると思います。
それだけに、そこにかける大河原さんの想いや覚悟のほどは如何ばかりかと、尊敬の念を抱かざるを得ません。

ぜひとも成功して欲しい!

会津からは遠いけれど、時々は駆けつけて、お手伝いがしたいと思う私です。
だって、「えすぺり」の未来は、即ち福島の未来だと思いますから。
私たちの「百姓市」も常設店だったら・・・と、そういう話はいつもしていますから。

お近くの方、またこの方面にお出かけの方、ぜひ「えすぺり」にお立ち寄りください。

えすぺり 地理のご案内


より大きな地図で えすぺり を表示


三春直売所13日開店 風評被害に苦しむ農家支援

「福島民友」記事より

田村地方の農家が生産した無農薬野菜や加工品などを取り扱う直売所「えすぺり」は13日、三春町桜ケ丘にオープンする。
風評被害などに苦しむ農家の支援が目的で、経営する田村市船引町の壱から屋社長の大河原多津子さん(58)は「農家や消費者、みんながつながりを深める場にしていきたい」と意気込んでいる。
店には同地方の生産者25人と、加工品製造15業者が野菜や加工品を出品する。
11日はプレオープンとして関係者らを招いた野菜販売などを行った。
店内には収穫したてのトマトやレタス、キュウリなど旬の野菜が並び、大勢の来場者を迎えた。
出品する生産者の多くは、三春町の生産者団体・大空会の会員。
同会は長年同町で直売所を営み、新鮮な野菜を販売してきたが、震災と原発事故の影響で一時休業、再開後も売り上げが半分にまで減少した。
有機農業で野菜などを生産してきた大河原さんも会員の一人。震災後は取引が3分の1まで減少し「農家の支援のため、農産物を販売できる店を開きたい」と夫の伸さん(57)と相談、開店を決断した。
資金繰りは大変だったが、知人や親類の協力も得て、国道288号バイパス沿いの好条件の土地を知人から借りた。
店名は「希望する」という意味のエスペラント語から名付け「ここから希望が生まれる」との願いを込めた。

ご来店感謝の一日

海の日の今日、連休最後の日でしたが、遠方からのお客さまが普段よりも多く見えました。
開通したばかりのトンネルを通って、山形県側からも一組いらっしゃいました。
福島からも、郡山からも、それから私はちょうど席を外していましたが、会津若松市から自転車でいらした方も・・・。
本当にありがたいことです。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

遠方よりわざわざ来ていただく価値のある店であるよう、そして買っていただけるパンであるよう、ますます努力を惜しまない所存です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて明日は、私の方が商談所用を兼ねて遠方まで出かけます。
明日のブログで、幾つかご報告出来ると思います。

畑ではかぼちゃの実が付いて、大きくなり始めました。
いよいよかぼちゃあんぱんが視野に入って来ました。
楽しみです。

来週は、選挙ですね。

百姓市

本日も、ご来店ありがとうございました。


今日は日曜日。
恒例の百姓市に出店していました。
少なからぬお客さまにご来店いただき、まことにありがとうございました。

もちろん来週も、百姓市はいつも通り開催です。
そして言うまでもなく、参議院議員の選挙の日なのですね。
プラス、当集落では、道路の草刈り人足も予定されています。

さて、選挙について一言。
多くの方が、「今回の選挙では、選びたい政党も候補者もいない。」と仰います。
実は私も・・・です。

しかし、無関心ではいられません。
自民党圧勝と、まことしやかに語られている通りになれば、何が一気に進み、その結果世の中がどうなるか、まあ大体は誰が考えても分かること。

今の日本は、何も決まらない進まない方がいい。
混沌の中で悩んでいればいい、と私は思っています。
そのためには、反対勢力が一定数必要です。

どこの党だっていい、誰だっていい、明確に自民党の独裁に歯止めをかけてくれるなら。
別にそこに政権を担当してもらいたいと思うわけでなくても。
このどうしようもない破滅へのプロセスを、少しでも防御する力になるなら。

心ある方々よ!
それが投票の際の唯一の選択肢ですぞ!
棄権は、絶対にいけません!


おすすめブログ

http://toriiyoshiki.blogspot.jp/2013/07/blog-post_13.html
http://karakara.office-segawa.net/

百姓市は、雨天決行です。

百姓市
雨が降っています。
激しい降りです。
ちょうど東北南部あたりに梅雨前線です。
明日も、雨の予報なんですね。

でも、百姓市は、雨が降っても風が吹いても休みません。
必ず店を出しておりますので、どうぞご来店ください。

雨降りの日は、野菜の鮮度を保つには、かえって具合がいいのです。
雨に濡れずに休んでいただけるスペースもあります。

生産者一同、皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております。

※この看板を目印においでください。⇒

百姓市の地理のご案内


より大きな地図で 百姓市と食工房 を表示


食工房のホームページ、Closeupの画像を替えました。
ライ麦の穂の写真です。<こちら>

ライ麦・Ⅱ

ライ麦

この一枚を刈るのに、5人がかりで4時間くらいかかります。


ライ麦

背の高いライ麦の中に、人が隠れるようにして作業しています。
手前は、青田。


ライ麦

真後ろにお社をいただくありがたさ。


ライ麦

慣れない手つきで麦刈りをしているのは…?私です。
下を高く残すのには、わけがあります。
脱穀機にかける時、長すぎないようにとの配慮。


ライ麦

蔵の軒下に立てかけて乾燥させます。
軒が深いので、これで十分雨除けになります。


ライ麦

麦の穂・スピカ 美しい・・・。


今日は、午前中に焼き仕事を終わらせ、配達と後片付けをそれぞれ娘二人に頼んで、ライ麦の収穫に立ち会って来ました。

この前写真を撮りに行った時、まだ青みの残っていたライ麦は、今日はもうすっかり枯れ葉色になっていて、遠くから見ると銀色に光って見えていました。

このところのお天気が、降ったり晴れたりと目まぐるしく、今朝も雨が降っていて刈り取りは無理かも・・・と思っていましたが、その後急に晴れて乾いて来ましたので、思い切って収穫に踏み切ったとのことでした。

実が熟したら、ある程度の期間内に収穫しないと脱粒し始めますし、運悪く雨が続いたりすると穂発芽するリスクもあります。
今日はその意味で、まさにギリギリのタイミングだったと思います。

いつもなら、コンバインで刈取りから脱穀まで一気にやるのですが、水分含有量が多くて実が軟らかく、脱穀時に傷むことを懸念して、何と!手刈りで収穫してくださっていたのでした。
本当に、この農家さんの誠意には、いつも頭が下がりっ放しです。
刈り取って来たライ麦は、適量ずつ束にして蔵の軒下に立て、乾燥させてから脱穀するとのことでした。

先日の、あのまだ若々しい麦の穂も美しいのですが、今日見る枯れ葉色に熟し切った麦の穂に、また別な美しさを発見した私です。
小麦や大麦の穂もそれぞれいいなと思いますが、多分ライ麦の穂が一番見ていてきれいだと私は思います。

そんなわけで、今日は、刈り取ったライ麦を一束そのままいただいて来ました。
食工房の店先に飾っておきますので、ご来店の折にご覧ください。
日曜日には、百姓市の店頭にも持って行きます。