月別アーカイブ: 2015年4月

アクセスカウンターを撤去しました。

当ブログサイトのサイドバーに表示されていたアクセスカウンターが、数日前から消えたのにお気づきだと思います。
あのカウンターは、Wordpressに追加して機能させるプラグインと呼ばれるソフトだったのですが、導入の仕方がとても簡単で素人向きだったものですから、迷わずインストールして使っていました。

ところが使っていて、カウント数があまりに多いので、うちのブログってそんなに閲覧されているのかな・・・?と、実は疑う気持ちもあったのです。
Wordpressのダッシュボード(管理者用画面)でも簡易アクセス解析が使えるのですが、出て来る数字が桁が違うほどなので、それぞれ何を表示しているものなのか訳が分からないでいたのです。

こういう時、真偽を確かめるにはどうしたら良いか・・・。
この場合、信頼が置けると思われる解析ツールをもう一つ使って、三つを比べて見ることですね。

分かってはいたのですが、つい面倒でそのままになっていたのです。

それでつい最近、アクセス解析のことをいろいろ調べているうちに、WordpressのブログサイトをGoogleアナリテイクスで解析するやり方を解説している記事を見つけました。
そこで、最も信頼性が高いと言われる、このGoogleアナリテイクスでアクセス解析をして見ました。
そうしたら・・・、Wordpressに付いているアクセス解析ツールの結果とGoogleアナリテイクスの解析結果が、ほぼ一致しました。

やはり・・・、カウントの進み方が早過ぎると思ったのは、正しい感覚だったようです。
最近のこのブログの訪問者数は、実のところ1日あたり40~50人くらいです。
たまに100人を超えていることもありますが、まあこんな数字なら実感に合っています。

あのカウンターは、ユニークユーザーと言いながら、多分検索ロボットのアクセスもカウントしているのじゃないかと思います。
そうだとすると、あの数は納得が行く数です。

で、もう一度正確なカウンターを設置するか・・・と考えたのですが、今はまあどうでもいいかと言う心境なので、当分設置しないで置くことにします。

皆さまには、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

補助金活用と経営学

今、小規模企業持続化補助金の申請に挑戦しています。

売り上げ向上のために行う事業に対し、必要経費の2/3・最高限度額50万円までの金額が補助金として交付されます。

どちらかと言えば、補助金活用という考え方を潔しとしてこなかった私ですが、少し考えを変えたのには理由があります。
先ず一つは、法人税の減税で大企業優遇の方向が打ち出される中、一方で小規模企業基本法なる法律が制定されたこと。(実は、今まで知りませんでした。)
この法律により、我々小規模企業を営む者が、この先どのように処遇されるのか、この補助金を申請する過程で肌で感じ取れるのではないかと思ったこと。

次に、パン屋という商売をして来て、今までモノを造ることには全精力を傾けて来たものの、経営という部分に関しては、その場その場に全くの素人感覚で対応して来た事に対する反省です。
主力で働いてくれている娘たちに給料も渡せない現状が、いつまでも続くわけはありませんから。

今回、私が加入している商工会の主催で申請に関わるセミナーがあり、講習を受けて来ました。

講師は、経営コンサルタント会社の経営者で、今回の申請の審査委員長をされるという方でした。
たった一回のセミナーを受けた範囲ですが、私なりに感じたことを備忘録を兼ねてまとめておきたいと思います。

まず、小規模企業とは、従業員数5人以下(製造業は20人以下)の事業を言います。
個人企業も含まれます。
ちなみに、全企業のうち大企業は0.3%、残りの99.7%の中小企業のうちの90%が小規模企業です。

国は、私たち小規模企業をどのように処遇しようと考えているのか・・・。
ここにも厳しい競争を課すという考え方があるように思います。

この小規模企業持続化補助金は、申請する全ての事業者に採択されるわけではなく、必要性や実現可能性を審査して限られた数の事業者に交付される仕組みです。
全国385万の中小企業、中でもその9割(約350万)を占める小規模事業者に対して、募集枠は3万です。
全員が満額の50万円を交付されたとして150億円。
この金額が大きいのか小さいのか、私には分かりません。

で、講習の中では、経営学の話しに始まり申請書の書き方(合格するための勘所)という話も、当然出て来ました。
聞いていて思ったのは、こういう局面では、本業とはまた違う別な能力が求められるということでした。
そう・・・、人を説得する能力と言うか、訴求力と言うか、そういったものが必要とされる世界なのですね。
自分の事業が如何にその補助金を必要としているかという文脈を、ある意味作り出すわけですから。
いつも実直にコツコツと自分の仕事に打ち込んでいるだけの人には、なかなか入って行けない世界じゃないかと思えます。

そこでまた思ったことは、国は、例え小規模企業と言えど、しっかり利益を上げて納税する事業者のみが残ればいいと考えているのではないかということです。

では、脱落した経営者はどうなるのか・・・。
労働者として雇用されて働いてくれ、ということでしょう。
その時、企業側にとって安上がりで都合の良い、非正規雇用という門が大きく開いていると・・・、このあたりは私の穿った見方かも知れませんが・・・。

いずれにしても、うかうかしてはいられない時代になったのだな・・・と、ため息が漏れる私です。
ところで、その補助金を使って食工房は何をしようと考えているのか、それはこの次またお話しすることにしましょう。

どうやら大丈夫

風邪が通り抜けて行くようです。
まだ少し体が本調子でないのが分かりますが、まず普通に動けます。

朝、いつもの体操をフルコース(45分間くらい)やりました。
これをやっている時に、体の状態がつかめます。
今日は、75%くらいのパワー・・・。

定休日で完全休養と思いましたが、何もしないでいるとかえって調子が悪くなりそうな気がしたので、家の中を片づけたりして細々と動いていました。
明日は、もう少し良くなると思います。

適度の運動とバランスのとれた食事、これが健康の一番の秘訣でしょう。
60数年生きて来て、自分のやり方が正解かどうか、大体は分かって来たように思います。

黒パンはいいですよ!
手前味噌ですが。

風邪が通過中

ここ数日、少し疲れやすい感じがするなと思っていました。
どうやら風邪を引いているようです。
周りにも、風邪が流行っているようですし・・・。

でも、日ごろの健康管理のおかげなのか、動けなくなるということがありません。
今日は、少し熱もあったみたいです。

それでも食欲も落ちないし、少し疲れやすいくらいで普通に動けます。
体力の底が上がっている感じで、寝込むことなく体は風邪をやり過ごしているみたいです。

食事を幾分少な目に、朝の体操とジョギングは軽い目に、適当に休憩を取りながら仕事を、今日はこんな感じで無理なく過ごせました。

明日も、まだ少し尾を引くと思いますが、回復して行くだろうと思えます。
明日また、ご報告に及びます。

ところで、食工房、明日と明後日は、定休日です。
お間違えのありませんように。


本日のおすすめは!?

日曜日に生憎のお天気

今日は日曜日で、多くの方が休日を過ごされたことでしょう。

福寿草まつりも開催中でしたが、雨模様の空の下では、お花は開いていなかったようです。
でも、お蕎麦がとてもおいしかったので良かった・・・と仰る方も少なくありません。
そのくらい、沼ノ平の蕎麦はおいしいと専らの評判です。

食工房にも、その帰り道だと仰るお客さまが数組、立ち寄って行かれました。

本日の食工房は、サワードゥビスケットを2種類焼いていました。
そう言えば、くるみびすけっととの粉チーズが焼けるにおいに、反応された方がいらっしゃいましたね。

製造者自ら申し上げては自画自賛になりますが、美味いのですョ!これが・・・。
駅カフェさんで、スコーンと並んで売れ筋ベストテンに入っています。

もう一つは、わらいごま。
こちらも、ごまをたっぷり入れてさらにごま油も入れて生地をこねていますので、焼き上がりはごまの香りが立ち込めます。

二つとも塩味なので、いわゆるスィーツではありません。
でも、甘いお菓子に負けない売れ行きです。

まだ召し上がったことのない方、ぜひ一度お試しくださいね。

くるみびすけっと

くるみびすけっと 10本入り 370円


わらいごま

わらいごま 100g 370円

南から強風の一日

今日の日中は、春の大風と言ったら良いような強風でした。
お天気は、晴れ時々曇り。
外に出てみて分かりましたが、暖かい南風でした。

朝見た時は雪に覆われていた畑が、午後には所々地面が見えていましたから、それはもうすごい勢いで雪が融けていたことになります。
うちの畑も、もうすぐ雪が消えてくれそうです。

そんな一日、風が強かったので穏やかなお天気ではありませんでしたが、ボチボチとご来店のお客さまがいらっしゃいました。
やはり、福寿草まつりのお帰りという方が大方でした。
いやはや、沼ノ平に足を向けて寝られませんね。

梅雨前線のように見えますね。

梅雨前線のように見えますね。
フィリピンでは、もう台風ですか!?

で、明日のお天気は・・・と天気図を見たところ、明日はお天気が崩れそうな気配なのですね。
まあでも、またすぐに回復して来るようです。
春はお天気の移り変わりが、本当に早いのですね。

晴れ間には、家の周りや畑でやることがいっぱい!
食工房の仕事もこなしながら、冬とは違った忙しさに追われる季節です。
なお明日も、皆さまのご来店、お待ちしております。

ご来店いただけない時は・・・

食工房のパンと焼き菓子は、会津若松市内の二店で販売をお願いしています。
一つは、「七日町駅カフェ」さんです。
もう一つは、会津大学前の自然食品店「玄」さん。

毎週金曜日の午後に納品していますので、金曜日の夕方か土曜日にお出でください。
なお納品数に限りがありますので、すぐに売り切れになることが多いです。
ご予約お取り置きのご注文を入れていただくと、確実にお求めいただけます。
ご連絡は、食工房でも販売先の各店でも、どちらでも結構です。

また会津坂下町、会津中央乳業さんのアイスクリーム直売店・アイス牧場さんでは、スコーンの販売をお願いしています。
各お店に関する情報は、食工房のホームページ“Shokuko Friends”のページをご覧ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

暖かい一日

今日は、暖かい晴天に恵まれ、最高気温は20℃を超えたようです。
こうなるともう上着は要りません。
暑いくらいです。
日中は、暖房も止めていました。

一方、パン生地もいい調子です。
食パンも形良く焼き上がりました。

店には、沼ノ平の福寿草まつりにお出でになられた方が、何組か立ち寄って行かれました。
お天気が良くて、近くでイベントが開催されていて・・・、こうした条件が整うとご来店のお客さまは必然的に増えるのですね。
皆さまが足を運んでくださる理由は複数あった方が良いことは、これでも良く分かります。

地方の辺境と言われる場所で商売していると、どんなに個性的でいい仕事をしていても、孤立してはとてもやって行けません。
地域の横のつながりに助けられると言うか、自分から地域に働きかけることも大切です。

沼ノ平の福寿草まつりは、地域の方々の努力で年々盛んになっていますが、一方でその維持継続にはご苦労も多いと聞き及んでいます。
こうして恩恵を受けている食工房としては、何かのお役にたちたいと気持ちだけはいっぱいですが、昨年大好評いただいたコーヒーサービスを、今年は実現出来ません。
力不足ですね。
人手も欲しいところですが、今は辛抱です。

でも、今日みたいに暖かい一日を過ごすと、少し気持ちが前向きますね。
ま、引き続きがんばります。
明日もご来店、お待ちしておりますよ!

十分予熱と十分予熱

一方が、十分(じゅうぶん)予熱、他方は、十分(じゅっぷん)予熱。

十分予熱したオーブントースターで・・・、と記述したところで、二通りの読み方があることに気がつきました。
そうです。 今月号の「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の記事の中の話です。

まあ十分(じゅっぷん)も予熱すれば、十分(じゅうぶん)過ぎるので、どちらでもいい?と言うわけには行きませんね。

そこは少し親切に、「じゅうぶんよねつ」と伝えたいなら「十分に予熱」と、「じゅっぷんよねつ」と伝えたいなら「十分間予熱」とすれば良いのですね。

そこで思い出したのが、ある過去記事でした。
近頃のオーブントースターは、過熱防止のためにサーモスタットが入っていて、十分に予熱すると間もなくスイッチが切れてしまいます。

十分間も予熱しようものなら、途中でスイッチが切れてしまいます。
どうにかならんか?この役立たず!といつも思います。

そこで、自己責任でサーモスタットを解除して使っています。

「ハイテクの世の中とユーザーの無知」というそのお話し、以下に再録しておきます。


ハイテクの世の中とユーザーの無知

最近、新しい道具や機械を見たり、実際に使ったりする度に思うことがあります。
それは、科学技術の進歩によってより便利で安全になったはずの道具や機械が、案外使い勝手が悪いことです。

例えば、ガスコンロの立ち消え防止機能。
感熱センサーの働きが、ちょっとしたことで鈍くなり、何度点火してもすぐ消えてしまうことがあります。
初めのうちは汚れを掃除すると直っていましたが、そのうちに汚れに関係なくいつまでも着火しななりました。
あまりの使い勝手の悪さにとうとう頭に来てしまい、持ち前の好奇心も手伝って、分解して安全装置の仕組みを確かめて見ました。

メーカーや機種によって仕組みは違っているかも知れませんが、うちのはリンナイ製の一番低価格の機種。
仕掛けはいたって簡単で、部品はサーモカップルと呼ばれる二つの異なる金属で作られた電気回路とバネと磁石だけです。
完全に解除することも出来たのですが、この時はバネを切り詰めて反発力を弱くすることで、上手く行きました。

こんなことをして、事故が起こったらそれこそ自己責任ですが、どの程度のことをすればどの程度危険なのか、理解出来ない時はもちろん手を出しません。

オーブントースターでも、似たようなことがありました。
過熱防止のためにサーモスタットが入っていて、続けて何回か焼いていると、三回目くらいで早くも安全装置が働いて、いい具合に焦げ目が入り始めたところで、プツンとヒーターが切れてしまいます。
待っているうちに冷めて自動的に復帰しますが、その頃にはパンが硬くなってしまっています。
ピザトーストの時なんか、ひどいもんです。

いくら安全でも、役に立たない道具じゃしょうがないでしょ!と言うわけで、こちらは中を開けて電線をつなぎ変えてサーモスタットを解除して使っています。
ちゃんと最後まで、その場を離れず見張っていればいいのですから。
それが出来ない状況では使わないことです。

とまあ、こんな例はハイテクというほどのものではありませんが、家庭で使う道具や機械には、得てしてユーザーの無知を予め想定しているかのような、過剰な安全配慮で機能性が損なわれているものが少なくありません。
あくまでも事故防止が最優先だと言われればそれまでですが、私などは、それでは何か今一つ釈然としません。

昔は、茅葺き屋根の家の中で火を焚いて生活していたのですから。
何と言ったら良いのか分りませんが、今の私たちは、生きることに対する緊張感がなくなってしまったということを思います。

新しい技術の成果に出合う度、背後にある危険について何も学ばず、知ろうともせず、ただ使い方を覚え便利さだけを受け取ろうという私たちの態度が、状況を悪くして行くのだと思います。

それが繰り返されているうちに、いつか私たちはとんでもない目に合いそうな、そんな予感が頭を離れない私です。